こんな悩みを解決できる記事を書きました。
今回は、就活市場を約7年調査してきてたどり着いた、私の企業研究のやり方10つを紹介します。
ご紹介する「企業研究のやり方10ステップ」を読めば、企業研究のやり方がわからないというモヤモヤが解消可能です!
まずは、「企業研究とはなにか?」について解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
※『すぐに企業研究のやり方を知りたい!』という人は、「企業研究のやり方10ステップ」へと進んでみてください!
【企業研究とは?】業界研究との違い含めて紹介
結論、企業研究は以下3つをハッキリさせるために必要な就活対策です!
企業研究とは?
- 入社前後のミスマッチ防止
- 入社意欲の明確化
- 面接官の質問に答えるため
上記3つの詳しい詳細は「企業研究は意味があるのか?」という記事で紹介してますが…
簡単にいうと、「企業研究=興味がある企業が入社するに値するか見極めるための対策!」と捉えてもらえればOKです。
- 業界研究:一つの業界について深く理解すること
- 企業研究:一つの企業について深く理解すること
上記のとおりでして、業界研究は、物流業界などの広い範囲の分析。
企業研究は、物流業界の中でも〇〇社を分析という狭い範囲での分析を指します。
企業研究を進める場合は、上記2つの違いはしっかり押さえておきましょう。
【新卒向け】誰も教えてくれない企業研究のやり方10ステップを紹介
ではさっそく、誰も教えてくれない企業研究のやり方10ステップを紹介していきますね。
実際に利用すべきサービス名まで紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
step.1
step.2
step.3
step.4
step.5
step.6
step.7
step.8
step.9
step.10
ステップ①:企業研究ノートの作成
上記のとおりでして、企業研究は「企業研究ノートの作成」から始めましょう。
企業研究ノートの作成と聞くと難しく感じるかもしれませんが…
ExcelやWordなど、企業研究した各社の情報が集約できれば何でもOKです。
ちなみに、「企業研究ノートのテンプレート」は、以下記事からダウンロードできます。
企業研究ノートを作ったことがない人は、ぜひ参考にしてみてください!
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ステップ②:企業のコーポレートサイトをチェック
企業研究のステップ2つ目は「企業のコーポレートサイトをチェックする」です。
企業のコーポレートサイトは、情報の信頼性が高いのでかならずチェックしましょう。
ちなみに、確認すべき項目は以下6つです。
企業研究の確認事項
- 会社概要と沿革 / 事業内容
- 企業理念 / 企業の主力商品
- 採用大学 / 採用情報(募集要項)
まずは、上記のような「信頼性の高い情報」を拾って、企業研究ノートを埋めていきましょう。
ステップ③:企業の業績を簡単にチェック
企業研究のステップ3つ目は「企業の業績を簡単にチェックする」です。
ちなみに、業績のチェックといっても難しく考える必要はまったくありません。
基本は、以下8つの項目の「過去3年間の推移」を見ておくだけで問題なしです。
企業研究の確認事項
- 売上高 / 営業利益
- 経常利益 / 当期純利益
- 借入金 / 現預金
- 自己資本比率 / 経常利益率
自己資本比率は40%以上・経常利益は約4%が平均となっています。
この辺りを基準に『去年より業績は良い感じだな!』くらいの理解度で見ておきましょう。
ステップ④:有価証券報告書をチェック
企業研究のステップ4つ目は「有価証券報告書をチェックする」です。
ちなみに、有価証券報告書は、上場している企業であれば間違いなく公式サイトに載ってます。
例えば、「トヨタ自動車の有価証券報告書」もあったりします。
ただ、有価証券報告書は、あくまで投資家に向けた情報を発信している報告書!
配当性向やROEみたいな難しい専門用語を細かく理解する必要はないです。
確認項目
- 事業の内容
- 事業別の売上高
- 事業別の従業員数
- 社員口コミのチェック
- 経営方針・企業内の課題
細かい情報を確認しても混乱するだけなので、深読みしないように注意しましょう。
もちろん、丸暗記も不要です!
ステップ⑤:就職四季報をチェック
企業研究のステップ5つ目は「就職四季報をチェックする」です。
企業研究は、「有給休暇の取得率」や「年間休日」といった情報も拾う必要があります。
そういった情報を手っ取り早く集めることができるのが「就職四季報」です。
- 新卒3年後離職率
- 採用実績
- 有休取得状況
- 残業時間・待遇
- 最新の選考情報
- 採用人数
毎年、多くの書店で全面的に売り出されており、手元に置いている学生も多い書籍です。
私も「みんなが知らない優良企業165社」という記事を書くときの参考にしていました。
ステップ⑥:社員口コミを合計10つチェック
企業研究のステップ6つ目は「社員口コミを合計10つチェックする」です。
企業の会社概要や業績だけを見ても、その企業が優良企業なのか見極めるのは難しいのが現実…
そこで活用したいのが、無料で提供されている社員口コミサイトです!
