今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
近年の就活は売り手市場となっており、1社目であっさり内定獲得できたという方も多いです。
それと同時に、1社目であっさり内定を決めてしまって問題ないかという質問を多数いただいています。
そこで、今回はあっさり内定した企業の内定を決める前に確認すべき項目5つを紹介しておきます。
後半では、あっさり内定獲得できた1社目の企業で就活を終えるメリット・デメリットも紹介。
ぜひ、1社目の企業で内定を決めてしまうか悩まれている方は参考にしてみてください。
【大前提】就活であっさり内定を獲得することはできるのか?
結論、近年の就活で1社目からあっさり内定獲得することは可能。
ただし、近年は選考の早期化も進んでいるので事前準備は必須となっている。
上記の通り、事前に準備をしておけば、内定をあっさり獲得することは十分に可能です。
と言うのも、過去3年分の就職内定率を見ると一目瞭然!
年月日 | 22卒(就職内定率) | 23卒(就職内定率) | 24卒(就職内定率) |
大学4年生5月 | 59.2% | 65.4% | 72.1% |
大学4年生8月 | 85.3% | 87.8% | 86.6% |
大学4年生10月 | 92.4% | 93.8% | 92.0% |
大学4年生12月 | 95.2% | 94.0% | 集計中 |
大学4年生3月(卒業前) | 96.4% | 96.8% | ₋集計中 |
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)
24卒に関しては、大学4年生5月時点で就職内定率は72.1%!
過去3年間の推移を見ても過去最高であり、10人中7人が内定を1社持っている状況です。
もちろん、就活を大学3年生の早い時期に始めている方が多いのも現実。
リクルート就職白書の調査結果によると、調査全体の42.4%が卒業年次前の6月以前に就活を始めています。
就活で1社目にあっさり内定を獲得できた場合のチェック項目【5選】
内定後に確認すべきこと
- 内定企業の口コミや経営状況を確認
- 他に目指したい企業がないか確認
- 現場社員のリアルな話を聞く
- 内定企業で働くイメージができるか確認
- 就活を終わらせるベストな時期か確認
基本、あっさり内定獲得できたのが第一志望の企業であればそのまま終了して問題なし。
ただし、何となく受けた企業であっさり内定を獲得できた場合は、上記5つを確認するのがおすすめです。
①内定企業の口コミや経営状況を確認
上記の通り、会社ホームページやツール(銘柄スカウターなど)を使って経営状況の確認をしましょう。
入社した会社の売上が良くない場合は、給与や福利厚生などの待遇面に影響が出ます。
また、経営状況だけではない現場のリアルな口コミを確認するのも必須。
" 〇〇部署は残業時間が多い "や" 家賃補助の8割負担が助かる "など、口コミサイトでしか知りえない情報も多いです。
②他に目指したい企業がないか確認
例えば、" 本当は第一志望があるけど就活疲れちゃって… "といったケースは少なくありません。
とくに、内定承諾を迫られた状況で第一志望の企業を諦めるケースが多い印象。
ですが、第一志望の企業がある中で就活を終えてしまうと以下のような後悔が残るケースも…
- もっと自分の目指したい企業について考えるべきだった…
- どうせ妥協で選んだ企業だし辞めようかな…
- 今頃、第一志望の企業だったらどうなってたんだろう…
そのため、他に目指したい企業があるのであれば就活継続。
「他に目指したい企業がない」または「第一志望と同じくらいの志望度」だから就活終了するのかは必ず確認しましょう。
③現場社員のリアルな話を聞く
現場社員のリアルな話を聞くと、入社後のイメージが掴みやすくなります。
そのため、内定獲得後は年次の近い先輩社員と話す場を設けてもらうのは必須。
ただし、企業の中には、現場社員にマイナスな話をしないように口止めしている可能性もゼロではないです…
だからこそ、以下のような口コミサイトもセットでチェックしておくことをおすすめします。
おすすめ口コミサイト
④内定企業で働くイメージができるか確認
正直、入社しないと企業で働くイメージが持てないと思われた方も多いと思います…
ですが、入社前後のギャップをできるだけ埋めることは可能。
自己分析・企業研究・インターンシップ・会社説明会など、ギャップを埋める作業は必須と言えます。
⑤就活を終わらせるベストな時期か確認
例えば、あっさり内定を獲得できた時期が大学3年生12月だった場合。
正直、第一志望の企業でなければもう少し続けてみるのも一つの手と言えます。
しかし、多くの企業が内定式をおこなう大学4年生10月であれば決めてしまうのがおすすめ!
