こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私自身、関西の偏差値40ギリギリの大学出身の人間でして…
正直、学生時代は、『学歴フィルターとか不公平だ…』と思っていました。
ただ、上場企業の採用担当を4年経験し、「企業が学歴フィルターを導入する理由」が見えてきました。
本記事では、この辺りの内容を紹介しつつ、「学歴フィルターのない穴場の優良企業を見つける方法3つ」まで紹介していきます。
そのため、学歴フィルター関係なく、就活を有利に進めたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
学歴フィルターは存在する?【結論:当たり前のように存在する】
詳しい詳細は、「学歴フィルターの存在は当たり前?」という記事で紹介していますが…
現代の就活市場においても、学歴フィルターは存在します。
なお、学歴フィルターには、さまざまな基準がありますが…
- 実は明確な定義はない
- 基本は偏差値50未満の大学
- 定員割れとなっている大学
上記のとおり、学歴フィルターに該当する明確な定義はありません。
ただ、多くの人は「偏差値50以下(日東駒専より下)」が学歴フィルターにかかる基準とウワサしています。
学歴フィルターはずるい?【結論:まったくずるくない】
結論、私自身、「学歴フィルターはずるくない」と思っています。
私自身、元Fラン大学生ですが、採用担当も経験したことでずるくない理由が大きく3つ見えてきました。
ずるくない理由
理由①:採用コスト削減において合理的
企業が学歴フィルターを導入する一番の理由は「採用コストの削減」です!
残念ながら、人気企業は応募者が1,000人以上になります。
その中で、全員のエントリーシートを確認するのはかなりの採用コスト増です…
そのため、「学歴」という指標で学生を選別するのは、企業側としては合理的な考え方と言えます。
理由②:学歴は実績として評価しやすい
学歴フィルターを導入する企業は、学生の評価基準を「学歴」としています。
社会人経験のない学生を評価するにあたり、学歴が一番参考になるデータだからです。
もちろん、『学生時代に起業しました!』のような学生は別ですが…
学生時代の頑張りである「学歴」を評価基準とするのは、一概にずるいとは言えないのが正直なところです。
理由③:優秀な学生を探す手間が省ける
企業が学歴フィルターを導入する理由として、「優秀な学生を選別するため」でもあります。
『いやいや、学歴が低くても優秀な学生はいるでしょ…』と感じた人も多いと思いますが…
残念ながら、Fランから優秀な学生を探すより、「上位校から無能を落とす作業」の方が手間が少ないです。
こういった裏事情から、学歴フィルターを導入する企業も存在します。
なお、『学歴フィルターって違法じゃないの?』と感じた人も多いと思います。
次の章では、この辺りの理由について詳しく紹介していきますね。
学歴フィルターは違法?【結論:違法ではない】
結論からお伝えすると、学歴フィルターは違法ではありません。
日本国憲法にて「思想の自由」があるように「採用の自由」も認められています。
そのため、企業側がどのような採用手法を用いても原則は自由です!
ちなみに、SNSの普及で「学歴フィルター」は淘汰され始めている印象があります。
もちろん、今でも一部の人気企業で学歴フィルターは存在しますが…
「学歴フィルターのない優良企業」は想像以上に多かったりします!
学歴フィルターのない優良企業を見つける方法【3選】
学歴フィルターが存在する以上、「学歴フィルターのない企業を探す」しか方法はありません。
本章では、そんな学歴フィルターのない「優良企業」を探す方法を紹介します。
隠れ優良企業を見つける方法
方法①:逆求人サイトの導入
学歴フィルターのない優良企業を見つけるには「逆求人サイトの導入」は必要不可欠です!
