
新卒1年目から大手企業の人事業務を3年以上担当しているミヤッチです!



悩み
- そもそも就活の軸ってなに?
- 面接官はなぜ就活の軸を聞いてくるの?
- 就活の軸の決め方が分からないけどどうしよう?
- 面接で就活の軸を聞かれたときに答えられません、、
今回はこう言った疑問に答えます。
なお、本記事の内容は以下の通りです。
本記事の内容
- 就活の軸とは何かについて現役人事が解説!
- 企業側が必ず就活の軸を聞いてくる理由を解説!
- 就活の軸の決め方と面接で聞かれた時の例文を紹介!
この記事を書いている私は、新卒一年目から東証一部上場企業の人事担当者として、年間100人以上の学生と面談してきました。
その中で、学生から頻繁にくる質問が「就活の軸はどのようなものを考えれば良いか?」でした。
就活をしていると「就活の軸は本当に大切だからしっかり考えた方が良いよ!」と多方面から必ず聞くことになります。
実際、私も就活を始めたときに、一番初めにアドバイスをもらったのが「就活の軸はしっかり考えておくように!」でした。
しかし、私が人事担当者となって感じるのは「就活の軸は大切だが、最初から就活の軸を完璧に仕上げる必要はない」ということです。
是非、就活の軸について網羅的に知りたい方は、最後まで読んでみてください!
目次
スポンサーリンク
そもそも就活の軸とは?
「就活の軸」は、簡単に解説するとあなたの会社選びや仕事選びの基準を指します。
もう少し噛み砕いて解説すると、あなたが入社する上で譲れない条件とも言えます。
例えば、以下の内容も就活の軸と言えます。
就活の軸
仕事をする上で健康は大切なので、健康に寄り添った福利厚生のある会社で働きたい
上記を就活の軸にするのであれば、社員の健康を考えて、社内食堂や会社の中にジムがある企業に絞って受けてみるのも良いかもしれません。
このように、あなたが入社する上で絶対に譲れないと思う軸を持てば、どのような企業を受けるか見えてきます。
ただし、「年収1,000万円で週3日休み」など、企業に対する譲れない条件が多くなるのだけは避けてください。
必ず、譲れないポイントが満たされればやっていけると思う軸を見つけましょう!

企業側が就活の軸を聞いてくる理由とは?
ここでは、「就活の軸はなんとなく分かったけど、就活の軸を聞いてくる企業側の理由って何?」と言った疑問について解説していきます。
就活の軸を答えるにも、面接官の質問の意図を理解しておくことは大切なので確認必須です。
では、企業側が就活の軸を面接で質問してくる意図は以下の通りです。
ポイント
学生が求めるものを企業側が提供できるかの確認!
企業側としても学生から就活の軸を聞くことで、それが会社として提供できるかを確認しています。
もし、就活の軸を質問せずに学生と企業でミスマッチが起こってしまうと、企業は人件費を無駄にすることになります。
なので、企業側としては必ず就活の軸を確認して、学生の企業に対する適性をみています。
就活の軸の決め方を人事担当者が徹底解説!
ここからは、本記事で最も気になる方が多いであろう、以下の疑問について解説していきます。
悩み
- 就活の軸の決め方が分からないけどどうしよう?
就活の軸の決め方は最初は簡単でOKです!
まず、就活の軸を決める上で重要な考え方があるのでそちらを紹介します。
それは、就活の軸を考えるのに時間をかけすぎないことです。
なお、私の最初の頃の就活の軸は以下の通りです。
メモ
土日休みで社員同士が仲の良い企業
上記の就活の軸を考えた時間はたったの10分です。
正直、これは考えなさすぎですが、「就活の軸が全っく浮かばない」と悩むのであれば、行動しながら考えた方が早いです。
就活の軸は行動しながら考えるのが効率的です!
就活の軸は、深く考えるほど思い浮かばなくなるので、最初は行動しながら考えるのが効率的です。
私の場合は、就活の軸を簡単に決めた後は、以下の行動をおこなっていました。
- 就活アドバイザーにアドバイスを求める。
- 目指している業界で働いている人の意見を聞く。
- 少しでも興味あれば会社説明会に参加する。
- 会社四季報やネットで情報集取する。
就活の軸が思い浮かばないと悩むことは、それだけ就活の軸と向き合っている証拠です。
しかし、ただ考えるだけでなく行動してみることで見えてくることもあります。
なお、私が上記の行動の中でも一番やって良かったと思ったのは、プロの就活アドバイザーへの相談です。
就活アドバイザーは、何千人もの就活で悩む方を見ているので、その経験からあなたに適したアドバイスをおこなってくれます。
もちろん、就活の軸を一緒に考えてくれるだけでなく、「あなたに合った企業の紹介」や「面接やES対策」も親身になって相談に乗ってくれます。
なお、私は「キャリアチケット 」と「JobSpring」を学生時代に使用していました。
以下記事で解説していますが、現役人事となった今でも、私が就活生にオススメできる、数少ない就活エージェントサービスとなっています。
就活エージェントを探している方や就活を効率的に進めたい方は、参考にしてみてください。
就活の軸を面接で聞かれた時の例文2つを紹介!
ここまで読んでいただいたあなたであれば、就活の軸を決めていく上で、少しはイメージが掴めてきたのではないでしょうか?
ここでは、そのイメージをさらに具体的にするために、人事担当者として数々の就活の軸を聞いてきた経験を活かした例文を紹介していきます。
まずは、以下の23歳・男性の例文を考えていきます。

