今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
Googleで検索すると" 25卒 就活 やばい "というキーワードを見て焦った方も多いと思います。
しかし、毎年" ○卒 就活 やばい "というキーワードは出てくるのでご安心ください。
とは言え、年々学生が内定を獲得する時期は早くなっており、就活に出遅れるとやばい状況になるのも事実。
そこで、今回は、25卒の就活はやばいのかはもちろん、25卒の就活開始時期や25卒の就活対策【12選】まで徹底解説していきます。
ぜひ、25卒の就活の現状と今後の対策を確認したい方は、参考にしてみてください。
当記事はこんな方におすすめ
- 25卒の就活はやばくない理由を詳しく知りたい方
- 就活でやばい状況になりやすい就活生の特徴を知りたい方
- 25卒の就活はいつから始めるべきか詳しく知りたい方
- やばい状況にならないために今すぐ始めるべき就活対策を知りたい方
今すぐ始めるべき就活対策【12選】をさっそく知りたいという25卒の方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
【結論】25卒の就活はやばくない理由2つを近年の就活事情をもとに紹介
やばくない理由
- 就職内定率が年々上昇している
- 求人倍率が上昇傾向にある
①就職内定率が年々上昇している
年月日 | 21卒(就職内定率) | 22卒(就職内定率) | 23卒(就職内定率) |
大学3年生3月 | 15.8% | 22.6% | 29% |
大学4年生6月 | 56.9% | 68.5% | 73.1% |
大学4年生7月 | 73.2% | 80.5% | 83.3% |
大学4年生8月 | 81.2% | 85.3% | 87.8% |
大学4年生10月 | 88.7% | 92.4% | 93.8% |
大学4年生12月 | 93.4% | 95.2% | 94.0% |
大学4年生3月(卒業前) | 96.1% | 96.4% | ₋96.8%₋ |
※出典元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)
- 21卒の就職内定率:96.1%
- 22卒の就職内定率:96.4%
- 23卒の就職内定率:96.8%
上表の通り、過去3年間の就職内定率は上昇傾向にあります。
なお、24卒の12月1日時点の就職内定率は95.1%となっており、前年比と同水準。
そのため、過去推移含め、就職内定率を見ると、25卒の就活はやばい状況ではないと言えます。
②求人倍率が年々上昇傾向にある
なお、求人倍率について簡単に紹介すると" 求職者一人当たりの求人数 "を指します。
そして、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の求人倍率は1.71倍となっており、今後も回復傾向が予測されています。
年次 | 求人倍率 |
2021年3月卒 | 1.53倍 |
2022年4月卒 | 1.50倍(コロナの影響により低下) |
2023年3月卒 | 1.58倍 |
2024年3月卒 | 1.71倍 |
※出典元:リクルートワークス研究所「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)」
そのため、求人倍率の視点で見ても、25卒の就活がやばい状況ではないと言えます。
1社 | 2社 | 3社 | 4社以上 | 2社以上(計) | |
24卒 | 35.8% | 25.4% | 19% | 19.7% | 64.2% |
23卒 | 38.6% | 25.9% | 17.1% | 18.4% | 61.4% |
22卒 | 43.2% | 25.4% | 15.3% | 9.6% | 56.8% |
※出典元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2024年卒)
上記結果からも求職者に対する求人数が上回っている状況が伺えます。
もちろん、25卒の就活で求人倍率が悪化する可能性もゼロではないですが…
現時点の情報では、25卒の就活がやばい状況になるリスクは低いと言えます。
と思われた方も多いと思いますので、25卒の就活はやばいと言われている理由も紹介しますね。
25卒の就活はやばいと言われている理由【3選】
やばいと言われている理由
- 就活の選考早期化が進んでいるため
- インターンシップの取り扱いが変わるため
- コロナの影響でガクチカや自己PRが作れないため
上記の通り、就活の選考早期化やコロナの影響でガクチカや自己PRに苦戦することが理由と言われています。
また、インターンシップの取り扱いルール変更なども理由の一つと言われており、その辺りの内容も含め、やばい理由を詳しく紹介していきます。
①就活の選考早期化が進んでいるため
つまり、23卒の方は、10人中6人が大学3年生9月以前には就活を始めていたことになります。
なお、「リクルート就職白書2023卒」を参考に、企業側の選考スケジュールも紹介します。
出典元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)参照
上図の通り、23卒の採用においては、大学3年生の2月までに面接(対面)を実施した企業が25%(4社に1社)!
