こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私自身、新卒から入社して約8年、現在も大手子会社に勤めています。
本記事では、この辺りの実体験もふまえた内容となっています。
また、今回は、当ブログの執筆に「中小企業で働く友人」に協力もいただきました。
今回は、こういったリアルな情報をふまえつつ、『大手子会社と中小企業はどっちがおすすめ?』という悩みを解消していきます。
ぜひ、大手子会社か中小企業のどちらを受けるか悩まれている人は、参考にしてみてください。
大手子会社と中小企業ならどっちがおすすめ?
今回、大手子会社と中小企業を下表のように比較してみました。
各項目について、詳しく紹介していきますね。
比較項目 | 大手子会社 | 中小企業 |
総合評価 | ||
企業の安定性 | ◎ | △ |
給与(年収) | ○ | △ |
ワークライフバランス | ◎ | △ |
キャリア成長 | △ | ◎ |
意思決定のスピード | △ | ◎ |
人間関係・社内文化 | -(測定不能) | -(測定不能) |
昇進のチャンス | △ | ○ |
転職市場での評価 | ○ | △ |
比較①:企業の安定性
まず始めに、企業の安定性は「大手子会社」のほうが間違いなくあります。
もちろん、大手子会社に倒産リスクがないわけではありません。
ただし、親会社がバックにいることによる恩恵がかなり大きかったりします。
- 親会社からの融資
- 親会社からの取引先紹介
こんな感じでして、大手子会社の安定性は中小企業より高いのは間違いないです。
比較②:給与(年収)
続けて、給与(年収)についても「大手子会社」のほうが高い傾向にあります。
世間一般の企業に比べると、経営が安定しており、年収がそれなりにもらえたりします。
実際、私が年収600万円に達成したのは、社会人6年目でした。
年次 | 年収 | 前年比 |
社会人1年目 | 327万5,465円 | - |
社会人2年目 | 400万302円 | +72万4,837円 |
社会人3年目 | 428万7,885円 | +28万7,583円 |
社会人4年目 | 499万5,893円 | +70万8,008円 |
社会人5年目 | 603万5,000円 | +103万9,107円 |
社会人6年目 | 634万5,379円 | +31万379円 |
私の年収については、「東証プライム企業社員の年収推移」という記事にまとめています。
もちろん、親会社の平均年収が低い場合は要注意です…
子会社の年収は、だいたい親会社の平均年収を基準に決められることが多かったりします…
比較③:ワークライフバランス
ワークライフバランスといってもさまざまですが…
福利厚生の充実という観点では「大手子会社」のほうが整っています。
- 親会社の福利厚生の恩恵を一部受け取れる
- 資金力がある(福利厚生にお金を回せる)
こんな感じでして、中小企業よりも福利厚生が充実しているケースが多いです。
もちろん、中小企業の中にも福利厚生が充実した企業はあると思います。
ただし、中小企業から探すより大手子会社から探したほうが、福利厚生の充実した企業は見つけやすいです。
比較④:キャリア成長
キャリア成長については、中小企業のほうが早い傾向にあります。
もちろん、企業によってさまざまではありますが…
大手子会社は、役員のほとんどが「親会社の社員」です。
私自身、勤めている大手子会社の役員は、9割が親会社の社員となっています。
そのため、キャリア成長については、中小企業のほうが柔軟であることが多いです。
比較⑤:意思決定のスピード
意思決定についても、中小企業のほうがスピード感が早いです。
というのも、大手子会社(親会社が株式50%以上保持)は、親会社が経営を支配しています。
何か新たなビジネスを実行するときは、親会社の介入は避けられません。
その点、中小企業は、社長への許可取りも早く、意思決定のスピードが早いケースが多いです!
仕事量が多く、20代のうちから激務になることも多いですが…
20代のうちから圧倒的成長を求める場合は、中小企業の選択も悪くないと言えます。
比較⑥:人間関係・社内文化
残念ながら、人間関係・社内文化については企業によってさまざまです…
大手子会社や中小企業で比較するのは難しかったりします。
ただし、「大手子会社の働き方はまったりなのか?」という記事で詳しく紹介していますが…
大手子会社のほうが、比較的まったり働ける印象です。
比較⑦:昇進のチャンス
昇進のチャンスについては、中小企業のほうが多いです。
- 中小企業はライバルとなる社員が少ない
- 大手子会社だと部長クラスが限界
こんな感じでして、中小企業のほうが圧倒的にチャンスがあります。
なお、昇進チャンスを求めるのであれば、中小企業の中でも「ベンチャー企業」が狙い目です!
