読者の悩み
- 面接で嘘をついたり話を盛ることはNGでしょうか?
- 面接で絶対についてはいけない嘘はあるのでしょうか?
- 面接で嘘をつくとどのようなリスクがあるのでしょうか?
今回は、4年間の新卒採用を担当した私が、「就活の面接で嘘をつくことはNGなのか」を紹介します。
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- 新卒一年目から約4年間 関西地区を中心に採用業務を経験!
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なお、結論からお伝えすると、面接で多少の話を盛ることは問題ないです。
ただし、嘘をつくことは、入社前後で様々なリスクがつきまとうのでやめた方が良いです。
この辺りについても、本記事で段階を追って解説していくので、今後、面接を控えている方は、最後まで読んでみてください。
目次
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面接で話を盛って話すことは問題ない理由を元人事が解説!
結論からお伝えすると、面接で多少の話を盛ることは問題ないと思っています。
なぜならば、人事担当者として様々な学生と携わる中で「本音で話して評価される学生」と「嘘をついて評価される学生」がいるという事実があるからです。
よく「面接は、話の内容も大切だが、人間性も大切」と言った話を聞くことも多いですが、以下のように、普通の内容だと印象に残らないことが多々あります。
例えば、友人と話していても「A君と来月結婚するんだ!」という内容と「A君と来月近所の〇〇公園で散歩するんだ!」では、記憶に残るのに大きな違いがありますよね?
このように、面接も一緒で、話す内容にインパクトがないと、面接官の印象に残らないケースは充分にあります。
以上のことから、面接で多少の話を盛ることは問題ないと思っています。
ただし、「どのようにしてその結果にたどり着いたのか?」などの「経験」を盛ることは、おすすめしません。
面接官の経験をしたことも多々ありますが、「結果に対して、どのような経験をしてきたのか」を面接では見ています。
そして、その「経験」に嘘が生じてしまうと、企業とのミスマッチに繋がり、学生と企業側のどちらも損をしてしまいます。
また、話を「盛る」ではなく「嘘」をつくも、絶対にNGなので注意してください。

面接で嘘をつくことがNGな理由3選を元人事が紹介!
面接で深掘りをされたときに答えられず不採用となる
面接で嘘をつくことがNGな理由1つ目は「面接で深掘りをされたときに答えられず不採用となる」です。
例えば、「日商簿記3級」を取得していると嘘をついたところ、「PLとBSの意味はわかりますか?」といった質問がきてしまい答えられなかったらいかがでしょうか?
「PLとBSの意味」は、「日商簿記3級」を取得している方であれば、答えられて当たり前の質問です。
しかし、嘘をついたことで答えられなければ、面接官からの心証は最悪であり、高い確率で不採用となります。
なお、1次面接で嘘をついて2次面接や最終面接で深堀をされて嘘がバレる方も多く見受けられます。
嘘をついて選考が進んでも、嘘がバレたときのリスクが高いので、面接で最初から嘘をつくのは避けるようにしましょう。
内定取り消しの可能性がある
面接で嘘をつくことがNGな理由2つ目は「内定取り消しの可能性がある」です。
人事担当者として、他の企業の採用担当者より話を聞くことが多いのが、「内定獲得をした後に履歴書の詐称がバレる」です。
基本、内定契約を結ぶと、企業側から、内定取り消しできませんが、取り消すうえで正当な事由があれば取り消し可能です。
一番最悪なケースは、卒業が確定していたにもかかわらず、就職目前に取り消されて無職になることです。
そうならないためにも、面接で嘘をつくことは、非常にリスクが高いのでおすすめしません。
試用期間中に解雇される可能性がある
面接で嘘をつくことがNGな理由3つ目は「試用期間中に解雇される可能性がある」です。
先ほどとは違い、「就職後に履歴書の詐称がバレる」といったこともありえます。
一般的に正社員や契約社員として入社した場合、入社後、数ヶ月間は、試用期間を定められている企業がほとんどです。
そして、試用期間中に、経験や能力をどのように発揮するのか見ている企業が多く、そこで履歴の詐称が見つかれば懲戒解雇になる可能性があります。
懲戒解雇になると、再就職をすることも難しくなるので、面接で嘘をつくことは、非常にリスクが高いです。
面接でついてはいけない嘘3選を元人事が解説!
