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【新卒向け】志望動機の書き方を例文20つを交えて紹介!

はてな

  1. 志望動機ってどうやって書くの?
  2. 志望動機を書くときに意識すべきことは?
  3. そのまま使えそうな志望動機の例文が知りたいな…

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

志望動機は、就活攻略において切っても切り離せない存在です。

エントリーシートや面接での質問など、かならず企業から求められます。

この記事では、そんな志望動機の書き方を「例文20つ」を交えながら紹介する記事です。

私が上場企業の新卒採用を4年経験した内容も交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

新卒の就活で志望動機が必要不可欠な理由【3選】

大前提、新卒の就活において志望動機が必要不可欠な理由が3つあります。

まずは、『志望動機がなぜ大切なのか?』明確にしていきましょう。

志望動機が必要不可欠な理由

  1. 人柄のチェック
  2. 入社意欲のチェック
  3. ミスマッチ防止

 

理由①:人柄のチェック

企業は、志望動機をもとに「人柄のチェック」をおこなっています。

  1. 志望者の価値観
  2. 志望者の誠実さ
  3. 志望者の生き様

とくに、「志望者の価値観」を採用担当者は注意深く見ています。

どういった価値観のもと、なにを大切にし・物事をどのように判断してきたのか?

こういった人柄の部分をチェックするために志望動機は存在します。

 

理由②:入社意欲のチェック

企業にとっての志望動機は「学生の社意欲のチェック」にも必要不可欠です。

  1. なぜうちの会社でないといけないの?
  2. うちの会社のどこに魅力を感じたの?
  3. 本当に入社したいという思いは強いの?

こんな感じでして、学生の本気度を見ているのが志望動機です。

ここをしっかり明示できるかで、選考の合否は大きく変わります。

 

理由③:ミスマッチ防止

リクルート調査」によると、学生一人当たりの採用コストは90万円前後です。

また、入社後の研修費用なども考えると、さらにコストがかかります。

その中で、学生と企業の間でミスマッチが発生すると企業は大損です。

  1. 学生のやりたいことは何か?
  2. 学生のやりたいことは実現できるか?
  3. 学生の価値観と自社の求める人物像はマッチしているか?

この辺りを確認するために、志望動機は必要不可欠となっています。

以上が、新卒の就活で志望動機が必要不可欠と言われている理由です。

ミヤッチ
次の章からは、具体的な「志望動機の書き方」について紹介していきますね!

 

【新卒向け】志望動機の書き方3ステップ

ではさっそく「志望動機の書き方」について紹介していきます。

大きく3つのステップに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!

志望動機の書き方【3ステップ】

  1. 結論ファースト
  2. 背景・エピソードの明示
  3. 入社後の活躍プランの明示

 

ステップ①:結論ファースト

志望動機は「結論ファースト」で書くのが鉄則です。

と言うのも、採用担当者は多くの志望動機を読み込む必要があります。

その中で、結論の述べられていない志望動機は読みません。

ミヤッチ
また、志望動機を「結論ファースト」で書くメリットも存在します。

メリット

  1. 採用担当者の負担軽減
  2. 内容理解の促進
  3. 字数制限への柔軟な対応ができる

この辺りのメリットもある以上、志望動機は結論ファーストで書きましょう。

「〇〇という理由で志望しました」と簡潔に書き始めればOKです!

 

ステップ②:背景・エピソードの明示

志望動機では、「背景・エピソードの明示」も必要不可欠です。

その企業でなければならない理由を熱く語る必要があります。

なお、その中で「あなた自身のエピソードを交える」のが大切です。

例文

私は、貴社の「現場主義」と「本質を見極める」姿勢に強く共感し志望しました。
私は、学生時代に大学祭実行委員会を経験しており、企画部長として5万人動員イベントを成功させた経験があります。その中で、「データ分析」と「現場把握」の重要性を学びました。
貴社の営業職では、この経験を活かし、FAやIoT分野で顧客の潜在ニーズを捉え、革新的なソリューションを提案したいと考えています。

上記例文は「大学祭実行委員会」のエピソードを書いています。

背景・エピソードを書くことで、「志望理由に説得力」を持たせることが可能です。

 

ステップ③:入社後の活躍プランの明示

志望動機では、「入社後の活躍プランの明示」も必要不可欠です。

企業は、「あなたの将来性」や「適正」を評価しやすくなります。

もちろん、実際にどのような仕事をするのかイメージするのは難しいのも事実…

この辺りは、社員のインタビュー記事を見るなど、入念に企業研究するしかありません。

なお、企業研究のやり方が分からない人は、以下記事を参考に対策しておきましょう!