ただし、ベンチャー企業の中には、給与未払いなどの零細ベンチャーが存在するので注意しましょう!
基本、ベンチャー企業は、専門家に相談して紹介してもらうのが得策です。
最近は、「バリ活」のような、ベンチャー専門のサービスも登場しているのでチェックしてみてください。
無料で利用できるのはもちろん、オンライン相談にも対応しているのでかなり使えますよ!
【公式サイトはこちら】https://barikatsu.com/
比較⑧:転職市場での評価
転職市場での評価については、大手子会社のほうが有利です。
私自身、転職活動をしたことがありますが、「大手子会社→大手企業」のほうが目指しやすい印象を受けました。
ただし、転職において一番大切なのは、「今までどういった経験をしてきたか?」です。
大手子会社で勤めてはいるものの、とくにスキルや実績がない人はNG…
中小企業でスキルや圧倒的な実績を作っている人のほうが有利であることは間違いないです!
結論:おすすめは大手子会社
各項目で比較してきましたが、私のおすすめは「大手子会社」です!
- 経営が安定している
- 福利厚生が充実している
- 給与(年収)の水準が高い
こんな感じでして、大手子会社で8年働いていますが魅力が多いです。
もちろん、大手子会社によってさまざまななので企業研究は必須ですが…
向いている人
- 学歴に自信がない大手志向の人
- あまり出世に興味がない人
- ワークライフバランスを重視したい人
以上が、大手子会社と中小企業だと「大手子会社がおすすめの理由」となります!
次の章では、具体的にどういった方法で大手子会社を探すのか紹介しています。
お時間のある人は、このまま読み進めてみてください!
穴場の大手子会社を見つける方法【3選】
ではさっそく、私が「穴場の大手子会社」を見つけるために実践していた内容を紹介します。
とくに効果があった3つに絞ったので、ぜひ参考にしてみてください!
穴場の大手子会社を見つける方法
方法①:逆求人サイトの活用
穴場の大手子会社を見つけるうえで「逆求人サイトの導入」は必要不可欠です!
上図のとおり、逆求人サイトに登録すれば、様々な企業からスカウトメールが届きます。
スカウトメールの中には、大手企業はもちろん、穴場の大手子会社などもあるのでかならず導入しておきましょう。
おすすめの理由
- 逆求人サイトの中で一番有名なサービス
- 登録企業が業界No1(19,000社以上のうち大手求人1,500社以上)
- スカウトが獲得しやすい(スカウト受信率93.6%)
詳しいサービス内容は、「オファーボックスの評判は?」という記事で紹介していますが…
大手子会社はもちろん、「サントリー」や「ニトリ」のような大手企業からのスカウトも狙えます。
「大学1年生の利用はできない」というデメリットもありますが…
それ以外の方であれば、確実に導入しておきたい逆求人サイトとなっています。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
方法②:就活イベントへの参加
穴場の大手子会社を見つけるうえで「就活イベントへの参加」もおすすめです!
私自身、就活イベント経由で「穴場の大手子会社」を発見することが多かったです。
とくに、マイナビやリクナビとは違う、小規模イベントがおすすめだったりします!
- 大手子会社が参加しやすい
- 学生と採用担当との距離が近い
- 高確率で早期選考の案内がもらえる
こんな感じでして、穴場の大手子会社と出会えるチャンスは高いです!
なお、私が参加したなかで大手子会社が多かったのは「ジョブトラ」というイベントでした。
今回は、ジョブトラを紹介する記事ではないので、イベント詳細は割愛しますが…
イベント内容が気になる方は「ジョブトラの公式サイト」をチェックしてみてください!
まずは、こういったイベントに参加しつつ、「穴場の大手子会社」を探してみるのがおすすめです。
【公式サイトはこちら】https://job-tryout.com/
方法③:就職四季報のチェック
穴場の大手子会社を探すのに「就職四季報」も役立ちます。
当サイトでは、「みんなが知らない穴場の優良企業165社」という記事があるのですが…
穴場の優良企業は、「就職四季報」経由で探すことが多いです。
とくに、「中小・優良企業版」は、穴場の大手子会社がいくつかピックアップされています。
こういった書籍を1冊手元においておくと、穴場の大手子会社を見つけることができるのでおすすめです!
