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- 一次面接すら通らないのはやばい?
- 一次面接で落ちるのはどんな人?
- 一次面接を通過するにはどうしたら良い?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
多くの学生にとって登竜門となる一次面接!
就活対策において、切っても切り離せない存在となっています。
そんな一次面接ですが、実は落ちる人の割合が多いことをご存じでしょうか?
本記事では、この辺りの理由にふれつつ「一次面接で落ちる人の特徴5つ」を紹介します。
また、記事後半では、一次面接官を約4年していた私が「一次面接の突破に必要な選考対策5つ」も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
一次面接で落ちるのはやばい?【通過率は約30%】
一次面接で落ちる割合は企業によって変動するので公式データはありません。
ですが、一般的に「一次面接の通過率は30%前後」と明示されています。
なお、そのほかの選考通過率は以下のとおりです。
- 書類選考・エントリーシート:約50%
- グループディスカッション:基準なし
- Webテスト・適性検査:約40%
- 一次面接:約30%
- 二次面接:約50%
- 最終面接:約50%
こんな感じでして、意外と一次面接が鬼門だったりします。
そのため、一次面接に落ちる=やばいというわけではありません。
意事前準備なくして選考通過できるほど甘い選考ではない認識は持っておきましょう。
一次面接で落ちる人の特徴【5選】
では続けて、一次面接に落ちてしまう学生の特徴をまとめました。
大きく5つに分けて紹介していくので参考にしてみてください!
一次面接で落ちる人【5選】
- 第一印象が良くない
- 発言が長い
- 話の内容が薄い
- 提出書類と一貫性がない
- 入社意欲が不十分
特徴①:第一印象が良くない
私の経験上、一次面接は「第一印象」で合否がほとんど決まります。
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、心理学では「初頭効果」と呼ばれており、人間は最初に受けた印象が残りやすい生き物です。
ポイント
- 視覚情報(外見):55%
- 聴覚情報(話し方):38%
- 言語情報(話の内容):7%
上記3つが第一印象を決める3大要素!
第一印象が最悪な場合、挽回するのは難しいと考えておきましょう。
特徴②:発言が長い
一次面接以外もそうですが「発言が長い」場合も減点対象です。
とくに、一次面接が「集団形式」であれば落ちる可能性がさらに高くなります。
ほかの学生もいるので「途中で話を切られるケース」も存在します。
特徴③:話の内容が浅い
一次面接以外もそうですが「話の内容が浅すぎる」場合も落ちます。
例えば、以下のようなケースはよくあるパターンです。
- 成長できそうだから
- 人の役に立ちたい
- ガクチカが単なる活動報告
就活の本質は「企業と学生の価値交換」です。
「成長できそう」や「人の役に立ちたい」は自分軸での発言となっています!
基本、「〇〇のスキルを活かして御社で活躍します!」のような「企業軸」で答えるのがベストです。
特徴④:提出書類と一貫性がない
企業にもよりますが、一次面接は「書類選考」が通過してからおこなわれます。
つまり、書類に書かれている内容が評価されている状態です。
にもかかわらず、提出書類と違う回答をしてしまうケースは多かったりします。
もちろん、提出書類以外の質問であれば別ですが、基本は「提出書類と一貫性」を持たせた回答が必要不可欠です。
特徴⑤:入社意欲が不十分
「入社意欲が不十分な人」も一次面接では落ちます。
当たり前の話ですが、入社意欲が低い人材を企業が採用するメリットがありません。
例えば、『御社は第一志望群です!』と答えれば落ちます。
この辺りの詳しい詳細は「御社が第一志望と答えて問題ないか?」という記事で紹介していますが…
正直に答える人ほど、一次面接で落ちてしまうケースが多いので注意しましょう。
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一次面接で見られているポイント【5選】
本章では、一次面接ではどのようなポイントを見られているか紹介します。
ポイント【5選】
- 第一印象・人柄
- 基本的なビジネスマナー
- コミュニケーション力
- 提出書類との一貫性
- 入社意欲
ポイント①:第一印象・人柄
一次面接では「第一印象・人柄」をかならず見られています。
- 清潔感がまったくない…
- 笑顔がまったくない…
- 声が小さくて聞こえない…
こんな感じの印象を与えてしまうと100%落ちます。
第一印象・人柄は、面接における基本中の基本!