 

志望動機を書くときに意識すべきポイント【3選】

本章では、志望動機を書くときに意識すべきポイントについて紹介します。

大きく3つに分けて紹介していくので、合わせてチェックしておきましょう。

志望動機を書くときのポイント

  1. 簡潔で読みやすい文章を書く
  2. 志望企業にマッチしたエピソードを書く
  3. 企業研究の深さを示す

 

ポイント①:簡潔で読みやすい文章を書く

志望動機は、「簡潔で読みやすい文章」で書きましょう。

とくに、人気企業は多くの学生の志望動機が届きます。

その中で、以下のような志望動機は読まれません…

注意ポイント

  1. 結論から書かれていない
  2. 改行がまったくない
  3. 文章にメリハリがない(例:カギ括弧を用いてない)

上記3つを意識した志望動機は、実は少なかったりします。

志望動機を書く場合は、ぜひ「結論ファースト・改行・文章のメリハリ」を意識してみてください!

 

ポイント②:志望企業にマッチしたエピソードを書く

志望動機を書くときは「志望企業にマッチしたエピソード」を書きましょう。

多くの学生は、志望動機のエピソードを流用しがちです…

その中で、志望企業と関係したエピソードを書くことで、志望理由に説得力が増します。

私もそうでしたが、エピソードの使い回しを見抜いている採用担当者は多いです。

ここで手を抜くかどうかで、志望動機の質は大きく変わります。

 

ポイント③:企業研究の深さを示す

志望動機を書くときには、「企業研究の深さ」を示すようにしましょう。

ここを示すことができなければ『どこでも良いじゃん』と思われてしまいます。

ポイントは、その企業でしか使われていないキーワードを盛り込むことです。

とくに、OB・OG訪問で社員から聞いた内容などを盛り込めると高評価につながりやすいですよ!

 

【動機別】志望動機の例文5つ

ここまで、志望動機の書き方やポイントについて詳しく紹介しましたが…

本章では、「社風に惹かれた」などの動機別の例文を用意しました。

ぜひ、『志望動機をどのように書けば良いの?』という悩みを解決する参考にしてみてください。

動機別の例文5つ

  1. 社風に惹かれた
  2. 社員の人柄に惹かれた
  3. 企業理念に惹かれた
  4. 取扱商品に惹かれた
  5. 仕事内容に惹かれた

 

例文①:社風に惹かれた

例文

私は、貴社の「実力主義」と「徹底した効率性」を重んじる社風に魅力を感じ、貴社および自己の成長を加速させたいと思い志望しました。
私は、大学3年次に所属していた統計学研究会で、学内食堂の混雑緩和プロジェクトに取り組んだ経験があります。
その中で、「データ分析」をもとにした「作業効率」の重要性を学びました。
貴社の営業職では、この経験を活かし、FAやIoT分野で顧客の潜在ニーズを捉え、革新的なソリューションを提案したいと考えています。

上記は、「社風に魅力を感じた」という志望動機です。

「徹底した効率性」という社風に対して、エピソードを上手く掛け合わせています。

社風に関する志望動機は、多くの学生が採用しがちです。

だからこそ、あなた独自のエピソードと掛け合わせながら、入社意欲を伝えていきましょう。

 

例文②:社員の人柄に惹かれた

例文

私は、貴社のOB訪問にて〇〇様より伺った「働く方々の温かさとプロ意識」に感銘を受け、私もその一員としてお客様に感動体験を提供したいと思い志望しました。
私は、カフェ店員として4年間、アルバイトリーダーを務める中で、お客様だけでなく、共に働く仲間への気配りの大切さを学びました。
入社後は、チームの一員として、共に働く仲間と協力し、地域社会に貢献できる店舗づくりに貢献していきたいと考えています。

