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- 志望する業界はバラバラでも良いの?
- 他社の選考状況を聞かれたら正直に答えて良いの?
- 他社の選考状況を聞かれたときの答え方がわかりません…
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると「就活において志望業界がバラバラでも問題なし」です。
私自身、学生時代はバラバラの業界を受けていました。
ただし、他社の選考状況を聞かれたときに「業界がバラバラ」だと答えにくいのも事実!
実際、『どこでも良いのかな?』と思われる可能性はありません。
そこで、本記事では、業界がバラバラな人が「他社の選考状況を聞かれたときの正しい答え方」について紹介したいと思います。
そのため、他社の選考状況の答え方に悩まれている人は、ぜひ参考にしてみてください。
就活で業界がバラバラなのはダメ?【結論:問題なし】
冒頭でもお伝えしたとおり、就活において「業界がバラバラ」なのは問題ありません!
ただし、「企業選びの軸」がしっかりしていることが条件です。
- 給与の良い企業を見ている
- 福利厚生の充実している企業を見ている
- リモートワークがしやすい業界を見ている
こんな感じの「企業選びの軸」であれば確実に落ちます…
私自身、新卒の採用担当を4年やっていましたが、『どこでも良いじゃん!』と感じていました。
次の章で「他社の選考状況を聞かれたときの正しい答え方」を紹介しますが…
「企業選びの軸」に説得力がなければ落ちるという事実は押さえておきましょう!
【他社の選考状況は?】業界がバラバラのときの正しい答え方
まず始めに、他社の選考状況を聞かれたときは「簡潔に答えましょう」!
答え方のイメージとしては、以下のような感じです。
他社の選考状況【例文①】
私は、現在〇〇業界で1社・〇〇業界で1社の計2社受けています。
〇〇業界では一次面接を終え、〇〇業界では二次面接を控えています。
おそらく、『なぜ〇〇業界と〇〇業界の2社を志望しているのですか?』と聞かれます。
そのあとに、以下のようなイメージで答えていきましょう。
他社の選考状況【例文②】
私が〇〇業界と〇〇業界の2社を志望した理由は「各社の企業ビジョンに共感したから」です。
例えば、A社の「IoT技術による製造プロセスの効率化」というビジョンは、私のデジタル技術による産業革新への関心と合致していました。
また、B社の「AI技術を用いた品質管理システムの開発」というビジョンも、私の先端技術による生産性向上への熱意と合致していると感じたからです。
そして、この後にタイミングを見て「第一志望は御社です」とアピールします。
他社の選考状況【例文③】
しかし、私は貴社の「デジタル技術を駆使した顧客体験の革新」というビジョンにもっとも強く共感しています。
私は大学時代の研究プロジェクトを通じて、テクノロジーを活用したユーザー体験の向上に取り組み、その重要性を実感しました。
貴社で働くことで、このビジョンの実現に直接貢献できると考えています。
上記のように答えることで「志望意欲」をアピールすることができます。
なお、面接では「言葉のキャッチボール」を意識しましょう。
志望理由を熱く語ってしまいたくなる場面ですが、聞かれているのは「他社の選考状況」です!
1問1答形式で簡潔に答えていくのが大切になってきます。
他社の選考状況を聞かれたときのポイント【3選】
本章では、「他社の選考状況を聞かれたときのポイント」についてまとめました。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
ポイント
- 第一志望とかならず答える
- 御社のみと答えないようにする
- 選考に落ちた企業は述べない
ポイント①:第一志望とかならず答える
他社の選考状況を聞かれたときは「第一志望です」と答えるのは鉄則です。
仮にウソであっても第一志望と答えましょう。
なお、「第一志望の企業を内定辞退しても大丈夫?」という記事で詳しく紹介していますが…
- 面接中の発言に法的効力はない
- 第一志望と伝えないと損をする
- 面接官も学生の発言を100%信じていない
こんな感じでして、内定辞退は問題ないのでご安心ください!
ポイント②:御社だけと答えないようにする
他社の選考状況を聞かれたときは、「御社だけと答えない」ことをおすすめします。
注意ポイント
- 1社だけって本当なのかな?
- あまり就活に積極的じゃないのかな?
- 1社だけしか受けてないって大丈夫?
