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- 学歴フィルターってずるくないですか?
- 学歴フィルターのある企業は諦めるしかない?
- 学歴フィルターのある就活に不安しかありません…
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
実は、私自身も偏差値40以下の大学出身です。
就活時代は、「学歴フィルターなんて不公平だ…」と思っていました。
ただ、学歴フィルターがある以上、それに見合った対策をするしかありません。
今回は、そんな学歴フィルターの実態に迫りつつ、以下3つのポイントまで丁寧に解説していきます。
- 学歴フィルターを見分ける方法【3選】
- 学歴フィルター関係なくFラン学生が意識すべきこと【3選】
- 学歴フィルターのない優良企業を見つける方法【3選】
上記3つは、私がFラン学生として実践した内容です。
下表の成績を残すことができた内容となってますので、ぜひ参考にしてみてください!
企業名 | 備考 |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(倍率:25倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
ニトリ(内定) | 総合職(倍率:60倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
リクルート(最終選考まで) | 総合職(倍率:86倍) |
パナソニック(最終選考まで) | 総合職(倍率:48倍) |
学歴フィルターとは何か?
学歴フィルターは、大学名(学歴)による選考の足切り・制限を指します。
私の場合、とある企業にES提出後、5分でお祈りメールが届いたことがあります。
とくに、申し込みの多い企業は、「学歴フィルター」を用いることが多いです。
学歴フィルターの基準は曖昧…
なお、学歴フィルターに明確な基準はありません!
企業側も「学歴フィルターがあります!」と公言していないのが実情です。
ただし、私の感覚ではありますが、以下2つが基準になってくると思います。
- 偏差値50未満の大学
- 「国公立」「MARCH」「関関同立」以上であれば安全
なお、「学歴フィルターにかからない大学42校」が存在したりもします。
この辺りは、以下記事で紹介しているので気になる人はチェックしてみてください。
合わせて読みたい
学歴フィルターは存在する【違法ではない】
昨今、SNSや口コミサイトの浸透によって、学歴フィルターが少なくなっているのも事実!
ですが、今の時代でも「学歴フィルターは存在する」のが実情です。
学歴フィルターが違法ではない以上、優秀な学生を採用する手法として企業が活用しています。
なお、私は企業が学歴フィルターを用いるのはずるくないと思っています。
次の章では、この辺りの理由について、元採用担当者の目線で紹介していきますね!
学歴フィルターはずるい?【元採用担当として解説】
結論、私が学歴フィルターをずるくないと感じる理由は3つです。
ずるくない理由
- 採用コスト削減において合理的
- 学歴は実績として評価しやすい
- 優秀な学生を探す手間が省ける
採用コスト削減において合理的
企業が学歴フィルターを導入する一番の理由は「採用コストの削減」です!
残念ながら、人気企業は応募者が1,000人以上になります。
その中で、全員のエントリーシートを確認するのはかなりの採用コスト増です…
そのため、「学歴」という指標で学生を選別するのは合理的な考え方と言えます。
学歴は実績として評価しやすい
学歴フィルターを導入する企業は、学生の評価基準を「学歴」としています。
社会人経験のない学生を評価するにあたり、学歴が一番参考になるデータだからです。
もちろん、『学生時代に起業しました!』のようなFラン学生は別ですが…
学生時代の頑張りである「学歴」を評価基準とすることにずるいと感じている採用担当者は少なかったりします。
優秀な学生を探す手間が省ける
企業が学歴フィルターを導入する理由の一番は、「優秀な学生を選別するため」です。
「いやいや、学歴が低くても優秀な学生はいるでしょ…」と感じた人も多いと思います。
ただし、Fランから優秀な学生を探すより、「上位校から無能を落とす作業」の方が手間が少ないのも事実!
企業としては、「優秀なFラン学生は切り捨てる」というリスクを負っています。
なお、こういった事実がある以上、「学歴フィルターのある企業を見分ける力」が大切です。
次の章では、この辺りの内容について私の実体験をもとに解説していきます!