24卒や25卒も例年並みまたは例年以上に選考が早期化すると言われています。
②インターンシップの取り扱いが変わるため
オープンカンパニー | 短日のイベント・説明会を想定 | 学生情報の採用活動への活用不可 |
キャリア教育 | 企業や就職課開催のCSR一環活動を想定 | 学生情報の採用活動への活用不可 |
専門型インターンシップ | 最低5日間〜2週間以上のインターン | 学生情報の採用活動への活用可能 |
高度専門型インターンシップ | 高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン | 学生情報の採用活動への活用可能 |
※出典元:文部科学省・厚生労働省・経済産業省のインターンの考え方について
上表の通り、簡単にまとめると今まで採用直結のインターンシップはNGだったのがルール撤廃されました。
もちろん、短日のイベントや説明会は、採用直結のインターンシップとすることは原則できなくなっています。
しかし、今後、専門型の長期インターンシップへ参加した学生は、かなり有利になること間違いなし。
結果、インターンシップに参加していない25卒の方はやばいという情報が広まっています。
インターン参加時期
- 1day:卒業年次前年の8月から9月または12月から2月
- 2day以上:卒業年次前年の8月から9月に集中
正直、2024年4月時点において、25卒対象のインターンシップはほとんどありません。
そのため、インターンシップ参加ができなかった25卒の方は、記事後半で紹介する就活対策を実践していきましょう。
今すぐ始めるべき就活対策【12選】をさっそく知りたいという25卒の方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
③コロナの影響でガクチカや自己PRが作れないため
実際、25卒はコロナ世代と言われており、ガクチカや自己PRで何を書けば良いか悩む方が多いです…
そのため、25卒の就活はやばいと言われています。
ポイント
本来、採用面接は候補者の人となり(性格や能力・価値観)が企業の仕事とマッチするか確認しています。
そして、社会人になれば仕事は日常であり、面接でも日常の習慣をアピールするのは効果的と言えます。
とくに、日常で習慣化している中でも、学業については、コロナの影響も比較的少ないと言えます。
そのため、なぜその科目を学んだのかなど、学業や日常で習慣化していることを自己PRやガクチカで話すのがおすすめです。
25卒の就活はいつから開始すべきか元人事が統計データをもとに紹介
年月日 | アクション |
2023年4月〜 | 就活に関する情報収集をスタート |
2023年6月〜2023年9月 | 夏のインターンシップに参加(※外資系企業は2023年4月から開始の可能性あり) |
2023年6月〜2024年2月 | ①自己分析/業界研究/企業研究/面接対策/エントリーシート対策の実施 |
2023年10月〜2024年2月 | 秋冬のインターンシップに参加 |
2023年12月〜2024年2月 | ②筆記試験対策/自己分析/業界研究/企業研究/面接対策/エントリーシート対策の実施 |
2024年3月〜 | 広報解禁(マイナビやリクナビ経由で本選考の受付・説明会予約) |
2024年6月〜 | 本選考の開始(大手企業の内々定が公認で学生へ掲示可能) |
2024年10月 | 内定式 |
2024年10月〜2025年3月末 | 秋冬の選考継続企業の説明会・面接に参加 |
2025年4月 | 入社式 |
上表の通り、基本は、マイナビやリクナビ経由で本選考の受付がスタートする2024年3月に多くの方が動き出します。
そのため、25卒の方であれば今すぐ就活を始めるべきと言えます。(26卒の方は大学3年生4月を推奨)
※リクルート社提供 - 就職プロセス調査2025(対象:大学生 732人/大学院生 303人)
25卒の大学3年生3月1日時点の就職内定率も「40.3%」と高い水準であり、就活における選考の早期化は年々進んでいます。
そのため、2024年3月時点において、25卒の方は今すぐ就活を始めることをおすすめします。
と質問をいただくことが多いので、次の章で25卒の方が今すぐ始めるべき就活対策【12選】も紹介していきますね。
25卒の就活でやばい状況にならないための就活対策【12選】
就活対策
- ステップ①:大手就活エージェントの導入
- ステップ②:就活情報サイトの導入
- ステップ③:自己分析の開始
- ステップ④:志望業界の絞り込み実施
- ステップ⑤:企業研究のやり方を取得
- ステップ⑥:グループディスカッションの練習実施
- ステップ⑦:筆記試験対策の実施
- ステップ⑧:ガクチカの作成
- ステップ⑨:志望動機の作成
- ステップ⑩:エントリーシートの作成
- ステップ⑪:面接対策の実施
- ステップ⑫:逆求人サイトの導入
上記は、私の就活経験と当ブログおよび東証プライム企業の人事担当者として合計7年以上、就活と向き合ってきた私の考える就活対策のすべて!