こんな感じでして、ネガティブな印象を与えてしまうケースがあります。
もちろん、本当に1社しか受けてないのであれば仕方ないですが…
他社も受けているのであれば、正直に答えて問題ありません。
ポイント③:選考に落ちた企業は述べない
他社の選考状況を聞かれたときに「落ちた企業を述べない」のも鉄則です。
『他社が落とす何かしらの理由があるのかな?』と思われてしまいます。
もちろん、『何社受けて何社落ちましたか?』みたいな質問をされても答える必要なしです!
この辺りは、ウソをついてもバレることはありません。
以上3つのポイントは、他社の選考状況を聞かれたときのために押さえておきましょう!
就活で業界をバラバラに見ておくメリット【3つ】
ここまで、他社の選考状況を聞かれたときの答え方を紹介しましたが…
本章では「業界をバラバラに見ておくメリット」についてまとめてみました。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
メリット
- 企業の選択肢が広がる
- さまざまな業界の知識が増える
- 志望業界の変更に柔軟な対応ができる
メリット①:企業の選択肢が広がる
業界をバラバラに見る最大のメリットは「企業の選択肢が広がる」です。
「みんなが知らない優良企業100社」という記事で詳しく紹介していますが…
誰も知らないようなお宝求人がさまざまな業界に眠っています。
その中で、例えば「金融業界」だけを見た場合、穴場企業の多い「商社企業」には気付けません。
しかし、業界を絞らなければ「幅広い企業」を見ることができます。
この辺りが、業界をバラバラに見る最大のメリットです!
メリット②:さまざまな業界の知識が増える
業界をバラバラに見ると「さまざまな業界の知識」が増えます。
例えば、メーカーと商社の違いは知っていますか?
- メーカー:商品の製造から販売まで
- 商社:メーカー等の商品の取り扱いと販売
こんな感じでして、実は「メーカーと商社にはビジネスでのつながり」があります。
こういった業界同士の横のつながりを学べるのは、業界をバラバラに見るメリットです。
メリット③:志望業界の変更に柔軟な対応ができる
就活では、『やっぱり〇〇業界は向いていないかも…』と感じる瞬間があります。
そのときに、業界を絞っているとなかなか対応ができません。
その点、業界がバラバラであれば柔軟に対応できます。
この辺りは、業界をバラバラに見ている人の大きなメリットです。
就活で業界をバラバラに見るデメリット【3つ】
本章では、業界をバラバラに見ることによるデメリットをまとめました。
こちらも大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
デメリット
- 志望度の低さを指摘される
- 業界研究に時間がかかる
- 情報過多による混乱が起きやすい
デメリット①:志望度の低さを指摘される
冒頭で「業界がバラバラでも問題なし」とお伝えしましたが…
企業選びの軸を明確に伝えても「志望度の低さを感じられてしまうリスク」はあります。
この辺りは、どれだけ志望意欲を伝えられるかが大切です!
テクニックの一つとして、ウソでも「御社が第一志望です」と伝えましょう。
デメリット②:業界研究に時間がかかる
業界がバラバラの場合、業界研究はかなり大変です。
もちろん、死ぬ気ですべての業界を研究すれば良い話ではありますが…
どうしても、業界を絞っている人に比べて時間と労力がかかります。
この辺りは、効率よく幅広い業界を学んでいくしかありません。
私の場合、「業界地図」を片手にまとめて情報収集するようにしていました。
デメリット③:情報過多による混乱が起きやすい
業界がバラバラの場合、「情報過多が起きやすい」のもデメリットの一つです。
さまざまな業界を見るので、どうしてもインプット量が多くなります。
なお、私はこの問題に対して、以下の対策を講じていました。
ポイント
- まずはすべての業界を浅く理解する
- 志望企業の優先順位をつける
- 優先順位の高い企業の業界研究を深める
こんな感じでやれば、情報過多が起きにくく、業界研究が浅くなることもありません。
ぜひ、バラバラの業界を見ている人は参考にしてみてください!
【まとめ】就活で業界がバラバラなのは問題なし
今回は、就活で業界がバラバラでも問題ない理由を中心に紹介しました。
まとめ
- 就活で業界がバラバラでも問題なし
- 企業選びの軸はしっかり明示する
- ウソでも第一志望と答えるのは鉄則
こんな感じでして、他社の選考状況を聞かれても「企業選びの軸」に一貫性があればOKです!
志望度が高いことも伝えれば、業界がバラバラでもデメリットになることはありません。
ぜひ、この辺りのポイントを押さえつつ、他社の選考状況にしっかり答えていきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。