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- そもそもエントリーシートってなに?
- エントリーシートはどうやって書くの?
- エントリーシートを書くときの注意点は?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
エントリーシート(ES)は、就活攻略において切っても切り離せない存在です。
多くの企業が「ESを選考の入り口」としています。
今回は、そんな「ESの書き方」について詳しく紹介する記事です。
これから、ESの提出が多くなってくる学生は、ぜひ参考にしてみてください。
【大前提】エントリーシートとは?
まず始めに『そもそもESってなに?』という部分にふれておきます。
大きく3つの切り口に分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
エントリーシートとは?
- エントリーシートで見られているポイント
- エントリーシートと履歴書の違い
- エントリーシートでよくある設問
①エントリーシートについて
ESは、採用選考の材料となる大切な書類です。
多くの企業は、以下3つのポイントを知るために提出を求めてきます。
ポイント
- あなたの能力
- あなたの価値観・人柄
- 志望意欲の高さ
とくに、志望意欲の高さは要チェック項目です。
私自身、新卒の採用担当をしていたときは、志望意欲を中心にチェックしていました。
②エントリーシートと履歴書の違い
続けて、「ESと履歴書の違い」についてもふれておきます。
- ES:採用のために活用する資料
- 履歴書:入社後も従業員データとして保管される資料
こんな感じでして、実はESと履歴書には明確な違いがあります。
また、エントリーシートは、企業ごとに記入内容が違うことが多いです。
その点、履歴書は「企業が用意しているもの以外」もOKなケースが多かったりします。
ポイント
ESと履歴書を同時に提出する必要がある場合は、「ESへ具体的な内容」・「履歴書にESで書いた内容の要約」を書くようにしましょう。
③エントリーシートでよくある設問
ESは、企業ごとにカスタマイズされていることが多いのですが…
多くの企業は、以下4つの設問をかならず設けてきます。
- 自己PR
- ガクチカ
- 志望動機
- キャリアプラン(入社後にやりたいこと)
前述で紹介した、「企業がESで見ているポイント」を満たすのが上記4つの設問です。
そのため、まずは上記4つの書き方を理解していきましょう。
正直、上記4つを上手く書ければESを攻略したと言っても過言ではありません。
【例文あり】エントリーシートの書き方
ではさっそく、ESの書き方を大きく4つの設問に分けて紹介していきます。
ESで求められる設問4つ
- 自己PR
- ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)
- 志望動機
- キャリアプラン(入社後にやりたいこと)
①自己PRの書き方
詳しくは「自己PRの書き方とは?」という記事で紹介していますが…
自己PRは「決まった型(構成)」で書くのが必要不可欠です。
自己PRの構成
- 結論:志望者の強みを簡潔に書く
- プロセス:強みを裏付けるエピソードを書く
- プロセスにおける課題:エピソード内で直面した課題を書く
- 課題の解決策:課題解決のために取った行動を書く
- 成果:課題解決によって学んだ成果を書く
- 貢献:志望企業への貢献を書く
上記は、私が約8年間、多くの学生の自己PR添削をしてきた経験をもとに作成した構成です。
イメージしやすいように、「自己PRの例文」も載せておきますね!
私の強みは、チームワークを円滑にする「コミュニケーション能力」です。
私は大学のゼミ活動で「持続可能な都市開発」がテーマのプレゼン大会に参加しました。
本件を進めるにあたっては、序盤にチームで役割を決めることに注力。
しかし、役割分担のデメリットとして「ヨコ連携」が上手くできず、プロジェクト全体の作業進捗が滞ることが多々ありました。
そこで、全員の意見を整理するための「週1回の定例ミーティング」を設定。
定例ミーティングでは、チーム全体の方向性をまとめつつ、各メンバーと協力しながら資料反映までおこないました。
結果、プレゼン大会では「10チーム中3位入賞」という成績を残すことに成功。
御社でもこの経験を活かし、社内外の関係者と連携しながら、最適なソリューションを提供することで貢献します。
なお、自己PRに書けるエピソードがない人は「ゼロから作る」しかありません。
この辺りの詳しい詳細を知りたい人は、以下記事を参考にしてみてください。
②ガクチカの書き方
詳しくは、「ガクチカの書き方とは?」という記事で紹介していますが…
ガクチカにも「決まった型(構成)」が存在します。
ガクチカの構成
- 経験:学生時代に頑張ったことは〇〇と簡潔に書く
- 理由・動機:なぜ学生時代にそのエピソードに取り組んだのか書く
- 目標・課題:エピソードの中で目指した目標や課題を書く
- 課題の解決策:課題解決のために取った行動を書く
- 成果:課題解決によって学んだ成果を書く
- 今後の展望:以上の成果を通じた学びの継続と今後の展望を書く
上記6つの構成に従って書くことで「筋道の通ったガクチカ」を作ることができます。
イメージしやすいように、「ガクチカの例文」も載せておきますね!
