

今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイト以外の実績がないFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月に東証プライム企業へ総合職入社
- 新卒1年目から約4年間 東証プライム企業で採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者へ向けて就活情報発信中(実績:AbemaTVの就活特番生出演)

やばくない理由
- 就職内定率が年々上昇している
- 求人倍率が上昇傾向にある
上記の詳しい詳細は後ほど解説しますが、近年の求人倍率などを見ても就職氷河期とは言えません。
ただし、就活の選考早期化が進んでいるのも事実でして…
少しでも就活に乗り遅れると" 大学4年生の夏なのにまだ内定ゼロだ… "という状況になりかねません。
そのため、本記事では、25卒の就活はやばくない理由はもちろん、25卒の就活開始時期や実施すべき就活対策6つも紹介します。
ぜひ、25卒の方で" 就活は何から始めたら良いか分からない… "という方も、最後まで読んでみてください。
当記事はこんな方におすすめ
- 25卒の就活はやばくない理由を詳しく知りたい方
- 就活でやばい状況になりやすい就活生の特徴を知りたい方
- 25卒の就活はいつから始めるべきか詳しく知りたい方
- やばい状況にならないために今すぐできる就活対策を知りたい方
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25卒の就活はやばくない理由2つを近年の就活事情をもとに紹介!

やばくない理由
- 就職内定率が年々上昇している
- 求人倍率が上昇傾向にある
一つずつ詳しく解説していきますね。
就職内定率が年々上昇している

年月日 | 21卒(就職内定率) | 22卒(就職内定率) | 23卒(就職内定率) |
大学3年生3月 | 15.8% | 22.6% | 29% |
大学4年生6月 | 56.9% | 68.5% | 73.1% |
大学4年生7月 | 73.2% | 80.5% | 83.3% |
大学4年生8月 | 81.2% | 85.3% | 87.8% |
大学4年生10月 | 88.7% | 92.4% | 93.8% |
大学4年生12月 | 93.4% | 95.2% | 94.0% |
大学4年生3月(卒業前) | 96.1% | 96.4% | ₋96.8%₋ |
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)
上表の通り、過去3年間の就職内定率は上昇傾向にあります。
- 21卒の就職内定率:96.1%
- 22卒の就職内定率:96.4%
- 23卒の就職内定率:96.8%
なお、24卒の7月1日時点の就職内定率は83%となっており、前年比と同水準となっています。
そのため、過去推移含め、就職内定率を見ると、25卒の就活がやばい状況ではないと言えます。
求人数が徐々に増加傾向にある

なお、求人倍率を簡単に解説すると" 求職者一人当たりの求人数 "を指します。
そして、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の求人倍率は1.71倍となっており、今後も回復傾向にあります。
年次 | 求人倍率 |
2021年3月卒 | 1.53倍 |
2022年4月卒 | 1.50倍(コロナの影響により低下) |
2023年3月卒 | 1.58倍 |
2024年3月卒 | 1.71倍 |
※引用元:リクルートワークス研究所「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)」
そのため、求人倍率の視点で見ても、25卒の就活がやばい状況ではないと言えます。
なお、24卒の情報ですが、内定取得数が2社以上の方が半数以上となっています。
1社 | 2社 | 3社 | 4社以上 | 2社以上(計) | |
24卒 | 35.8% | 25.4% | 19% | 19.7% | 64.2% |
23卒 | 38.6% | 25.9% | 17.1% | 18.4% | 61.4% |
22卒 | 43.2% | 25.4% | 15.3% | 9.6% | 56.8% |
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2024年卒)
上記結果からも求職者に対する求人数が上回っている状況が伺えます。
もちろん、25卒の就活で求人倍率が悪化する可能性はゼロではないですが…
現時点の情報では、25卒の就活がやばい状況になるリスクは低いと言えます。


と思われた方も多いと思いますので、25卒の就活はやばいと言われている理由も紹介しますね。
25卒の就活はやばいと言われている理由3つを元人事が紹介!

