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- 東証プライム企業はすごいの?
- 東証プライムへの就職が向いている人は?
- 東証プライムへの就職が向いていない人は?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると「東証プライム企業はすごい」です。
記事内で詳しく紹介しますが、「厳しい上場基準」をクリアした企業となります。
今回は、この辺りの内容はもちろん、「東証プライム企業への就職が向いている人・向いていない人」についても紹介します。
そのため、東証プライム企業への就職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください!
東証プライム企業がすごい理由【5選】
ではさっそく、私が東証プライム企業へ入社して感じた体験談も交えながら、「東証プライム企業がすごい理由」を大きく5つに分けて紹介していきます。
すごい理由
- 対外的な評価が高い
- 平均年収の高い企業が多い
- 福利厚生が充実している
- 教育体制が充実している
- 就職難易度が高い
理由①:対外的な評価が高い
東証プライム企業は「対外的な評価が高い」のが大きな特徴です。
と言うのも、企業は簡単に「東証プライム上場」できるわけではありません。
項目 | プライム市場 | スタンダード市場 | グロース市場 |
株主数 | 800人以上 | 400人以上 | 150人以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 | 2,000単位以上 | 1,000単位以上 |
流通株式時価総額 | 100億円以上 | 10億円以上 | 5億円以上 |
売買代金 | 時価総額250億円以上 | - | - |
流通株式比率 | 35%以上 | 25% | 25%以上 |
上表のような「厳しい上場基準」を満たす必要があり、対外的な評価は必要不可欠だったりします。
また、東証プライム企業は「日本全体の0.05%」しか存在しません。
こういった理由からも「東証プライム企業はすごい」と言えます。
理由②:平均年収の高い企業が多い
東証プライム企業がすごい理由2つ目は「平均年収の高い企業が多い」です。
もちろん、すべての上場企業の平均年収が高いわけではありませんが…
上記のとおり、上場企業のほうが平均年収は高い傾向にあります。
そのため、上場企業の中でもトップの東証プライム企業の平均年収が高い傾向にあるのは間違いないです。
理由③:福利厚生が充実している
東証プライム企業がすごい理由3つ目は「福利厚生の充実」です。
と言うのも、東証プライム企業は「上場できるだけの資金力」があります。
そして、資金力がある=福利厚生に回せる力のある企業が多いです。
私自身、東証プライム企業で働きながら、以下のような恩恵を受けています。
- 家賃補助8割(上限10万円)
- 1時間500円の社内マッサージ
- 有給積立制度など
すべての東証プライム企業の福利厚生が充実しているわけではないですが…
福利厚生の充実を求めるのであれば、東証プライム企業はおすすめです!
理由④:教育体制が充実している
東証プライム企業がすごい理由4つ目は「教育体制が充実している」です。
もちろん、すべての東証プライム企業の教育体制が充実しているわけではないですが…
- 入社して半年間は社内外研修
- 年次ごとの社内外研修
- 社外講師を雇った専門研修(財務分野など)
上記のような、教育体制に力を入れている企業は多いです。
この辺りも、資金力があるという理由が大きかったりします。
理由⑤:就職難易度が高い
東証プライム企業がすごい理由5つ目は「就職難易度が高い」です。
こちらも、すべての東証プライム企業に当てはまるわけではないですが…
- トヨタ自動車株式会社
- 株式会社キーエンス
- 株式会社リクルート
上記のような、学生人気の高い企業が「東証プライムへ上場」しているケースが多いのも事実!
世間的にも「東証プライム企業への就職=すごい」と感じる人は多いです。
なお、「就職難易度の低い東証プライム企業30社」という記事で詳しく紹介していますが…
そこまで倍率の高くない「超穴場の東証プライム企業」も存在します。
そのため、東証プライム企業=絶対に就職できないと諦める必要はありません。
合わせて読みたい
東証プライム企業へ就職するメリット【3選】
前章で、東証プライム企業のすごい理由を紹介しましたが…
本章では、東証プライム企業へ就職するメリットについて紹介していきます!
