読者の悩み
- ぶっちゃけ社会人1年目から貯金する必要ってありますか?
- 社会人1年目の平均年収と平均貯金額はどれくらいなの?
- 社会人1年目のひとり暮らしでも年間100万円の貯金をするにはどうしたら良いの?
今回は、上記悩みに対して、社会人3年間で貯金300万円達成した、私の貯金方法を中心に全て解説していきます。
プロフィール
- 大学時代に諸事情で借金200万円を背負い返済!
- 一人暮らしの社会人1年目に月19万円の中からコツコツ貯金し100万円を達成!
- 一人暮らしの社会人2年目に月19万円の給料からコツコツ貯金し180万円を達成!
- 一人暮らしの社会人3年目に月18万円の給料からコツコツ貯金し330万円を達成!
なお、上記の通り、私は、大学時代に奨学金と別で借金200万円を背負っていました。
そのため、大学時代は借金の返済に全てのお金を充てていたので、社会人1年目の貯金は0円からスタートでした。
しかし、そんな私でも、お金の勉強をしながら、コツコツと貯金をすることで、社会人3年目の2020年4月に331万円の貯金に成功しました。
今回は、その中でも、社会人1年目に貯金100万円を達成した貯金法8つを紹介します。
また、当記事では、社会人1年目の平均貯金額や若いうちから貯金はすべきかまで細かく解説していきます。
是非、「社会人1年目から貯金100万円を達成したいと思っている方」や「社会人1年目から貯金すべきか悩んでいる方」は、最後まで読んでみてください!

目次
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社会人1年目は貯金する必要はあるのかについて解説!

当記事では、まず始めに、社会人1年目から貯金は必要なのかを解説していきます。
では、結論からお伝えすると、社会人1年目であっても、必要最低限の貯金(緊急資金)は必要です。
最近、若いうちは「自己投資にお金を回すべき」といった話をされる方が多いですが、私の考えは、自分自身の「ライフプラン」を考えたうえで、自己投資をするべきだと考えます。
例えば、以下「ライフイベント費用」のうち、自分に当てはまる部分の費用は、貯金をしておくべきといった感じです。
項目 | 費用 | 備考(引用元:日本FP協会) |
結婚費用 | 約467万円 | 結納・婚約~新婚/旅行までにかかった費用総額(全国推計値) |
出産費用 | 約51万円 | 出産費用の総額(入院料・室料差額・分娩料・検査・薬剤料・処置・その他) |
教育資金 | 約1,049万円 | 子ども1人あたりの総額(幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立の場合) |
老後の生活費 | 約26万円 | 高齢夫婦無職世帯の支出約26万円/月 |
介護費用 | 約17万円 | 介護保険受給者1人あたり使用額は約17万円/月 |
緊急資金 | 約60万円 | 生活費の3ヵ月分~1年分を確保。 |
なお、上記の中でも、あなたや家族に何かあったときの「緊急資金(生活費の3ヶ月〜1年分)」は、必ず貯金することをおすすめします。
借金200万円を背負っていた私の経験上、何かあったときに、貯金があるとないのでは、精神的な余裕も全然違います!
社会人1年目の平均年収と平均貯金額を紹介!

ここでは、社会人1年目の平均年収と平均貯金額を紹介します!
では、さっそく「社会人1年目の給料や年収を公開」記事でも公開した、社会人1年目の平均年収から紹介します!
社会人1年目の平均給料額
- 社会人1年目(全体)の平均年収は「293万円」
- 社会人1年目(男性)の平均年収は「301万円」
- 社会人1年目(女性)の平均年収は「286万円」
続いて、社会人1年目の貯金事情について、「三井住友銀行」の情報をもとに、下表にまとめてみました。
新社会人1年目の貯金事情 | ||
ランキング | 貯金額 | 全体の割合(100%) |
第1位 | 10万円〜30万円未満 | 25.1% |
第2位 | 〜10万円未満 | 16.7% |
第3位 | 30万円〜50万円未満 | 15.9% |
第4位 | 100万円以上 | 12.9% |
第5位 | 70万円〜100万円未満 | 12.0% |
第6位 | 50万円〜70万円未満 | 11.0% |
第7位 | 0円 | 10.4% |
上図の通り、社会人1年目の平均貯金額は、「10万円〜30万円未満」の方がもっとも多い結果となりました。
しかし、全体の12%(10人に4人)は、緊急資金に必要な50万円以上の貯金をしているという捉え方も可能です。
この数字をどう捉えるかは、人それぞれですが、まずは、あなた自身の今の貯金額と比較してみてください!
社会人1年目のひとり暮らしでも年間100万円の貯金をする方法8選を紹介!

