こんな悩みを解決できる記事を書きました。
総合商社と聞くと、「20代で年収1,000万円」・「グローバルな働き方ができる!」みたいなイメージがあると思います。
私自身、総合商社に就職できれば、人生の勝ち組と思っていました。
ただ、総合商社に働く友人いわく、『総合商社はやめとけ!』という意見もありました。
今回は、この辺りの理由を3つ紹介しつつ、「総合商社への就職が向いている人・向いていない人」まで解説していきます。
そのため、総合商社への就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、総合商社=5大商社(三菱商事・伊藤忠商事・三井物産・丸紅・住友商事)として執筆しています。
【結論】総合商社(5大商社)への就職をやめとくべきかは人ぞれぞれ
タイトルのとおりでして、総合商社に就職できると勝ち組かは人それぞれです!
確かに、総合商社は、高年収であり誰もが憧れる人気企業です!
ただ、私の就職活動における勝ち組の定義は「入社後の幸福度」だと思っています。
すごく曖昧な回答になってしまいましたが、これがすべてだったりします。
詳しくは、「総合商社への就職が向いている人」・「向いていない人」のパートで紹介しますが…
例えば、『激務だけど給料が良ければOK!』みたいな人は、総合商社はおすすめです!
ただし、『プライベートも充実させたい…』という人は、やめておくほうが良かったりします。
このように、総合商社であなたの理想の働き方ができるのかを軸に考えるのが大切です!
もちろん、本記事では、「総合商社へ就職するメリット」・「デメリット」も紹介しています。
これらの内容をもとに、あなた自身が総合商社で理想の働き方ができるか判断してみてください。
総合商社(5大商社)への就職はやめとけと言われている理由【4選】
総合商社への就職をやめておくべきかは人それぞれですが…
『総合商社はやめとけ』とウワサされている理由を4つにまとめたので紹介します。
やめとけと言われている理由
理由①:とにかく仕事が激務
総合商社は、とにかく仕事が激務とウワサされています。
実際、総合商社で働く友人いわく、仕事はそれなりに激務と話していました。
なお、総合商社の平均残業時間もまとめてみました!
企業名 | 平均残業時間(参考元:OpenWork) |
伊藤忠商事 | 41.3時間/月 |
三菱商事株式会社 | 37.5時間/月 |
住友商事株式会社 | 33.9時間/月 |
三井物産株式会社 | 29.1時間/月 |
丸紅株式会社 | 33.3時間/月 |
一番多い総合商社で「伊藤忠商事」が41.3時間となっていました。
なお、doda調査によると、サラリーマンの平均残業時間は21.9時間です。
正直、高年収という魅力を考えると、そこまで大きな残業時間ではないと感じました!
理由②:ライフプランが描きにくい
総合商社は、ライフプランが描きにくいというウワサもありました。
実際、総合商社は、転勤や海外赴任は当たり前だったりします…
私の友人もタイに海外赴任を3年したみたいですが…
海外赴任はあこがれていた反面、彼女との今後含めて、悩むことは多かったと話していました。
理由③:いきなり大きい仕事はできない
総合商社は、意外と大きな仕事はできないというウワサもありました。
正直、私は総合商社で働いたことがないので定かではないですが…
商社は「10年やって一人前論」という言葉があります。
また、総合商社は、悪い意味で組織体制やビジネスモデルが確立されています。
そのため、『いきなり海外で活躍するぞ!』という温度感で入社すると、ギャップを感じる可能性は高いです。
理由④:接待が多すぎる
総合商社は、接待が多すぎるというウワサもありました。
なお、総合商社で働く友人は、接待より上司と飲むことが多いと話していました。
上司との飲み会=接待な気もしなくはないですが…
コンプライアンスや働き方改革により、一昔前より接待は少なくなっている印象です!
以上が、総合商社への就職はやめとけとウワサされる理由4つでした。
総合商社(5大商社)に就職するデメリット【3選】
この章では、総合商社に就職するデメリット3つを紹介します!