【実体験】学歴フィルターを見分ける方法3つ
ではさっそく、「企業の学歴フィルターを見分ける方法3つ」を紹介します。
偏差値40以下の私が、学歴フィルターの有無を見分けるために使っていた手法なので、ぜひ参考にしてみてください!
学歴フィルターを見分ける方法【3選】
- 採用大学をチェックする
- 学生口コミをチェックする
- 選考を実際に受けてみる
方法①:採用大学をチェックする
まず始めに、企業の「過去3年間の採用大学をチェックする」のがスタートラインです。
採用大学は、以下3つの方法で簡単に確認できます。
- マイナビ・リクナビの企業の公式ページ
- 就職四季報
- 企業の公式ページ
なお、私がよく使っていたのは「マイナビ・リクナビ」です。
例えば、「キーエンスと検索→会社概要」の手順で調べると、下表の採用実績が確認できます。
すべての企業が載せているわけではないですが、まずは「マイナビ・リクナビ」経由で調べてみるのがおすすめです!
方法②:学生口コミをチェックする
続けて、私がよく使っていたのは「学生口コミをチェックする」です。
私は、大手就活掲示板の「就活会議」というサイトを活用していました。
就活会議の提供情報(一部抜粋)
- 就活生・社員による企業口コミ
- ES・就活体験記が見放題(掲載:約30万件)
- リアルタイムな採用動向をチェック可能(機能:就活速報)
上記3つは、就活会議が提供している主機能です。
「学歴フィルター」と検索すると、学歴フィルターに関する就活生の口コミがヒットします。
会員登録するだけですべての機能が無料で使えるので、導入がまだの人は検討してみてください!
【公式サイトはこちら】https://syukatsu-kaigi.jp/
方法③:選考を実際に受けてみる
荒技ですが、「選考を実際に受けてみる」という方法が一番確実です。
もちろん、ES提出などの手間がかかるので事前に知っておきたい気持ちは分かります。
ただし、実際に受けてみると書類選考に通ったケースは多いです。
下表のとおり、私自身も「リクルート」と「パナソニック」は、最終まで進めました。
企業名 | 備考 |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(倍率:25倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
ニトリ(内定) | 総合職(倍率:60倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
リクルート(最終選考まで) | 総合職(倍率:86倍) |
パナソニック(最終選考まで) | 総合職(倍率:48倍) |
正直、「リクルート」と「パナソニック」は、採用大学が高学歴ばかりです。
それでも受けてみると学歴フィルター関係なく通るケースもあるので、少しでも悩んだら挑戦してみることをおすすめします。
【実体験】学歴フィルター関係なくFラン学生が意識すべきこと3選
本章では、私が「学歴フィルター関係なく意識していたこと3つ」を紹介します。
「ガクチカ作成方法」のような具体的な対策ではないですが、それ以上に大切な内容なので要チェックです!
Fラン学生が意識すべきこと【3選】
- 早く就活を始める
- 就活の本質を理解する
- 穴場の優良企業を狙う
対策①:早く就活を始める
大前提、就活は早く始めた人が勝ちやすいゲームとなっています。
詳しくは、「就活はいつから本気で始めるべき?」という記事で紹介していますが…
- マイナビ・リクナビの導入
- ChatGPTの導入
- 逆求人サイトの導入
- 自己分析の開始
- 業界・企業研究の開始
- WEBテスト対策
- エントリーシート対策
- 夏のインターンシップ参加
- 就活イベントへの参加
- 冬のインターンシップ参加
- 志望企業のピックアップ
- 本選考対策
- 説明会・エントリー開始
- 本選考参加
- 内々定
少なくても、上記のような「膨大な量の対策」が必要になってきます。
マイナビ・リクナビの登録ができるのは大学3年生の4月!
