今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
学歴フィルターは、企業が就活の選考で「学歴」を基準に合否を決めること。
私自身、偏差値42.5のFラン大学と呼ばれる大学出身であり、学歴フィルターには敏感でした。
なお、そんな学歴フィルターは当たり前のように存在します。
詳しくは、" 学歴フィルターは当たり前 "の記事で紹介していますが…
とくに、毎年応募者の多い人気企業は採用していることが多く、採用大学も高学歴の学生がほとんどです。
今回は、そんな学歴フィルターにかからない大学の目安や学歴フィルターのない優良企業を見つける方法まで紹介していきます。
当記事はこんな方におすすめ
- 学歴フィルターにかからない大学を知りたい人
- 学歴フィルターを企業が導入する理由を詳しく知りたい人
- 学歴フィルターのない優良企業を見つける方法を知りたい人
学歴フィルターにかからない大学とは?
学歴フィルターのかからない大学
- 学歴フィルターにかからない大学42校
- 旧帝大+難関私立大学
- 国公立+MARCH/関関同立
今回の内容は、これまでに調査した就活情報や執筆者の経験に基づいています。
学歴フィルターの基準は、あくまで企業によって異なるのでその点はご了承ください。
①学歴フィルターにかからない大学42校
学歴フィルターにかからない42校
北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学、一橋大学・東京工業大学・お茶の水女子大学・筑波大学・東京外国語大学・東京医科歯科大学・東京農工大学・電気通信大学(関東)・首都大学東京・横浜国立大学・横浜市立大学・千葉大学・埼玉大学、早稲田大学・慶応義塾大学・ICU(国際基督教大学)・上智大学・東京理科大学・学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・芝浦工業大学、神戸大学・大阪府立大学・大阪市立大学・大阪外国語大学(現在は大阪大学の一部)・奈良女子大学、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学、名古屋市立大学
上記の通り、学歴フィルターのかからない大学42校は、偏差値の高い大学ばかりと言えます。
もちろん、上記の中でも学歴フィルターにかかってしまう大学も存在する可能性はあります。
とは言え、世間的に学歴フィルターのかからない大学とウワサされており、上記42校を基準に学歴フィルターを導入する企業も少なくないと言えます。
②旧帝大+難関私立大学
学歴フィルターにかかることはない大学
東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、北海道大学、東北大学、九州大学、東京工業大大学、一橋大学、神戸大学、筑波大学、横浜国立大学、お茶の水大学、東京外国語大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学など
上記の通り、日本の大学の中でも最難関の大学ばかりであり、企業も学歴フィルターにかけることはないと言えます。
また、学生も上記大学レベルになってくると学歴フィルターを気にする人はほとんどいない印象です。
③国公立+MARCH/関関同立
学歴フィルターにかからない可能性の高い大学
信州大学、三重大学、埼玉大学、新潟大学、静岡大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学など
前述で紹介した、旧帝大や難関私立大学には偏差値で劣りますが…
国公立+MARCH/関関同立の場合も、学歴フィルターにかかる可能性はほとんどないと言えます。
そのため、国公立+MARCH/関関同立レベルの学歴を持っている人であれば、学歴フィルターを気にせず企業を受けてみて問題なしです。
学歴フィルターにかからない偏差値の基準とは?
結論
学歴フィルターがかからない大学偏差値の境界線は「50以上」と言われることが多い印象!
