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- リクルートってやばい企業ですか?
- 仕事が激務でやめる人が多いって本当?
- どんな人におすすめの企業なの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると、リクルートはやばい企業ではありません!
ただし、「企業文化や働き方が合わない人」が存在するのも事実…
実際、「リクルートってやばいよ…」という口コミも見受けられます。
今回は、この辺りのやばい口コミを紹介しつつ、「リクルートは本当におすすめできる企業なのか?」徹底考察していきます。
リクルートへの就職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
リクルートはやばい企業なのか?【結論:やばくない】
冒頭お伝えしたとおり、リクルートはやばい企業ではありません。
まずは、この辺りの理由について「リクルートの公式データ」を用いながら紹介させてください!
リクルートがやばくない理由【3線】
- 平均年収が高水準
- 休日がとにかく多い
- 離職率が低水準
理由①:平均年収が高水準
「リクルートの有価証券報告書」にて、過去5年分の平均年収が公開されています。
年度 | 平均年収(出典元:リクルートIR情報) |
2024年3月期 | 1,119万円(平均年齢:39.8歳) |
2023年3月期 | 1,139万円(平均年齢:39.3歳) |
2022年3月期 | 998万円(平均年齢:38.9歳) |
2021年3月期 | 951万円(平均年齢:38.7歳) |
2020年3月期 | 965万円(平均年齢:37.5歳) |
ただし、上表は「リクルートホールディングス」の平均年収です。
そのため、以下の方程式で「グループ会社含めた平均年収」を調査・分析!
- 2024年3月期 給与費用:約3,628億円
- 従業員数:51,373人
- 平均年収:約706万円
結果、グループ会社含めたリクルート全体の平均年収は706万円となりました。
なお、「厚生労働省(令和5年)」および「国税庁(令和5年)」のデータを分析した、日本の年収中央値は407万円です!
日本の平均年収と比較した場合、リクルートの平均年収は高水準であることがわかります。
そのため、年収という面では「リクルートはやばい企業ではない」と言えます。
理由②:休日がとにかく多い
リクルートは「年間休日が145日」と日本トップクラスです。
また、年間休日145日以外にも「リクルート独自の休暇制度」があります。
とくに「アニバーサリー手当」は、リクルート最大の魅力です。
有給4日連続取得で「5万円」支給されるという他社にはない優良制度!
こういった社員の休みを推奨する制度がリクルートには充実しています。
理由③:離職率が低水準
リクルートは、「離職率が低水準」なのをご存知でしょうか?
リクルートの公式サイトにて、下表のデータが開示されています。
年度 | 離職率 |
2021年 | 12.0% |
2022年 | 10.0% |
2023年 | 8.0% |
厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果」による日本の平均離職率は15.4%!
リクルート全体の離職率と比較した場合、かなり低水準であることがわかります。
なお、リクルート全体で2023年から2024年にかけて7120名の従業員が減っていますが…
- HRテクノロジー事業での人員削減(海外中心)
- 人材派遣事業での集計方式変更(常用型→登録型等)
上記のとおり、大量に従業員が離職したわけではありません。
2024年より「正社員・契約社員のみ」が従業員の集計対象となったのが大きな要因です。
そのため、リクルートの従業員が大量にやめたわけではないのでご安心ください。

【口コミ分析】リクルートがやばいとウワサの理由3選
今回、国内最大級の社員口コミサイト「オープンワーク」中心にリクルートを徹底調査しました。
結果、リクルートがやばいとウワサの理由を3つにまとめられたので紹介していきます!
やばいとウワサの理由【3選】
- リクルートは激務である
- 完全実力主義の企業
- 福利厚生の改悪
理由①:リクルートは激務である
口コミ①
休みが多い分、平日に仕事が集中するのは否めない…
年間休日が多い=ホワイト企業のイメージで入社するのはおすすめしないです。
上記のとおり、「ホワイト企業のイメージで入ると痛い目に合う」というコメントがありました。
なお、リクルート全体の平均残業時間は月11.0時間(2024年実績)です。
ただし、「オープンワーク」調査による平均残業時間は月32.1時間!
グループ会社や部署・繁忙期によって、残業が多くなる可能性は捨てきれません。
そのため、「残業が少ない」というイメージで入るのはおすすめしない企業です。
理由②:完全実力主義の企業
口コミ②
営業のインセンティブはすごい!(MVPで年間100万円プラスなど)
社内で小遣い稼ぎできる制度もあり、実力がある人には刺激ある環境だと思います!
上記のとおり、リクルートは「実力主義の企業」と言われています。
なお、リクルートが実力主義の企業であるのは間違いありません。
- 若手でも裁量が大きい
- 役職・昇進スピードが早い
- 評価の透明性が高い
上記のとおり、リクルートには、若手関係なく挑戦できる環境があります。
ただし、「主体性のない社員」が淘汰されていく環境であるのも事実!
