

今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイト以外の実績がないFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月に東証プライム企業へ総合職入社
- 新卒1年目から約4年間 東証プライム企業で採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者へ向けて就活情報発信中(実績:AbemaTVの就活特番生出演)
私自身、企業研究が大切と聞くことは多かったですが、何から始めるべきか分かりませんでした…
当時は、企業の公式サイトを見たりしてたのですが、本当に企業研究できているかもわからず…
今回は、そんな企業研究のやり方を約4年の採用経験×30万人が訪れる当ブログ運営で培った経験をもとに徹底解説!
どういったサイトを活用して企業研究を進めるべきかまで記載しているので、企業研究のやり方に苦戦している方はチェックしてみてください。
スポンサーリンク
【企業研究とは?】業界研究との違い含めて紹介
まず始めに、企業研究とは何かについて簡単に紹介したいと思います。
企業研究と業界研究の違いまで紹介しているので参考にしてみてください。
①企業研究とは?


メリット
- 入社前後のミスマッチ防止
- ブラック企業に騙されない
- 入社意欲の明確化(内定確率の底上げ)
企業研究は、志望企業をさまざまな角度から分析。
その中で、自分の想像と違う企業だったという気づきも少なくありません。
また、企業の業績や社員の口コミをチェックすると労働環境が悪いブラック企業だったというケースも。
そういったケースをなくすためにも企業研究は必要になってきます。


②企業研究と業界研究の違いは?

- 業界研究:一つの業界について深く理解すること
- 企業研究:一つの企業について深く理解すること
上記の通り、業界研究は、物流業界などの広い範囲の分析。
企業研究は、物流業界の〇〇社を分析という狭い範囲での分析することを指します。

業界研究を始めにおこない、興味のある業界の中から志望企業をいくつか絞って企業研究を実施。
その際、第一志望から順番に企業研究をおこなっていくのがおすすめのやり方です。

【新卒向け】企業研究のやり方を8ステップで紹介

企業研究のやり方
- 企業研究ノートを作成する
- 企業のコーポレートサイトを確認
- 銘柄スカウターで企業の業績を確認
- 就活情報サイトで過去の選考情報を確認
- 社員口コミサイトで企業のリアルな情報を確認
- 会社説明会に参加する
- インターンシップに参加する
- 就職四季報を確認する

ステップ①:企業研究ノートを作成する

なお、企業研究ノートと聞くと難しく感じるかもしれませんが…
企業研究ノート=多くのサイトや社員の口コミ・説明会から集めた情報を集約するノートです。
ルーズリーフやスマホ・タブレットのメモ帳・ExcelやWord、企業研究した各社の情報が集約できれば何でもOK。


※企業研究ノートに決まりはないので、自分の一番取りまとめやすい手法で作成しましょう。
ステップ②:企業のコーポレートサイトを確認

多くの企業分析方法がありますが、まず始めにすべきなのは志望企業の公式サイトを確認。
以下のような項目は、多くの企業サイトで記載があるので要チェックです。
企業研究の確認事項
- 会社概要と沿革 / 事業内容
- 企業理念(将来の展望) / 企業の主力商品
- 採用情報(募集要項)
上記情報は、企業の公式サイトが発表しているので情報の信頼性が担保されています。
まずは、上記のような信頼性の高い情報を集めていくのが企業研究の第一歩です。
ステップ③:銘柄スカウターで企業の業績を確認


とご質問をいただくことが多いのですが、結論、投資に使うマシネックス証券提供の銘柄分析ツールです。
※出典元:マネックス証券公式サイト
投資ツールなので企業研究と関係ないように見えますが、実は企業研究にかなり使える無料ツール。
以下のような志望企業の業績を簡単かつ詳細に確認するうえで重宝するツールです。
銘柄スカウターの機能
- 企業情報や取扱商品の業績ニュースのまとめ
- 過去10年以上の業績をグラフ表示
- 企業の売上達成率などのグラフ表示
- 企業の成長率や短期業績トレンド・財務状況のまとめ
上記は、銘柄スカウターの一部の機能ですが、企業研究においては上記4つを確認しておけば問題なし。
なお、実際の利用イメージが湧きやすいように、私のおすすめ機能の一つ「四半期業績比較」を載せておきますね。
※出典元:マネックス証券公式サイト
正直、上記情報は各企業のコーポレートサイトに載っていることが多いです。
しかし、各企業の業績を一つずつExcelに転記して、グラフ作成するのはかなり手間…
そういった比較もボタンひとつで簡単にできてしまうのが銘柄スカウターの魅力となっています。


