こんな悩みを解決できる記事を書きました。
ちなみに、私は「従業員が約6,000人の東証プライム企業」へ2017年に総合職枠で入社しました。
本記事では、そんな私が、「東証プライム企業がすごいと感じた理由5つ」を紹介します。
そのため、東証プライム企業への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも東証プライム企業とは?
まず始めに、『そもそも東証プライム企業ってなに?』という部分について紹介しておきますね。
下表にそれぞれの上場区分をまとめてみたのでチェックしてみてください。
区分 | 詳細 |
東証プライム市場 | 知名度の高い会社が多く、社会からの信頼性も高い。 |
スタンダード市場 | 中堅企業が多く、東証プライム市場の企業より知名度が劣る。 |
グロース市場 | 今後伸びてくる可能性のあるベンチャー企業や新興企業が多い。 |
上表のとおり、東証プライム企業は、プライム市場の最上位に位置している企業を指します。
詳しくは、「東証プライム企業がすごい理由5つ」のパートでも紹介しますが…
東証プライム企業は、日本企業全体の約0.05%しか存在しません。
項目 | プライム市場 | スタンダード市場 | グロース市場 |
株主数 | 800人以上 | 400人以上 | 150人以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 | 2,000単位以上 | 1,000単位以上 |
流通株式時価総額 | 100億円以上 | 10億円以上 | 5億円以上 |
売買代金 | 時価総額250億円以上 | - | - |
流通株式比率 | 35%以上 | 25% | 25%以上 |
上表のとおり、「株主数」や「流通株式数」・「時価総額」の基準はかなり高いです!
この辺りが、東証プライム企業がすごいと言われている理由の一つになっています。
東証プライム企業はすごい理由【5選】
前置きが長くなってしまいすみません!
ではさっそく、私が入社して7年で感じた、「東証プライム企業がすごい理由5つ」を紹介していきますね。
すごい理由
すごい理由①:日本企業全体の約0.05%
私が東証プライム企業に入社して感じたすごい理由とは少し外れるかもしれませんが…
やはり、東証プライム企業が「日本全体の約0.05%」しか存在しないのはすごいです!
全国の日本企業368万社(2021年6月の総務省の調査)のうち、東証プライム企業は1815社(2023年9月時点の日本取引所の調査)のみです。
また、「東証プライム上場企業とは何か?」のパートで紹介したとおり、上場するための基準もかなり厳しいです…
こういった理由から、東証プライム企業はすごいと言えます。
すごい理由②:平均年収が高い傾向にある
「東証プライム企業の平均年収は?」という記事で詳しく紹介していますが…
上場企業と民間企業の平均年収には「約1.2倍」の差があります。
もちろん、上場企業でなくても高年収の企業は存在しますが…
私自身、入社7年目までに「年収600万円以上」到達することができました。
すごい理由③:社会的信頼度がある
私が、東証プライム企業へ入社して感じたのは「社会的信頼度」です。
例えば、「ローンが組みやすい」のは最たる例です。
私自身、入社して7年間でローンはもちろん、クレカ申請に落ちたこともありません。
また、私の同期は都内に1軒家を購入していました。
すごい理由④:教育体制が整っている
東証プライム企業に勤めてすごいと感じた理由の4つ目は「教育体制の充実度」です。
- 入社して半年間は社内外研修
- 年次ごとの社内外研修
- 社外講師を雇った専門研修(財務分野など)
こんな感じでして、入社してから毎年のように研修があります。
この辺りは、「上場できる資金力」があってこその手厚さと言えます。
すごい理由⑤:福利厚生が充実している
私が、東証プライム企業はすごいと感じた理由の最後は「福利厚生の充実」です。
- 家賃補助8割(上限10万円)
- 1時間500円の社内マッサージ
- 有給積立制度など
こんな感じでして、私の勤める企業では、かなり手厚い福利厚生はあります。
もちろん、福利厚生の内容は企業によって違いますが…
「マイナビ」や「リクナビ」を見ても、上場企業の福利厚生は充実している傾向にあります!
以上が、私が東証プライム企業に入社して7年間で感じたすごい理由5つです!
