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- 大手子会社と中小企業どっちがおすすめ?
- 大手子会社の方が働きやすい?
- 大手子会社への就職はやめておくべき?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると「大手子会社と中小企業のどちらがおすすめか?」は人それぞれです!
ただし、以下6つの視点で見ると、総合評価は「大手子会社」がおすすめ!
比較項目 | 大手子会社 | 中小企業 |
総合評価 | ||
企業の安定性 | ◎ | △ |
給与(年収) | ○ | △ |
働きやすさ | ◎ | △ |
キャリア成長 | △ | ○ |
仕事の裁量 | △ | ◎ |
転職市場での評価 | ○ | △ |
住友系の大手子会社に入社して約8年、大手子会社のメリットは多かったです。
もちろん、私の友人いわく、中小企業にしかないメリットが存在するのも事実!
本記事では、両視点を用いた「大手子会社と中小企業のどちらがおすすめか?」紹介します。
【大前提】大手子会社と中小企業について
まず始めに、本記事における「大手子会社と中小企業の定義」について紹介します。
大手子会社と中小企業の定義を理解している人は、飛ばしていただいて大丈夫です!
①大手子会社とは?
まず始めに、大手子会社の明確な定義は存在しません。
そのため、本記事では以下2つを満たす企業=大手子会社とさせてください!
- 親会社が従業員1,000人以上の企業
- 親会社の完全子会社(100%以上の株式保有)
なお、大手子会社については、「完全子会社・子会社・関連会社」の3区分で分けられます。
この辺りの詳しい詳細は、以下記事を参考にしてみてください!
合わせて読みたい
②中小企業とは?
中小企業の定義については、「中小企業基本法」にまとめられています。
業種 | 資本金の額または出資総額 | 従業員数 |
①製造業、建設業、運輸業、その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
②卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
③サービス業 | 5000万円以下 | 100人以下 |
④小売業 | 5000万円以下 | 50人以下 |
中小企業は、各業種によって基準が違うので押さえておきましょう。
なお、さらに詳しい詳細は「中小企業庁」というサイトに載っています。
中小企業について詳しく知りたい人は、合わせてチェックしてみてください!
大手子会社 vs 中小企業ならどっちがおすすめ?
冒頭でもお伝えしたとおり、以下6項目で「大手子会社と中小企業」を比較してみました。
大手子会社・中小企業で働く実体験を交えた比較内容なので、ぜひ参考にしてみてください!
比較項目 | 大手子会社 | 中小企業 |
総合評価 | ||
企業の安定性 | ◎ | △ |
給与(年収) | ○ | △ |
働きやすさ | ◎ | △ |
キャリア成長 | △ | ○ |
仕事の裁量 | △ | ◎ |
転職市場での評価 | ○ | △ |
①企業の安定性
まず始めに、「企業の安定性」は間違いなく大手子会社です!
もちろん、大手子会社にも倒産リスクはあります。
ですが、親会社からの支援が大きかったりするのも事実!
ポイント
- 親会社からの融資
- 親会社からの取引先紹介
上記のとおり、大手子会社の経営状況の安定性は、中小企業より高いです。
この辺りは、大手子会社で働いていてもかなり実感しました。
②年収
「年収レンジ」についても、大手子会社の方が高い傾向にあります。
カテゴリー | 月給(2022年) | 平均年収(2022年) | 推定平均年収(2025年) |
大手子会社 | 348,300円 | 417万円 | 約433万円 |
中小企業(10人〜99人) | 284,500円 | 341万円 | 約354万円 |
中小企業(100人〜999人以下) | 303,000円 | 363万円 | 約377万円 |
今回、2025年時点の平均年収はデータがありませんでした。
そのため、2022年から2025年までの「全国平均給与増加率(約4.5%)」を適用!
結果、大手子会社の方が「年収レンジは高い」結果となりました。
- 大手子会社:平均年収433万円(推定)
- 中小企業(10人〜99人):354万円(推定)
- 中小企業(100人〜999人以下):377万円(推定)
③働きやすさ
正直、「働きやすさ」については、企業によってさまざまです!
ただし、私の経験上、働きやすい企業が多いのも大手子会社だったりします。
ポイント
- 社会的信用度が高い
- 親会社の福利厚生を受けられる
- 親会社の影響でコンプラ違反はない
上記のとおり、親会社がバックにいるメリットはかなり大きいです。
営業においては、親会社のネームバリューによるスムーズな商談!
福利厚生については、親会社の恩恵を一部受けられ、有給の取りやすも実感しています。
④キャリアの成長
「キャリアの成長」については、中小企業がおすすめだったりします。
とくに、大手子会社は「出世難易度がかなり高い」です
親会社が100%株主の場合、役員全員が「親会社員」というケースも珍しくありません。
ただし、「親会社・グループ会社への出向」は、大手子会社のキャリアパスの一つ!
私自身、グループ会社への出向を2回経験し、以下のメリットを実感しました。
ポイント
- 出向による経験値の向上
- 転職市場で出向経験が記入できる
- 出向差し戻し後の優遇待遇
「早いうちの出世=キャリアの成長」であれば中小企業!
「長期的な目線で見たときのキャリア成長」は、大手子会社の印象です。
⑤仕事の裁量
「仕事の裁量」については、間違いなく中小企業がおすすめです!