では、本記事の本題である、私が社会人1年目のひとり暮らしでも、貯金100万円を達成できた方法8つを紹介します。
今回紹介する内容は、私が、今まで培ってきたお金にまつわる勉強と経験を掛け合わせてますので、参考にしてみてください!
ステップ①:事前に貯金するための「目的」を決める
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうための最初のステップは「貯金の目的を決める」です。
基本、貯金は、「収入を増やすか」「支出を減らすか」の二択になりますが、貯金をするうえでは「支出を減らす」方が即効性があります。
しかし、貯金の目的が決まっていないと、「支出を減らす」という苦痛から、挫折をする確率が、非常に高くなってしまいます。
全てに共通することですが、目的を決めないでものごとを進めても、方向性がブレて挫折しやすくなります。
なので、まずは、あなたが貯金をする目的をしっかりと考えることから始めてみてください。
ステップ②:月ごとの目標貯金額を明確にする
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ②は「月ごとの目標金額を決める」です。
最初のステップで、「貯金の目的」が決まったら、その目的に対して年間100万円を貯めるための月の目標金額を決めます。
貯金の目標金額を設定する流れ
- 去年の源泉徴収票を確認する
- 毎月の収入とボーナスから100万円貯金するための推定金額算出
- 目標金額決定(推定金額より少し多め)
なお、私が年間100万円を貯めたときの、貯金の目標金額を決める流れを紹介しますね!
貯金の目標金額を設定する流れ
- 手取り額340万円(源泉徴収票より)
- 5万円✖︎12ヶ月=60万円(毎月の収入からの貯金)+ボーナスからの貯金40万円=100万円
- 6万円✖︎12ヶ月=72万円(毎月の収入からの貯金)+ボーナスからの貯金40万円=112万円(目標)
上記のように、年間100万円貯金を目指す場合は、目標金額は100万円より少し多い額で設定しましょう!
そうすることで、どこかの月で目標が達成できなかったときのリスク回避をすることができます。
ステップ③:日々の支出を家計簿につけて把握する
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ③は「家計簿をつけて支出を把握する」です。
なお、家計簿は、以下の通り、毎日つけるのを習慣化するまで時間がかかりますし、挫折する方が多いのも事実です。
豆知識(引用元:株式会社クレディセゾン)
約1万人の男女を調査した結果、何らかの形で家計簿をつけている方は、全体の29.8%となりました。
しかし、何にお金を使ったかを把握しない限り、「支出を減らして貯金をする」ということは、不可能になります。
なので、貯金をするのであれば、家計簿をつけて日々の支出を把握するようにしましょう!
なお、無料で利用できるおすすめの家計簿アプリは「マネーフォワード ME」一択です!
家計簿アプリの利用率No1(利用者数1,100万人)となっており、11.4万件の口コミで評価が「4.4」となっています。
また、「銀行口座やクレカと連携(対応金融機関2,635社)」でき、設定金額以上の支出時の通知機能も優秀です!