東証プライム企業の就職難易度は?【結論:決して高くない】
ここまでの内容を読んで、『東証プライム企業に就職するのは難しそう…』と感じた人も多いと思います。
ただ、私の経験上、「東証プライム企業の就職難易度は決して高くない」です!
本章ではこの辺りの理由について、大きく2つに分けて紹介していきます!
理由①:就職倍率の低い東証プライムは存在する
大前提、東証プライム企業の中にも「就職倍率の低い企業」は存在します。
例えば、「株式会社ウェザーニューズ」は、就職倍率がたったの7倍です。
企業名 | 株式会社ウェザーニューズ |
ジャンル | 民間気象情報サービス企業(世界最大手) |
従業員数 | 1,120名(連結)/973名(単体) |
平均年齢 | 38.7歳 |
平均年収 | 618万円 |
平均残業時間 | 18.5時間/月 |
3年後離職率 | 7.7% |
有休取得平均 | 9.1日 |
初任給 | 大卒:432万円/年 |
就職倍率 | 7倍(応募264名→内定35名) |
株式会社ウェザーニューズは、民間気象情報サービスで世界最大手の企業です!
ただ、多くの学生は、「入社が難しい企業ランキング」のような上場企業に目が行きがちです。
結果、穴場の上場企業を狙う学生(競合)は少なかったりします。
実際、私の就職した東証プライム企業も倍率は40倍前後です!
以下記事で詳しく紹介していますが、意外と穴場の上場企業は多いですよ!
理由②:本気で就活対策をしている人は少ない
正直、「本気で就活対策をしている人」は少なかったりします。
ネットが普及したので、優秀な学生にスポットライトが当たりやすくなっていますが…
- 大学2年生の夏からインターン参加
- ベンチャー企業でバリバリに働く
- エントリーシート50社以上提出
こういった行動力のある学生は、毎年50万人いる就活生の中のほんの一部です!
私自身、Fランから東証プライム企業に入社できたのが証拠です!
なお、私が実践した就活対策は、「就活完全ロードマップ」という記事にまとめています。
キャリアセンターや書籍では手に入らない「就活対策」なので、ぜひ参考にしてみてください。
合わせて読みたい
東証プライム企業へ就職できると勝ち組?【結論:人それぞれ】
『東証プライム企業に就職できたら勝ち組ですか?』と質問されることも多いのですが…
結論、東証プライム企業に就職できても勝ち組ではありません。
例えば、以下2社の条件であれば、どちらが勝ち組企業と感じるでしょうか?
- 東証プライム企業で年収600万円(平均残業20時間)
- ベンチャー企業で年収1,000万円(平均残業60時間)
残業が少なく、そこそこ高い年収という意味では、「東証プライム企業で年収600万円」だと思います。
ただ、若手のうちからどんどん稼ぎたいという人はどうでしょうか?
おそらく、「ベンチャー企業で年収1,000万円」を勝ち組と感じるはずです。
このように、東証プライム企業への就職が勝ち組と感じるか否かは人それぞれだったりします。
①勝ち組と感じやすい人
私の経験上、「東証プライム企業への就職が勝ち組と感じやすい人」の特徴は以下3つです。
- 仕事とプライベートを両立させたい人
- 社会人の基礎をしっかり学びたい人
- 倒産リスクの低い企業で働きたい人
やはり、東証プライム企業はそれなりに従業員も揃っています。
そのため、良い意味で仕事が分散されており、休みも取りやすかったりします。
また、資金力があるので「研修制度も充実しており・倒産リスクも低い」です!
この辺りは、東証プライム企業へ就職する大きなメリットと言えます。
②勝ち組と感じにくい人
続けて、「東証プライム企業への就職が勝ち組と感じにくい人」の特徴は以下3つです。
- 早いうちから出世したい人
- 自分一人で大きな仕事を進めたい人
- 活気あふれる社員がいる環境で働きたい人
上記のとおりでして、一言で言えば「ベンチャー気質な人」にはおすすめしないです。
もちろん、上場企業の中には、「早いうちから出世できる企業」もあるかもしれません。
ただ、上場企業の多くは、何らかの核となるビジネスが出来上がっています。
役員含めた従業員も多く、意思決定や仕事の裁量はベンチャーには劣る印象です。
そのため、ベンチャーのような働き方をしたい人には、東証プライム企業は合わない可能性大です!