私が学生時代に頑張ったことは、マーケティング会社のインターンシップで経験した「健康食品の市場分析」をテーマにしたプレゼンテーションです。
大学二年生の夏、実践的な力を身につけたいと考え、1ヶ月間のインターンシップに参加。
私は、1ヶ月間の分析結果を社員の前で発表する役割を担いました。
中間発表では、相手に伝わる話し方を意識しましたが、緊張からスライドの順番を間違え、重要なデータを抜け落とす失敗を経験。
その後、資料構成や話し方について、グループメンバーはもちろん、社員の方にも積極的にアドバイスを求めPDCAを繰り返しました。
結果、本番のプレゼンテーションでは「5点満点中の4.5点」という好成績を残すことに成功。
この経験を通じて、失敗を恐れず挑戦する姿勢と、改善し続ける大切さを学びました。
なお、ガクチカに書けるエピソードがない人も「ゼロから作る」しかありません。
この辺りの詳しい詳細を知りたい人は、以下記事を参考にしてみてください。
③志望動機の書き方
詳しくは、「志望動機の書き方とは?」という記事で紹介していますが…
志望動機にも「決まった型(構成)」が存在します。
志望動機の構成
- 結論ファースト:私は〇〇が理由で志望しましたと簡潔に書く
- 背景・エピソード:自分のやりたいことが〇〇である理由や背景を書く
- 入社後の活躍プランの明示:入社後に取り組みたいことを書く
志望動機で大切なのは、「なぜうちでないとダメなのか?」をハッキリ伝えることです!
イメージしやすいように、「志望動機の例文」も載せておきますね!
私は、貴社の「感情への貢献」という理念を軸とした事業展開に魅力を感じ志望しました。
貴社のインターンシップでは、「感情への貢献」という軸をもとにした新規事業の立ち上げを体験し、顧客視点での価値創造の難しさを実感しました。
入社後は、顧客の感情に寄り添い、社会を支える事業を創り出す一員として、既存事業の成長に貢献するとともに、新規事業の創出にも積極的に挑戦したいと考えています。
また、貴社の成長を牽引し、次代を創る企業へと押し上げる原動力となれるよう尽力します。
文字数によっては、「新規事業の立ち上げ」という体験をさらに詳しく書いても良いと思います。
この辺りは、文字数指定に応じて臨機応変に対応しましょう。
なお、上記以外の例文を知りたい人は、以下記事も参考にしてみてください。
合計20つの例文を紹介しているので、かなり参考になるはずです。
④キャリアプランの書き方
多くの企業では、「入社後のキャリアプラン」についての設問も存在します。
『入社したこともないのに分からないよ…』と感じてしまう人も多いと思いますが…
以下のような方法を用いて、10年後までのキャリアプランを用意しておきましょう。
キャリアプランを考える方法
- 企業の公式サイトのチェック(社員インタビュー記事)
- インターンシップへの参加
- OB・OG訪問
- 会社説明会への参加
キャリアプランを明確に記載することで、企業側へ志望意欲の高さを伝えることができます。
参考までに、「キャリアプランに関する例文」も載せておきますね!