ステップ④:就活情報サイトで過去の選考情報を確認

企業のコーポレートサイトや銘柄スカウターで企業理念や企業の業績を確認するのは大切。
ですが、それと同じくらい大切なのが、過去の選考情報をチェックすることです。
企業側も採用方法をいきなり変えることは少ないので、過去の選考情報は必ず活きてきます。


ユニスタイルのおすすめポイント
- 実際に選考通過したエントリーシート(ES)が7万件以上見放題
- 人気企業のリアルな選考情報が知れる(例:三菱商事など)
- 限定イベントへの参加情報が知れる
とくに、選考で通過した就活生のESが7万件以上見放題な点がUnistyle(ユニスタイル)の魅力!
先輩のESや選考情報をチェックしておけば、かなり選考で有利になるので導入しておくと便利なツールです。
ユニスタイル公式サイト「https://unistyleinc.com/」
ステップ⑤:社員口コミサイトで企業のリアルな情報を確認

企業の会社概要や業績だけを見ても、その企業が優良企業なのか見極めるのは難しいのが現実…
そこで活用したいのが、無料で提供されている社員口コミサイト。
" 〇〇部署は残業時間が多い "や" 家賃補助の8割負担が助かる "など、口コミサイトでしか知りえない情報も多いです。

おすすめ口コミサイト
正直、OpenWorkとライトハウスを利用しておけば、だいたいの企業の口コミ・評判が見れます。
企業研究において、実際に働いている社員の口コミを事前にチェックするのは必須なので早めに導入しておきましょう。
ステップ⑥:会社説明会に参加する

志望企業の社員口コミサイトを確認して自分に合いそうと感じた場合は、説明会に参加しましょう。
数字や社員の口コミでは見えない、志望企業のリアルな情報が得られます。


ステップ⑦:インターンシップに参加する

インターンシップは、その企業の雰囲気やオフィスでの働き方などを肌で感じることが可能。
また、早期選考の案内や一次面接免除などの特典を獲得できるケースもあるので参加をおすすめします。
注意事項
ただし、長期インターンシップは、大学3年生8月が参加する時期のデットライン。
そのため、大学3年生の8月以降から企業研究を始める方は、インターンシップ参加を無理にする必要はありません。


ステップ⑧:就職四季報を確認する

企業研究は、" 有給休暇の取得率 "や" 年間休日 "といった説明会では聞きづらい部分の分析も必須。
そう言った情報を手っ取り早く集めることができるのが「就職四季報」です。

- 新卒3年後離職率
- 採用実績
- 有休取得状況
- 残業時間・待遇
- 最新の選考情報
- 採用人数・配属先
毎年、多くの書店で全面的に売り出されており、手元に置いている学生も多い書籍。
企業研究には欠かせない一冊となっており、ぜひ持っていない方は購入を検討してみてください。


企業研究をおこなう際のポイント【3選】

企業研究をおこなう際のポイント
- 信頼性の高い情報収集を心がける
- 社員のリアルな口コミや評判は必ずチェックする
- 第三者にダブルチェックをしてもらう
①信頼性の高い情報収集を心がける

就活情報を発信する情報サイトやブログの中には、根拠のない情報を発信して利用者を騙すサイトも多いです。
なお、私の友人が間違った情報をもとに面接に臨んだ結果、恥をかいてしまったというケースもありました…
このようなことが起こらないためにも、企業研究をおこなう際は信頼性の高い情報収集が必須。
メリットだけが書かれているサイトや出典元の記載がないサイトには注意しましょう。
②社員のリアルな口コミや評判は必ずチェックする

社員のリアルな口コミや評判は、会社概要や業績だけでは知り得ない情報がたくさん載っています。
例えば、" 〇〇部署は残業時間が多い "や" 家賃補助の8割負担が助かる "などが最たる例です。
こう言った情報は、会社説明会ではなかなか聞くのが難しい質問。
そのため、先ほど紹介したようなサイトで社員のリアルな口コミ・評判は必ずチェックしておきましょう。
おすすめ口コミサイト
③第三者にダブルチェックをしてもらう