上記は、「社員の人柄に惹かれた」という志望動機です。

「OB訪問を通じたエピソード」を書くことで志望動機に説得力を持たせています。

なお、社員の人柄に関する志望動機を書く場合は、OB訪問は必要不可欠です。

もしOB訪問が難しい場合は、「企業サイトの社員インタビュー」を確認しましょう。

 

例文③:企業理念に惹かれた

例文

私は、貴社の「つなぐ想い」でお客様の未来を創造するという理念に共感し、お客様に「感動・喜び・安心」を提供したいと思い志望しました。
私は、家電量販店での4年間、お客様のニーズを的確に捉え、最適な商品提案をすることで、多くのお客様から感謝の言葉をいただきました。
この経験から、お客様一人ひとりに寄り添うことの重要性を学びました。
入社後は、お客様の想いをしっかりと受け止め、ICTを通じてお客様の生活を豊かにする提案をしていきたいと考えています。

上記は、「企業理念に惹かれた」という志望動機です。

「つなぐ想い」という企業理念に対して、エピソードを上手く掛け合わせています。

なお、企業理念に関する志望動機も、多くの学生が採用しがちです。

そのため、あなた独自のエピソードと掛け合わせながら、入社意欲を伝えましょう。

 

例文④:取り扱い商品に惹かれた

例文

私は、幼少の頃から貴社の製品に囲まれて育ち、その品質と革新性に感銘を受けてきたことから、貴社の一員として「より良い暮らし」を世界に届けたいと考え志望しました。
実家で使用していた家電製品から、一人暮らしを始めてから愛用している美容家電まで、貴社の製品は常に私の生活を豊かにしてくれました。
そのような長年培われてきた技術力と、使う人の視点に立った製品開発には感銘を受けています。
入社後は、お客様のニーズを的確に捉え、新たな感動体験を提供できるような製品企画に携わりたいと考えています。

上記は、志望企業の「取り扱い商品に惹かれた」という志望動機です。

「商品が好き」という気持ちだけを志望動機に書いてしまう学生は多いですが…

好きの一歩先である、どう貢献していくのかまでしっかり明示するのが大切です。

 

例文⑤:仕事内容に惹かれた

例文

私は、貴社の「感情への貢献」というテーマと、多岐にわたる事業展開に魅力を感じ、インターンシップでの経験を通して、その想いをより強く抱き、志望しました。
貴社のインターンシップでは、新規事業の立ち上げを体験し、顧客視点での価値創造の難しさと、社会に貢献できる喜びを実感しました。
入社後は、顧客の感情に寄り添い、社会を支える事業を創り出す一員として、既存事業の成長に貢献するとともに、新規事業の創出にも積極的に挑戦したいと考えています。
また、貴社の成長を牽引し、次代を創る企業へと押し上げる原動力となれるよう尽力します。

上記は、「仕事内容に惹かれた」という志望動機となっています。

「インターンシップを通じたエピソード」を書くことで志望動機に説得力を持たせています。

なお、仕事内容に関する志望動機は、「ほかの企業でも良いじゃん」と思われがちです。

そのため、『なぜその企業でないといけないのか?』をかならず書くようにしましょう。

 

【業界別】志望動機の例文10つ

続けて、業界別の志望企業の例文を10つ用意しました。

あなた自身が目指す業界の例文を中心に確認してみてください!

業界別の例文10つ

  1. メーカー
  2. 商社
  3. IT・通信業界
  4. 金融業界
  5. コンサルティング業界
  6. 広告業界
  7. 小売・流通業界
  8. サービス
  9. 医療・福祉業界
  10. 官公庁・公社・団体

 

例文①:メーカー

例文

私は、幼少期、貴社の玩具に支えられ、アソビの力で夢と希望をもらった経験から、今度は私が「アソビを世界へ・そして未来へ」届ける一員になりたいと思い志望しました。
母子家庭で一人で過ごす時間が多かった幼少期、貴社の玩具は私の想像力を刺激し、あの頃の玩具を通じて得た喜びや感動は、今の私の原動力となっています。
入社後は、子どもたちの笑顔を創造する一員として、安全で高品質な製品開発に貢献したいと考えております。

上記は、「メーカー」を志望する例文です。

幼少期の経験を交えることで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、メーカーを志望するときは「商品が好き」という理由は書かなくてOKです。

商品を通じた経験+どう貢献していきたいか」を書くようにしましょう。

 