上図のとおり、逆求人サイトに登録すれば、様々な企業から「スカウトメール」が届きます。
ちなみに、『いやいや、スカウトメールは中小企業ばかりでしょ…』と感じた人も多いと思います。
確かに、スカウトメールの多くは中小・ベンチャー企業中心です。
ただ、逆求人サイト最大手の「オファーボックス」は例外だったりします。
上表のとおり、学歴フィルター関係なく、「ニトリ」や「オリックス」など、名だたる企業のスカウトが狙えます。
一応、「大学1年生の利用はできない」というデメリットもありますが…
それ以外の人であれば、確実に導入しておきたい逆求人サイトとなっています!
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
方法②:就活イベントへの参加
学歴フィルターのない優良企業を見つける方法として「就活イベントへの参加」も有効です。
私自身、就活イベント経由で「穴場の優良企業」を発見することは多かったです。
とくに、マイナビやリクナビとは違う、小規模イベントがおすすめだったりします!
- 知名度の低い優良企業が参加している
- 学生と採用担当との距離が近い
- 高確率で早期選考の案内がもらえる
こんな感じでして、穴場の優良企業と出会えるチャンスは高いです!
今回は、ジョブトラを紹介する記事ではないので、イベント詳細は割愛しますが…
イベント内容が気になる人は「ジョブトラの公式サイト」をチェックしてみてください!
まずは、こういったイベントに参加しつつ、「穴場の優良企業」を探してみるのがおすすめです。
【公式サイトはこちら】https://job-tryout.com/
方法③:就活エージェント経由の求人紹介
最後に紹介する方法は「就活エージェント経由での求人紹介」です。
就活エージェントを導入すれば、「キャリア相談」や「求人紹介」・「選考対策」まで、すべて無料で支援してくれます。
デメリットとして、「知名度の高い大手企業の紹介がほとんどない」という欠点はありますが…
私の経験上、以下3つの理由から就活エージェントの導入をおすすめしています。
- そもそも無料で利用できる
- 就活対策の基本についてプロから学べる
- 穴場の大手求人を紹介してもらえる
こんな感じでして、「穴場の大手求人」を紹介してもらえる可能性があります。
ちなみに、『就活エージェントって怪しくない?』という質問を多くいただきますが…
以下のような「大手サービス」であれば、サービス品質が安定しているので問題なしです!
おすすめ就活エージェント
- 「AiDEM AGENT新卒」:利用者満足度が業界トップクラス
- 「ミーツカンパニー」:全国エリアの幅広い求人を保有
- 「キャリアチケット」:紹介求人の質が業界トップクラス
各サービスの詳しい詳細は、「Fラン学生におすすめの就活エージェント」という記事で紹介していますが…
とくに、利用者満足度(93%)が高い「AiDEM AGENT新卒」はかなりおすすめです!
大手運営のサービスなだけあり、求人の押し売りもなく安心して使えますよ。
【公式サイトはこちら】https://agent.jobrass.com/
【余談】:学歴フィルターの存在しない優良企業
- 逆求人サイトの導入
- 就活イベントへの参加
- 就活エージェント経由の求人紹介
こんな感じでして、学歴フィルターのない企業の探し方はたくさんあります。
ただし、具体的にどういった企業が「学歴フィルターのない優良企業」なのか知りたい人も多いと思います。
そこで、今回は、学歴フィルターがないとされている「優良企業10社」をピックアップしました。
- 電設資材メーカー:未来工業株式会社
- 専門商社:株式会社ベニレイ
- 専門商社:東テク株式会社
- 服飾資材:モリト株式会社
- 鉄鋼商社:株式会社ISSリアライズ
- メーカー:株式会社メガチップス
- メーカー:タイガー魔法瓶株式会社
- 建設:ユニオン建設株式会社
- 金融:島田掛川信用金庫
上記10社は、大手子会社や特定の分野で世界シェアNo1の企業です。
各社の詳しい詳細は、「みんなが知らない隠れ優良企業165社」で紹介していますが…
こういった企業を「逆求人サイト」や「就活イベント」・「就活エージェント」経由で狙っていきましょう!
学歴フィルターに関するよくある質問【4選】
では最後に、当ブログに多く寄せられる学歴フィルターに関する質問4つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
多く寄せられる質問4選
質問①:学歴フィルターにかからない大学は?