やばいと言われている理由
- 就活の選考早期化が進んでいるため
- インターンシップの取り扱いが変わるため
- コロナの影響でガクチカや自己PRが作れないため
上記の通り、就活の選考早期化やコロナ影響によるガクチカや自己PRに苦戦することが理由と言われています。
また、インターンシップの取り扱いルール変更なども理由の一つと言われており、その辺りの内容も含め、やばい理由を詳しく紹介していきます。
就活の選考早期化が進んでいるため


つまり、23卒の方は、10人に6人が大学3年生9月以前には就活を始めていたことになります。
なお、「リクルート就職白書2023卒」を参考に、企業側の選考スケジュールも紹介します。
引用:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)参照
上図の通り、23卒の採用は" 大学3年生の2月までに面接(対面)を実施する企業が25%(4社に1社) "となっています。
なお、24卒も例年並みまたは例年以上に選考が早期化する見込みと言われています。
そのため、就活を早い時期から始めないと25卒の方はやばいという情報が広まっています。

>>25卒の就活はいつから開始すべきか元人事が統計データをもとに紹介!
インターンシップの取り扱いが変わるため

オープンカンパニー | 短日のイベント・説明会を想定 | 学生情報の採用活動への活用不可 |
キャリア教育 | 企業や就職課開催のCSR一環活動を想定 | 学生情報の採用活動への活用不可 |
専門型インターンシップ | 最低5日間〜2週間以上のインターン | 学生情報の採用活動への活用可能 |
高度専門型インターンシップ | 高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン | 学生情報の採用活動への活用可能 |
※引用元:文部科学省・厚生労働省・経済産業省のインターンの考え方について
上表の通り、簡単にまとめると今まで採用直結のインターンはNGだったのがルール撤廃されました。
もちろん、短日のイベントや説明会は、採用直結のインターンとすることは原則できなくなっています。
しかし、今後、専門型の長期インターンへ参加した学生は、かなり有利になること間違いなしです。
そのため、インターンに参加していない25卒の方はやばいという情報が広まっています。

インターン参加時期
- 1day:卒業年次前年の8月から9月または12月から2月
- 2day以上:卒業年次前年の8月から9月に集中
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2024年卒)参照
上記の通り、採用直結の長期インターンは、大学3年8月から12月に集中します。
そのため、長期インターンシップの参加がまだの方は、インターンシップ参加を検討してみてください。

コロナの影響でガクチカや自己PRが作れないため

実際、25卒はコロナ世代と言われており、ガクチカや自己PRで何を書けば良いか分からないという方が多いです…
そのため、25卒の就活はやばいと言われています。

ポイント
本来、採用面接は候補者の人となり(性格や能力・価値観)が企業の仕事とマッチするか確認しています。
そして、社会人になれば仕事は日常であり、面接でも日常の習慣をアピールするのは効果的と言えます。
とくに、日常で習慣化している中でも、学業については、コロナの影響も比較的少ないと言えます。
そのため、なぜその科目を学んだかなど、学業で日常で習慣化していることを自己PRやガクチカで話すのはおすすめです。
就活でやばい状況になりやすい25卒の特徴5つを元人事が紹介!

やばい状況になりやすい特徴
- ひとりで就活をすることにこだわり続ける
- 大手企業に絞って就活をおこなう
- 業界・企業研究が不十分
- 自己分析が不十分
- 面接対策が不十分
上記の通り、私が年間100人以上の相談を受ける中で就活でやばい状況になりやすい方の共通点が上記5つでした…
とくに、ひとりで就活をすることにこだわり続けている人は多かったです。


- 就活のプロに相談してみる
- 大学のキャリアセンターに相談してみる
- アルバイト先の店長に相談してみる
上記のように、あなたの就活を客観的に見てくれる人を頼るのは内定獲得に必要なことです。
ぜひ、参考にしてみてください。


と思われた方も多いと思いますので、25卒の就活はいつから開始すべきかも紹介しますね。
25卒の就活はいつから開始すべきか元人事が統計データをもとに紹介!