『〇〇部署は残業時間が多い』など、口コミサイトでしか知りえない情報が多く載っています。
おすすめ口コミサイト
OpenWorkとライトハウスを利用しておけば、だいたいの企業の口コミ・評判が見れますよ。
ステップ⑦:過去の選考情報を確認
企業研究のステップ7つ目は「過去の選考情報をチェックする」です。
「企業のコーポレートサイト」や「有価証券報告書」から企業の概要や業績を確認するのは大切です。
ただ、それと同じくらい大切なのが「過去の選考情報をチェックすること」だったりします。
実際、企業側も採用方法をいきなり変えることは少ないので、選考突破には必須の情報です!
「ユニスタイル」のような大手サイトで志望企業の選考情報を確認していきましょう。
【公式サイト】https://unistyleinc.com/
ステップ⑧:同業界・同業種の企業と比較(最大3社)
企業研究のステップ8つ目は「同業界・同業種の企業と比較する」です。
ちなみに、あまり比較対象を増やすと混乱するので、比較対象は3社くらいにしておきましょう!
もちろん、3社分の情報をノートにまとめて比較するのは時間がかかるので…
下図のようなツールを導入して、ボタンひとつで簡単に同業種・同業界の企業を比較できる環境を整えるのがおすすめです。
銘柄スカウターの機能
- 企業情報や取扱商品の業績ニュースのまとめ
- 過去10年以上の業績をグラフ表示
- 企業の売上達成率などのグラフ表示
- 企業の成長率や短期業績トレンド・財務状況のまとめ
上記は、私が学生時代に利用していた「マネックス証券」という銘柄スカウターの画面です!
ボタンひとつで、各企業の業績を比較できるのでかなり重宝しました。
登録手続きが少し手間ですが、無料で利用できるので、ぜひ活用してみてください
【公式サイト】https://www.monex.co.jp/
ステップ⑨:インターンシップに参加する
企業研究のステップ9つ目は「インターンシップに参加する」です。
インターンシップに参加すると、その企業の雰囲気やオフィスでの働き方などを肌で感じることができます!
また、「早期選考の案内」や「一次面接免除」などの特典を獲得できるケースもあるので参加必須です。
ステップ⑩:会社説明会に参加する
企業研究のステップ10つ目は「会社説明会に参加する」です。
ステップ②から⑨を実践して、自分に合いそうと感じた企業の会社説明会には積極的に参加しましょう。
社員の口コミだけでは見えない、志望企業のリアルな情報が得られます。
ちなみに、会社説明会ですべき質問は以下記事にまとめています。
実際の例文を載せながら紹介しているので、会社説明会に参加予定の人はチェックしておきましょう。
企業研究をおこなううえでのポイント【3選】
本章では、企業研究をおこなう際のポイントを3つにまとめてみました。
ぜひ、企業研究をおこなう際は、以下3項目を意識してみてください。
企業研究をおこなう際のポイント
①信頼性の高い情報収集を心がける
上記のとおり、企業研究では「信頼性の高い情報」を収集するように心がけましょう!
正直、SNSの発達で根拠のない情報を発信して利用者を騙すアカウントが後を立ちません…
私の友人が間違った情報をもとに面接に臨んだ結果、恥をかいてしまったケースがありました…
このようなことが起こらないためにも、企業研究をおこなう際は信頼性の高い情報収集が必須です。
メリットだけ書かれているサイトや出典元の記載がないサイトには注意しましょう。
②社員のリアルな口コミや評判は必ずチェックする
上記のとおりでして、「社員のリアルな口コミや評判はかならずチェック」しましょう!