リクルートは、「Willドリブン思考」という「社員のやりたいこと」を起点にキャリア設計します。
そのため、仕事に消極的な人は、昇進できずにやめていくケースも少なくありません。
理由③:福利厚生の改悪
口コミ③
2021年くらいから福利厚生の改悪が続います…
とくに、退職金制度の改悪について社員の不満は大きいです。
上記のとおり、「福利厚生の改悪が進んでいる」という口コミもありました。
なお、詳しい詳細は「MyNewsJapan」というサイトで取り上げられています。
- 退職金が一律100万円
- 「STEP休暇」取得時の30万円支給が廃止
現在、退職金制度の改悪に関する公式の開示はありません。
ただし、過去の退職金制度と比べ、大幅に改悪となっている可能性は高く、説明会などを通じて「採用担当者へヒアリング」しておくことをおすすめします。
【口コミ分析】リクルートで働いていた社員の良い評判3選
続けて、リクルートで働いていた社員の良い評判をまとめてみました。
こちらも、国内最大級の社員口コミサイト「オープンワーク」を中心に紹介していきます。
良い評判【3選】
- とにかく休みが多い
- 若手でも挑戦できる環境
- 柔軟な働き方ができる
良い評判①:とにかく休みが多い
口コミ①
平日と休日のメリハリがある働きやすい企業でした。
KPI・KGIの進捗が明確であれば、繁忙期でも休むことができます。
上記のとおり、「とにかく休みが多い」という口コミがありました。
事実、リクルートの年間休日は145日(計画有給5日含む)です!
現時点で私の知る日系企業の中でリクルートの休日数はトップクラス!
休みが取りやすい文化もあるので、平日と休日のメリハリがつけやすい企業となっています。
良い評判②:若手も挑戦できる環境
口コミ②
若手の挑戦を歓迎し、後押ししてくれる文化があります。
チームの成績が全社でランキング化されるのもやる気につながりました。
上記のとおり、「若手も挑戦できる環境がある」という口コミも多かったです。
前章でもふれましたが、リクルートは実力主義の企業となっています。
その分、社員の挑戦を後押しするような制度が充実している企業です!
- ミッショングレード制
- キャリアウェブ制度
- キャリア申告制度…etc
上記3つは、社員の挑戦意欲・キャリア設計を全面的にサポートする制度!
詳しい詳細は、「リクルートの公式サイト」をチェックしてみてください。
良い評判③:柔軟な働き方ができる
口コミ③
フレックス導入やリモート可能などかなり働きやすい環境でした。
長期休暇の取りやすい制度も充実しているのも良かったです。
上記のとおり、「柔軟な働き方ができる」という口コミも多かったです。
事実、リクルートは柔軟かつ自由な働き方ができる環境が整っています。
- フレックスタイム制度(コアタイムなし)
- リモートワーク(在宅勤務)制度
- 副業・兼業の原則自由化…etc
もちろん、グループ会社・部署によって「就業ルール」の違いはあると思います。
ただし、リクルート公式による、2024年3月時点のオフィス出社率は44%!
仕事のパフォーマンスが発揮できれば、柔軟な働き方ができる環境となっています。
リクルートへの就職が向いている人の特徴【3選】
本章では、ここまでの内容をふまえた「リクルートへの就職が向いている人」を紹介します。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
リクルートへの就職が向いている人【3選】
- 成長意欲の高い人
- 実力に応じた評価を求める人
- 平日と休日のメリハリを求める人
特徴①:成長意欲の高い人
リクルートは、「成長意欲の高い人」にはおすすめの1社です。
先ほども紹介した、社員の挑戦を後押しする制度が充実しています。
- ミッショングレード制
- キャリアウェブ制度
- キャリア申告制度…etc
例えば、「キャリアウェブ制度」は、年2回の頻度で社員が異動希望を申告できる制度です。
部下のキャリア優先で上司が送り出してくれるという口コミが多く見受けられました。
もちろん、年功序列の文化はなく若手も活躍の機会を与えてもらえる企業です。
特徴②:実力に応じた評価を求める人
リクルートは、「実力に応じた評価を求める人」にもおすすめの1社です。
以下のような取り組みで、社内評価の透明性を担保しています。
- 厳密な評価ガイドラインの明示
- 360度評価(多面評価)の導入
- MBO制度(目標管理制度)の厳格化
例えば、MPO制度は、半期ごとに「自分の目標(成果/行動)」を設定!
その後、上司とすり合わせのうえ、評価のときに「定量・定性による可視化」がおこなわれます。
もちろん、年齢関係なく「実力に応じた評価」をしてくれるのがリクルートの大きな特徴です。
特徴③:平日と休日のメリハリを求める人
リクルートは、「平日と休日のメリハリを求める人」にもおすすめの1社です。
繰り返しになりますが、リクルートの年間休日は145日!
さまざまな休暇制度を組み合わせると、14日以上の連続休暇も取得できます。
もちろん、「オープンワーク」調査による平均残業時間は月32.1時間!
グループ会社や部署・繁忙期によって、残業が多くなる可能性は捨てきれません。
そのため、「残業が少ない」というイメージで入らないようにだけ注意しましょう!