あまり遅い時期に内定辞退をすると無い内定というリスクもあるので注意してください。
1社目であっさり内定をもらった後にモチベーションを上げる方法【3選】
モチベーションを上げる方法
- 他大学の就活生と交流してみる
- 自分のキャリアについて真剣に考える
- 人気の高い大手企業の説明会に参加する
①他大学の就活生と交流してみる
1社目の内定獲得後、周囲の就活生と交流をするとやる気がでてくる傾向にあります。
とくに、他大学の就活生と交流することで、モチベーションアップにつながることもしばしば。
そのため、内定獲得後の就活でモチベーションを上げたい場合は、他大学の就活生と積極的に交流してみてください。
他大学の就活生と交流する手段
- 「MeetsCompany」の座談形式の就活イベントに参加してその場で交流
- 「デアイバ」のグループディスカッションに参加してその場で交流
- 「Unistyle(ユニスタイル)」のオープンチャットに参加する
②自分のキャリアについて真剣に考える
就活では、自分の目指すキャリアから逆算して就活をするのが定番!
自分のキャリア(夢)と逆算することで、目標とする企業が明確になりモチベーションアップにつながることが多いです。
パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / リクルート出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | プロの就職支援を受けられる | 担当者の質に大きく左右される |
上記の通り、一番確実かつ手間が少ないのは大学のキャリアセンターを利用したキャリア相談!
自分のキャリアに近いOBを紹介してもらえることもあります。
大学の友人については、気兼ねなく相談できるのは良いですが、あくまで素人目線なので注意。
友人も就活が初めてであり、就職経験もないので的確なアドバイスをもらえないケースがほとんどです。
最後の就活エージェントについては、プロ視点のキャリア相談を受けられるのでかなりおすすめ。
担当者の当たり外れも多いサービスですが、以下のような大手を中心にキャリア相談してみるのがおすすめです。
おすすめの大手就活エージェント
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:内定獲得が最短1週間 / 株式会社DYMが提供!
- 「LHH就活エージェント」:23年度のオリコン顧客満足度第2位 / 人材業界大手のアデコグループが提供!
- 「キャリアチケット」:毎年1万人以上の就活生が利用 / CMが話題のレバレジーズ株式会社が提供!
③人気の高い大手企業の説明会に参加する
上記の通り、人気の大手外資系企業を受けてモチベーションを上げるのもおすすめ!
GoogleやAmazonといった世界的にも有名な企業の説明会を聞くと自ずとモチベーションも上がります。
もちろん、人気の高い企業の説明会は、意識の高い就活生が集まりやすいのも一つの理由です。
1社目であっさり内定を獲得できる就活生の特徴【3選】
あっさり内定を獲得できる就活生の特徴
- 就活を始める時期が早い
- 大手企業以外も視野に入れている
- 就活に対してとにかく効率を重視している
①就活を始める時期が早い
実際、下図の通り、23卒の就職活動開始時期は「2021年9月以前=大学3年生9月以前」が約60%!