ステップ④:毎月の固定費を見直す
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ④は「毎月の固定費を見直す」です。
家計簿をつけて支出を確認すると、毎月の固定費でどこが無駄なのかが見えてくるので、そのタイミングで固定費の見直しをしましょう!
例えば、私の場合は、携帯電話をSIMフリーにすることで、「年間9万円」の節約に成功しました。
また、水道光熱費や家賃など、収入に合った水準となっているか見直してみてください。
恐らく、「年間6万円(5,000円✖︎12ヶ月)」くらいは、削れる部分がでてくるはずです。
ステップ⑤:積立NISAを始める
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ⑤は「積立NISAを始める」です。
昨今、「積立NISA」という言葉が出回っていますが、簡単に説明すると、投資で得た利益に税金がかからない制度を言います。
通常、投資で得た利益には、20%の税金がかかるのですが、NISA口座でおこなえば、税金がかかりません。
なお、「積立NISA」日本の20歳位以上の人口1億495万人(2021年1月1日)に対して、NISAの口座開設数は、1523万(2020年12月末)と、上位14%しかおこなっていません。
理由は、投資=ギャンブルという意識が日本人に植え付けられていることが要因と言えます。
しかし、「積立NISA満額の月33,333円を20年間積み立て・年利5%で運用した場合は、以下の利益になります。
- 積み立て総額:約800万円
- 運用総額:約1,370万円
- 利益:約570万円→570万円の利益がそのままもらえる
上記は、あくまでシミュレーションなので、必ずしも570万円儲かるわけではないです。
しかし、銀行に預けていても、インフレでお金の価値が少しずつ下がるので、おすすめしません。
なお、「いきなり積立NISAを始めるのが怖い方」は、以下の書籍を読んでみてください!
本書籍は、初心者に向けて解説されているので、図解が多く載っているので、入門書としておすすめです!
ステップ⑥:iDeCoを活用して貯金を始める
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ⑥は「iDeCoの活用を始める」です。
まず始めに、iDeCoとは何か解説すると、「個人型確定拠出年金」の愛称で、老後資金をつくるための年金制度です。
なお、iDeCoは、一度預けると、基本的に60歳まで引き出せないといったデメリットがあるのも事実です。
ですが、下図のように「掛け金が全額所得控除」になったり「運用利益が非課税」などの節税対策になります。
引用元:SBI証券iDeCo
なお、私自身、退職金がないことに加え、税金を払うことが馬鹿らしいと感じ、有名なSBI証券でiDeCoを始めました。
SBI証券だと、知名度も高いので安心して使えますし、運営管理手数料も無料なので非常におすすめです!
今だと、無料の資料請求もやっているので、「iDeCoの利用を悩まれている方」は、情報収集してみてください!
Check!
ステップ⑦:ふるさと納税で食費を抑える
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ⑦は「ふるさと納税で食費を抑える」です。
昨今、CMでもよく聞く「ふるさと納税」ですが、こちらは絶対やった方が良い制度です。
「ふるさと納税」を簡単に解説すると、住民税の納付先を変えることで、2,000円で地方の特産品がもらえる制度です。
ふるさと納税の仕組み
- 好きな自治体に3万円分のふるさと納税を実施
- 返礼品として自治体から「お肉2キロ」や「ホタテ5キロ」などの特産品が届く
- 翌年の住民税が2万8,000円分安くなる
結論、税金を減らしつつ、美味しい特産品がもらえるという、利用しないと損をする制度となっています。
なお、個人住民税の納付者5,100万人のうち、「ふるさと納税」利用者は552万人と全体の10.8%です。
是非、本記事を読んだあなたは、今年から「ふるさと納税」にチャレンジしてみて下さい!
ステップ⑧:社会人1年目のボーナスを全て貯金する
社会人1年目のひとり暮らしが年間100万円の貯金をおこなうためのステップ⑧は「ボーナスを全て貯金する」です。
社会人1年目のひとり暮らしで年間100万円の貯金を目指す場合、ボーナスを全額貯金できるかで、達成の可能性は大きく変わります。
なぜならば、以下のように、ボーナスを全額貯金できれば、毎月の貯金額を減らすことができるからです。
年間100万円達成のためのボーナス有無
- 年間100万円=60万円(5万円/月✖︎12ヶ月)+40万円(年間のボーナス)
- 年間100万円=100万円(8万4,000円✖︎12ヶ月)
上記の通り、年間100万円達成までのハードルが、どちらが低いか一目瞭然かと思います。
是非、社会人1年目のひとり暮らしでも年間100万円の貯金を目指したい方は、ボーナス全額貯金も視野に入れてみて下さい!
社会人1年目の平均貯金額と年に100万円貯金する方法8選のまとめ!
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、以下8つのステップをおこなえば、年間100万円の貯金は「達成可能」です。
社会人1年目のひとり暮らしでも年間100万貯金する方法
- ステップ①:事前に貯金するための「目的」を決める
- ステップ②:月ごとの目標貯金額を明確にする
- ステップ③:日々の支出を家計簿につけて把握する
- ステップ④:毎月の固定費を見直す
- ステップ⑤:積立NISAを始める
- ステップ⑥:iDeCoを活用して貯金を始める
- ステップ⑦:ふるさと納税で食費を抑える
- ステップ⑧:社会人1年目のボーナスを全て貯金する
当記事の冒頭でもお伝えしましたが、社会人1年目の平均貯金額は、「10万円〜30万円未満」の方がもっとも多いです。
しかし、本記事を読んでいるあなたは、少なからず貯金を頑張ってみようと思っている方だと思います。
是非、「社会人1年目のひとり暮らしでも年間100万円貯金したい方」は、上記8つのステップを実践してみて下さい!
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。