リクルートへの就職が向いていない人の特徴【3選】
続けて、リクルートへの就職が向いていない人の特徴も紹介していきます。
こちらも大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
リクルートへの就職が向いていない人【3選】
- 自己成長に興味がない人
- 残業をしたくない人
- 実力主義が苦手な人
特徴①:自己成長に興味がない人
リクルートは、「とにかく挑戦してみよう」という企業文化です。
- Will・Can・MustのWillドリブン思想
- 全社異動公募制度(FA制度)
- 20代から活躍できる評価制度
上記の「Willドリブン思考」は、自分が「やりたいこと(Will)」を起点に、キャリア設計する思考!
リクルートでは、「Willがないとリクルートで活躍できない」と明言されています。
そのため、「やりたいことがない…」という成長意欲のない社員は淘汰されていく企業です。
特徴②:残業をしたくない人
リクルートは「残業をしたくない人」にもおすすめしません。
繰り返しになりますが、「オープンワーク」調査による、リクルートの平均残業は月32.1時間!
部署によっては、50時間の残業があるという口コミもありました。
そのため、残業なしのホワイト企業へ就職したい人にはおすすめしません。

合わせて読みたい
特徴③:実力主義が苦手な人
繰り返しになりますが、リクルートが実力主義の企業であるのは間違いありません。
- 若手でも裁量が大きい
- 役職・昇進スピードが早い
- 評価の透明性が高い
評価の透明性が高い一方、成果の上がっていない社員には厳しい企業です。
「オープンワーク」を見ていると、「成果が出せず居心地が悪くなった」という口コミもいくつか見受けられました。
なお、目標未達による上司からのパワハラがあるわけではありません。
「目標未達の原因を上司と考える時間がある」という口コミは多かったです。
Fラン学生にリクルートを受けてほしい理由【3選】
最後に、「Fラン学生にこそリクルートを受けてほしい理由」を紹介させてください!
私自身、偏差値40以下の大学からリクルートを目指していた人間です!
結果、私はリクルートの最終面接で落ちてしまいましたが、Fラン学生にこそ挑戦してほしい企業と思っています。
理由①:学歴フィルターが存在しない
詳しくは、「リクルートの就職難易度は?」という記事で紹介していますが…
リクルートに学歴フィルターは存在しません。
もちろん、毎年の採用人数の60%は高学歴層の学生が占めています。
ただし、残り40%(2024年の場合は182名)は、中堅・Fラン学生です。
学歴不問+大量採用のリクルートだからこそ、積極的に挑戦してみてください!
理由②:逆転キャリアを実現できる
私の所感がかなり入りますが、リクルートに入社できれば「逆転キャリア」を実現できます。
ここまで紹介したとおり、リクルートは以下3拍子が揃っている企業です。
- 平均年収が高水準(約706万円)
- 休日がとにかく多い(年間145日)
- 離職率が低水準(8.0%)
Fラン学生が目指すべき優良企業として申し分ありません。
また、転職するとなった場合も「前職がリクルート」という箔がつきます。
リクルートで実力をつけて、転職でキャリアアップするなど、逆転キャリアを実現しやすいのがリクルートへ就職する魅力の一つです!
理由③:就活対策の視座が上がる
こちらも「リクルートの就職難易度は?」という記事で詳しく紹介していますが…
リクルートの採用倍率は15.0倍とかなり入社が難しい企業です。
東洋経済オンライン2025の入社が難しい企業ランキングでは108位にランクイン!
しかし、入社が難しいリクルートに合わせた就活対策をすると「就活対策の視座」が上がります。
結果、リクルートで落ちてもほかの企業では無双する学生も少なくありません。
私自身もその一人でして、下表のとおりリクルート以外は無双してました。
企業名 | 備考(2016年データ) |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(倍率:25倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
ニトリ(内定) | 総合職(倍率:60倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
リクルート(最終選考まで) | 総合職(倍率:15倍) |
そのため、Fラン学生にこそ「リクルート」は受けてほしい企業です。
もしここまで読んで「リクルート受けてみよう!」と感じた人は、以下記事を参考にしながら挑戦してみてください!
【まとめ】リクルートは「Fラン学生」にこそおすすめの企業
今回は、『リクルートはやばい企業なのか?』を中心に紹介しました。
まとめ
- リクルートはやばい企業ではない
- 社員の働きやすい環境が整っている企業
- 合う人もいれば合わない人も存在する
こんな感じでして、リクルートが合う人・合わない人は存在します。
ただし、私は以下3つのいずれかに当てはまっている人は挑戦して良い企業と感じました。
- 成長意欲の高い人
- 実力に応じた評価を求める人
- 平日と休日のメリハリを求める人
また、Fラン学生にこそおすすめしたいのがリクルートという企業です!
学歴関係なく目指せる企業として、当ブログおすすめの1社となっています。
そのため、リクルートへの挑戦に少しでも悩まれているFラン学生は、積極的に挑戦してみてください。
「逆転キャリア」を実現しやすいのがリクルートの大きな魅力ですよ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。