こんな悩みを解決できる記事を書きました。
ちなみに、私自身、新卒の採用担当を4年やってましたが、TOIEC900点の学生に出会ったことはないです。
そのため、「希少価値の高い実績」であることは間違いないといえます。
ただ、TOIECの点数が900点あっても大手企業に余裕で就職できないのも事実…
今回はこの辺りの理由を中心に紹介していきます。
【結論】Fラン大学生がTOIEC900点取っても大手企業は難しい
TOIEC900だけでは厳しい理由[
①学歴フィルターはどうしてもある
詳しくは、「学歴フィルターは当たり前なのか?」という記事で解説してますが…
何千・何百と学生エントリーがある大手企業は、全員分のエントリーシート(ES)を見ていなかったりします。
そして、大手企業で使われる手法として、学歴フィルターでESを選別する方法があります。
結果、TOIEC900点という実績すら見られないまま落ちることもあるのが就職活動!
決して、TOIEC900点だけで大手企業が余裕になるとはいえません。
②TOIEC900点以上に就活対策が大切
- TOIEC900点持ってるけどコミュ障
- コミュ力がありインターンシップの参加実績もある
残念ながら、多くの面接官は2の学生を採用します。
というのも、TOIEC900点は、面接官にアピールする材料の一つでしかありません。
資格なしでも「インターン経験がある=興味を持ってくれてるんだな!」と面接官は思います。
また、「面接での話し方」や「ESの書き方」・「ガクチカ作成のコツ」などの技術は内定獲得には必須の対策です!
TOIEC900点という実績を輝かせるためにも、就活対策はしっかりやっておくべきといえます。
③日本の就活市場は人柄採用が中心
※出典元:就職未来研究所の就職白書2022
もちろん、すべての企業が人柄採用というわけではないです。
TOIEC900点という実績は、確実に就活で有利に働きます。
ただ、TOIEC900点だけでなく、あなた自身の魅力を最大限にアピールすることは、大手企業を目指すうえで必須!
「TOIEC900点持っています!」だけでは通用しないのが就活のリアルだったりします。
Fラン大学生がTOIEC900点以外にやっておくべき行動【7選】
TOIEC900だけでは厳しい理由
就活対策①:自己分析の実施
というのも、就活攻略には、あなたという商品を理解することが必須!
TOIEC900点という偉業を成し遂げた、あなたの性格(強み)を理解していきましょう。
自己分析のやり方5ステップ
- 適性検査を受講して自分の客観的データの収集
- 自分史の作成(過去の自分を振り返る)
- 他己分析(第三者から意見をもらう)
- 大学時代の自分の活動内容を振り返る
- 自己分析から得た内容をアウトプット(自己PR作成など)
自己分析は、明確なゴールがなく自己分析の沼にハマる学生が多い対策…
ただ、時間をかけすぎても意味はないので、まずは上記5つの実践だけでOKです!
就活対策②:インターンシップへの参加
- 24卒のインターンシップ参加率は74.2%
- 24卒内定者の中にインターンシップ参加者がいた割合は82.7%
- インターンシップが選考と関係があったと回答した24卒は78.3%
上記のとおり、就活を有利に進めるために「インターンシップ参加」は必須!
TOIEC900点を活かせるようなインターン経験ができるとなお良しです。
おすすめインターンサービス
- 「ユアターン」:全学年対象の有給の長期インターンシップが豊富
- 「Renew(リニュー)」:大学1年生対象の長期インターンシップが多い
私としては、月間30万人が利用する「ユアターン」が一番使いやすいと思います。
海外不動産を扱うベンチャー企業の掲載もあり、時給1,200円〜の求人も多かったりします。
もちろん、導入も無料なので利用がまだの方は試してみてください。
ユアターン公式サイト「https://www.your-intern.com/」
就活対策③:ガクチカの作成方法を学ぶ
というのも、どれだけ優秀な実績も、伝わりやすい文章で作成しないと宝の持ち腐れ…
以下の構成で作ることで、初めてTOIEC900点という華やかな実績が輝きます。
ガクチカの構成
- 起:ガクチカに対する成果と実績
- 承:成果に至るまでの問題と課題設定
- 転:課題解決に対する行動
- 結:最終的な結果
ちなみに、起承転結に沿ったガクチカをいきなり作るのは難易度が高いと感じる方も多いと思いますが…
「大手も狙えるガクチカ作成方法」という記事を見れば簡単に作成可能です!
ぜひ、ガクチカ作成をまだしたことがない方は、以下記事を参考にしてみてください!
就活対策④:志望動機の作成方法を学ぶ
ガクチカと同じく、志望動機も就活では必須の対策!
「なぜうちに応募してきたのか?」という部分を明確に伝えるために必要です。
ちなみに、志望動機は「一貫性」と「ロジックの正当性」・「熱意」の3つがあれば受かります。
一貫性とは?
- 過去の経験:海外では安全な水を飲むこともできないことを知る
- 達成したい目標:安全な水を世界に届ける
- 志望企業の選択理由:海外に水道インフラを拡充される事業への共感
思いつきで書きましたが、こういった一貫性を持たせた志望動機は、面接官からの受けが良いです。
また、ロジック破綻しないように作り込んでおくことも大切!