社員のリアルな口コミや評判は、会社概要や業績だけでは知り得ない情報がたくさん載っています。
例えば、『〇〇部署は残業時間が多い』や『家賃補助の8割負担が助かる』などが最たる例です。
こういった情報は、会社説明会ではなかなか聞くのが難しい質問だったりするので…
先ほど紹介したようなサイトで社員のリアルな口コミ・評判は必ずチェックしておきましょう。
おすすめ口コミサイト
③第三者にダブルチェックをしてもらう
上記のとおりでして、企業研究の結果を「第三者にダブルチェックしてもらう」のも大切です。
というのも、第一志望の企業は、どうしても客観的視点で見れなくなったりします。
そのため、第三者からの視点を取り入れて企業研究の精度を上げる行動は必要になってきます。
ちなみに、第三者に企業研究のダブルチェックを依頼する場合は、以下3パターンのいずれかになると思います。
パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / 志望企業出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | プロの就職支援を受けられる | 担当者の質に大きく左右される |
上記のとおり、一番確実かつ手間が少ないのは「大学のキャリアセンター」を利用するパターンです。
高い学費を払っているからこそ、積極的に利用していきましょう。
企業研究をおこなううえでやってはいけないこと【3選】
では最後に、企業研究をおこなううえでやってはいけないこと3つを紹介したいと思います。
やってしまいがちな項目に絞ったので、ぜひ参考にしてみてください。
やっても意味がない企業研究
①企業理念を暗記する
上記のとおりでして、企業研究をおこなううえで「企業理念の暗記は不要」です。
もちろん、企業理念は「全社員が同じ方向を向くため」に必要な大切な理念!
ただ、学生に対して「企業理念を答えてください!」と質問をする企業は少ないのが現実です!
②有価証券報告書をすべて読む
上記のとおり、「有価証券報告書をすべて読む必要もまったくない」です。
「企業研究のやり方10ステップ」でも紹介しましたが、有価証券報告書を読むのは大切です!
ただ、有価証券報告書は、あくまで投資家に向けた情報を発信している報告書!
配当性向やROEみたいな難しい専門用語を細かく理解する必要はないです。
色々書かれていますが、有価証券報告書は以下5つを確認しておきましょう。
確認項目
- 事業の内容
- 事業別の売上高
- 事業別の従業員数
- 社員口コミのチェック
- 経営方針・企業内の課題
③決算書を読んで分析する
上記のとおりでして、「決算書を読んで分析する」のもやりすぎに注意です。
正直、決算書を読むのは意味がないと書くと語弊があるかもですが…
「ROE」や「総資産回転率」みたいな細かい分析は不要です。
正直、面接でいきなり『御社のROEは〇〇なので…』みたいな学生がいたら怖くないですか?
もちろん、財務分析が好きで知識もあれば確認しても良いと思います。
ただ、一から決算書の読み方を学んでまでおこなう必要はないというのが私の意見です!
企業研究に関するよくある質問【3選】
では最後に、企業研究に関するよくある質問3つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問3選
①企業研究はいつから始めるべき?
R氏(21歳)
企業研究はいつから始めるべきなのでしょうか?
就活解禁前(大学3年生3月)までには始めないといけないですよね…
結論、志望企業の選考開始の2ヶ月前がおすすめです!
企業研究は、あまり早く始めると古い情報をキャッチアップしてしまうリスクがあります。
そのため、志望企業の選考開始の2ヶ月前を目安に始めていきましょう。
②企業研究は意味ないでしょうか?
T氏(20歳)
企業研究なんてやっても意味ないのでしょうか?
先輩から入社しないとわからないから企業研究は不要と言われました…
結論、企業研究は以下3つをハッキリさせるために必要な就活対策です!
企業研究とは?
- 入社前後のミスマッチ防止
- 入社意欲の明確化
- 面接官の質問に答えるため
上記3つの詳しい詳細は「企業研究は意味があるのか?」という記事で紹介していますが…
「興味がある企業が入社するに値するか見極めるために必要」と捉えておきましょう。
③企業研究におすすめの情報サイトは?
T氏(21歳)
企業研究におすすめの情報サイトを教えていただきたく…
色々な就活サイトがある中で、何がおすすめなのかわからなくなっています…
結論、企業研究におすすめの情報サイトは以下4つです。
おすすめ情報サイト
上記4つは、「企業研究のやり方10ステップ」で紹介したおすすめ就活サイトです。
すべて無料で利用できるので、積極的に活用してみてください!
【まとめ】誰も教えてくれない企業研究のやり方10ステップ
今回は、誰も教えてくれない企業研究のやり方10ステップを紹介しました。
step.1
step.2
step.3
step.4
step.5
step.6
step.7
step.8
step.9
step.10
企業研究と聞くと難しく感じるかもしれませんが、上記10ステップ以外に実践する必要はないです。
だいたい、会社説明会とインターンシップをのぞけば「1企業2時間くらい」で終わります。
新卒として初めて入社する企業、ぜひ今回紹介した10ステップを実践して、入社に値する企業か見極めてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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