メリット
- 長く働きやすい
- 社会的信用が高い
- ブラック企業の可能性が低い
メリット①:長く働きやすい
東証プライム企業は、「長く働きやすい環境」が整っているケースが多いです。
もちろん、すべての東証プライム企業に当てはまるわけではないですが…
ポイント
- 安定した経営基盤
- コンプライアンスの徹底
- 充実した福利厚生
こんな感じでして、「厳しい上場基準(時価総額250億以上)」をクリアしているからこそ、経営状況が安定している企業が多かったします。
また、社員の働きやすい環境の整備に回せる資金力があるのも大きな特徴です。
メリット②:社会的信用が高い
東証プライム企業は、「社会的信用も高い」です。
厳しい上場基準をクリアしているからこそ、社会的信用があります。
なお、社会的信用が高いと「ローンが組みやすい」のが大きなメリットです。
- クレカ申請はまったく落ちない
- 車のローンも一発で通る
- 東京都内でマンション購入もできる
こんな感じでして、私も多くの恩恵を受けたことがあります。
メリット③:ブラック企業の可能性が低い
東証プライム企業は、「ブラック企業が少ない」のも大きな特徴です。
こちらもすべての東証プライム企業に当てはまるわけではないですが…
ポイント
- 決算状況等の開示義務
- コンプライアンスの徹底
- 長時間労働の是正など
例えば、東証プライム企業は「決算状況等の開示義務」があります。
そのため、企業としての透明性はかなり高いです。
また、サービス残業やパワハラなどの法律違反に気をつけている企業が多いのも事実!
投資家に対する悪影響を出さないため、この辺りも徹底しています。
以上が、東証プライム企業へ就職するメリット3つです!
東証プライム企業への就職が向いている人【3選】
本章では、「東証プライム企業への就職が向いている人」の特徴を紹介します。
ここまでの内容をふまえたうえで、大きく3つにまとめました!
向いている人
- 企業に安定性を求める人
- プライベートを大切にしたい人
- 転職を視野に入れている人
①企業に安定性を求める人
企業に安定性を求める人は、東証プライム企業への就職が向いている可能性大です。
詳しくは「東証プライム企業がすごい理由」のパートで紹介しましたが…
項目 | プライム市場 | スタンダード市場 | グロース市場 |
株主数 | 800人以上 | 400人以上 | 150人以上 |
流通株式数 | 2万単位以上 | 2,000単位以上 | 1,000単位以上 |
流通株式時価総額 | 100億円以上 | 10億円以上 | 5億円以上 |
売買代金 | 時価総額250億円以上 | - | - |
流通株式比率 | 35%以上 | 25% | 25%以上 |
上表のような「厳しい上場基準」を満たしているのが東証プライム企業です。
そのため、「東証プライム企業=倒産リスク」は低いと言えます。
②プライベートを大切にしたい人
東証プライム企業は、プライベートを大切にしたい人にもおすすめです。
おすすめの理由
- 従業員が多く休みがとりやすい
- 良い意味で仕事が分散されている
- 福利厚生が充実している
すべての東証プライム企業が、上記3つに当てはまっているわけではないですが…
中小企業よりも一人当たりの仕事量は分散されていることが多いです。
また、「従業員に還元できる資金力」があるのも事実!
福利厚生についても手厚い企業が多かったりします。
③転職を視野に入れて就職する人
東証プライム企業は、転職を視野に入れて就活をしている人にもおすすめです。
と言うのも、転職は「中小企業から大手企業」への就職難易度は高かったりします。
その点、「大手企業から中小企業」への転職は意外と簡単です。
もちろん、転職では「今までに何をしてきたか?」がもっとも大切ですが…
少なからず、転職市場において有利に働くことが多いです。
以上が、東証プライム企業への就職が向いている人の特徴3つとなります!

東証プライム企業へ就職するデメリット【3選】
ここまで、東証プライム企業の魅力を中心に紹介してきましたが…
東証プライム企業へ就職するデメリットがあるのも事実!