東証プライム企業に関するよくある質問【5選】
では最後に、東証プライム企業に関するよくある質問5つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
当ブログに多く寄せられる質問
①東証プライム企業に就職する人の割合は?
S氏(22歳)
東証プライム企業に就職する人ってどれくらいいるんですか?
やっぱり、東大や慶應みたいな高学歴の人ばかりですよね?
残念ながら、東証プライム企業に就職する人の割合データはありませんでした。
ただ、旧東証一部上場企業の社員は300万人と言われています。
総務省統計局の2024年6月調査によると、労働者数は6766万人なので…
だいたい4%が旧東証一部上場企業の労働者といえます。
②東証プライム企業という経歴は転職で有利なの?
M氏(22歳)
東証プライム企業という経歴は転職で有利になりますか?
転職も視野に入れたうえで企業選びしたいなと思ってます。
結論、東証プライムという肩書きは、転職で少なからず有利だったりします。
私自身、転職活動の経験がありますが、前歴は少なからず見られていました。
もちろん、ステップアップ転職で一番大切なのは「前職で何をしたか?」です!
③東証プライム企業に勤めているとモテますか?
F氏(22歳)
東証プライム企業に勤めているとモテますか?
やっぱり合コンなどではどういった企業に勤めているかが大切ですよね…
結論、東証プライム企業に勤めていてもモテません。
もちろん、「パナソニック」や「キーエンス」といった誰もが知る企業だとモテるかもしれません。
ただ、東証プライム企業だからモテるといったことはないと思います。
④東証プライム企業の時価総額ランキングは?
S氏(22歳)
東証プライム企業で時価総額が高い企業トップ5が知りたいです!
やっぱり上位は誰もが知っている人気企業が占めているのでしょうか?
2024年現在の東証プライム企業の時価総額トップ5は下表のとおりです。
会社名 | 業種 | 時価総額 |
トヨタ自動車 | 輸送用機器 | 62兆8127億172万1000 |
三菱UFJファイナンシャル・グループ | 銀行業 | 19兆3146億8644万5260 |
東京エレクトロン | 電気機器 | 18兆3606億6229万5690 |
キーエンス | 電気機器 | 17兆3407億786万9200 |
日本電信電話 | 情報・通信業 | 16兆6793億6828万879 |
上表は、「strainerの調査」による時価総額ランキングトップ5です!
やはり、「トヨタ自動車」が、圧倒的な時価総額を誇っていることがわかります。
ちなみに、第4位の「キーエンス」は、学歴フィルターのない企業だったりします。
就職難易度は高いですが、東証プライム企業を目指すうえで外せない要注目企業です!
合わせて読みたい
⑤おすすめの東証プライム企業はありますか?
T氏(22歳)
おすすめの東証プライムはありますか?
東証プライム企業と言ってもたくさんあるのでどこにするか悩んでいます…
結論、おすすめの東証プライム企業はあります。
誰もが知るような「パナソニック」や「キーエンス」も良いですが…
私としては、あまり知られていない「穴場企業」がおすすめです。
なお、そんな私が穴場と感じている東証プライム企業は合計25社あります。
具体的な企業名が気になる方は、以下記事にまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
【まとめ】東証プライム企業は間違いなくすごい
今回は、東証プライム企業はなにがすごいのかを中心に紹介しました。
結論、以下5つの理由からも「東証プライム企業はすごい」です!
すごい理由
私自身、東証プライム企業に入社して7年経ちますが…
東証プライム企業へ就職できて良かったと感じています。
もちろん、東証プライム企業にも色々あるので、事前に企業調査しておくのは必須です。
ただ、東証プライム企業に少しでも興味のある人は、今のうちから「就活対策」を始めておきましょう!
私が実践した就活対策は、「就活完全ロードマップ」という記事にまとめています。
上場企業はもちろん、どの企業にも通用する「就活対策」なので、ぜひ参考にしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。