今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
グループディスカッション(以下、GDと記載します)は、見ず知らずの学生同士で一つのお題に対して議論する選考。
GDを円滑に進めるために役割分担を決める時間が設けられていることは多いです。
今回は、そんなGDにおけるおすすめの役割を紹介していきます。
ただし、タイムキーパーを選べばGDで受かるという単純な話ではなく…
タイムキーパーをする場合の立ち回り含めたポイントを押さえることが大切!
その辺りの内容についても、新卒の採用担当者としてGDの選考官を約4年おこなってきた経験を活かして紹介していきます。
タイムキーパーがおすすめの理由をすぐに知りたいという方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
グループディスカッションにおける代表的な役割【4選】
GDにおける役割一覧
- 進行役:GDの" リーダー "的なポジション
- タイムキーパー:GDの" 時間管理 "をおこなうポジション
- 書記:GDの" 発言のメモ "をおこなうポジション
- 発表者:GD内でまとめた" 結論 "を企業へ発表するポジション
役割①:進行役
進行役は、GDにおける一番人気の役割であり、「ファシリテーター」と言われたりもします。
進行役は、メンバーの発言しやすい環境作りや議論の活性化・適切な議論への誘導が主な役割です。
注意事項
なお、進行役は、周囲に気遣いができる人やリーダーシップのある人におすすめの役割!
ただし、「あなた自身がクラッシャー」になってしまうリスクもある役割なので注意が必要です。
役割②:タイムキーパー
タイムキーパーは、企業からのお題に対して時間内に結論を導き出すために必須の役割。
議論が加熱してしまった場合の臨機応変な対応が求められます。
なお、タイムキーパーは、" 後〇〇分です! "のような発言をかならずします。
そのため、チームに溶け込めやすく、GD初心者の人におすすめの役割と言われています。
役割③:書記
書記は、さまざまな意見が飛び交う内容をキャッチアップしまとめる役割。
発表者が伝えやすいように結論を画面投影できる簡単な資料を用意するケースもあります。
注意事項
なお、書記を選ぶ場合は、発言を忘れがちになるケースが多いので注意が必要です。
メモを取るだけで精一杯になるほど難しい役割ですが、積極的な発言も求められる役割となっています。
役割④:発表者
発表者は、グループ内でまとめた結論を企業へ発表する役割。
企業から1分以内に発表してくださいなど言われた場合は、指示通りに発表する必要があります。
注意事項
なお、結論をうまく発表できれば、企業やグループ内から高評価を得ることができる役割ですが…
グループを代表する立場としてのプレッシャーや企業から一発アウトを喰らう可能性もある役割となっています。
グループディスカッションの役割で【タイムキーパー】をおすすめする理由
おすすめの理由
- チームに溶け込みやすい
- かならず発言する機会がある
- 時間内に結論まで導き出せると評価されやすい
- 他の役割に比べてリスクが少ない
①チームに溶け込みやすい
と言うのも、タイムキーパーは、チームにかならず残り時間を伝える必要があります。
また、チーム全員と最初に時間配分を決める合意形成が必要な役割なので、チームに溶け込みやすいです。
そのため、タイムキーパーは、比較的チームに溶け込みやすいおすすめの役割と言えます。
②かならず発言する機会がある
繰り返しになりますが、タイムキーパーは、チーム内に残り時間を発言する必要がある役割。
どれだけ発言が苦手な人でも、タイムキーパーをおこなえば発言することが可能です。
③時間内に結論まで導き出せると評価されやすい
タイムキーパーは、結論に辿り着くための時間配分をコントロールする役割。
そのため、時間内に結論まで導き出せると評価されやすい役割でもあります。
もちろん、司会進行や発表者の方が目立つのは間違いないですが、企業はタイムキーパーの動きも意外と見ています!
④他の役割に比べてリスクが少ない
役割 | リスク |
司会進行 |
|
書記 |
|
発表者 |
|
タイムキーパー |
|
上表の通り、タイムキーパーは他の役割に比べて圧倒的にリスクが少ないです。
そのため、GD初心者の人にもおすすめの役割としても注目されています。
グループディスカッションで【タイムキーパー】をする場合の立ち回り
タイムキーパーの立ち回り
- 議論中に確保すべき時間の洗い出し
- 時間を意識した司会進行のサポート
- 脱線した議論の軌道修正
- 積極的な発言の実施
①議論中に確保すべき時間の洗い出し
ポイント(45分のGDを想定)
- 自由に意見を発表する時間の確保(目安15分)
- 発表された意見から結論を導き出す時間の確保(目安20分)
- 発表を練習する時間の確保(10分)
上記3つの時間を確保することで、円滑な議論はもちろん、時間内に結論を導き出せる可能性が高くなります。
なお、時間配分を決める場合は、かならずチームメンバー全員に合意形成を取ってください。
また、時間配分を決める時間は、できるだけ早くして議論する時間を圧迫しないようにしましょう。
②時間を意識した司会進行のサポート
と言うのも、GDは議論が加熱することが多い選考。
もちろん、議論のコントロールは司会進行も担いますが、サポートしてあげると司会進行からの印象が良くなります。
また、選考官も議論をコントロールする動きや発言はよく見ているので、積極的におこないましょう。
③脱線した議論の軌道修正
こちらも司会進行が担う範囲と言われがちですが、タイムキーパーがサポートしてあげると評価につながりやすいです。
なお、私の場合は、" 残り〇〇分なのでこの議論はあと〇〇分にした方が良いかも "みたいな発言をしていました。
できるだけ低姿勢で発言してあげると、和やかな雰囲気で軌道修正できるので参考にしてみてください。
④積極的な発言の実施
タイムキーパーは残り時間を伝えるだけで良い役割と思われがちですが…
どんな役割であっても発言しないと評価につながりません。
もちろん、かならず発言する機会があるというメリットはありますが、積極的な発言は心がけるようにしましょう。
グループディスカッションでおすすめしない役割は【書記】
結論、私のGDでおすすめしない役割は「書記」です…
他のサイトでおすすめされていることも多いですが、リスクも大きい役割となっています。
なお、書記をおこなう場合の一番のリスクは、メモに集中して発言ができないこと…
私も一度書記を経験しましたが、発言の飛び交う中で重要な部分をメモしながら発言もするのは難易度が高かったです。
また、書記は、司会進行や発表者に比べて目立たない役割とも言えます…
そのため、難易度に対してのアピールポイントが少ないという意味でも書記はおすすめしない役割です。
グループディスカッションの通過には模擬練習が必須
GDにはさまざまな小手先のテクニック(発言者の方へ椅子を傾けるなど)はありますが…
GD通過の一番のカギはイベントに参加してGD慣れしておくこと!