私自身、偏差値50以下の大学でしたが、エントリー後10分でお祈りメールが届いた経験があります。
もちろん、偏差値50以下=学歴フィルターに引っかかるダメな大学というわけではありません。
ただし、私の経験上からも偏差値50以上または偏差値50以下で学歴フィルターを設ける企業は多い印象です。
偏差値50以下の大学はこちら「https://kou.benesse.co.jp/」
学歴フィルターを企業が導入する理由【3選】
学歴フィルターを導入する理由
- 採用コストを削減するのに合理的だから
- 定量的な実績として評価しやすいため
- 優秀な学生を探す手間が省けるため
①採用にかけるコストを削減するため
と言うのも、応募者の多い企業は、ES(履歴書含む)が1,000枚に及ぶことも少なくありません…
その中で、1,000枚のESをすべて確認すると膨大な採用コストが発生。
そう言った、選考にかかる採用コストを削減するうえで、企業が学歴フィルターを導入するのは合理的と言えます。
②定量的な実績として評価しやすいため
と言うのも、社会人経験のない学生を企業が評価するうえで、何かを成した数字に関する情報は少ないのが現実。
結果、学業で頑張ってきた実績として、学歴で評価するのは合理的と言えます。
なお、学歴関係なく優秀な学生がいるのも事実でして…
優秀な学生との接触機会が失われるリスクは企業側も負っていると言えます。
③優秀な学生を探す手間が省けるため
というお声をいただくことも多いのですが…
偏差値の低い大学の中から優秀な人を探すよりも上位校から無能を落とす方が楽なのが現実。
結果、学歴フィルターを用いて、優秀な学生を採用する手法を取ることが多いです。
と悩まれる人も多いと思いますが、結論、知名度の高い学歴重視の大手企業の内定は難しいのが現実…
しかし、全国の日本企業368万社(2021年6月の総務省の調査)の中には、大手以上の隠れ優良企業が存在するのも事実です!
次の章では、そんな学歴フィルターの存在しないあなたに合った隠れ優良企業を見つける方法3つを紹介します。
学歴フィルターのない優良企業を見つける方法【3選】
隠れ優良企業を見つける方法
- 就活エージェント経由の求人紹介
- 逆求人サイト経由のスカウト獲得
- 企業動画の配信サイトを活用する
①就活エージェント経由で求人紹介を受ける
サービス内容
- エントリーシート・履歴書の添削
- 求人紹介(マイナビやリクナビにない非公開求人の紹介)
- 面接対策(模擬面接)
- 自己分析サポート(適性検査ツールやワークシートを用いた分析)
- 面接後のフィードバック
上記の中でも求人紹介の部分では、就活エージェント独自の求人を保有していることが多いです。
そのため、マイナビやリクナビ経由では出会えない労働条件の良い優良企業と出会うことも可能になっています。
また、紹介求人の内定獲得に向けた選考対策を就活のプロが支援してくれるのも魅力の一つ!
「就活エージェントの導入=非公開求人の紹介+就活のプロによる伴走支援」が無料で受けられるのでコスパは最強です!
おすすめの大手就活エージェント
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:内定獲得が最短1週間 / 株式会社DYMが提供!
- 「LHH就活エージェント」:23年度のオリコン顧客満足度第2位 / 人材業界大手のアデコグループが提供!
- 「キャリアチケット」:毎年1万人以上の就活生が利用 / CMが話題のレバレジーズ株式会社が提供!
とくに、内定スピードや求人数・サポート品質など、総合力では「ミーツカンパニー就活サポート」がNo1!
非公開求人含めた優良求人を多数取り揃えており、利用者満足度は91%と高い実績を誇ります。
もちろん、アドバイザーとの相性や各社の保有求人に違いはあるので…
上記3サービスの初回面談を受けて「自分に合っているな」と感じるアドバイザーに協力してもらうようにしましょう!