「敬語」と「謙譲語」の違いなど、細かいマナーはそこまで気にしなくて良いですが、「身だしなみ・笑顔・ハキハキ話す」はかならず意識しましょう。
ポイント②:基本的なビジネスマナー
一次面接では、「基本的なビジネスマナー」も見られています。
ビジネスマナーにも色々あるので難しく感じるかもしれませんが…
ポイント
- 身だしなみ
- 入室時のノック
- 分離礼(お辞儀してから挨拶)
こういった基本は押さえておいて損はありません。
もしビジネスマナーが不安な人は、以下書籍をチェックしておきましょう。
ポイント③:コミュニケーション力
一次面接では、「コミュニケーション能力」も見られています。
もちろん、論理的思考力といった難しいコミュニケーション能力が必要というわけではありません。
ポイント
- よどみなく会話ができている
- 質問への回答が適切である
- 結論ベースでわかりやすい
この辺りをしっかり押さえておけばOKです。
なお、面接で緊張してスムーズに話せないこともあると思います。
この辺りは、「面接練習」や「志望度の低い企業の面接を受けて」慣れるするしかありません。
ポイント④:提出書類との一貫性
一次面接では、「提出書類(ES・履歴書など)」をもとに質問されるケースがほとんどです。
記事後半の「一次面接でよく聞かれる質問10選」のパートで詳しく紹介しますが…
- 自己紹介をお願いします
- 自己PRを1分以内でお願いします
- ガクチカを1分以内でお願いします
この辺りは、一次面接でよくある質問の代表格です。
面接官は、上記質問を通じて『提出書類と話している内容に一貫性はあるのか?』を見ています。
ここでまったく違う話をしてしまうと高確率で落ちるので注意しましょう。
ポイント⑤:入社意欲
一次面接では、「入社意欲」も見られています。
当たり前の話ですが、以下のような「入社意欲のない学生」を企業は採用しません。
- 志望企業についてまったく知らない
- 志望理由がどの企業にも当てはまる
- 逆質問がまったくない
なお、私の企業では、逆質問がない学生は100%落としていました。
そのため、一次面接の前に逆質問を考えておくのは必要不可欠です!
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一次面接の突破に必要な選考対策【5選】
本章では、具体的な「一次面接の突破に必要な対策5つ」を紹介します。
私が一次面接官をしていた経験も交えながら紹介していくので要チェックです!
一次面接の対策【5選】
- 面接官の立場を想像する
- 志望企業の調査
- 提出書類の読み込み
- 逆質問の事前準備
- 想定質問への回答準備
対策①:面接官の立場を想像する
一次面接以外もそうですが、「面接官の立場を想像する」のは必要不可欠です。
- 自分だったらどんな人を採用するだろう
- この発言をしたら喜んでくれそうだな
- こんな学生は採用したくないな…
上記のような視点はかなり大切だったりします。
例えば、『私は御社の〇〇事業部に興味があるので志望しました』と話すのはアウトです。
ただ興味がありますだけだと、面接官は採用したいと思いません。
『私の〇〇というスキルが〇〇事業部で活かせると考え…』という貢献の姿勢が大切です。
対策②:志望企業の調査
一次面接を突破するには「志望企業の調査」も必要不可欠です。
ポイント
- 志望動機に説得力が出る
- 入社意欲の高さが伝わりやすい
- 自己PRやガクチカの内容を企業ごとにカスタマイズできる
こんな感じでして、志望企業の調査は外せません。
しっかりと企業調査している人=企業が採用したくなる人です。
なお、企業調査のやり方については、以下記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ!
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対策③:提出書類の読み込み
一次面接では、「提出書類(ES・履歴書など)」をもとに質問されるケースがほとんどです。
- 自己PRを1分以内でお願いします
- ガクチカを1分以内でお願いします
- 志望動機を教えてください
上記のような質問をもとに「提出書類に書いた内容と発言に一貫性があるか」確認してきます。
そのため、面接前に提出書類の読み込みは必要不可欠です!
もちろん丸暗記は不要ですが、ESに書いた「自己PR・ガクチカ・志望動機」の要点は押さえておきましょう。
対策④:逆質問の事前準備
一次面接以外もそうですが、「逆質問の事前準備」も欠かせません。
ポイント
- 入社意欲の確認
- 積極性の確認
- 企業理解の確認
上記のとおりでして、とくに「学生の入社意欲」を逆質問にて確認しています。
そのため、『質問はとくにありません…』と答えてしまうと高確率で落ちます。
以上の理由から、一次面接前にいくつか逆質問は用意しておきましょう。
面接官に好印象を与えることができる逆質問をまとめた記事もあるので載せておきますね!