なお、結論からお伝えすると、25卒の方は今すぐ就活を開始すべきと言えます。
と言うのも、下図の通り、23卒の就職活動開始時期は「2021年9月以前=大学3年生9月以前」が約60%となっています。
そのため、25卒の方は、長期インターンシップの参加も視野に入れつつ、今から就活を始めるべきと言えます。


やばい状況にならないための25卒の就活対策6つを紹介!

就活対策
- 無料の就活情報サイトへ登録
- 自己分析を徹底的にやり込む
- 業界・企業研究の開始
- グループワーク提供の就活イベント参加
- インターンシップへの参加
- 逆求人サイトの導入実施
上記5つは、25卒の方が今すぐに始めておくべき内容となっています。
一つずつ詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
無料の就活情報サイトへ登録

と言うのも、就活を攻略するには、どれだけ効率よく情報収集できるかが肝になります。
そのため、まずは質の高い情報を集めるための就活情報サイトを導入していきましょう。

と思われる方も多いと思いますが、私としては、マイナビやリクナビだけでは情報が足りない印象です。
マイナビやリクナビは、あくまで求人サイトなので、就活情報の質や量は圧倒的に低いです…

就活サイト
- 「内定シラバス」:就活全般の対策セミナーを提供するサービス(例:ES作成セミナーなど)
- 「Unistyle(ユニスタイル)
」:先輩の選考通過したESが7万件以上見放題(利用者が累計40万人突破)
- 「就活情報サイトキャリch
」:豊富な就活対策資料がダウンロード可能(利用者が累計600万人突破)
- 「OpenWork・ライトハウス」:企業の口コミ・評判を調べられる大手口コミサイト
大きく分けると4つになるのですが、とくに「内定シラバス」は始めに登録しておくと便利です。
「就活スタートダッシュセミナー」などもオンライン開催しており、自宅から気軽に就活情報を集めることができます。
その他にも、「業界研究セミナー」や「自己分析セミナー」など、合計12個のセミナーが無料で受けられるので登録しておいて損なしです。


自己分析を徹底的にやり込む

と言うのも、就活は" あなたという商品を売り込む "ことで内定が獲得できます。
また、自己分析をすることで" 自分のやりたいこと(就活の軸) "も見えてきます。
そのため、就活対策の基盤とも言える自己分析は、就活対策をするうえで必須です。

と思われた方も多いと思いますので、自己分析のやり方についても箇条書きで紹介しますね。
自己分析のやり方5ステップ
- 適性検査を受講して自分の客観的データの収集
- 自分史の作成(過去の自分を振り返る)
- 他己分析(第三者から意見をもらう)
- 大学時代の自分の活動内容を振り返る
- 自己分析から得た内容をアウトプット(自己PR作成など)
上記5つの通りでして、まずは適性検査を受講して自分の客観的データを収集するのが大切になってきます。
なお、各項目の詳しい詳細は" 自己分析のやり方5ステップ "にまとめてますので合わせて読んでみてください。
※自己分析を実際におこなう手順を私の実体験を踏まえたうえで詳しく紹介しています。
業界・企業研究の開始

なお、自分の行きたい業界や企業なんて分からないという方も多いと思います…
その場合は、自分の絶対に譲れないポイントを書き出してみるのがおすすめです。
譲れないポイント(例)
- 完全週休2日制
- 家賃補助制度がある
- 初任給が25万円以上およびボーナス夏冬支給
私自身、やりたいことが見つからず企業選びに苦労した経験がありますが…
上記のように福利厚生を軸に探してみるのはかなりおすすめです。
結果、福利厚生を軸に探した企業を調べるうちに、自分の行きたい企業の傾向が掴めてくるかと思います。


グループワーク提供の就活イベント参加

と言うのも、グループワーク提供の就活イベントに早いうちから参加することで以下のメリットが得られるからです。
メリット
- グループディスカッションで無双できる実力がつく
- 就活仲間とつながれる
- 特別選考の案内や早期内定獲得が狙える
なお、私としては、就活イベントの参加は、就活仲間と出会える点に魅力があると思っています。
就活は" 情報を制する=内定の近道 "と言われるほど、情報の入り口を作るのが大切です。
その点で、イベントを通して、情報を制するパイプ作りができるのは、就活イベント参加の大きなメリットと言えます。