- シフト制ではなく土日休み希望!
- 若いうちから積極的に意見が言える職場環境希望!
- 毎日のルーティーンワークでない働き方を希望!
例文
私の就活の軸は、「若手も積極的に意見が言える職場環境」と「常に新たなことにチャレンジできる環境」を軸としています。
アルバイトでは、●●という飲食店で働かせていただいてるのですが、来店される方のデータを分析していると、ご年配の方が来店されることが多いことが分かり、「メニューの文字を大きくしてみては?」と店長に提案しました。ところが「忙しいからあとで」と意見が全く聞いてもらえないことがありました。なので、私は「若手も積極的に意見が言える職場環境」で働きたいと考えています。
また、自ら一つひとつの業務に対して考え、常に新たなことにチャレンジしたいと考えており、「常に新たなことにチャレンジできる環境」も就活の軸としております。
次に、以下の23歳・女性の例文を考えていきます。

- Webデザインに必要なプログラミングに関する知識を取得したい!
- 研修環境が充実しているところ!
- 将来何があってもいいスキルを身に付けたい!
メモ
私の就活の軸は、「Webデザインに必要なプログラミングに関する知識の取得ができる環境」と「研修環境が充実していること」を軸としています。
アルバイトでは、●●ホテルの受付をさせていただいてるのですが、それ以外にも会社のホームページの制作にも携わっています。
会社のホームページ制作では、自分自身がしたいことをWeb上で再現するためのプログラミングスキルがなく、「自分自身のスキルを磨く大切さ」を実感しました。
それらの理由から、自分自身がWeb上でしたいことを意見するだけでなく、それを表現できるスキルも身に付けたいと思い「Webデザインに必要なプログラミングに関する知識の取得できる環境」を軸としております。
なお、現在も独学で◯◯や◯◯などの技術を学んでおり、それらの知識をじっくりと学べる「研修環境が充実していること」も就活の軸としております。
今回は、架空の人物を想像して、例文を記載しましたが、イメージは掴めたでしょうか?
是非、参考にしてみてください。
就活の軸の決め方や面接での答え方のまとめ
今回は、就活生の以下の悩みについて解説してきました。
悩み
- そもそも就活の軸ってなに?
- 面接官はなぜ就活の軸を聞いてくるの?
- 就活の軸の決め方が分からないけどどうしよう?
- 面接で就活の軸を聞かれたときに答えられません、、
就活の軸は「入社する上で譲れない条件(軸)」であり、面接官が就活の軸を聞いてくるのは「学生が求めるものを企業側が提供できるかの確認」です。
そして、それらの就活の軸を決める上で「就活の軸が全っく浮かばない」と悩むのであれば、とにかく行動しながら考えるです。
私が就活でおこなっていた行動は前述でも紹介しましたが以下の通りです。
執筆者のおこなっていた行動
- 就活アドバイザーにアドバイスを求める。
- 目指している業界で働いている人の意見を聞く。
- 少しでも興味あれば会社説明会に参加する。
- 会社四季報やネットで情報集取する。
是非、これらの内容も踏まえて、あなたなりの就活の軸を見つけてください!
では、最後にゴマッチからの名言で締めたいと思います。