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対策⑤:想定質問への回答準備
一次面接を突破するには「想定質問への回答準備」も必要不可欠です。
例えば、一次面接では以下のような質問が多かったりします。
- 趣味について教えてください
- 自己PRを1分以内でお願いします
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
上記のとおり、一次面接では「あまり捻った質問」はこないケースが多いです。
その分、想定質問への回答準備をしているか否かで大きな差が生まれます。
だからこそ、一次面接で想定される質問はかならず押さえておきましょう。
「一次面接における想定質問」は、次のパートで紹介していくのでご安心ください!
一次面接でよく聞かれる質問【10選】
ではさっそく、「一次面接でよく聞かれる質問10つ」を紹介します。
私が面接官として聞いていた内容でもあるので要チェックです!
よくある質問【10選】
- 自己紹介
- 趣味・特技
- 長所・短所
- 自己PR
- ガクチカ
- 志望動機
- なぜこの業界を選んだのか
- 挫折経験
- 希望職種
- 逆質問
質問①:自己紹介
面接官の質問①
〇〇さんの簡単な自己紹介をお願いします。
まず始めに質問されるのは「自己紹介」です。
私の場合は、以下のような構成で自己紹介をしていました。
- 名前・学校名
- 学部・専攻・学年
- 自己PRの要素を1つ盛り込む
- 簡単な志望理由 or 今後への意気込み
- よろしくお願いします、で締める
面接時間が少ない場合、「名前」と「学校名」のみで良いケースもあります。
ただし、一次面接は「第一印象」が勝負です。
「名前」と「学校名」だけだと『何者なの?』で終わってしまうリスクがあるので、香りつけのイメージで「自己PR」も含めておきましょう。
質問②:趣味・特技
面接官の質問②
〇〇さんの趣味は〇〇と書いていますが…
この趣味を始めたキッカケは何ですか?
一次面接では、学生の雰囲気を和ませるための質問が用意されています。
そのうちの一つが「趣味は何ですか?」という質問です。
なお、趣味については、『私の趣味は〇〇であり御社に貢献したいです!』みたいな真面目な回答は不要です。
質問③:長所・短所
面接官の質問③
〇〇さんの長所と短所を簡潔に教えてください。
一次面接では、「長所と短所」を聞かれるケースも多いです。
できるだけ簡潔に「長所は〇〇・短所は〇〇です+根拠」を述べましょう。
もし長所と短所が見つからない場合は、自己分析が不十分です。
以下記事を参考に「あなたの長所・短所」を明確にしておきましょう。
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質問④:自己PR
面接官の質問④
〇〇さんの自己PRを1分以内でお願いします。
一次面接の頻出質問として「自己PR」も押さえておきましょう。
「提出書類(ES・履歴書など)」に書いた内容を簡潔に述べればOKです。
なお、自己PRの作成がまだの人は、以下記事をチェックして作成しておきましょう!
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質問⑤:ガクチカ
面接官の質問⑤
〇〇さんのガクチカを1分以内でお願いします。
自己PRと同じく「ガクチカ」も一次面接における頻出質問です。
「提出書類(ES・履歴書など)」に書いた内容を簡潔に述べましょう。
なお、ガクチカの作成がまだの人は、以下記事を参考に作成してみてください!
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質問⑥:志望動機
面接官の質問⑥
弊社を志望した理由を教えてください!
「志望動機」も一次面接における頻出質問です。
- なぜうちの会社でないといけないの?
- うちの会社のどこに魅力を感じたの?
- あなたがうちの会社で働くメリットは?
この辺りを確認するための質問が「志望動機」となっています。
なお、志望動機については、以下記事で詳しく紹介中です。
例文も交えながら紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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質問⑦:なぜこの業界を選んだか
面接官の質問⑥
なぜこの業界を選んだのか教えてください!
『なぜこの業界を選んだのか?』も一次面接における頻出質問の一つです。
志望動機と同じく、以下のような「学生の志望意欲」を確認しています。
- しっかり業界研究できているのか?
- 本気でこの業界で働きたいと思っているのか?
- 採用してもギャップはないか?
なお、『なぜこの業界を選んだのか?』へ回答するときは以下の構成がおすすめです!
ポイント
- きっかけ:最初に興味を持った出来事や背景
- 魅力:業界のどんな特徴に惹かれたのか?