と言うのも、企業研究は、客観的な視点で企業分析することが大切。
しかし、第一志望などの志望動機が強い企業は、どうしても客観的視点で見れなくなってしまいます。
そう言った場合に、第三者からの視点を取り入れることで企業研究の精度を上げることが可能です。

パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / 志望企業出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | プロの就職支援を受けられる | 担当者の質に大きく左右される |
上記の通り、一番確実かつ手間が少ないのは大学のキャリアセンターを利用するパターン。
企業研究をおこなった企業の年次が近いOBがいれば、そちらの社員を紹介してもらうのもおすすめ。
なお、大学の友人同士で企業研究をするのも気兼ねなくできる点では良いのですが、あまりおすすめしません…
友人も企業研究が初めての場合、的確なアドバイスが受けられず、ミスリードになってしまうことがあります。
最後の就活エージェントについては、プロの視点で企業研究のフィードバックを受けられるのでかなりおすすめ。
ただし、担当者の質によって大きく左右されるサービスなので、以下の記事を参考にした利用前のサービス比較は必須です。
企業研究に関するよくある質問【3選】

よくある質問3選
- 企業研究はいつから始めるべき?
- 企業研究は意味ないのでしょうか?
- 企業研究におすすめの情報サイトは?
①企業研究はいつから始めるべき?
R氏(21歳)
企業研究はいつから始めるべきなのでしょうか?
就活解禁前(大学3年生3月)までには始めないといけないですよね…

企業研究は、あまり早く始めると、古い情報をキャッチしてしまうケースも少なくないです。
そのため、志望企業の選考開始の2ヶ月前までに始めていきましょう。
②企業研究は意味ないでしょうか?
T氏(20歳)
企業研究なんてやっても意味ないのでしょうか?
先輩から入社しないとわからないから企業研究は不要と言われました…


メリット
- 入社前後のミスマッチ防止
- ブラック企業に騙されない
- 入社意欲の明確化(内定確率の底上げ)
とくに、企業研究をすることで入社前後のミスマッチを防げたケースは少なくないです。
なんとなく口コミが良かったから受けたら実態がまったく違った…
こう言ったケースは、企業研究をしっかりおこなえば未然に防ぐことが十分に可能。
そのため、志望企業の企業研究は必ずおこなうようにしましょう。
③企業研究におすすめの情報サイトは?
T氏(21歳)
企業研究におすすめの情報サイトを教えていただきたく…
色々な就活サイトがある中で、何がおすすめなのかわからなくなっています…

おすすめ情報サイト
- 「銘柄スカウター
」:各企業の業績比較が画面一つでチェック可能
- 「Unistyle(ユニスタイル)
」:大手企業の選考通過した先輩のESが7万件以上見放題
- 「OpenWork」:1,500万件以上の企業の口コミ・評判が閲覧可能
- 「ライトハウス」:年間5,000万ユーザーが利用する大手口コミサイト
上記4つは、ここまでに紹介した企業研究のやり方8ステップで利用をおすすめした情報サイト。
すべて無料で利用できるにもかかわらず、企業研究をおこなうための優れた機能が備わっているのでおすすめです。
【新卒向け】企業研究のやり方8ステップのまとめ

企業研究のやり方
- 企業研究ノートを作成する
- 企業のコーポレートサイトを確認
- 銘柄スカウターで企業の業績を確認
- 就活情報サイトで過去の選考情報を確認
- 社員口コミサイトで企業のリアルな情報を確認
- 会社説明会に参加する
- インターンシップに参加する
- 就職四季報を確認する
企業研究は大切と聞くことは多いですが、何から始めるべきか悩まれる方もたくさんいます。
正直、私が就活を始めたときは、企業研究のやり方はもちろん、企業研究と業界研究の違いもわかっていませんでした。
しかし、企業研究は、志望企業の内定確率や入社後のミスマッチを防ぐうえで必須の対策。
ぜひ、今回紹介した企業研究のやり方を参考に志望企業の分析をおこなってみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。