私の経験上、この時期から就活対策を始めておくと、学歴関係なく人気の高い大手企業も狙えます!

対策②:就活の本質を理解する
就活攻略において「就活の本質を理解する」のも必要不可欠です。
「就活の本質って何ですか?」と聞くと、高学歴の学生でも答えられなかったりします。
なお、就活の本質は「企業と学生の価値交換」です!
- 企業:自社に価値をもたらす人材が欲しい
- 学生:自分の能力・スキルを提供する代わりに対価が欲しい
正直、上記の本質を理解しながら「就活をしている人」はほとんどいません。
例えば、A社は「DX事業に注力している」と企業研究で分かったとします。
そこで、「ITパスポート取得」を目指し、自己PRに反映させる!
こういった「相手の需要に自分をフィットさせていく思考」が就活攻略においては大切です。
私の経験上、この辺りを意識できれば「学歴」や「すごい実績」関係なく大手企業へ就職できます。
対策③:穴場の優良企業を狙う
私が就活を進めるなかで意識していたのは「穴場の優良企業を狙う」です。
学歴フィルターが存在する以上、競合の少ないニッチな企業を狙うしかありません。
そのため、私は以下3つのジャンルで企業探しをしていました。
- 大手子会社:採用倍率が20倍以下の優良企業が多い
- 専門商社:ニッチな分野で業界シェアNo1の企業も多い
- メーカー:BtoBビジネスとしての安定感がある
私自身、今でも就活生におすすめしたい企業がたくさんあるジャンルです。
具体的なおすすめ企業は、以下記事にまとめているので気になる人はチェックしてみてください!
合わせて読みたい
【実体験】学歴フィルターのない優良企業を見つける方法3選
本章では、「学歴フィルターのない優良企業を見つけるために使っていた手法3つ」を紹介します。
私が実際にやっていた手法であり、すべて無料なので参考にしてみてください!
優良企業を見つける方法
- 就活エージェント経由の求人紹介
- 逆求人サイト経由のスカウト求人
- 大学主催の合同説明会
方法①:就活エージェント経由の求人紹介
私自身、学生時代には「就活エージェント」というサービスを使っていました。
就活エージェントは、下図のような「プロの就職支援を無料で受けられるサービス」です。
- キャリア相談(業界・企業研究含む)
- あなたに合った求人紹介
- エントリーシート・履歴書の添削
- 面接対策(模擬面接)
- 自己分析サポート・面接後のフィードバック
もちろん、アドバイザーに当たり外れがあるのも事実…
私自身、とあるアドバイザーから「一方的に求人紹介を受けた」ことがあります。
ですが、無料で利用できることを考えるとリスクはありません。
以下3つのような「大手サービス」であれば、求人の質も高かったです。
おすすめ就活エージェント
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:全国エリアの優良求人を保有
- 「
キャリアチケット」:紹介求人の質が業界トップクラス
- 「AiDEM AGENT新卒」:中堅メーカー系の求人紹介に強みあり
書類選考免除など、就活エージェント経由で求人紹介を受けるメリットは多かったりします。
各サービスの詳しい詳細は、以下記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!
方法②:逆求人サイト経由のスカウト求人
学歴フィルターのない優良企業を見つけるには「多くの企業と出会う」ことが大切です。
そのため、企業からスカウトが受け取れる「逆求人サイトの活用」は必要不可欠!
以下3つの有名どころは、今すぐ導入しておきましょう。
おすすめ逆求人サイト
とくに「オファーボックス」は、「大手子会社」のスカウトが狙いやすいです。
下図のとおり、利用者全体の「31%」が大手企業(子会社含む)への就職を決めています。
また、下図のような「有名企業」のスカウトも狙えるサービスです。
「大学1年生・2年生の利用はできない」というデメリットはありますが…
それ以外の人であれば、確実に導入しておきたい逆求人サイトとなっています。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
方法③:大学主催の合同説明会
私自身、「大学主催の合同説明会」にも頻繁に参加していました。
大学主催の合同説明会に参加している企業=学歴フィルターはありません。
また、大学側が過去に学生を送り出している企業が集まります。
ポイント
- あまりにも離職率が高い企業は来ない
- 大学側である程度の企業審査はしている
- 大学と昔から付き合いのある優良企業も少なくない
上記のとおり、大学主催の合同説明会には「お宝求人」が眠っていることが多いです。
高い学費を支払っている以上、この辺りはうまく利用していきましょう!
