読者の悩み
- 東証一部上場企業に就職することってすごいの?
- そもそも、企業が上場することに意味ってあるの?
- 東証一部上場企業に就職することで、どのようなメリットがあるの?
今回は、上記悩みに対して、東証一部上場企業で6年以上勤める私が、「東証一部上場企業は本当にすごいのか」紹介します。
- Fラン大(偏差値47)から東証一部上場企業に総合職入社!
- 新卒一年目から約4年間 関西地区を中心に採用業務を経験!
- 2021年4月にAbemaTVの就活特番生出演!
- Fラン大から東証一部上場企業へ内定できたノウハウを発信中!
なお、結論からお伝えすると、東証一部上場企業は「すごい」です。
と言うのも、総務省の調査で、東証一部上場企業の数は、日本企業全体の0.1%となっているからです。
とは言え、上記データは、2019年末時点のデータであり、数字面だけでは表せられない、東証一部上場企業のメリット・デメリットがあります。
その辺りを、私が東証一部上場企業に6年勤めた経験を交えて解説していきます。
2022年4月4日に東証区分は" 東証プライム・スタンダード・グロース "に分かれました。
本記事では、東証プライム=東証一部上場企業と読み替えて解説した記事となります。
そもそも東証一部上場企業とは何かについて解説!

2022年4月4日に東証区分は" 東証プライム・スタンダード・グロース "に分かれました。
ここでは、下表の3区分について紹介します。
区分 | 詳細 |
東証プライム市場 | 知名度の高い会社が多く、社会からの信頼性も高い。 |
スタンダード市場 | 中堅企業が多く、東証プライム市場の企業より知名度が劣る。 |
グロース市場 | ベンチャー企業が多く、スタンダード市場や東証プライム市場を目指している企業が多い。 |
※基本の考え方は、東証一部上場企業=東証プライム市場の位置付けとなります。
なお、東証プライム市場の審査基準は、東京証券取引所のプライム市場の上場基準を確認してみてください。
注意事項
本記事では、東証プライム=東証一部上場企業と読み替えて解説した記事となります。
東証一部上場企業となる企業側のメリット3選を紹介!


資金調達が容易になる

理由としては、東証一部上場企業になると、東京証券取引所を通じて投資家が株を取引できる状態になるからです。
また、社会的信頼度も高いため、金融機関からの融資が受けやすいのも東証一部上場企業のメリットとなっています。
社会的信頼度が上がる

冒頭でも触れましたが、東証一部上場企業の審査基準は厳しいです。
そのため、東証一部上場企業=業績が良く健全な経営をおこなっている企業という認識が周囲に広がります。
結果、東証一部上場しているか否かで社会的信頼度に大きな差が生まれます。
ポイント
なお、企業が東証一部上場すると一気に株価が上昇するメリットもあります。
株価が上昇することも企業の信頼を向上させる一つの要因となります!
優秀な人材を集めやすくなる

上記内容は、上場企業で新卒採用を4年間経験した私も実感する機会が多くありました。
例えば、合同説明会では、東証一部上場企業という看板があれば学生の注目が多く集まります。
結果、多くの学生が応募することになり、優秀な人材も集まりやすくなります。
以上が、企業が東証一部上場企業となるメリット3つです。
東証一部上場企業となる企業側のデメリット3選を紹介!


業績悪化による買収の可能性

先ほどお伝えした通り、企業が上場すると東京証券取引所に株式を公開できます。
結果、資金調達が容易になるメリットがある反面、他企業へ買収されるリスクも高まります。
そのため、東証一部上場した企業は、常に買収リスクというデメリットを背負うことになります。
経営の自由度がなくなる

理由としては、企業が上場すると株主の意向に沿った経営方針を意識する必要があるからです。
基本、企業に出資する株主は、株を所有することで得られる利益が目的となっています。
そのため、株主は利益重視の経営方針を好み、経営者側も経営の自由が奪われるというデメリットがあります。
経理処理が複雑となる

企業は、上場すると「会社の透明性・公平性」を求められます。
そのため、3ヶ月に1回決算短信を書かなければならず、非上場企業より経理処理が複雑になります。
ポイント
なお、企業が上場すると、年に1度有価証券報告書の提出も必要です。
しかし、非上場企業は、有価証券報告書や決算短信の作成義務がないのがポイントです。
以上、企業が東証一部上場企業となるデメリット3つとなります。
私が東証一部上場企業に就職して感じたメリット5選!