T氏(20歳)
学歴フィルターにかからない大学が知りたいです…
具体的な大学名も教えてもらえると助かります!
詳しい詳細は、「学歴フィルターにかからない大学とは?」という記事で紹介していますが…
以下42校は、学歴フィルターがない企業として有名です!
学歴フィルターにかからない42校
北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学、一橋大学・東京工業大学・お茶の水女子大学・筑波大学・東京外国語大学・東京医科歯科大学・東京農工大学・電気通信大学(関東)・首都大学東京・横浜国立大学・横浜市立大学・千葉大学・埼玉大学、早稲田大学・慶応義塾大学・ICU(国際基督教大学)・上智大学・東京理科大学・学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学・芝浦工業大学、神戸大学・大阪府立大学・大阪市立大学・大阪外国語大学(現在は大阪大学の一部)・奈良女子大学、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学、名古屋市立大学
さまざまな有名大学が名前を連ねていますが…
学歴フィルターのボーダーは、「国公立」「MARCH」「関関同立」以上といえます。
もちろん、企業によっては、上記42校の中でも学歴をさらに絞って採用している可能性もあります。
質問②:学歴フィルターの多い業界は?
S氏(21歳)
学歴フィルターの多い業界はどこなのでしょうか?
できるだけ学歴フィルターは避けて就活をしたいと思っています。
結論、学歴フィルターの多い業界は以下のとおりです。
学歴フィルターの多い業界
- 有名企業 / 大手企業 / 総合商社
- コンサルティングファーム
- Webマーケティング会社
- Webサービス会社 / 大手IT
- 通信インフラ / 金融
上記のとおり、有名企業はもちろん総合商社やコンサル業界は学歴重視の採用で有名です。
もちろん、すべての企業が学歴フィルターを用いているわけではないですが…
過去3年間の採用大学は確認しておくのがベストです。
質問③:学歴フィルターのない大手企業は?
N氏(22歳)
Fランでも入れる学歴フィルターのない大手企業はあるのでしょうか?
正直、大手企業はすべて学歴フィルターがあると思っています…
結論、学歴フィルターを用いていない大手企業は存在します。
大手企業10社
- 株式会社キーエンス
- レバレジーズ株式会社
- パナソニック株式会社
- 株式会社リクルート
- カゴメ株式会社
- TOTO株式会社
- アイリスオーヤマ株式会社
- 株式会社一条工務店
- 損害保険ジャパン株式会社
- 株式会社ニトリ
上記10社は、名だたる大手企業の中でも、学歴フィルターのない大手企業です。
なお、各社の詳しい詳細は、「Fランからでも入れる大手企業10社」という記事で紹介しています!
ぜひ、気になる企業があれば合わせてチェックしてみてください!
合わせて読みたい
質問④:大学院生にも学歴フィルターは存在する?
T氏(26歳)
大学院生にも学歴フィルターは存在するのでしょうか?
結論、大学院生にも学歴フィルターは存在します…
とくに、大学院生の理系学生は、学歴フィルターが多い傾向にあります。
理由は、高学歴の理系学生ほど、専門分野での習熟度が高いと考えられているためです。
そのため、大学院であっても学歴フィルターは存在するので注意しましょう!
【まとめ】学歴フィルターの存在はずるくない
今回は、学歴フィルターの存在はずるいのかを中心に紹介しました。
ずるくない理由
- 採用コスト削減において合理的
- 学歴は実績として評価しやすい
- 優秀な学生を探す手間が省ける
上記のとおりでして、とくに「採用コストの削減」を理由に導入する人気企業は多いです。
もちろん、学歴フィルターを導入することで、「学歴が低くても優秀な人材を失うリスク」を企業も負っています。
そのため、学歴フィルターはずるいと決めつけるのは難しかったりします。
なお、学歴フィルター関係なく「Fランから大手へ就職する方法」はあります。
この辺りの詳しい詳細は、以下記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。