こんな悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、高学歴の学生が中小企業へ就職するのはもったいないのか明確になりますよ。
まずは、そもそもの部分である「中小企業の定義」から解説していくので、ぜひチェックしてみてください。
※すぐに「高学歴から中小企業へ就職するのはもったいないのか知りたい!」という方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
【大前提】中小企業の定義とは?
業種 | 資本金の額または出資総額 | 従業員数 |
①製造業、建設業、運輸業、その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
②卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
③サービス業 | 5000万円以下 | 100人以下 |
④小売業 | 5000万円以下 | 50人以下 |
上表のとおり、中小企業は、「資本金の額または出資総額」・「従業員数」のどちらかを満たしていればOK!
例えば、卸売業で「資本金5,000万円」・「従業員1,000人」でも、資本金が1億円以下なので中小企業となります。
ただ、一部例外もあるので、興味のある方は「中小企業庁」というサイトをのぞいてみてください。
ぶっちゃけ、暗記してもあまり意味ないので、時間があればチェックするくらいで問題なしです。
高学歴から中小企業へ就職するのはもったいない?
もったいなくない理由
- 世の中には超優良の中小企業が存在する
- 中小企業で活躍する高学歴の学生は多い
- 大手企業に入ったら幸せとはかぎらない
こんな感じでして、そもそも「高学歴=大手企業」というウワサは無視でOKです!
私の友人に京大出身のめちゃくちゃ良い奴がいますが、従業員200人以下の中小企業へ就職!
ただ、7年経っても仕事は楽しいと飲み会で嬉しそうに話してたりします。
もちろん、その友人の働く中小企業は、めちゃくちゃホワイトな優良企業!
「死ぬほど企業研究した!」といってましたが、結果、中小企業でも良いところは多いと話してました。
ちなみに、「みんなが知らない隠れた超優良企業165社」という記事で紹介する中にも、超優良の中小企業は存在します。
ぜひ、「こんな好条件の中小企業あるんだ!」という気づきがあると思うので、合わせてチェックしてみてください!
高学歴から中小企業へ就職するメリット【3選】
メリット
①社内でのライバルが少ない
京大の友人いわく、そもそも中小企業は従業員が少ないので競争相手が少ないと話してました。
もちろん、中小企業の中にも年功序列はあるかもですが…
確かに、大手企業に比べると「出世争いのライバルは少ない」といえます。
②仕事の裁量権が大きい
実際、中小企業は従業員が少ない分、一人ひとりの仕事に対する裁量は大きかったりします。
もちろん、捉え方によっては「従業員の業務過多」になる可能性があるかもですが…
任される仕事範囲が大きいのは、単純にスキルアップにつながるといえます。
③転勤が少ない
実際、中小企業は「地域密着型のビジネス」を展開している企業も少なくなかったりします。
結果、転勤することなく、将来設計を描きやすいというメリットがあります。
ちなみに、私は東証プライム企業で総合職として働いてますが、全国転勤ありの企業…
関西出身ですが、東京で働いており家の購入はもちろん、単身赴任の可能性もある不安定な状況だったりします。
高学歴から中小企業へ就職するデメリット【3選】
デメリット
①大手企業に魅力を感じてしまう
- ローンの審査が通りやすい
- 給料やボーナスが高い
- 労働環境が整っている
- 福利厚生が充実している
大手企業は、単純に資金力があるので、従業員に還元するお金が多いです。
そのため、従業員への還元を惜しまない大手企業であれば働く環境はかなり充実していたりします。
その点、中小企業は、資金力に余裕がないところも多く、大手企業に比べると働く環境は劣るところが多いです。
もちろん、資金力関係なく、従業員に還元する中小企業が多く存在するのも事実ですが…
単純な割合として、勤める環境の差で大手企業に魅力を感じてしまうことは多いです。
②就職活動への後悔が残りやすい
実際、京大出身の私の友人は、「オレも大手企業のほうが良かったのかな?」と思うことが多かったみたいです。
友人の場合、自分が納得いくまで企業研究を進めて後悔を払拭したみたいですが…
高学歴の学生は、周囲が大手企業に就職する人が多いので、後悔を感じやすいのはデメリットの一つといえます。
③周囲の期待に押しつぶされる
ちなみに、私が高学歴の学生がもっともデメリットに感じるのが、周囲の期待だと思っています。
「〇〇さんは京大出身だから期待しているよ!」みたいなことを言われる可能性は大です。
もちろん、期待されるのは良いことではありますが、できなかったときの反動が大きいのも事実!