あっさり内定を獲得している人ほど、早めに活動を開始してインターンシップなどに参加しています。
結果、本選考開始前に内定を獲得できたことで就活をあっさり終える人も多いのが実情。
とにかく早めに行動することは大切になっていると言えます。
②大手企業以外も視野に入れている
大手企業=すべてが人気企業というわけではないですが、倍率は中小企業より高い傾向。
大手企業ほど、採用コストを多くかけられるので学生の認知が高く、倍率は高くなります。
そう言った部分を理解したうえで、中小企業を視野に入れた就活を進めている人ほど1社目であっさり内定を獲得しています。
③就活に対してとにかく効率を重視している
- 就活サイトを活用した情報収集
- 自己PRやガクチカの型作成
- オンラインを軸とした会社説明会への参加
- 逆求人サイトを導入した企業との接触回数増加
- 就活エージェントを利用したプロ伴走型の就職支援導入
上記の通り、就活を適当にやっても受かる人の特徴なとにかく効率重視。
無料で使えるサービスはどんどん導入していき、自分にかかる手間を減らすことに注力します。
1社目であっさり内定を獲得できない就活生の特徴【3選】
あっさり内定を獲得できない就活生の特徴
- 人気企業ばかりを視野に入れている
- ひとりで就活をすることにこだわり続ける
- 周囲の意見に流されやすい方
①人気企業ばかりを視野に入れている
就職活動(例)
- 大学4年生5月:求人サイト経由で人気の大手企業へエントリー
- 大学4年生8月:応募した大手企業全滅
- 大学4年生10月:秋採用をしている中小企業に応募
- 大学4年生12月:中小企業の面接で落とされる
- 大学4年生2月:内定ゼロ
上記は、人気の高い大手企業だけを視野に入れた結果、倍率が高くすべて落ちてしまうケースです。
もちろん、人気のある大手企業だけを志望するのが悪いわけではないですが、中小企業にも目を向けるのは大切!
まずは、大手企業の子会社なども視野に入れつつ、いくつか滑り止めのような企業は持っておきましょう。
②ひとりで就活をすることにこだわり続ける
実際、当ブログ経由で" 大学のキャリアセンターに頼らず内定獲得したいです… "という質問は多くいただきます。
しかし、初めて経験する就活で誰にも頼らずに内定獲得を目指すのは難しいのが現実…
初めて経験する就活だからこそ、キャリアセンターや就活エージェントなど、第三者を頼るのは必須です。
③周囲の意見に流されやすい
実際、先輩から" 売り手市場だから就活は余裕だよ! "という言葉を耳にしたことはないでしょうか?
結果、就活に出遅れてしまい、大学4年生の夏時点で内定がゼロというケースも少なくありません…
もちろん、当記事を読んでくださっている方は、就活への意識が高い方と思いますが、周囲に流されないように注意しましょう。
1社目であっさり内定を獲得する人がやっている就活対策とは?
結論
就活エージェントを活用してプロのアドバイザーから就職支援を受ける
上記の通り、1社目であっさり内定を獲得している方は、就活エージェントの利用が多い印象。
実際、就活エージェントを利用して、以下のような流れで1社目の内定獲得をおこなっています。
あっさり内定獲得するケース(例)
- 就活エージェントの利用
- プロのアドバイザーにキャリア相談
- 自分に合った求人紹介を受ける
- プロのアドバイザーからの選考対策
- 内定獲得
上記は、大手の「ミーツカンパニー就活サポート」を利用して23卒の方が最短1週間で内定獲得したケース。
もちろん、全員が内定を1週間で獲得できるわけではないですが、プロの支援を受けているかで内定獲得期間は大きく変わります。
そのため、1社目であっさり内定を獲得したい方は、無料で利用できる就活エージェントの活用をおすすめします。
1社目であっさり内定を決める前に確認すべきこと5選のまとめ
内定後に確認すべきこと
- 内定企業の口コミや経営状況を確認
- 他に目指したい企業がないか確認
- 現場社員のリアルな話を聞く
- 内定企業で働くイメージができるか確認
- 就活を終わらせるベストな時期か確認
上記の通り、1社目であっさり内定を獲得できた方は、上記5つを確認してから内定承諾の判断をしましょう。
内定承諾を迫られて冷静な判断ができないケースもありますが、妥協して終えた就活に後悔はつきまといます。
昨今、転職活動が当たり前の時代ですが、最初のキャリアはかなり大切!
ぜひ、本記事があなたの就活の一助となれば幸いです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。