【Q&A】学歴フィルターに関するよくある質問3選
では最後に、当ブログに多く寄せられる学歴フィルターに関する質問3つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問【3選】
- 学歴フィルターの多い業界は?
- 学歴フィルターのない大手企業は?
- 大学院生にも学歴フィルターは存在する?
質問①:学歴フィルターの多い業界は?
S氏(21歳)
学歴フィルターの多い業界はどこなのでしょうか?
できるだけ学歴フィルターは避けて就活をしたいと思っています。
結論、学歴フィルターの多い業界は以下のとおりです。
学歴フィルターの多い業界
- 有名企業 / 大手企業 / 総合商社
- コンサルティングファーム
- Webマーケティング会社
- Webサービス会社 / 大手IT
- 通信インフラ / 金融
上記のとおり、有名企業はもちろん総合商社やコンサル業界は学歴重視の採用で有名です。
もちろん、すべての企業が学歴フィルターを用いているわけではないですが、過去3年間の採用大学は確認しておくのがベストです。
質問②:学歴フィルターのない大手企業は?
N氏(22歳)
Fランでも入れる学歴フィルターのない大手企業はあるのでしょうか?
正直、大手企業はすべて学歴フィルターがあると思っています…
結論、学歴フィルターを用いていない大手企業は存在します。
大手企業20社
- 株式会社キーエンス
- レバレジーズ株式会社
- 株式会社リクルート
- 株式会社マイナビ
- パナソニック株式会社
- カゴメ株式会社
- 伊藤ハム株式会社
- フジッコ株式会社
- 株式会社ニトリ
- 株式会社良品計画
- アイリスオーヤマ株式会社
- アース製薬株式会社
- 住友林業株式会社
- 東急リバブル株式会社
- 株式会社一条工務店
- 富士ソフト株式会社
- リコージャパン株式会社
- JCOM株式会社
- 損害保険ジャパン株式会社
- 株式会社帝国バンク
上記20社は、名だたる大手企業の中でも、学歴フィルターのない大手企業です。
なお、各社の詳しい詳細は、「Fランからでも入れる大手企業20社」という記事で紹介しています!
ぜひ、気になる企業があれば合わせてチェックしてみてください!
質問③:大学院生にも学歴フィルターは存在する?
T氏(26歳)
大学院生にも学歴フィルターは存在するのでしょうか?
結論、大学院生にも学歴フィルターは存在します…
とくに、大学院生の理系学生は、学歴フィルターが多い傾向にあります。
理由は、高学歴の理系学生ほど、専門分野での習熟度が高いと考えられているためです。
そのため、大学院であっても学歴フィルターは存在するので注意しましょう!
【まとめ】学歴フィルター自体はずるくない
今回は、「学歴フィルターの存在はずるい?」という悩みを中心に紹介しました。
結論、私は以下3つの理由から「学歴フィルターはずるくない」と考えます。
ずるくない理由
- 採用コスト削減において合理的
- 学歴は実績として評価しやすい
- 優秀な学生を探す手間が省ける
企業側も「優秀なFラン学生の採用チャンス」を逃すリスクを負っているのも事実!
それでも効率重視の採用をおこないたい意図があります。
そのため、Fラン学生は「学歴フィルターを前提とした対策」をしていきましょう!
この辺りの「Fラン学生の就活対策」は、以下記事で詳しく紹介しているので合わせてチェックしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。