こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、せっかく新卒カードがあるんだから中小企業への就職はもったいないよ!
なんて言葉を口にする人もいますが、こういった言葉は無視でOKです。
明確な理由があって中小企業しか受けないのであれば、もったいないことは一つもないです。
ただし、" 自分なんかが倍率の高い大手企業は無理だ… "といった思考で中小企業しか受けないのはNG…
今回は、上記理由について詳しく紹介しつつ、「中小企業しか受けないことで想定されるデメリット」を紹介します。
本記事を読んで、中小企業だけを受けるのはダメなのか明確にしていきましょう。
【結論】就活で中小企業しか受けないのはもったいない理由2選
もちろん、本記事の導入文で紹介した通り、明確な理由があって中小企業しか受けないのはOK!
ただし、ネガティブな理由で中小企業しか受けないのであれば、今すぐ大手企業も視野に入れるべきです。
理由について詳しく紹介していきますね。
①中小企業しか受けないのは可能性を狭めている
中小企業しか受けない一番のリスクは「自分の可能性を狭めてしまうこと」です。
私自身、偏差値42.5のFランと言われる大学出身だったこともあり、最初は大手企業を視野に入れてませんでした…
しかし、プロフィールで詳しく紹介してますが、私の就職活動の最終結果は以下の通りです。
就職活動の最終結果
- 通信業界の東証プライム企業で内定獲得(総合職枠)
- 日本3大商社の大手子会社2社(営業職枠)
- 株式会社リクルートの最終選考
- パナソニック株式会社の最終選考
「リクルート」と「パナソニック」は、最終面接で落ちているので説得力に欠けるかもしれませんが…
意外と大手企業を受けた結果、選考通過して内定まで獲得できたというケースは多いです。
こういった一発逆転があるのが就職活動の魅力であり、その可能性をネガティブな理由で捨てるのはもったいないと言えます!
②おすすめは大手企業と中小企業のどっちも受ける
と言うのも、就職活動で企業を選んで受けていくにあたり「大手企業と中小企業のバランス」は一番大切になってきます。
なお、よくある例でマイナビやリクナビ経由で大手企業しか受けないというパターンがあります。
しかし、大手企業だけを受けると、選考全落ちとなり内定ゼロのリスクが高まります。
そのため、私の感覚値にもなりますが、以下の比率で大手企業と中小企業のどちらも受けるのが一番おすすめです。
企業選びのバランス
- 大手企業(倍率50倍以上):5社
- 中小企業・大手子会社(倍率30倍以上):5社
- 中小企業(倍率10倍以下):3社
ぜひ、上記も参考にしながら、バランスを考えた企業選択をしていきましょう。
なお、次の章では「中小企業しか受けないことで想定されるデメリット」について紹介していきますね!
中小企業しか受けないデメリット【3選】
デメリット
デメリット①:企業選びの幅が広がらない
「中小企業しか受けないのはもったいない」のパートと少し被りますが…
中小企業しか受けない=日本国内の大手企業1.2万社(中小企業調べ)を視野に入れずに企業選びをすることになります。
もちろん、企業をいろいろ見た結果、中小企業しか受けないのであればまったく問題ありません。
しかし、" 大手企業なんて受からない… "のような理由で、企業選びの幅を狭めてしまうのはNGです。
デメリット②:転職難易度が上がる
なお、大手企業出身なので転職に有利というわけではありません。
新卒の就職活動で学歴を見られていた部分は、転職では経験やスキルを見られます。
ただし、大手企業出身であれば、プラスに働くことが多いのも事実!