例文②:商社

例文

私は、貴社の「三方よし」の精神と、多様な事業領域でのグローバルな展開に強く共感し、世界中の人々の生活向上に貢献したいと考え志望しました。
私は、学生時代に経験した東南アジアの旅行中、日本製品が現地の人々の生活を支える様子を目の当たりにし、商社の果たす役割の重要性を実感しました。
とくに、貴社の幅広い事業展開と、新たな分野への挑戦姿勢に魅力を感じています。
入社後は、貴社の強みである多様な事業領域を活かし、新興国での不動産開発や、環境に配慮した商用EV事業の展開など、社会に貢献できるビジネスに携わりたいと考えております。

上記は、「商社」を志望する例文です。

志望企業の「三方よし」というキーワードを盛り込み、企業研究の深さを示しています。

なお、商社を志望する場合は、志望企業のビジネスモデルの理解が必要不可欠です。

『どういった国にどういった製品を提供しているのか?』かならず確認しておきましょう。

 

例文③:IT・通信業界

例文

私は、IT・通信技術を通じて、地方を中心としたデジタルデバイドの解消に貢献したいと考え、貴社への入社を志望しました。
私は、大学2年次にコロナ禍でのオンライン授業移行時に、地方出身の友人が通信環境の問題で苦労する姿を目の当たりにし、デジタルデバイドの深刻さを実感しました。
この経験から、誰もが等しく情報にアクセスできる社会の実現に強い関心を持ちました。
入社後は、貴社が提供する教育支援プログラムの企画・運営に携わり、デジタルリテラシーの向上に貢献したいと考えています。

上記は、「IT・通信業界」を志望する例文です。

デジタルデバイドを感じたというエピソードを書くことで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、IT・通信業界は、急速な業界の変化が起こっている企業ばかりです。

そのため、「学ぶ姿勢を志望動機に盛り込む」のもポイントの一つだったりします。

 

例文④:金融業界

例文

私は、金融の力で社会課題を解決し、持続可能な社会の発展に貢献したいと考え、貴行への入社を志望しました。
私は、大学3年次にゼミでマイクロファイナンスを研究し、小規模金融サービスが途上国の貧困層の経済的自立と地域経済の活性化に貢献している事例に感銘を受けました。
さらに、日本国内での地方創生や高齢化社会における金融サービスの重要性を認識しました。
入社後は、SDGsの達成に向けて、とくに「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」の目標に貢献できる金融商品の開発に携わりたいと考えております。

上記は、「金融業界」を志望する例文です。

ゼミ活動を通じたエピソードを用いて、志望動機に説得力を持たせています。

なお、金融業界は、少子高齢化や人口減少・低金利政策などの影響を受けている業界です。

この辺りの理解を深めつつ、『どう貢献していくか?』を軸に作成するのも良いと思います。

 

例文⑤:コンサルティング業界

例文

私は、企業の成長を戦略的に支援したいという強い思いから、貴社への入社を志望しました。
私は、大学のゼミで企業のケーススタディを研究する中で、戦略的思考と問題解決能力が企業の成否を大きく左右することを学びました。
とくに、多角的な視点から課題を分析し、最適なソリューションを提供するコンサルタントの役割に魅力を感じています。
入社後は、貴社の多様な専門家との連携を通じて、企業の変革を支援するプロジェクトに積極的に参加したいと考えております。

上記は、「コンサルティング業界」を志望する例文です。

「戦力的思考」や「問題解決能力」という用語を用いて、志望動機に説得力を持たせています。

なお、上記以外にも「論理的思考力」なども、同業界に必要なスキルの一つです。

志望企業の求めるスキルに応じて、志望企業のエピソードは変えるようにしましょう。

 

例文⑥:広告業界

例文

私は、広告の力で「社会課題の解決」に貢献したいという思いから貴社を志望しました。
私は、貴社の環境問題啓発キャンペーンの影響力に感銘を受けると同時に、その効果の測定や持続可能性にも強い関心を持ちました。
広告は人々の意識を変える力を持つ一方で、その効果を定量的に示し、クライアントの経営課題解決に直結させることの重要性も認識しています。
入社後は、クリエイティビティとデータ分析の両面からアプローチし、社会的インパクトと事業成果を両立する広告戦略の立案に挑戦したいと考えております。