- 強みとの接点:自分の特性と業界の相性
- なぜこの業界じゃなきゃダメか(他業界との比較)
上記4つのポイントを押さえることで、面接官の心を掴むことができます。
質問⑧:挫折経験
面接官の質問⑧
今までの人生における一番の挫折経験を教えてください。
「挫折経験」も一次面接における頻出質問です。
と言うのも、多くの企業は「失敗から学び成長できる人材」を求めています。
その中で、挫折経験を聞くのは、面接官としても必要不可欠です!
例文
私の挫折経験は、大学の部活動でチームのキャプテンを務めていた際、重要な試合でチームが予選敗退したことです。
試合前は意気込んで練習に取り組みましたが、試合当日はチーム内でのコミュニケーション不足から、期待通りのパフォーマンスができずに敗退しました。
そこで、この挫折を乗り越えるため、チームメンバーと共に反省会を開き、コミュニケーションの改善策を話し合いました。
その結果、効率的なコミュニケーション方法やチームワークの大切さを学ぶことができました。
このような経験を活かし、入社後は新しい環境でも迅速に適応し、チームワークを重視しながら、常に改善を心がける社員として貢献したいと考えています。
上記は一例ですが、「挫折経験による学び+どのように活かしてくのか?」伝えるのが大切です。
ぜひ、この辺りを意識しながら、挫折経験を考えてみてください。
質問⑨:希望職種
面接官の質問⑨
〇〇さんが希望する事業部はありますか?
昨今、「ジョブ型雇用」という採用手法を取り入れている企業は多いです。
- KDDI
- アクセンチュア
- 日立製作所
- パナソニック
- 富士通
上記のような「名だたる有名企業」が即戦力人材を求めています。
その中で、希望する事業部を一次面接から確認してくる企業は多いです。
そのため、希望職種(希望する事業部)は、事前に考えておきましょう。
質問⑩:逆質問
面接官の質問⑩
最後に何か質問はありますか?
一次面接にかぎらず「逆質問」はかならず準備しておきましょう。
『質問はありません』と答えれば100%落ちます。
もちろん、企業ホームページに書かれている内容の質問はNGです。
もし逆質問がまったく浮かばない人は、以下記事を参考にしてみてください!
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【番外編】一次面接について
記事後半にはなりますが、「一次面接の特徴」にもふれておきます。
一次面接について詳しく知りたい人は、合わせてチェックしておきましょう!
①集団面接の形式が多い
応募者の多い人気企業ほど、一次面接は「集団面接の形式」を取ってきます。
そのため、一次面接(集団面接)では、以下3つを心がけましょう。
ポイント
- 回答は結論ベース
- 簡潔に1分前後で答える
- ほかの学生の発表もしっかり聞く
集団面接の攻略法については、以下記事で詳しく紹介しています。
一次面接が集団面接の人は、合わせてチェックしておきましょう!
②面接官は若手社員中心
多くの企業は、一次面接に「若手社員」を配置してきます。
- 一次面接:若手社員
- 二次面接:中堅社員〜部長クラス
- 最終面接:役員〜社長クラス
こんな感じでして、具体的には「人事1名・若手社員2名」のケースが多いです。
そのため、和やかな雰囲気の面接になることが多かったりします。
③基本的な質問が多い
前述で、一次面接は「若手社員」が配置されるとお伝えしましたが、質問内容についても「基本的な質問」が中心です。
「一次面接で面接官が見ているポイント5つ」のパートで詳しく紹介しましたが…
ポイント
- 第一印象・人柄
- 基本的なビジネスマナー
- コミュニケーション力
- 提出書類との一貫性
- 入社意欲
上記5つを評価軸に「減点方式」を採用している企業が多いです。
そのため、基本的な質問であっても「面接練習」は必要不可欠となっています。
【まとめ】一次面接で落ちるのはやばくない
今回は、『一次面接で落ちるのはやばい?』という悩みを中心に紹介しました。
まとめ
- 一次面接で落ちる学生は多い(通過率は30%)
- 質問内容はシンプル
- 事前準備(面接練習)は必要不可欠
こんな感じでして、一次面接の通過率は30%前後と言われています。
そのため、一次面接に落ちる学生は多く、そこまで悲観的になる必要はありません。
とは言え、今回紹介した「一次面接を突破する方法5つ」を実践できれば高確率で受かる選考です。
だからこそ、一次面接がこれから控えている人は、ぜひ実践してみてください!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。