手間はかかりますが、質の高い求人紹介を受けるうえで他社比較は必須の作業です。
②逆求人サイト経由でスカウト獲得を狙う
上図の通り、逆求人サイトを利用すれば、マイナビやリクナビのように企業を自分から探す必要なし。
逆求人サイトにプロフィール(自己PRやガクチカなど)を登録するだけでスカウト獲得が狙えます。
なお、スカウト企業の中には、特別選考のスカウトが届くケースもあります。
ポイント
特別選考の案内の中には、書類選考や一次面接免除などの特典もあり、内定獲得までの期間を短縮可能。
また、他の就活生が見つけられないような穴場企業からのスカウト獲得の可能性が高いのも大きな特徴です。
おすすめ逆求人サービス
とくに、OfferBoxは就活生の3人に1人が利用する逆求人サイトの中でも王道のサービス。
16,726社以上の大手から中小・ベンチャー企業が登録しており、もちろん条件の良い優良企業からのスカウト獲得も狙えます。
そのため、逆求人サイトの導入がまだの方は、まずはOfferBoxから試してみるのがおすすめです。
OfferBox公式サイト「https://offerbox.jp/」
③企業動画の配信サイトを活用する
と言うのも、隠れた優良企業を見つけるにあたり、採用ホームページや就職四季報を参考に企業探しをするのはかなり面倒…
実際に、私も就職四季報で探していましたが、200ページ目くらいでページめくりを諦めた記憶があります。
利用価値
- 1,000社以上の企業動画がネットフリックス感覚で見放題
- 大手企業からベンチャーまで幅広い企業動画が揃っている
- 自己PR動画をアップするとスカウト獲得も狙える
上記の通り、スキマ時間に1,000社以上の企業動画を見られるのが大きな特徴。
もちろん、マイナビやリクナビにはない優良企業の説明会動画も配信されているおすすめサービスとなっています。
JOBTV公式サイト「https://jobtv.jp/」
④【番外編】学歴フィルターの存在しない優良企業
隠れ優良企業を見つける方法
- 就活エージェント経由の求人紹介
- 逆求人サイト経由のスカウト獲得
- 企業動画の配信サイトを活用する
上記3つを実践することで、あなたに合った優良企業と出会える可能性はかなり高まります。
とは言え、具体的にどう言った企業があるのか知りたい方も多いと思います。
そのため、参考までに学歴フィルターがないとされている優良企業を10社ほど紹介します。
- 電設資材メーカー:未来工業株式会社
- 専門商社:株式会社ベニレイ
- 専門商社:東テク株式会社
- 服飾資材:モリト株式会社
- 鉄鋼商社:株式会社ISSリアライズ
- メーカー:株式会社メガチップス
- メーカー:タイガー魔法瓶株式会社
- 建設:ユニオン建設株式会社
- 金融:島田掛川信用金庫
上記は、知名度の高い大手子会社や特定の分野で世界シェアNo1の企業となります。
このような企業は、業績も安定しており大手企業以上の待遇であることも多いです。
もちろん、学歴フィルターはなく、こういった企業を見つけられるかが就活ではカギになってきます。
学歴フィルターを導入している可能性の高い企業の特徴【3選】
学歴フィルター導入企業の特徴
- 就活生から人気の高い企業
- 老舗企業
- リクルーター採用がある企業
①就活生から人気の高い企業
と言うのも、企業も学生を採用するにはコストがかかります。
例えば、エントリーシート1,000枚が届いた場合、すべて細かくチェックするには人手が必要です。
そのため、就活生から人気の高い企業は、採用コストを削減する意味で学歴フィルターを導入する傾向にあります。
②老舗企業
少し偏見も入ってしまうかもですが、歴史のある企業は、上層部が学歴を重視する傾向にあります。
また、入社後も学歴差別みたいなものがあると聞くこともあり注意が必要です。
もちろん、すべての老舗企業を指すわけではないので、事前に志望企業の採用大学はチェックしておきましょう。
③リクルーター採用がある企業
リクルーター制度とは?
リクルーターとは、社員が新卒者の採用活動に関わる制度!
人事部が規制で動けないときの活動・優秀な人材の確保を目的として導入されます。
なお、リクルーターを付ける場合は、企業側にリクルーター分のコストが発生します。
そのため、学歴フィルターを用いてリクルーターをつけるか判断するケースも少なくありません…
学歴フィルターの影響を受けにくい業界【5選】
Fラン大学生が良く選ぶ業界
- 小売業界
- 飲食業界
- 不動産業界
- IT業界
- 運輸業界
①小売業界
小売業界は、卸売業者から仕入れた商品を消費者に販売する業態。
有名企業をいくつか挙げると、ファーストリテイリング社やローソン社・ニトリ社となります。
なお、学歴フィルターの影響を受けにくい理由は、特殊なスキルや資格が必要ないことが挙げられます。
②飲食業界
飲食業界は、食品を仕入れて調理し消費者に飲食品を販売する業態。
有名企業をいくつか挙げると、日本マクドナルドホールディングス社や吉野家ホールディングス社!