本章では、この辺りの内容を私の体験談もふまえて紹介します。
デメリット
- 仕事のスピード感は遅い
- 仕事量は分散されている
- 部署異動が多い可能性がある
デメリット①:仕事のスピード感は遅い
東証プライム企業は、意思決定のプロセスが複雑なケースが多いです。
- 大規模な組織体制
- 株主を配慮した経営方針の決定
- 社会的責任を意識した経営方針の決定
上記のような、さまざまな要因で「意思決定」が長くなります。
結果、仕事のスピード感を求める人には合わないことが多いです。
デメリット②:仕事量は分散されている
東証プライム企業は、時価総額が250億円以上の企業です。
そのため、多くの社員を抱える東証プライム企業が多いのも事実!
一人当たりの仕事量は分散されているケースが多いです。
そのため、若手のうちから裁量のある仕事をしたい人には合わない可能性があります。
デメリット③:部署異動が多い可能性あり
東証プライム企業は、複数の事業を手掛けている企業が多いです。
その中で、「複数の部署や拠点を設けているケース」も少なくありません。
結果、総合職採用の場合、頻繁に部署異動が発生することがあります。
事実、私は入社して8年で「4回の部署異動・2回の転勤」を経験しています。
そのため、部署異動や転勤をしたくない人には合わない可能性があります。
以上が、東証プライム企業へ就職するデメリット3つです!
東証プライム企業への就職が向いていない人【2選】
本章では、「東証プライム企業への就職が向いていない人」の特徴を紹介します。
ここまでの内容をふまえたうえで、大きく2つにまとめました!
向いていない人
- 若手のうちに経験値を積みたい人
- 出世意欲の高い人
①若手のうちに経験値を積みたい人
東証プライム企業は、組織体制のしっかりしている企業が多いです。
そのため、以下のように一つの案件でも対応セクションは分かれています。
- 見積もり作成は「営業事務」
- 売上登録は「経理」
- 契約書チェック「法務部」
その点、ベンチャー・中小企業は、上記を一人の営業がおこなうケースが多いです。
そのため、若手のうちから多くの経験を積みたい人には向いていない可能性大です。
②若手のうちに出世したい人
東証プライム企業は、企業規模が大きいのも特徴の一つです。
昨今、「年功序列の廃止」や「ジョブ型雇用」などを適用する企業も増えてはいますが…
社員数が多い東証プライム企業は、それだけライバルが多いのも事実!
どうしても出世スピードは、ベンチャー・中小には劣ります。
そのため、若手のうちに出世したい人にも向いていない可能性大です。
ぜひ、東証プライム企業への就職を検討している人は、参考にしてみてください!
東証プライムに関するよくある質問【5選】
では最後に、東証プライム企業を目指す学生からのよくある質問5つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
向いている人
- 東証プライム企業に就職する人の割合は?
- 東証プライム企業へ就職できると勝ち組?
- おすすめの東証プライム企業は?
- 東証プライム企業の時価総額ランキングは?
- 東証プライム企業へ就職する方法は?
質問①:東証プライム企業に就職する人の割合は?
S氏(22歳)
東証プライム企業に就職する人ってどれくらいいるんですか?
やっぱり、東大や慶應みたいな高学歴の人ばかりですよね?
残念ながら、東証プライム企業に就職する人の割合データはありません。
ただし、旧東証一部上場企業の社員は300万人と言われています。
総務省統計局の2024年6月調査によると、労働者数は6766万人なので…
だいたい4%が旧東証一部上場企業の労働者といえます。
質問②:東証プライム企業へ就職できると勝ち組?
M氏(22歳)
東証プライム企業へ就職できると勝ち組ですか?
ネットで検索すると勝ち組と書かれていたりします!
結論、東証プライム企業への就職を勝ち組と感じられるかは「人それぞれ」です。
例えば、以下のような人は東証プライム企業に合わないと思います。
デメリット
- 若手のうちに経験値を積みたい人
- 出世意欲の高い人
もちろん、「トヨタ」や「キーエンス」など、有名企業に入れば勝ち組と言われるかもしれません。
ただし、一番大切なのは「自分の求める働き方」が実現できるかだったりします。
質問③:おすすめの東証プライム企業は?