総合商社を調査する中で見えてきたデメリットなので参考にしてみてください。
デメリット
デメリット①:転勤・出張が多い
総合商社に就職するデメリット1つ目は「転勤・出張が多い」です。
総合商社を調べる中で、やはり転勤・出張はかなり多いことが見えてきました。
もちろん、『ビジネスクラスで海外出張!』と聞くと少し憧れる気もしますが…
海外出張もあくまで仕事なので、観光せずに帰ることがほとんどだったりします。
体力的かつ精神的にもきつく、今回は総合商社に就職するデメリットとして紹介しました。
デメリット②:仕事中心の生活になる
総合商社に就職するデメリット2つ目は「仕事中心の生活になる」です。
なお、日本最大級の口コミサイト「OpenWork」でも以下のような口コミがありました。
在籍3年未満(営業職)
人事部は、隠れ残業・サービス残業の撲滅に力を入れているが、現場レベルでは100%浸透はしていない。
海外取引のある部署では、休暇中や週末にもメール返信が必要な場面もあり気が抜けない…
口コミを見ると、残業の撲滅も現場レベルには浸透していないとのことでした…
この辺りは、部署にもよるとは思いますが、海外取引のある部署は過酷さが伺えました。
もちろん、海外出張も頻繁にあるので、体力に自信がないと厳しい環境であるのも事実!
仕事中心の生活になるのは覚悟しておいたほうが良さそうです。
デメリット③:結婚の時期を逃しやすい
総合商社に就職するデメリット3つ目は「結婚の時期を逃しやすい」です。
というのも、総合商社は仕事中心の生活になりがちです…
また、転勤・海外赴任など、ライフプランを立てにくかったりします。
結果、仕事をバリバリやっていたら結婚の時期を逃したという人も少なからずいるみたいです。
以上が、総合商社へ就職するときのデメリット3つとなります!
総合商社(5大商社)に就職するメリット【3選】
ここまで、総合商社のネガティブな部分ばかり紹介してきました。
ただし、総合商社のメリットもたくさんあるので、この辺りの内容を3つにまとめて紹介していきます!
メリット
メリット①:とにかく給料が良い
総合商社に就職するメリット1つ目は「とにかく給料が良い」です。
下表のとおり、5大商社はすべて平均年収1,000万円超えとなっています。
企業名 | 平均年収(会社四季報 2022年度版参照) |
伊藤忠商事 | 1,580万円 |
三菱商事株式会社 | 1,559万円 |
住友商事株式会社 | 1,556万円 |
三井物産株式会社 | 1,549万円 |
丸紅株式会社 | 1,469万円 |
なお、社員口コミサイト大手の「OpenWork」の調査では、平均年収1,000万円超えは30代からが多い傾向でした。
ただ、25歳の平均年収も750万円前後と高く、総合商社=給料が良いのは間違いなしです。
メリット②:転職市場で圧倒的に有利
総合商社に就職するメリット2つ目は「転職市場で圧倒的に有利に働く」です。
というのも、総合商社の良い点は、現場でビジネスの仕組みを体感できる点です!
総合商社で身につけた業界の知見や提案力を活かして「高年収の外資コンサル」に転職する人は多かったりします。
もちろん、総合商社出身という経歴は、転職市場でもかなり重宝される傾向にあります。
メリット③:グローバルな舞台で活躍できる
総合商社に就職するメリット3つ目は「グローバルな舞台で活躍できる」です。
と言うのも、総合商社は、「トレーディング」と「事業投資」で成り立っています!
- トレーディング:さまざまな商材を国内外へ流して仲介手数料を得る
- 事業投資:営資源(人材など)を投資して、他企業の利益を向上させる
そして、その中でも海外とのやり取りが多くなるのが「トレーディング」です!
海外駐在なども多く、グローバルに活躍したい人には、働くうえで大きなメリットとなります。
以上3つが総合商社で働くメリット3つです!
次の章では、この辺りの内容もふまえたうえで、総合商社への就職が向いている人・向いていない人を順番に紹介していきます!
総合商社(5大商社)への就職が向いている人の特徴【3選】
本章では、総合商社への就職が向いている人の特徴5つを紹介します。
ぜひ、総合商社は自分に向いているのか判断する参考にしてみてください。
向いている人の特徴
①英語力に自信がある人
総合商社への就職が向いている人の特徴1つ目は「英語力に自信がある人」です。
というのも、総合商社は、海外とのやり取りも頻繁に発生する仕事です!
英語をしゃべれる人がほとんどの環境なのが総合商社だったりします。
なので、英語力に自信があるのであれば、活躍の舞台が多いのは間違いなし!
少なからず、総合商社への就職に適性があるといえます。
②体力・精神力に自信がある人
総合商社への就職が向いている人の特徴2つ目は「体力・精神力に自信がある人」です。
「総合商社に就職するデメリット」のパートで詳しく紹介しましたが…
総合商社の働き方は、激務であることが多いです。
というのも、総合商社の仕事では海外とのやり取りもあるので、休日や深夜にメールが動くこともあります。
なので、体力・精神力に自信がなければ務まらないのが総合商社の大きな特徴です!