飲食業界も特殊なスキルや資格が必要ないことから学歴フィルターの影響を受けにくいと言われています。
なお、飲食業界は、アルバイトからそのまま正社員になる人も多い業界です。
③不動産業界
不動産業界は、不動産の売買、交換、賃貸、管理などの代理もしくは仲介をおこなう業態。
有名企業をいくつか挙げると、三井不動産社やオープンハウス社となります。
なお、年収が比較的高く、学歴関係なく体育会系の学生を求めている企業が多い印象です。
④IT業界
IT業界は、information technology(情報技術)を活用したサービスを展開する業態。
有名企業をいくつか挙げると、NEC社やソフトバンク社・楽天グループとなります。
なお、IT業界が学歴フィルターの影響を受けにくいのは、人手不足が大きな要因です。
また、ITスキル=学歴と考える企業が少ないのも大きな特徴と言えます。
⑤運輸業界
運輸業界は、陸・海・空それぞれで人やモノを運んだり、運送に関わるサービスを提供する業態。
有名企業をいくつか挙げると、日本郵政やヤマトホールディングス社となります。
なお、運輸業界が学歴フィルターの影響を受けにくいのも人手不足が大きな要因です。
学歴フィルターがあるとされている企業・ない企業一覧
学歴フィルターのない企業
レバレジーズ、キーエンス、ジーシーシー、ソフテック、住友商事マシネックス、フジノ食品、井田両国堂、三井物産ケミカル、井上特殊鋼、キャノンITソリューションズ、構造計画研究所、ソフテック、丸紅情報システムズ、伊藤忠プラスチック、島田掛川信用金庫、IDEC、エスペック、セイコーインスツル、兼松エンジニアリング、シチズンマシナリー、不二精機、エバラ食品工業、フマキラーなど
上記は何万社もある企業の中の一部ですが、学歴フィルターがないとウワサの企業です。
大手子会社や世界シェアNo1の隠れ優良企業も多く狙い目となっています。
学歴フィルターのある企業
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストンコンサルティンググループ、PwCコンサルティング、デトロイトトーマツコンサルティング、博報堂、アビームコンサルティング、野村総合研究所、日本経済新聞社、KADOKAWA、テレビ朝日、講談社、フジテレビジョン、日本テレビ放送網、東宝、日本政策投資銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、大和証券グループ、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、三井物産、三菱商事、住友商事、三井不動産、伊藤忠商事、丸紅、ヤクルト、文溪堂、明治、森永乳業、カゴメ、サントリー、ハウス食品、味の素、NTTソフトウェア、クラレ、東映、丸紅エネルギー、東武鉄道、日本車両製造、読売広告社、東レ、川崎汽船、三谷商事、東海テレビ放送、WOWOW、KADOKAWA、キーコーヒー、讀賣テレビ放送、京王電鉄、三井住友カードなど
上記のような知名度の高い大手企業は、採用大学がすべて高学歴で埋め尽くされていることが多いです。
そのため、書類選考で学歴フィルターにかかる可能性も高い印象!
もちろん、学歴フィルターを公言しているわけではないので、受ける価値がまったくないわけではないですが…
学歴フィルターがある可能性の高い企業として、認識しておいて損はないと言えます。
学歴フィルターにかからない大学のまとめ
学歴フィルターのかからない大学
- 学歴フィルターにかからない大学42校
- 旧帝大+難関私立大学
- 国公立+MARCH/関関同立
上記の通り、旧帝大や難関私立大学・国公立やMARCH/関関同立ラインは、学歴フィルターにかからない印象。
また、偏差値ベースでお話しすると、50以上が学歴フィルターのかからない目安となっているみたいです。
ただし、大学名で学歴フィルターを用いている企業がほとんどなので、学部で50以上超えてもかかる可能性があります。
この辺りは、目指す企業の過去3年間の採用大学をチェックしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。