社会的信頼度が圧倒的に高い

上記内容は、企業側のメリットでも触れましたが、社員である私も以下3つの場面で社会的信頼が高いと感じました。
ポイント
- 24歳の同期が渋谷近くの分譲マンションを購入
- クレジットカードや車のローンで審査に落ちない
- 営業活動におけるアポイントが取りやすい
とくに、営業活動でテレアポをしてもアポイントが取りやすいと感じる場面は多くありました。
また、商談回数も多いため、若手のうちから商談経験を多く積めたのも大きなメリットと感じました。
教育体制が整っている

と言うのも、私自身、社会人6年目になっても後輩指導やビジネスリーダー研修などがあります。
また、新入社員の頃は「ビジネスマナー」や「決算書の読み方」まで、半年に渡って多くの教育経験を受けました。

ポイント
- 外部へ研修を委託する資金力
- 研修部門の社員数が多い
- 過去の研修経験が豊富に揃っている


倒産リスクが低い

昨今、倒産リスクは、どのような企業も一緒という言葉が多く出回っています。
しかし、単純に、厳しい上場基準をクリアした企業のほうが、不祥事がないかぎり倒産リスクは少ないです。
なお、理由は3つあり、どれを取っても中小企業より倒産リスクは少なく東証一部上場企業のメリットの1つと言えます。
ポイント
- 企業規模(資本金や売上高)
- 取引先の数
- 人材の集めやすさ
有給休暇を取得しやすい

理由としては、2019年4月に施行された「年次有給休暇の取得義務」にあります。
ポイント
「年次有給休暇の取得義務」は、有給休暇が10日以上の就労者に5日以上の取得義務とする法です。
詳しい詳細は、厚生労働省のページに載っているので気になる方は読んでみてください。
なお、私の職場では、社員数が多いことにより、仕事が分散されており、有給休暇が取りやすい環境となっています。
この辺りは、企業によって違いはありますが、客観的視点で見ると非上場企業より取りやすい傾向にあると思っています。

福利厚生が充実している

理由は、上場企業が福利厚生に回せるだけの多大な資金力があるためです。

- 勤務時間中にマッサージ利用可能(500円/時間)
- 家賃補助(家賃の8割負担)
- 単身赴任社への帰任交通費支給(月1回)
とくに、家賃補助は、以下記事の通り私が社会人3年間で貯金300万円を達成できた大きな要因となりました。
以上が、私の東証一部上場企業に6年間勤めて感じたメリット5つとなります。
ポイント
なお、上記内容を踏まえた上で、東証一部上場企業への就職・転職を目指したい方はこのまま読み進めてみてください。
東証一部上場企業へ就職・転職するために必要な行動を紹介しています。
東証一部上場企業へ就職・転職するために必要な行動を紹介!


一部上場企業への就職・転職に必要な行動

就活生が東証一部上場企業へ就職するために必要な行動8選!


一部上場企業に内定獲得するために必要な行動8つ
- 【大学3年生4月までに】就活ブログを開設して情報発信
- 【大学3年生4月】:就活で最低限必要な対策について理解する
- 【大学3年生4月】:自己分析を徹底的にやり込む
- 【大学3年生5月】:自分の行きたい業界や企業を探す(大手子会社が狙い目)
- 【大学3年生6月〜8月】:長期インターンシップに参加
- 【大学3年生12月】:筆記試験対策
- 【大学3年生12月】:就活エージェントの登録
- 【大学3年生12月】:逆求人サイトに登録する
上記の通り、あなたが、東証一部上場企業の内定を獲得したいのであれば、上記8つの行動をおすすめします。
実際、私自身もすべて実践しており、とくに行動までのハードルが低い" 就活サービス導入は必須 "と言えます。
ポイント
なお、理由は、高学歴の学生に対抗するための「質の高い就活情報の入手」や「プロの就活サポート」を得るためです。
上場企業を目指す就活生は、優秀な学生が多いので就活のプロを味方につけることが非常に重要になってきます。