③給料が高いところが良い人
総合商社への就職が向いている人の特徴3つ目は「給料が高いところが良い人」です。
「総合商社のメリット」のパートで詳しく紹介しましたが…
5大商社は、すべて平均年収1,000万円超えです!
なお、25歳の平均年収であってもだいたい750万円前後あるみたいです!
「dodaの公開データ」によると、25歳の平均年収(中央値)は340万円なので…
若手のうちから高年収を狙い場合は、総合商社への就職向いているといえます。
総合商社(5大商社)への就職が向いてない人の特徴【3選】
続けて、総合商社への就職が向いていない人の特徴3つを紹介!
もし該当する項目があった場合は、総合商社への就職は慎重に考えることをおすすめします!
向いていない人の特徴
①プライベートも充実させたい人
総合商社への就職が向いていない人の特徴1つ目は「プライベートも充実させたい人」です。
ここまで何度かお伝えしてきたとおり、総合商社は激務なことが多かったりします。
もちろん、事業部によって残業は大きく異なるのも事実!
ただし、商社としてトラブル対応が起きたときは迅速に対応するのは必須です。
そのため、プライベートも充実させたい場合は、総合商社以外の選択肢も考えてみることをおすすめします。
②転勤したくない人
総合商社への就職が向いていない人の特徴2つ目は「転勤したくない人」です。
なお、総合商社の中には、転勤が伴わない「一般職」という枠があります。
なので、転勤したくない人は、一般職で申し込むのは一つの手です。
ただ、「総合職」枠で就職希望する場合は転勤必須!
転勤したくない人は、総合商社(総合職)への就職はおすすめしません。
③英語が苦手な人
総合商社への就職が向いていない人の特徴3つ目は「英語が苦手な人」です。
というのも、総合商社で働く人のほとんどは英語をしゃべれます。
私の友人いわく、事務系の人でも海外とのやり取りで英語をしゃべれるとのことでした!
そのため、英語に少しでも苦手意識がある人は、総合商社への就職はおすすめしません。
総合商社(5大商社)に関する就活生からのよくある質問【3選】
では最後に、総合商社(5大商社)に関するよくある質問3つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてくださいね。
多く寄せられる質問3選
よくある質問①:総合商社の中で一番入りやすいのは?
F氏(22歳)
総合商社の中で一番入りやすい企業はどこでしょうか?
5大商社であればどこでも入りたいです…
結論、総合商社の中でどこが一番入りやすいなどはありません…
ただ、「総合商社(5大商社)の就職難易度」という記事内で詳しく紹介していますが…
丸紅あたりは狙い目だったりします。
もちろん、丸紅であっても、「入社が難しい企業ランキング」にて人気企業200社のうち26位の企業です!
総合商社(5大商社)は、簡単に入社できるわけではないので注意です。
よくある質問②:総合商社はTOIEC何点必要?
K氏(20歳)
総合商社に就職するにはTOIEC何点くらい必要ですか?
やっぱりTOIEC600点とかじゃ難しいでしょうか…
結論、TOIEC800点以上が一つのラインになります。
ただし、学歴に自信のない方であればTOIEC900点以上は欲しいところです。
学歴がなくてもTOIEC900点以上であれば、評価対象になる可能性は高かったりします!
よくある質問③:総合商社に学歴フィルターはある?
K氏(20歳)
総合商社に就職するには学歴は必要でしょうか?
偏差値50前後の大学出身だと無理ですよね?
結論、総合商社に学歴フィルターはあります…
詳しくは、「5大商社の採用大学は?」という記事で紹介してますが…
慶應や早稲田・東大・京大など、高学歴の学生が多く採用されています。
また、過去に中堅大学からの採用実績もなく、学歴フィルターがあると明言されてはいないものの…
以下記事でも詳しく紹介していますが、ある程度の学歴フィルターは存在すると考えられます。
合わせて読みたい
【まとめ】総合商社(5大商社)への就職をやめておくべきかは人それぞれ
今回は、総合商社への就職はやめておくべきかを中心に紹介しましたが…
結論、総合商社への就職をやめておくべきかは人それぞれです。
例えば、「激務だけど給料が良ければOK」みたいな人は、総合商社へ就職すると良いかもしれません。
ただ、「プライベートも充実させたい…」という人は、やめておくほうが良かったりします。
このように、あなた自信が企業に求める軸によって、総合商社への就職が向いているか否か大きく変わります。
そのため、今回紹介した「総合商社への就職が向いている人」・「向いていない人」はもう一度チェックしてみてください。
本記事の内容を参考にしつつ、あなたが総合商社へ就職すべきか判断してもらえればと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。