おすすめ就活イベント
- 「ジョブトラ
」:とにかく質の高いGD練習をしたい方におすすめ / 参加学生は15万人突破!
- 「デアイバ
」:1日で多くのGD経験を積みたい方におすすめ / 1日最大10回のGDをおこなえる!
- 「MeetsCompany」:オンライン形式のGD練習をしたい方におすすめ / 年間イベント開催数No1!
上記3つは、すべて無料で参加できるのに加え、企業側も参加するので、その場で特別選考の獲得も狙えます。
もちろん、上記3つのイベント経験を積めばGDの力も確実につくので積極的に挑戦してみてください。
なお、サービス内容をじっくり確認してから利用したい方は、" グループディスカッションの練習会におすすめのイベント3選 "に各サービスの特徴をまとめているので参考にどうぞ。
インターンシップへの参加


上表の通り、インターンシップは、約80%が採用・選考に関係があり、約40%が内定の明示または可能性があるという結果になっています。
そのため、早期内定を獲得するという意味でも長期インターンシップの参加価値は高いと言えます。
なお、長期インターンシップは採用につながる以外にも以下3つのメリットがあります。
メリット
- 社会で働く難しさを学生のうちに経験できた
- 面接でアピールできる実績となった
- 自分自身のやりたい仕事か明確にできた
上記3つの詳しい詳細は、" 長期インターンシップに行く意味があった理由 "を参考にしてみてください。
おすすめのインターンシップ提供サイトも載せてますので要チェックです。
※上記は、私が大学3年生の頃にホテル業界の長期インターンシップに参加した経験を踏まえて紹介しています。
逆求人サイトの導入

なお、逆求人サイトを簡単に解説すると、あなたのプロフィールを見た企業からスカウトがもらえるサービスです。
上図の通り、マイナビやリクナビのように企業を自分から探す必要がなく、出会える企業の幅が広がるという特徴があります。
そのため、大学3年生の夏のうちに、マイナビやリクナビ以外の企業との出会いの窓口を増やしておきましょう。

昨今、スカウト経由での採用が当たり前になってきているからこそ、早めの導入がおすすめと言えます。


おすすめ逆求人サイト
上記3つの中でも、OfferBoxは就活生の3人に1人が利用する人気No1の逆求人サイトとなっています。
OfferBoxは1,500社以上の大手企業が登録しており、逆求人サイトの中でもっとも大手企業のスカウト獲得が狙えます。
そのため、OfferBoxの導入がまだの方は、ぜひ本記事を参考に利用を始めてみてください。


※上場企業へ内定獲得した私の就活経験と4年間の人事経験をもとにしたおすすめ逆求人サイトをまとめた記事となります。
25卒の就活はやばくない理由とおすすめ就活対策6選のまとめ!

やばくない理由
- 就職内定率が年々上昇している
- 求人倍率が上昇傾向にある
上記の通り、就職内定率(23卒:96.8%)および求人倍率(24卒:1.71倍)と上昇傾向にあります。
今後も、就職内定率および求人倍率は上昇傾向にあると予測されており、25卒は氷河期になる可能性は低いと言えます。
ですが、就活の選考早期化が進んでいるのも事実でして…
少しでも就活に乗り遅れると" 大学4年生の夏なのにまだ内定ゼロだ… "という状況になりかねません。
そのため、内定ゼロになりたくない方は" やばい状況にならないための25卒の就活対策 "を実践してみてください。
就活対策
- 無料の就活情報サイトへ登録
- 自己分析を徹底的にやり込む
- 業界・企業研究の開始
- グループワーク提供の就活イベント参加
- インターンシップへの参加
- 逆求人サイトの導入実施
就活で一番大切なのは、まずは行動に移してみることです。
ぜひ、一つずつ着実に行動して自分に合った企業からの内定獲得を目指していきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。