ステップ①からステップ⑫までの就活対策が実践できれば、倍率の高い人気企業への内定獲得も十分に狙えます。
なお、上記ステップ①からステップ⑫の行動は、" こんなの当たり前でしょ! "と言われるような内容も多いです。
しかし、倍率の高い人気企業や早期内定を獲得する学生は、その当たり前を積み重ねています。
当たり前の行動
- 就活イベントに参加して情報収集
- 面接練習をとにかく繰り返す
- 毎日1時間のSPI問題を解く
- ガクチカ・志望動機を繰り返し修正する
昨今、さまざまな情報が拡散されていますが、就活攻略の方程式は「正しい情報×行動量」!
裏技と言われるような怪しい情報ではなく、正しい情報×行動量が伴って初めて内定獲得ができます!
就活でやばい状況になりやすい25卒の特徴【5選】
やばい状況になりやすい特徴
- ひとりで就活をすることにこだわり続ける
- 大手企業に絞って就活をおこなう
- 業界・企業研究が不十分
- 自己分析が不十分
- 面接対策が不十分
上記の通り、私が年間100人以上の相談を受ける中で就活でやばい状況になりやすい方の共通点が上記5つでした…
とくに、ひとりで就活をすることにこだわり続けている人は多かったです。
- 就活のプロに相談してみる
- 大学のキャリアセンターに相談してみる
- アルバイト先の店長に相談してみる
上記のように、あなたの就活を客観的に見てくれる人を頼るのは内定獲得に必須。
あまり多くの方から意見を聞くと情報過多になってしまうので注意は必要ですが…
突破口がまったく見出せないときは、就活エージェントやキャリアセンターに頼ってみてください。
25卒の就活はやばくない理由とおすすめ就活対策12選のまとめ
やばくない理由
- 就職内定率が年々上昇している
- 求人倍率が上昇傾向にある
上記の通り、就職内定率(23卒:96.8%)および求人倍率(24卒:1.71倍)は上昇傾向。
今後も、就職内定率および求人倍率は上昇傾向にあると予測されており、25卒は氷河期になる可能性は低いと言えます。
そのため、少しでも就活に乗り遅れると" 大学4年生の夏なのにまだ内定ゼロだ… "という状況になりかねません。
そうならないためにも、25卒の方で就活をまだ始めていない方は、以下12選の就活対策を一つずつ実践してみてください。
就活対策
- ステップ①:大手就活エージェントの導入
- ステップ②:就活情報サイトの導入
- ステップ③:自己分析の開始
- ステップ④:志望業界の絞り込み実施
- ステップ⑤:企業研究のやり方を取得
- ステップ⑥:グループディスカッションの練習実施
- ステップ⑦:筆記試験対策の実施
- ステップ⑧:ガクチカの作成
- ステップ⑨:志望動機の作成
- ステップ⑩:エントリーシートの作成
- ステップ⑪:面接対策の実施
- ステップ⑫:逆求人サイトの導入
就活で一番大切なのは、まずは行動に移してみることです。
ぜひ、一つずつ着実にこなしながら自分に合った企業からの内定獲得を目指していきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。