この辺りのプレッシャーがかかってしまうのは、高学歴から中小企業へ就職する大きなデメリットといえます。
高学歴でも中小企業の選考に落とされる人の特徴【3選】
落とされる人の特徴
①選考対策をまったくしない
昨今は、売り手市場といわれており、確かに「25卒の2024年5月15日時点の就職内定率は78.1%」!
ただ、中小企業であっても学生を採用する人事担当者は採用のプロ!
選考対策をせずにノリだけで受かるほど甘くはなかったりします。
なので、「高学歴だから中小企業は余裕!」ではなく「中小企業でも万全の状態で選考に挑もう!」の思考が大切です。
②明確な志望動機がない
というのも、中小企業の採用担当者は、「高学歴なのに中小のうちを受けにくるなんて滑り止めかな?」と思ってたりします。
その中で、志望動機が明確でなければ落とすのは当たり前の対応!
内定辞退される可能性がある高学歴の学生より、志望動機が明確な学生を採用するのが就活だったりします!
③コミュニケーション能力の欠落
私自身、新卒の採用担当を4年経験してきましたが、ぶっちゃけ面接はコミュニケーション能力ゲーだったりします!
仕事においてコミュニケーションはかならず必要なスキルの一つ!
どれだけ高学歴の学生でも、受け答えがまったくできなければ落とされるので注意です。
高学歴の学生が中小企業を目指す場合の注意点【3選】
落とされる人の特徴
注意点①:中小企業であっても油断しない
「高学歴の学生でも中小企業の選考に落とされる人の特徴」のパートでも紹介しましたが…
中小企業であっても、ノリだけで受かるほど甘くないのが現実!
とくに、明確な志望動機がなければ、「滑り止めで受けにきたんでしょ…」と思われることもあります。
なので、中小企業であっても学歴だけで慢心せず、しっかり選考対策するのが大切です!
注意点②:中小企業を妥協で受けない
というのも、過去の就活相談で「大手企業は無理だから中小企業にしようかな…」という学生がいました。
結果、中小企業に受かったものの、3ヶ月で退職…
そのあと連絡が途絶えてしまいましたが、いつも言っていたのが「妥協で企業を選ばなければよかった…」の一言!
企業研究をしたうえで、納得して選んだ企業が中小企業であれば問題ないですが…
もし、「大手企業は無理だから中小企業にしよう」と考えると痛い目に遭うので注意です!
注意点③:大手企業を受けない
詳しくは、「中小企業しか受けないデメリット」で紹介してますが…
大きく以下3つのデメリットがあったりします。
デメリット
- 企業選びの幅が広がらない
- 転職難易度が上がる
- 入社後に苦労する可能性がある
もちろん、明確な理由があって中小企業しか受けないのであれば問題なし。
ただし、「自分なんかが倍率の高い大手企業は無理だ…」といった思考で大手企業を受けないのはNGです!
【まとめ】高学歴から中小企業へ就職するのはもったいなくない
もったいなくない理由
- 世の中には超優良の中小企業が存在する
- 中小企業で活躍する高学歴の学生は多い
- 大手企業に入ったら幸せとはかぎらない
ネットでは、「せっかく高学歴なのに中小企業とかもったいないよ」なんて言われてますが、すべて無視でOK!
色々と企業を調べる中で、魅力に感じたのが中小企業であればまったく問題なしです!
就活ブロガーが言うことじゃないかもですが、就活はあなたの理想の職場に入るためのただの過程!
本当の勝負は、入社してからの働き方や満足度であり、大手企業だから勝ち組なんてことはもちろんありませんよ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。