上記は、「広告業界」を志望する例文です。

志望企業のキャンペーン施策を書くことで、企業理解の深さを示しています。

同業界は、多くの企業がさまざまな施策をおこなっている業界です。

そのため、志望企業の施策内容は、事前に確認しておきましょう。

 

例文⑦:小売・流通業界

例文

私は、貴社の「顧客の暮らしを豊かにする商品提案と価値創造」という企業理念に共感し、貴社への入社を志望しました。
私は、大学時代の家具専門店でのアルバイト経験から、顧客のライフスタイルに寄り添った提案の重要性を学びました。
入社後は、貴社の強みである商品開発力と店舗展開力を活かし、より多くの顧客に快適な暮らしを提供できるよう、商品企画や売り場づくりに貢献したいと考えております。

上記は、「小売・流通業界」を志望する例文です。

志望業界で働いてきたエピソードを交えることで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、小売・流通業界を志望する学生の多くは、アルバイト経験をエピソードに採用しがちです。

そのため、アルバイト以外の経験を書けると差別化につながりやすかったりします。

 

例文⑧:サービス

例文

私は、「顧客体験のその先へ」という貴社の企業理念に共感し、入社を志望しました。
私は、大学時代の地域イベントボランティアで、人々に喜びを届ける経験をしました。
その中で、高齢者の方々が家族と楽しむ姿を見て、イベントが心の支えになることを実感し、サービス業の社会的意義を認識しました。
入社後は、学生時代に学んだ「顧客思考力」と「戦略的思考力」をさらに磨き、テーマパーク事業で顧客満足度向上に貢献したいと考えています。

上記は、「サービス業界」を志望する例文です。

地域イベントのボランティア活動をエピソードとして、志望動機に説得力を持たせています。

なお、小売・流通業界と同じく、サービス業界を志望する学生の多くは、アルバイト経験をエピソードに採用しがちです。

そのため、アルバイト以外の経験を書けると差別化につながりやすかったりします。

 

例文⑨:医療・福祉業界

例文

私は、高齢化社会の課題に総合的に取り組む貴社の企業理念に共感し、入社を志望しました。
私は、大学時代の障害者支援施設でのボランティア活動を通じ、多様なニーズに応える包括的な福祉サービスの重要性を実感しました。
貴社は、医療・介護・保育を一体的に提供する唯一無二の企業であり、この経験を活かせる最適な場だと確信しています。
入社後は、貴社の強みである多角的なサービス展開を活かし、利用者様の生活全体を支える統合的なケアの実現に貢献したいと考えております。

上記は、「医療・福祉業界」を志望する例文です。

志望業界で働いてきたエピソードを交えることで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、医療・福祉業界は、『なぜその施設・病院でないといけないのか?』を明確にしましょう。

施設・病院によって、方針の違いがかなり顕著なので確認必須です。

 

例文⑩:官公庁・公社・団体

例文

私は、公共政策の立案と実行を通じて、社会全体の利益に貢献したいという思いから、公務員としての道を志望しました。
私は、大学のゼミで地域活性化プロジェクトに参加し、地方自治体と協力する中で、公的機関の持つ広範な影響力と責任を実感しました。
とくに、民間企業では対応が難しい長期的かつ包括的な社会課題に取り組める点に、公務員の仕事の意義を感じています。
入庁後は、多様な利害関係者の調整能力を磨きながら、公平性と透明性を重視した政策立案に携わりたいと考えています。

上記は、「官公庁・公社・団体」を志望する例文です。

「地域活性化」というキーワードを用いて、志望度の高さを示しています。

なお、『A市の〇〇という取り組みに共感し』のような切り口で書くのもおすすめです。

市町村ごとに取り組む施策に大きな違いがあるので、公式サイトはかならず確認しておきましょう。

 

【職種別】志望動機の例文5つ

最後に「営業職」などの職種別の志望動機の例文を用意しました。

ぜひ、あなた自身が目指す職種の例文を中心に確認してみてください!