おすすめ就活サービス
- 「就活情報サイト キャリch
」:累計登録者600万人以上の就活情報提供サイト
- 「JOBRASS(ジョブラス)新卒紹介」:隠れ優良エージェント / 面談満足度93%以上
- 「OfferBox
」:就活生の3人に1人が利用する最大手の逆求人サービス
- 「JOBTV
」:日経新聞に掲載された会社説明会動画配信サービス
- 「MeetsCompany」:座談形式の就活イベント提供サービス / 座談会後にプロのアドバイザーサポートあり

使用用途
- 「就活情報サイト キャリch」
で就活に関する情報収集開始
- 「JOBRASS(ジョブラス)新卒紹介」で就活のプロを味方につける
- 「JOBTV」
で配信されている会社説明会を閲覧し企業分析
- 「OfferBox
」の登録で企業からスカウト獲得が狙える環境を整備
- 「MeetsCompany」で他大学の就活生や企業人事・役員の方とつながる
もちろん、すべて無料で利用できるので、導入がまだの方は活用してみてください。
なお、利用前に上記5つのサービス詳細を知りたい方は、他サービス含め、以下記事をチェックしてみてください。
転職者が東証一部上場企業へ転職するために必要な行動5選!

一部上場企業に転職するために必要な行動5つ
- 【事前準備①】:転職サイトで上場企業の募集求人を探す。(推奨:リクナビNEXT
)
- 【事前準備②】:上場企業の求人数が多い転職エージェントサービスを探す。
- 【面談①】:いくつかのキャリア面談を通じて「自分の市場価値や方向性」を可視化。
- 【環境分析】:キャリア面談をもとに勤め先企業を辞職しても上場企業へ転職したいか判断。
- 【面談②】:転職エージェントのサポートを活用して志望企業の対策実施
上記の通り、あなたが、東証一部上場企業へ転職したいのであれば上記5つの行動をおすすめします。
なお、余談ですが転職活動をする場合は、" 転職することに誰よりも臆病になることが大切 "です。
実際、私も年収アップを目的に転職活動をおこなっていますが、勤め先企業を辞職しても転職したいか考えるようにしています。
最近は、ハイクラス転職というキーワードも多く見受けられますが、働く環境が悪くなれば意味がありません…
だからこそ、いくつかの転職エージェントを活用してキャリア面談をおこない、「自分の市場価値や方向性」を明確にしておきましょう。

上場企業の転職におすすめのサービス4選
- 第1位:「リクルートエージェント」:業界最大手の転職エージェント!上場企業の求人4万件超え。
- 第2位:「doda
」:転職者満足度No1!非公開求人数もトップクラス(10万件以上)の大手転職サイト。
- 第3位:「マイナビジョブ20's」:累計登録者29万人/マイナビ唯一の20代に特化したキャリアアドバイスが好評。
ポイント
上記の通り、知名度や上場企業の紹介求人数の視点から「リクルートエージェント」が一番おすすめです!
アドバイザーの質も安定しており、上場企業を4万件以上取り揃えた業界最大手の転職サービスとなっています。

東証一部上場企業ってすごい?就職して6年間で感じたメリット5選のまとめ!

結論、東証一部上場企業は、日本企業全体の0.1%となっており、「すごい」と言えます。
なお、すごい=就活生や転職者の間で人気がある企業です。
だからこそ、目指すだけの価値がある企業も多く、ぜひ以下行動を参考に挑戦してみてください。
一部上場企業への就職・転職に必要な行動
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。