
新卒1年目から大手企業の人事業務を3年以上担当しているミヤッチです!

読者の悩み
- 「他社の選考状況」を聞かれてもバラバラな業界を受けていて答えづらいです!
- 面接で「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方が分かりません!
- 「他社の選考状況」を確認する面接官の意図は何ですか?
- 「オワハラ」をされたときの対処法を教えて欲しいです!
なお、本記事の内容は以下の通りです。
本記事の内容
- 「他社の選考状況」を確認してくる面接官の意図を徹底解説!
- 「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方を徹底解説!
- 「他社の選考状況」を聞かれたときのNGな回答を紹介!
- 「オワハラ」をされたときの対処法を徹底解説!
この記事を書いている私は、新卒1年目から東証一部上場企業の人事担当者として、年間100人以上の学生と面談しています。
その中で、「他社の選考状況」を聞かれたときの適切な回答が分かりませんと言った質問をされることが多々あります。
確かに、私が学生の頃も就活では幅広い業界を志望していたので、非常に答えづらく、適切な回答を知らなかったと感じました。
なので、今回は過去の私のような方に向けた、「他社の選考状況」を聞かれたときの対処法を紹介します。
是非、最後まで読んでみてください。
目次
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「他社の選考状況」を確認してくる面接官の意図とは?
では、早速「他社の選考状況」を確認してくる面接官の意図について解説していきます。
面接官が「他社の選考状況」を就活生に確認する意図は、あなたの就活に対する志向性を確認するためです。

志向性の意味するところは、「一人ひとり違う個性や価値観の中でどういう就活をしようとしているのか?」です。
つまり、面接官は、あなたの就活に対する企業選びの軸を確認しています。
なので、全く違う会社を受けていても、あなた自身がその企業を選んだ理由(就活の軸)がしっかりしていれば、この質問に対する答えは容易にできるはずです。
では、就活の志向性を面接官が聞きたいのはなんとなく理解できたが、どのように答えるのがベストか知りたい方もいると思うのでもう少し踏み込んで解説していきます。
面接で「他社の選考状況」を聞かれた時の答え方とは?
面接で「他社の選考状況」」を聞かれたときの答え方としては、以下のポイントを押さえる事が重要です。
ポイント
- 他社の選考状況への回答は一貫性が重要
- 嘘はつかないことが重要
上記の中でも、他社の選考状況への回答には一貫性を持たせる事が非常に重要です。
例えば、他社の選考状況が、AOKIホールディングスと大和ハウス工業株式会社を志望していた場合「一生に一回のライフイベントに携わる仕事がしたいから」というあなたなりの軸がしっかりあれば、面接官としては「しっかりと自分なりの軸を持って就活できているな〜」と評価につながります。
二つ目の「嘘はつかない」については、面接官はある程度の企業の選考スケジュールや内定スケジュールを把握していることが多いので、もし嘘をついてバレてしまったときのリスクを取らないためにも正直に答えるようにしましょう。
なお、私が就活で使用していた「他社の選考状況は?」という質問に対する回答例を以下で載せておきますので、参考にしてみてください。
例文
私は、現在、●●会社と●●会社、●●会社の3社を受けています。
業界は幅広くみていますが、これらの業界を受けている理由は「●●●●●●●●●●」という理由があるからです。
なお、●●会社と●●会社は●次選考まで進んでおり、●●会社は●選考に進んでいる状況です。
御社含めて4社の中で、「●●●●●●●●●●」を実現できる御社の●●というサービスに最も魅力を感じています。
以上です。
上記の例文の中に「御社の●●というサービスに最も魅力を感じています。」という文章がありますが、こちらの内容を話すときは、しっかりと企業分析をしていることが前提なので注意してください。
面接で「他社の選考状況」を聞かれた時のNGな答え方とは?
ここまで、他社の選考状況を聞かれたときの答え方について解説してきましたが、ここでは他社の選考状況を聞かれたときのNGな答え方について以下で紹介します。
例文
私は、現在、●●会社と●●会社、●●会社の3社を受けています。
なお、●●会社と●●会社は●次選考まで進んでおり、●●会社は●次選考で落ちてしまいました。
御社含めて4社の中で、御社に最も魅力を感じていますのでよろしくお願い致します。
以上です。
いかがですか?
この例文がNGな理由は以下の2つです。
ポイント
- 一貫した企業選びの軸が感じ取れない
- 落ちている企業のことまで述べている
まず、一つ目の「一貫した企業選びの軸が感じ取れない」については、面接官へ以下のような印象を与えてしまうのでNGです。
- 「とりあえず有名なところを片っ端から受けているのかな?」
- 「とりあえず内定が欲しいのかな?」
また、二つ目の「落ちている企業のことまで述べている」については、面接官へ以下のような印象を与えてしまうのでNGです。
- 「他社ではどこか悪い点があったのだろうか?」
なお、仮に全ての企業が落ちてしまっている場合は「御社以外の選考を受けておりません」と回答するのがベストです。
なぜならば、御社以外の選考を受けていない理由は、「就活を始める前から最初に受けるのは第一志望の御社と決めていたからです!」と話せるからです。
ここで、御社を就活を始める前から入社したいと思っていた理由などを尋ねられたときは大チャンスです。
思いっきりあなたの思っていることを伝えましょう!
【番外編】「オワハラ」をされた時の対処法とは?
ここでは、本記事の番外編として「オワハラ」をされたときの対処法を紹介します。
「オワハラ」とは、就活を終われハラスメントとも言われており、就活生の特権である「企業を選ぶ権利」を無視した企業側の行為のことです。
オワハラは、2015年が最も多いとされていましたが、2020年の現在でも、一定数の学生は、最終面接でオワハラに合いましたと話してきます。
では、面接でオワハラにあったときはどのように回答をしたら良いかというと以下の通りです。
オワハラへの回答
はい!御社以外の内定は辞退します!

と思われる方もいると思いますが、内定辞退をすることについて「考え直してくれ」と伝えることはできますが、「ダメだ」と強要する権利を企業側は持ち合わせていません。
ただし、内定辞退をする場合は、しっかりと理由を話して辞退するようにしましょう。
それでも企業側が内定辞退を受け入れてくれない場合は、大学の就職支援センターに相談をしてください。
面接で「他社の選考状況」を聞かれた時の答え方のまとめ
いかがでしたか?
今回は、面接で「他社の選考状況」を聞かれたときの面接官への答え方や「オワハラ」の対処法について解説しました。
恐らく本記事を読んでいただいたあなたは以下の疑問いついて解消することができたのではないでしょうか?
はてな
- 「他社の選考状況」を聞かれてもバラバラな業界を受けていて答えづらいです!
- 面接で「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方が分かりません!
- 「他社の選考状況」を確認する面接官の意図は何ですか?
- 「オワハラ」をされたときの対処法を教えて欲しいです!
特に、今回紹介した「他社の選考状況」を聞かれたときの答え方で最も重要なポイントは以下の2点です。
本記事のポイント
- 他社の選考状況への回答は一貫性が重要
- 嘘はつかないことが重要
あなたなりの就活の軸がしっかり定まっていれば、バラバラの業界を志望していても大丈夫です。
就活は内定がゴールではなく、あなたがこれから働いていく企業をしっかり理解して、そこで働けることがゴールです。
是非、今回の内容も踏まえて意識してみてください。
また、オワハラなどをされる局面は、圧迫面接の場合に多いです。
圧迫面接についても対策しておきたい方は、以下の記事を合わせて読んでみてください。
では、最後に毎回恒例のゴマッチからの名言で締めたいと思います。