ここまで、面接で嘘をつくことがNGな理由3選を紹介してきました。
面接で嘘をつくことがNGな理由3選
- 面接で深掘りをされたときに答えられず不採用となる
- 内定取り消しの可能性がある
- 試用期間中に解雇される可能性がある
ここからは、面接で絶対についてはいけない嘘を元人事担当者の視点で解説していきます。
是非、今回紹介する嘘は、必ず、面接で避けるようにしましょう。
「資格」やTOEICなどの「点数」について
面接でついてはいけない嘘1つ目は「資格やTOEICなどの点数」について嘘をつくことです。
NGな理由としては、入社時に資格やTOEICの証明書提出を求められるケースが非常に多いからです。
とくに、募集要件や入社後の昇格試験の要件として、一定の資格やTOEICの点数を設けている場合は、100%証明書提出を求められるので、嘘をつくことは避けるべきです。
これまでに「経験」してきたことについて
面接でついてはいけない嘘2つ目は「これまでに経験してきたこと」について嘘をつくことです。
例えば、留学経験がありますと伝えた後に、「どこの国でどのような語学を学びましたか?」と質問をされて答えられなかった場合は、面接官からの心証は最悪です。
冒頭でもお伝えしましたが、結果に対して話を盛ることは、NGではないですが、その結果に対する「経験」に対して嘘をつくことは避けるようにしましょう!
自分の得意な「能力(スキル)」について
面接でついてはいけない嘘3つ目は「自分の得意な能力(スキル)」について嘘をつくことです。
例えば、パソコンスキルを求められる職場で「パソコンが得意」と伝え、入社後に何もできないだと、非常に働きづらくなります。
英語能力やパソコンスキルなどに長けている人材を募集している企業に対して、自分を大きく見せたくなる気持ちも分からなくはないです。
しかし、入社後のリスクが高いので、できないことをできると嘘をつくことは避けるようにしましょう。
【番外編】面接で嘘をつくと面接官にバレているのか解説!
最後に、4年間の人事の経験をもとに「面接で嘘をつくと面接官にバレているのか」解説していきたいと思います。
結論、就職ジャーナルが採用担当者300人にアンケートを取った結果、採用担当者の7割以上が、面接中に「嘘・話しを盛っている」ことに気づいたそうです。
また、なぜ気づいたのかをお伝えすると、「話が噛み合わない」や「定量的な話が出てこない」が挙げられるようです。
なお、面接で嘘や話を盛ることは、選考に影響を及ぼすのかといった質問に対しては、以下の理由から、ケースバイケースが5割超えの結果となりました。
面接官の本音
- そのことに一生懸命取り組んだか否かが重要だから。
- 話の内容や様子からわかりやすく伝えようとした努力を感じれば、頑張って伝えようとしてくれたとポジティブな印象を持つこともあるから。
- 当社への志望意欲が感じられればOKと考えるから。
とは言え、今回紹介した3つに関連する嘘は、リスクが高いので、嘘をつかないに越したことはないと思います。
就活の面接で嘘をつくことはNGのまとめ!
いかがでしたか?
今回は、「就活の面接で嘘をつくのはNGなのか?」といった疑問と「エピソードを持って話すのはOKなのか?」について解説しました。
もう一度、内容を以下にまとめておきますね。
本記事のまとめ
- 面接で話を盛ることは問題ない。
ただし、「経験」を盛って話すと、企業とのミスマッチに繋がるのでオススメしない。 - 面接で嘘をつくと内定取り消しや懲戒解雇のリスクもあるのでNG。
- 面接でNGな嘘は、「資格や点数」「経験」「能力」などである。
- 面接官の7割以上の人が嘘を見抜いているが、嘘によってはケースバイケースが5割。
執筆者自身、面接で話を盛ることについては、問題ないと思っていますが、嘘はリスクが高いのでNGです。
是非、嘘をつくことで「懲戒解雇」「内定取り消し」などのリスクがあることも把握しておきましょう。
なお、嘘をつかなければインパクトに欠ける話しがないという方は、自己分析を徹底的におこないましょう!
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。