T氏(22歳)
おすすめの東証プライム企業はありますか?
東証プライム企業と言ってもたくさんあるのでどこにするか悩んでいます…
結論、おすすめの東証プライム企業はあります。
詳しくは、「就職難易度の低い東証プライム企業30社」という記事で詳しく紹介していますが…
- HIOKI株式会社
- 野村マイクロ・サイエンス株式会社
- 株式会社ウェザーニューズ
上記のような「穴場の優良企業」がたくさん存在します。
ぜひ、穴場の東証プライム企業を探している人は、以下記事も参考にしてみてください!
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質問④:東証プライム企業の時価総額ランキングは?
S氏(22歳)
東証プライム企業で時価総額が高い企業トップ5が知りたいです!
やっぱり上位は誰もが知っている人気企業が占めているのでしょうか?
2024年現在の東証プライム企業の時価総額トップ5は下表のとおりです。
会社名 | 業種 | 時価総額 |
トヨタ自動車 | 輸送用機器 | 62兆8127億172万1000 |
三菱UFJファイナンシャル・グループ | 銀行業 | 19兆3146億8644万5260 |
東京エレクトロン | 電気機器 | 18兆3606億6229万5690 |
キーエンス | 電気機器 | 17兆3407億786万9200 |
日本電信電話 | 情報・通信業 | 16兆6793億6828万879 |
上表は、「strainerの調査」による時価総額ランキングトップ5です!
やはり、「トヨタ自動車」が、圧倒的な時価総額を誇っていることがわかります。
なお、第4位の「キーエンス」は、日本トップクラスの高年収企業です。
就職難易度は高いですが、学歴フィルターの存在しないおすすめの1社となっています。
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質問⑤:東証プライム企業へ就職する方法は?
S氏(21歳)
東証プライム企業へ就職するにはどうすれば良いですか?
具体的に何をすべきか教えてください!
詳しくは、「就活はいつから本気で始めるべき?」という記事で紹介していますが…
- 大学3年生4月:マイナビ・リクナビへ登録
- 大学3年生4月:逆求人サイトへの登録
- 大学3年生4月〜5月:自己分析の開始
- 大学3年生4月〜5月:業界・企業研究の開始
- 大学3年生5月〜7月:WEBテスト対策
- 大学3年生5月〜7月:エントリーシート対策
- 大学3年生7月〜9月:夏のインターンシップ参加
- 大学3年生10月〜11月:就活イベントへの参加
- 大学3年生10月〜2月:冬のインターンシップ参加
- 大学3年生10月〜12月:志望企業のピックアップ
- 大学3年生12月〜2月:本選考対策
- 大学3年生3月〜:説明会・エントリー開始
- 大学3年生3月〜大学4年生6月:本選考参加
- 大学3年生3月〜大学4年生6月:内々定
上記のようなスケジュールで「就活対策」をする必要があります。
もちろん、志望企業によっては追加で対策が必要になるケースも存在しますが…
多くの東証プライム企業は、上記の「就活対策」で攻略可能です。
そのため、東証プライム企業への就職を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】東証プライム企業はすごい
今回は、『東証プライム企業はなにがすごいのか?』を中心に紹介しました。
結論、以下5つの理由から「東証プライム企業はすごい」と言えます!
すごい理由
- 対外的な評価が高い
- 平均年収は高い企業が多い
- 福利厚生が充実している
- 教育体制が充実している
- 就職難易度が高い
もちろん、上記5つがすべての東証プライム企業に当てはまるわけではありませんが…
東証プライム企業は「厳しい上場条件」をクリアしているのも事実!
私としては、東証プライム企業への就職を目指すのはおすすめです。
そのため、東証プライム企業への就職を目指したい人は、以下記事も参考にしてみてください。
すべての企業に通用する就活対策を載せているので要チェックです!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。