大手子会社に関するよくある質問【5選】
では最後に、当ブログに多く寄せられる大手子会社に関する質問5つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問【5選】
質問①:大手子会社に入社できると勝ち組?
F氏(22歳)
大手子会社へ就職できると勝ち組というウワサは本当ですか?
大手子会社の魅力がイマイチ分かっていません…
詳しくは、「大手子会社への就職は勝ち組?」という記事で紹介していますが…
正直、大手子会社への就職が勝ち組と感じるかは人それぞれです。
私の場合は、以下3つの理由から大手子会社への就職に満足しています。
- 親会社と同水準の福利厚生が受けられる
- ボーナスが比較的高い
- 社会的信頼度が高い(ローンが通りやすい)
ただし、大手子会社の働き方が合わないと感じる人も少なからずいます。
この辺りは、何を企業に求めるかによって違うのが正直なところです。
質問②:大手子会社はやめとけって本当?
M氏(21歳)
大手子会社への就職はやめておくべきでしょうか?
大手子会社の就職はおすすめしないというウワサを聞きました…
私としては、大手子会社への就職はおすすめです!
大手子会社に8年以上働いていますが、以下5つの魅力があります。
- 経営状況が安定している
- ボーナスが多い
- 手厚い福利厚生
- 手厚い教育体制
- 社会的信頼が高い
こんな感じでして、私自身は、大手子会社への就職を心の底から満足しています。
なお、大手子会社への就職はやめとけとウワサされている理由は大きく3つあります。
この辺りの詳しい詳細は、以下記事にまとめているので参考にしてみてください!
質問③:おすすめの大手子会社は?
K氏(20歳)
おすすめの大手子会社はありますか?
できれば学歴フィルターのない大手子会社が知りたいです…
結論、おすすめの大手子会社は10社あります。
詳しくは、「人事おすすめの大手子会社ランキングトップ10位」という記事で紹介しているのですが…
たくさん存在する大手子会社の中でも10つに絞りました。
ぜひ、大手子会社を探している人は、合わせてチェックしてみてください!
合わせて読みたい
質問④:大手子会社はまったり働ける?
T氏(20歳)
大手子会社は、まったり働ける企業が多いと聞きましたが本当ですか?
バリバリ仕事したいタイプではないので気になっています…
詳しい詳細は、「大手子会社の働き方はまったり?」という記事で紹介していますが…
確かに、大手子会社はまったり働ける企業が多い印象です!
ただし、本当にまったり働けるかは企業次第だったりします。
社員の1日のスケジュールや福利厚生・平均残業時間はかならずチェックしておきましょう!
質問⑤:大手子会社と親会社の併願はダメ?
K氏(21歳)
大手子会社と親会社の併願はやめておくべきでしょうか?
書類選考や面接で不利になったりするのか気になります…
結論、大手子会社と親会社の併願はOKです。
私自身、新卒の就活市場を調査して7年以上経ちますが…
子会社と親会社の併願がダメと聞いたことがありません。
あくまで、株主としての影響力が強いだけであり、子会社と親会社は別会社です!
そのため、安心して親会社と子会社に挑戦していきましょう!
【まとめ】私は中小企業より大手子会社がおすすめ
今回は、『大手子会社と中小企業だとどっちがおすすめ?』という悩みを中心に紹介しました。
結論、私は「大手子会社をおすすめ」しています。
もちろん、大手子会社にもデメリットはあります…
「意思決定のスピード」や「昇進のチャンス」は、中小企業のほうが強い傾向にあります。
とは言え、「企業の安定性」や「給与(年収)」・「福利厚生」など、大手子会社の魅力が多すぎます。
そのため、今回の内容をふまえ、大手子会社に少しでも興味が湧いた人は…
ぜひ、「穴場の大手子会社を見つける方法3つ」を実践してみてください。
穴場の大手子会社を見つける方法
上記3つを実践できれば「あなたに合った穴場の大手子会社」が見つかるはずです!
今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。