大手企業からの転職(プラス要因)
- 書類選考において目に留まりやすい
- 大手企業に入社できるだけの実力があると思われる
逆に、中小企業から大手企業に転職する場合は、プラスに働くことは少ない印象です。
そのため、私の感覚値がかなり入ってますが、転職を視野に入れる場合は、中小企業しか受けないのはデメリットと言えます。
デメリット③:入社後に苦労する可能性がある
正直、苦労の基準が人それぞれになってしまいますが…
給与面や福利厚生においては、平均で見ると大手企業の方が優れています。
実際に、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」「毎月勤労統計調査 令和4年分結果速報」によると、企業規模別の給与水準は以下の通りです。
年収 | 給与(月額) | |
大手企業(1,000人以上) | 567万9,000円 | 34万8,000円 |
中小企業(100人〜999人) | 469万8,000円 | 30万3,000円 |
小企業(〜99人) | 462万4,000円 | 28万4,500円 |
上表はあくまで平均値であり、業界や職種によって年収の高い中小企業も存在します。
しかし、確率的には、大手企業の方が入社後の待遇は良いケースが多いです。
こういった入社後の待遇面で苦労する可能性は、中小企業の方が高い可能性があります。
就活で中小企業しか受けなかった人の後悔【3選】
中小企業しか受けなかった後悔
後悔①:親族経営の中小企業がやばい
口コミ①
これこれこれこれ!!!!!!!
ほんとダメだから!!!!絶対ダメ!!!
たとえどんなにやりたい仕事でも親族経営中小企業はマジでやめとけっていうかやめてほんとお願い過去の私もっとちゃんと調べて頭使って考えろアホがーーーー!!!
出典元:Twitter(ツイッター)
上記口コミのような「親族経営の中小企業はやばい…」という口コミはかなり多かったです。
親族経営の中小企業でなければ良いのかについては疑問が残りますが、不満の声は多い傾向にあります。
なお、私も親族経営の中小企業はおすすめしません。
どれだけ頑張っても役員クラスまで上がることができず、労働環境が劣悪なケースも多い印象です。
後悔②:人手不足で大変
口コミ②
それにしても、やっぱり紹介予定派遣だったとしても、中小企業の営業事務の応募やめとけばよかったかも(泣)
私以外に同じ仕事する人が1人しかいない上、電話と受発注とかの事務作業を並行してこなせる自信がないよ〜(泣)
出典元:Twitter(ツイッター)
なお、中小企業に就職した私の友人も人手不足に悩んでいました。
従業員の数が少ないので、単純に一人当たりの業務量が多く、残業も100時間くらいしていました。
この辺りは、従業員の少ない中小企業の大きなデメリットと言えます。
後悔③:待遇の不満が多い
悪評①
大卒の同期、3年経ってみんな辞めてしまった
そもそもこんな休み少なくて給料低い家族経営の中小企業、新卒で入る会社ではない
まともな人間はより良い環境を求めて辞めていく
ヤバイ会社には向上心のないヤバイ人間が残る
自分は転職活動する気力すらない
もう少し無能社員として居座ることにする
出典元:Twitter(ツイッター)
上記口コミのように、待遇面で不満を投稿する方も多かったです。
なお、大手企業と中小企業を比べると、どうしても待遇面は大手企業の方が良い傾向にあります。
この辺りは、従業員に回せるだけの資金力があるのが一番の要因です。
【補足】世の中には超優良の中小企業は存在する
企業名 | ソーダニッカ株式会社 |
従業員数 | 288名(単体) |
就職倍率 | 40倍(24卒の応募446名→内定11名) |
3年後の離職率 | 0%(3年前入社:男性4名 女性3名) |
有給休暇の平均取得数 | 12.0日 |
平均年収 | 677万円 |
月の平均残業時間 | 14.9時間/月 |
ソーダニッカ株式会社は、苛性ソーダでシェア首位となっています。
苛性ソーダーについての詳細は省きますが、離職率や平均年収・残業時間など、労働条件の良い隠れ中小企業の1社です。
このように、中小企業であっても大手企業と同じかそれ以上の待遇がある中小企業は存在することは補足させてください。
就活で中小企業しか受けないデメリット3選のまとめ
デメリット
- 企業選びの幅が広がらない
- 転職難易度が上がる
- 入社後に苦労する可能性がある
上記3つの中でも、中小企業しか受けないことで企業選びの幅を狭めてしまうのが一番のデメリットです。
もちろん、明確な理由があって中小企業しか受けないのであれば、まったく問題ありません。
しかし、" 自分なんかが倍率の高い大手企業は無理だ… "といった思考で中小企業しか受けないのはNG…
いきなり中小企業しか受けないと決めるのではなく、大手企業と中小企業をバランスよく受けていきましょう。
就職活動における企業選びで一番大切なのは「大手企業と中小企業の受けるバランス」です。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。