ロジック破綻と聞くと難しく聞こえますが、自分の文章に違和感がないか大学のキャリアセンターに確認すればOKです。
あとは、完成したガクチカに対して「熱意」を持って話ができれば、面接官の心をグッと掴むことができます。
就活対策⑤:企業研究のやり方を学ぶ
というのも、企業研究は、「入社前後のミスマッチ」や「ブラック企業に騙されない」ために欠かせない作業。
また、あなたのTOIEC900点という実績が十分に活躍できる舞台があるか確かめるのにも必須の対策となります。
step.1
企業研究ノートの作成
step.2
企業のコーポレートサイトをチェック
step.3
企業の業績を簡単にチェック
step.4
有価証券報告書をチェック
step.5
就職四季報をチェック
step.6
社員口コミを合計10つチェック
step.7
過去の選考情報をチェック
step.8
同業界・同業種の企業と比較(最大3社)
step.9
インターンシップに参加する
step.10
会社説明会に参加する
すべての志望企業の会社説明会とインターンシップ参加は時間がないので除いてOKですが…
残りの企業研究は、パソコンやスマホで1企業あたり2時間くらいで出来ます。
ぜひ、企業研究のやり方がわからなくて悩んでいる方は、以下記事を参考に実践してみてください。
就活対策⑥:面接対策の実施
というのも、就活で必ず逃れられない対策が「面接対策」…
どれだけ魅力的な実績や志望動機・ガクチカがあっても、面接で上手く話せなければ詰みます。
なので、TOIEC900点以上の実績があっても、面接対策は念入りにやっておきましょう!
ちなみに、面接は小手先のテクニックを磨くよりも、とにかく「面接慣れ」するのが大切です!
以下いずれかのパターンで、相手を変えながら「模擬面接を最低10回」はおこないましょう!
パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / リクルート出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | 就活のプロから模擬面接を受けられる | アドバイザーの質に左右される |
模擬面接の依頼先
- キャリアセンターが一番おすすめ!
- 友人同士の模擬面接はアドバイスが甘くなりがちなので注意…
- 就活エージェントもプロ視点のアドバイスがもらえるのでおすすめ!
上記のとおりでして、おすすめは、「キャリアセンター」と「就活エージェント」です。
大学のキャリアセンターは説明が不要だと思うので割愛しますが…
就活エージェントを簡単に紹介すると、新卒の就活市場を熟知した「キャリアアドバイザー」が無料で就職支援してくれるサービスです。
おすすめの就活エージェントは、「おすすめ就活エージェントランキングトップ10」という記事で紹介していますが…
とりあえず1社だけ選ぶのであれば、「ミーツカンパニー就活サポート」がおすすめです!
アドバイザーによる面談の質が高く、「利用者満足度は91%」!
私が利用してきた就活エージェントの中では、模擬面接の対応含め、一番満足感が高かったです。
ミーツカンパニー公式サイト「https:www.meetscompany.jp/」
就活対策⑦:筆記試験対策の実施
TOIEC900点を取るくらいなので、筆記試験は余裕だと思いますが…
筆記試験は、問題の難易度よりも時間が足りなくて苦戦する学生が多い選考…
そのため、志望する企業に筆記試験があるのであれば、選考2ヶ月くらい前から対策しておきましょう。
Fラン大学生がTOIEC900点を持っている場合に狙うべき企業【3選】
狙い目企業【3選】
①外資系企業
というのも、外資系企業は、「TOIEC900点」という実績を評価対象としてみてくれる企業が多かったりします。
ただ、TOIEC900点を取っている強者がライバルになるので注意です。
TOIEC900点を持っていると伝えるのではなく、なぜFランからTOIEC900点取得に至ったか話すのがポイントになります。
②ニッチな分野でシェアNo1の企業
企業名 | モリト株式会社 |
従業員数 | 60名(単体)/ 平均年齢42.8歳 |
就職倍率 | 14倍(24卒の応募118名→内定8名) |
3年後の離職率 | 18.2%(3年前:男性5名 女性6名→3年後:男性5名 女性4名) |
有給休暇の平均取得数 | 12.7日 |
初任給 | 24.0万円(諸手当2.6万円含む) |
平均年収 | 635万円 |
平均残業時間 | 6.3時間/月 |
上場区分 | 東証プライム |
モリトは、ホックやハトメ、マジックテープなどの服飾資材最大手の企業。
米スコーヴィル社を買収し、服飾用金属ホックで世界首位となっています。
もちろん、ベトナムやタイにも拠点があり、TOIECも力も十分に発揮できる企業といえます。
③学歴フィルターのない大手企業
詳しくは、「Fランから入れる大手企業とは?」という記事で紹介していますが…
「キーエンス」や「パナソニック」は、学歴フィルターのない大手企業として有名です。
こういった学歴フィルターのない大手企業の場合、TOIEC900点という実績を評価してくれます。
もちろん、誰もが知る人気企業なので倍率はかなり高いです!
今回紹介した「就活対策7選」はもちろん、TOIEC900点をどのように活かしたいか考えて臨むようにしましょう。
【まとめ】FランからTOIEC900点だけで大手企業に就職するのは難しい
冒頭でもお伝えしたとおり、TOIEC900点はかなりすごい実績です。
ただ、TOIEC900点を志望企業にどう活かしたいかを答えられなければ落ちます。
TOIEC900点はあくまで武器であり、その武器をうまく活用できなければ意味はなし…
TOIEC900点という武器を輝かせるための手段として、今回紹介した「就活対策7選」はしっかり実践しておきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。