例えば、中小企業で働くメーカー営業の友人は、以下業務をおこなっています。
- 提案先の市場調査・提案資料作成
- 取引先の財務分析・契約書(案)作成
- 社内調整(稟議書作成・押印申請など)
上記3つは一例ですが、営業一人当たりのおこなう業務範囲は大きいです。
その点、大手子会社は、業務範囲が決められているケースが多かったりします。
そのため、仕事の裁量という意味では、中小企業がおすすめです!
⑥転職市場での評価
「転職市場での評価」は、大手子会社をおすすめします。
私自身、転職活動をしたことがありますが、「中小→大手企業」への転職難易度はかなり高いです。
もちろん、転職において一番大切なのは「どういった経験・実績があるか?」なのも事実!
思考停止で働いていれば、大手子会社・中小企業関係なく詰みます。
以上が、「大手子会社 vs 中小企業」でした。
比較項目 | 大手子会社 | 中小企業 |
総合評価 | ||
企業の安定性 | ◎ | △ |
給与(年収) | ○ | △ |
働きやすさ | ◎ | △ |
キャリア成長 | △ | ○ |
仕事の裁量 | △ | ◎ |
転職市場での評価 | ○ | △ |
次の章からは、「大手子会社への就職が向いている人・中小企業への就職が向いている人」について紹介していきますね!
大手子会社への就職が向いている人【3選】
本章では、「大手子会社への就職が向いている人」について紹介します。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
大手子会社に向いている人の特徴【3選】
- 企業に安定を求める人
- 出世に興味がない人
- プライベートを大切にしたい人
特徴①:企業に安定を求める人
大手子会社は、「企業に安定を求める人」におすすめです。
大手子会社にも倒産リスクはありますが、親会社からの支援が大きかったりするのも事実!
ポイント
- 親会社からの融資
- 親会社からの取引先紹介
企業の安定性は、中小・ベンチャー企業より安定しています。
特徴②:出世に興味がない人
大手子会社は、「出世に興味がない人」にもおすすめです。
「大手子会社 vs 中小企業」のパートでも紹介しましたが、大手子会社の役員クラスへの出世難易度は高いです。
ただし、大手子会社はまったり働けるケースが多いのも事実!
出世に興味がなく、まったり働きたい人に大手子会社はおすすめだったりします。
特徴③:プライベートを大切にしたい人
大手子会社は、「プライベートを大切にしたい人」にもおすすめです。
私自身、さまざまな大手子会社を調査・分析してきましたが…
ポイント
- 親会社の福利厚生を受けられる
- 教育体制が充実していることが多い
- コンプライアンス意識が高い
上記3つが揃っている大手子会社は多かったりします。
とくに、親会社が上場している場合「コンプライアンス意識の高い大手子会社は多い」です。
有給取得もしやすく、社員の働きやすい環境を整備している企業が多かったりします。
中小企業への就職に向いている人【3選】
続けて、「中小企業への就職が向いている人」について紹介します。
こちらも大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
中小企業に向いている人の特徴【3選】
- 幅広い業務を経験したい人
- 早く出世したい人
- 転勤をしたくない人
特徴①:幅広い業務を経験したい人
中小企業は、「幅広い業務を経験したい人」におすすめです。
「大手子会社 vs 中小企業」のパートでも紹介しましたが、従業員が少ないので、一人当たりの担当業務は多くなります。
実際、中小企業で働くメーカー営業の友人は、以下業務をおこなっています。
- 提案先の市場調査・提案資料作成
- 取引先の財務分析・契約書(案)作成
- 社内調整(稟議書作成・押印申請など)
大手企業と違い、営業事務のようなポジションはありません。
すべて自分で担当するので、その分「幅広い知識」が身につくというメリットがあります。
特徴②:早く出世したい人
中小企業は、「早く出世したい人」にもおすすめです。
ポイント
- 従業員が少ない=ライバルが少ない
- 社長・役員との距離が近い
- ベンチャー思考の企業も多い
上記のとおり、中小企業としての魅力がたくさんあります。
とくに、社長・役員との距離が近いのは中小企業で働く魅力の一つ!
気に入られれば20代で部長クラスも夢じゃありません。
特徴③:転勤をしたくない人
中小企業は、「転勤をしたくない人」にもおすすめです。
とくに、拠点が1ヶ所であれば転勤は間違いなくありません。
「地域密着型のビジネスモデル」であり、転勤制度がなかったりします。
なお、私は大手子会社で働いていますが、3年おきに転勤があります…
私の経験上、将来設計を描く意味では、転勤は少ない方が間違いなく良いです。
【結論】私は大手子会社への就職がおすすめ
今回は、「大手子会社と中小企業のどちらがおすすめか?」を中心に紹介しました。
結論、「大手子会社と中小企業のどちらがおすすめか?」は人それぞれです!
ただし、以下6つの視点で見ると、総合評価は「大手子会社」がおすすめ!
比較項目 | 大手子会社 | 中小企業 |
総合評価 | ||
企業の安定性 | ◎ | △ |
給与(年収) | ○ | △ |
働きやすさ | ◎ | △ |
キャリア成長 | △ | ◎ |
仕事の裁量 | △ | ◎ |
転職市場での評価 | ○ | △ |
私自身、住友系の大手子会社で約8年働いていますが、おすすめは大手子会社です!
もちろん、記事内で紹介した「大手子会社への就職が向いている人・中小企業への就職が向いている人」がいるのも事実!
この辺りを参考にしながら、どちらに就職すべきか検討してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