職種別の例文5つ

  1. 営業職
  2. コーポレート(人事・経理など)
  3. 企画・マーケティング
  4. エンジニア
  5. 一般事務

 

例文①:営業職

例文

私は、「一人の営業担当が対応する顧客の数をあえて少なくし、顧客としっかり向き合える環境を作る」という貴社の営業スタイルに共感し、入社を志望しました。
私は、学生時代の不動産インターンシップで、顧客一人ひとりのニーズを丁寧に聞き取り、潜在的要望を洗い出す経験をしました。
この過程で、顧客満足度の高いサービス提供の喜びを実感し、営業の魅力に惹かれました。
入社後は、貴社の商品知識を徹底的に学び、顧客との信頼関係構築に努めます。

上記は、「営業職」を志望する例文です。

志望企業の営業スタイルを明示することで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、営業職を志望する場合は、OB・OG訪問を通じた営業スタイルの確認は必要不可欠です。

もしOB・OG訪問が難しい場合は、「企業サイトの社員インタビュー」を確認してみましょう。

 

例文②:コーポレート(人事・経理など)

例文

私は、「一人ひとりの社員が主体的に考え、企業全体を支える仕組みづくりを重視する」という貴社のコーポレート部門の姿勢に共感し、入社を志望しました。
私は、学生時代、大学祭実行委員会の総務部門で活動し、予算管理や人事配置、他部署との連携調整など、組織全体を支える業務に携わりました。
この経験を通じて、バックオフィス業務が組織の円滑な運営と成功に不可欠であることを実感し、コーポレート部門の重要性に気づきました。
入社後は、貴社の経営理念や事業戦略を深く理解し、人事、財務、法務などの専門知識を習得しながら、社内の各部門をつなぐ役割を果たしたいと考えています。

上記は、「コーポレート部門」を志望する例文です。

組織におけるコーポレート部門の重要性を明示し、志望動機に説得力を持たせています。

なお、コーポレート部門の仕事では、PCスキルが必要不可欠です。

この辺りを学生時代のエピソードに盛り込むのもおすすめだったりします。

 

例文③:企画・マーケティング

例文

私は、「顧客の潜在的ニーズを深く理解し、革新的な商品やサービスを生み出す」という貴社の企画・マーケティング部門の姿勢に共感し、入社を志望しました。
私は、学生時代に大学のマーケティングサークルで新商品開発プロジェクトに参加し、市場調査から商品企画、プロモーション戦略の立案まで一貫して携わった経験があります。
その中で、ターゲット顧客へのインタビューを通じて潜在ニーズを発見し、それを商品コンセプトに反映させる過程で、企画・マーケティングの醍醐味を実感しました。
入社後は、貴社の商品やサービスについて徹底的に学び、市場動向の分析力を磨きながら、顧客に真に価値あるソリューションを提供できる企画力を身につけたいと考えています。

上記は、「企画・マーケティング」を志望する例文です。

企画・マーケティング関係の経験を書くことで、志望動機に説得力を持たせています。

なお、企画・マーケティング関係の仕事内容は多岐にわたります。

そのため、志望企業の企画・マーケティングはどのような仕事内容なのか事前に確認しておきましょう。

『うちではそういった経験はできないよ…』と言われるケースも少なくないので注意です!

 

例文④:エンジニア

例文

私は、「最新技術を活用し、ユーザーの課題を解決する革新的なソリューションを開発する」という貴社のIT部門の姿勢に共感し、ITエンジニアとしての入社を志望しました。
私は、学生時代に大学のプログラミングサークルでWebアプリケーションの開発プロジェクトに参加し、要件定義から設計、実装、テストまで一貫して携わりました。
その中で、ユーザーの声を直接聞き、それを機能として実装する過程で、技術が顧客の課題解決に大きな影響を与えることに気づきました。
入社後は、貴社の開発手法や最新技術について徹底的に学び、問題解決能力を磨きながら、ユーザーに真に価値あるソリューションを提供できるエンジニアになりたいと考えています

上記は、「エンジニア」を志望する例文です。

学生時代のエンジニア経験を書くことで、スキルを全面に押し出した構成にしています。

なお、企業にもよりますが、エンジニアは専門スキルが問われる職種です。

そのため、募集条件はかならず確認するようにしましょう。

 