私のやりたいことは、法人顧客への端末販売を通じた通信インフラへの貢献です。
私は貴社で、法人向けの端末販売を担当し、企業の業務効率化を支えたいと考えています。
そのために、入社3年目までに、法人営業の基礎を習得し、幅広い業界の顧客と関係を構築。
5年目には、大型案件の提案を主導し、売上向上に貢献します。
また、10年後には、営業戦略の立案を担当し、組織の成長をけん引。
目標実現のために、通信技術や営業スキルを磨き、顧客の課題解決に努めます。
上記は例文なので、具体的な「事業部・プロジェクト名」までは記載していないですが…
キャリアプランを記載するときは、この辺りの内容を盛り込むようにしましょう。
エントリーシートを書くときの注意点【3選】
本章では、ESを書くときの注意点にふれておきます。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
注意点
- 文字数制限は守る
- 誤字脱字は要チェック
- 読みやすい文章で書く
注意点①:文字数制限は守る
ESでは、「文字数制限」が設けられていることが多かったりします。
例えば、「300文字以内で自己PRを記載してください」などです。
その中で、文字数制限を守らないと確実に落ちます。
300文字であれば「290文字前後」を意識して書くようにしましょう。
注意点②:誤字脱字は要チェック
ESでは、「誤字脱字」も要チェックです。
誤字脱字があると一発アウトの可能性も少なからずあります。
そのため、「ChatGPT」などの生成AIツールも活用しながら、誤字脱字が存在しないか入念にチェックしておきましょう。
注意点③:読みやすい文章で書く
ESを書くときには、「読みやすい文章」を意識するのも大切です。
私の場合は、以下3つの注意点を意識して作っていました。
注意ポイント
- 専門用語を多用していないか
- 話し言葉になっていないか
- 漢字ばかりを多用していないか
この辺りは、多くの学生がESを書くときにやってしまいがちです。
例えば、「漢字・ひらがな・カタカナ」の割合は「2:7:1」とするなど、読みやすい文章になっているか意識しながら書きましょう。
エントリーシートを書くときに使えるサービス【3選】
最後に、「ESを書くときに使えるサービス3つ」を紹介します。
すべて無料で使えるサービスなので、ES作成に苦戦している人は導入を検討してみてください!
ES作成に使えるサービス
サービス①:キャリアパーク
最初におすすめするのは「キャリアパーク」というサービスです。
詳しくは、「キャリアパークの評判は?」という記事で紹介していますが…
おすすめの理由
- 大手内定者のES100以上が読み放題
- 有益な就活ツールがすべて無料
- サイト内の就活コラムが豊富
こんな感じでして、無料で「大手内定者のESが100以上」が読み放題のサービスです。
もちろん、それ以外の就活ツール・コンテンツもすべて無料です!
そのため、ES作成はもちろん、就活攻略に役立つツール・情報を手に入れたい人にもおすすめのサービスとなっています。
【公式サイトはこちら】https://careerpark.jp/
サービス②:生成AI
昨今、ChatGPTの誕生で「生成AI」に多くの人が注目しています。
そんな生成AIの利用率は「62.9%(マイナビ調査:25卒対象)」!
就活攻略に生成AIは必要不可欠なサービスとなっています。
なお、生成AIは以下8つのシーンで活用することができます。
- 自己分析
- 企業選びの軸
- 自己PRの作成
- ガクチカの作成
- 志望動機の作成
- キャリアプランの作成
- 面接練習
- 文章の添削
各シーンの活用方法は、以下記事にまとめているので参考にしてみてください!
サービス③:就活エージェント
ES作成において「就活エージェント」を活用するのもおすすめです。
ES作成・添削はもちろん、以下の就職支援が無料で受けられます。
- キャリア相談(業界・企業研究含む)
- あなたに合った求人紹介
- エントリーシート・履歴書の添削
- 自己分析サポート
- 面接後のフィードバック
やはり一番の魅力は「プロ視点のES作成・添削支援が受けられる点」です。
多くのサイトでおすすめされていますが、私も「就活エージェント」は使えると思っています。
ただし、デメリットも少なからずあるので認識しておきましょう。
デメリット
- ES作成・添削の支援だけはしてくれない
- アドバイザーの質に左右される
残念ながら、就活エージェントは「ES作成・添削だけの相談」は受付けていません。
そのため、「ES作成の手伝いだけして欲しい人」の利用はおすすめしません。
逆に「就職支援を一から受けたい人」には、かなりおすすめのサービスです。
キャリア相談はもちろん、あなたに合った求人紹介も受けられる神サービスとなっています。
なお、おすすめの就活エージェントは、以下記事にまとめているので参考にしてみてください!
【まとめ】エントリーシートの書き方について
今回は、エントリーシートの書き方を中心に紹介しました。
ESで求められる設問4つ
- 自己PR
- ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)
- 志望動機
- キャリアプラン(入社後にやりたいこと)
上記4つは、多くの企業がエントリーシートに求める設問です。
まずは、上記4つの設問を事前に準備することが大切になってきます。
ぜひ、今回紹介した「各設問の構成(型)」を参考にしながら、ESを作成していきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。