事前にあなたの立ち回りや役割が本当にハマっているか実践でチェックしておきましょう。
正直、最初のうちは、無料のGDイベントに参加しては打ちのめされる日々でしたが…
繰り返していくうちに「就活仲間や参加企業からフィードバック」→「コツをつかめてくる」→「苦手意識が消える」感覚がありました。
始めはイベント参加後に落ち込むこともあるかもしれませんが、その先にGD無双の未来が待っています。
おすすめ就活イベント
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とくに、1日で多くのGD経験を積みたい方は「デアイバ」がおすすめ!
1日最大4回、企業側からのフィードバックがもらえる実践形式のGD練習をすることができます。
もちろん参加も無料なので、GD経験がない方は、参加してみてください。
デアイバ公式サイト「https://deiba-gd.studio.site/」
グループディスカッションに関するよくある質問【5選】
よくある質問
- グループディスカッションでやってはいけないことはなんでしょうか?
- グループディスカッションで企業が求めている能力はなんでしょうか?
- グループディスカッションに受かる人の特徴ってありますか?
- グループディスカッションの自己紹介ってなに話せば良いですか?
- グループディスカッションは結論までいかないと落ちるのでしょうか?
①グループディスカッションでやってはいけないことはなんでしょうか?
R氏(21歳)
グループディスカッションでやってはいけないことはなんですか?
落ちる可能性がある行動を具体的に教えて欲しいです…
上記の通り、グループディスカッションでは、結論を出さなければほとんどの確率で全員落とされます。
もちろん、確実に落ちるわけではないですが、結論はグループディスカッションの中でも評価比重が高い傾向にあります。
②グループディスカッションで企業が求める能力はなんでしょうか?
T氏(20歳)
グループディスカッションにおいて企業はどんな能力を求めているのでしょうか?
求められている能力
- 建設的なコミュニケーション能力
- 論理的思考力
- 協調性
- 柔軟性
- 考察力
上記は、私が実際にGDの選考官をやっていたときに求めていた能力でもあります。
もちろん、企業によって細かい部分の違いはあると思いますが、ほとんどの企業が上記を評価項目としていた印象です。
なお、上記5つの詳しい詳細は、以下記事で解説しています。
ぜひ、GDで企業から求められる能力を詳しく知りたい方は、合わせてチェックしてみてください。
③グループディスカッションに受かる人の特徴ってありますか?
S氏(21歳)
グループディスカッションに受かる人の特徴ってあるのでしょうか?
とにかく明るく元気なところは意識するようにしているのですが…
受かる人の特徴
- 明るい表情でハキハキと発言できる人
- 何かしらの役割を率先して担っている人
- 傾聴を意識した行動のできる人
- 論点のずれた議論の軌道修正ができる人
- 相手の意見を完全に否定しない人
とくに、議論の軌道修正をする能力はかなり重要になってくるので場数を踏んで鍛えておきましょう。
なお、上記5つの特徴をもう少し詳しく知りたい方は、以下記事で紹介してますので合わせてチェックしてみてください。
④グループディスカッションの自己紹介ってなに話せば良いですか?
T氏(21歳)
GDで自己紹介があるのですが何を話せば良いのでしょうか?
いつも自分の名前と大学名だけ言って終わっています…
話すべき内容
- 大学名(学部まで)
- 名前(フルネーム)
- 趣味について(1つに絞る)
なお、一番やってはいけないのが、自己紹介ではなく自己PRになってしまうことです。
正直、多くの就活生がやってしまいがちなので注意してください。
⑤グループディスカッションは結論までいかないと落ちるのでしょうか?
N氏(22歳)
GDはお題に対して結論までいかないと落ちるのでしょうか?
最近受けたGDで結論までいかないことがあり気にしています…
もちろん、企業によっては、結論に至らなければ不合格にすることもあるかと思いますが…
お題に対する結論ではなく過程を大切にしている企業が多いのも事実。
そのため、結論がでなかった=確実に落ちることはないと言えます。
グループディスカッションでおすすめの役割のまとめ
おすすめの理由
- チームに溶け込みやすい
- かならず発言する機会がある
- 時間内に結論まで導き出せると評価されやすい
- 他の役割に比べてリスクが少ない
上記の通り、タイムキーパーは、残り時間を伝えるための発言が必須の役割。
かならず発言をする機会があり、チームにも溶け込みやすい特徴があります。
また、評価につながる役割であるのはもちろん、他の役割よりリスクが少ないのもおすすめの理由です。
もちろん、今回紹介した" GDでタイムキーパーをする場合の立ち回り "を意識した行動は必須!
ぜひ、タイムキーパーの立ち回りをGDイベントで事前に練習して、本番前に身につけておきましょう。
おすすめ就活イベント
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。