例文⑤:一般事務

例文

私は、「社内の各部門をサポートし、会社全体の業務効率を高める」という貴社の一般事務部門の役割に共感し、入社を志望しました。
学生時代には、大学の学生会事務局でアルバイトとして働き、様々な部署や学生団体との連絡調整・文書作成・データ管理などの業務を経験しました。
私は、この経験を通じて、縁の下の力持ちとして組織を支える一般事務の魅力に気づきました。
入社後は、貴社の業務フローや各部門の役割を徹底的に学び、効率的な事務処理スキルを磨きながら、社内の円滑なコミュニケーションに貢献できる存在を目指します。

上記は、「一般事務」を志望する例文です。

学生会事務局というエピソードを通じて、事務系のスキルを全面に押し出した構成にしています。

なお、コーポレート部門の仕事と同じく、一般事務でもPCスキルが必要不可欠です。

この辺りを学生時代のエピソードに盛り込むのもおすすめだったりします。

以上が、「動機別・業界別・職種別」の志望動機の例文20つです!

かなりレベルの高いエピソードも多かったと思いますが、構成等を参考にしつつ、あなただけの志望動機を作成してみてください!

 

【例文あり】書いてはいけない志望動機3つ

最後にはなりますが、書いてはいけない志望動機についても紹介しておきます。

意外と書いてしまう学生が多いので要チェックです!

やってはいけない志望動機

  1. ただ商品が好きだから
  2. 自分が成長したいから
  3. 社会貢献したいから

 

①ただ商品が好きだから

例文

私は貴社の製品に魅了され、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと思い志望しました。
大学時代、貴社の人気商品を購入し、その品質の高さと使いやすさに感動したことがあります。

上記例文は、「商品に魅力を感じた」という内容です。

もちろん、商品が好きという気持ちは大切ですが…

「商品が好き」という気持ちだけで企業は採用してくれません。

好きの一歩先である、どう貢献していくのかまでしっかり明示しましょう。

 

②自分が成長したいから

例文

私は貴社の充実した研修制度に魅力を感じ、自己成長を遂げたいと考え志望しました。
大学時代、サークル活動を通じて新しいスキルを習得する重要性を学びました。
入社後は、貴社の研修プログラム通じ、業界知識と専門スキルを磨きたいと考えています。

上記例文は、「自分が成長したい」という内容です。

自己成長が整った環境で働きたいという気持ちは大切ですが…

自分を主語とした志望動機を企業はよく思いません。

志望動機を作るときは、主語は自分ではなく「企業視点」で考えましょう。

 

③福利厚生に魅力を感じたから

例文

私は貴社の充実した福利厚生制度に魅力を感じ志望しました。
大学時代のインターンシップで、働きやすい環境が生産性向上に直結することを学びました。
入社後は、恵まれた福利厚生を活用しながら、自己研鑽に励み、業務効率の向上に努めます。

上記例文は、「福利厚生に魅力を感じた」という内容です。

福利厚生に魅力を感じて志望する学生が多いですが…

「研修制度が充実しているから何もしなくても成長できる」と捉えられる可能性があります。

どうしても、福利厚生を軸に志望動機を考えると「受け身の内容」になってしまいがちです。

そのため、私としては、福利厚生を軸とした志望動機はおすすめしません…

この辺りの内容は、志望動機には書かないようにしましょう。

 

【まとめ】新卒向けの志望動機の例文20つ

今回は、新卒向けに「志望動機の書き方」を中心に紹介しました。

志望動機の書き方【3ステップ】

  1. 結論ファースト
  2. 背景・エピソードの明示
  3. 入社後の活躍プランの明示

上記のとおりでして、とくに志望動機を書く場合は「結論ファースト」が鉄則です。

採用担当者は多くの学生の志望動機を読み込む必要があります。

その中で、結論の述べられていない志望動機は読みません。

そのため、まずは「〇〇という理由で志望しました」と簡潔に書くことを意識しましょう。

そのうえで、今回紹介した「志望動機の例文20つ」も参考にしながら、あなただけの志望動機を作成してみてください!

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ミヤッチ

累計50万人の「就活生」が訪問 ▶︎ 偏差値40ギリギリのFラン大学出身 ▶︎ 2017年に東証プライム企業に新卒入社 ▶︎ 人事部で新卒採用を4年経験 ▶︎ 当ブログ経由で【Abema.TV 就活特番】生出演 ▶︎ 学歴に左右されない就活攻略法を軸に発信しています!

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