今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイト以外の実績がないFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月に東証プライム企業へ総合職入社
- 転職活動をきっかけに年収600万円達成
- 現在は年間30万人以上の読者が訪れる当ブログ運営中(実績:AbemaTVの就活特番生出演)
なお、株式会社i-plugの「25卒の新卒1年目の年収希望額調査」によると43.7%の学生が年収400万円以上を希望。
新卒1年目から年収400万円を希望する学生は年々増加しています。
そんな新卒1年目から年収400万円という数字ですが、実はかなりすごい額だったりします。
令和3年の国税庁の「給与階級別分布」によると、年収400万円台の割合は、労働者全体の15%。
そのため、新卒1年目から労働者全体の15%である年収400万円をもらっているのはかなり多いと言えます。
今回は、上記内容とは切り口を変えた、新卒の平均年収と比較した場合の年収400万円もらえるすごさを紹介。
また、年収400万円の生活レベルや新卒から年収400万円超えを狙える企業10社・入社するための就活対策もすべて公開!
そのため、新卒から年収400万円超えの優良企業に就職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】新卒で年収400万円が多くもらっている理由2選
多くもらっている理由
- 新卒の平均年収と比較して100万円以上多い
- 20代の年収中央値と比較して120万円ほど多い
①新卒1年目の平均年収は293万円
新卒1年目の平均年収 | ||
年齢 | 23歳(厚生労働省) | 23歳(doda) |
全体 | 292万円(賞与50万含む) | 294万円 |
男性 | 294万円(賞与50万含む) | 309万円 |
女性 | 290万円(賞与50万含む) | 281万円 |
上表は、「doda 平均年収ランキング」と「厚生労働省」のデータをまとめた表になります。
全体で見ると、新卒1年目の平均年収は293万円。
新卒1年目から年収400万円もらえた場合、世間一般の社会人1年目の平均より107万円多くもらえていることになります。
税金控除後
- 年収400万円=手取り26万2,500円(年間賞与50万円と仮定)
- 年収293万円=手取り20万2,500円(年間賞与50万円と仮定)
人によって控除額やボーナスに違いはありますが、だいたい6万円/月の差になると考えられます。
②20代の年収中央値は248万円から280万円
20代の年収の中央値
- 20代の年収(中央値:全体):248~280万円
- 20代の年収(中央値:男性):250~290万円
- 20代の年収(中央値:女性):246~271万円
上記は、「令和元年賃金構造基本統計調査」のデータを参考に算出。
20代全体の年収中央値は248万円〜280万円となりました。
上図の平均値550万円は、年収1000万円のDさんがいることで全体の年収を大きく押し上げています。
しかし、中央値450万円の考え方は、全体のBさん・Cさんを参考にするので、より実態に即した数字を算出できます。
20代の年収中央値248万円から280万円と年収400万円を比較しても最低120万円の差があります。
そのため、新卒1年目から年収400万円もらえているのはかなり多いと言えます。
と質問をいただくことも多いので、新卒1年目の平均年収と比較した生活レベルの違いも紹介していきますね。
新卒で年収400万円もらった場合の生活レベルをシミュレーション
支出項目 | 支出額(年収400万円の場合) | 支出額(年収293万円の場合) |
家賃 | 8万円/月 | 8万円/月 |
食費 | 3万5,000円/月 | 3万5,000円/月 |
光熱費・水道代 | 1万2,000円/月 | 1万2,000円/月 |
通信費 | 1万円/月 | 1万円/月 |
娯楽費 | 2万円/月 | 2万円/月 |
仕送り | 2万円/月 | 2万円/月 |
奨学金 | 1万7,000円/月 | 1万7,000円/月 |
余剰資金 | 6.6万円/月 | 8,500円/月 |
合計 | 26万円/月 | 20万2,500円/月 |
上表の通り、新卒1年目の平均年収293万円の場合、月の余剰資金は8,500円しか残りません…
しかし、年収400万円の手取り額26万円/月もらえる場合、約6.6万円/月の余剰資金が生まれます。
もちろん、ひとり暮らしでない方は、家賃や仕送りなどの支出を削れるため、より余裕のある生活も可能。
そのため、新卒1年目から年収400万円もらえると、大きな出費をしないかぎり、マイナスになることはないと言えます。
新卒1年目から年収400万円超えを狙える企業【10社】
順位 | 企業名 | 初任給 | 平均年収 |
1位 | 日本商業開発 | 50.0万円 | 1694万円(令和3年) |
2位 | ドリーム・インキュベーター | 46.0万円 | 1087万円(令和3年) |
3位 | 福音館書店 | 44.0万円 | 1200万円(平成28年) |
4位 | サイボウズ | 35.0万円 | 611万円(令和3年) |
5位 | aws(アマゾンウェブサービス) | 35.0万円 | 605万円〜1050万円(平成.jp調査) |
6位 | エリアリンク | 35.0万円 | 667万円(令和2年) |
7位 | サイバーエージェント | 34.0万円 | 817万円(令和3年) |
8位 | アドウェイズ | 33.0万円 | 609万円(令和3年) |
9位 | ランドビジネス | 32.0万円 | 1,100万円(平成30年) |
10位 | フューチャーアーキテクト | 32.0万円 | 794万円(令和3年) |
上表は、平均年収.jp「新卒年収初任給ランキング」をもとに、上位10社をまとめた表となります。
なお、ボーナスを除いた年収400万円達成に必要な金額は、33.3万円/月です。
そのため、上表であれば、上位7位までは確実に年収400万円超えを狙える企業。
とは言え、7位以降もボーナス額を含めれば新卒から年収400万円は十分に期待できる企業と言えます。
企業規模 | 男女計 | 男性 | 女性 |
大企業(従業員1,000人以上) | 21.3万円 | 21.5万円 | 20.9万円 |
中企業(従業員100人〜999人) | 20.8万円 | 21.1万円 | 20.5万円 |
小企業(従業員10人〜99人) | 20.3万円 | 20.6万円 | 20.1万円 |
上表の通り、大企業と小企業では、給与に1万円の差が存在。
仮に、ボーナスが大企業と小企業で同額の場合、年収ベースで12万円の差が生まれることになります。
※出典元:ユースフル労働統計2022
上図の通り、1,000人以上の規模の企業と10人〜99人規模の企業の生涯年収にも大きな差が生まれます。
もちろん、企業規模が小さくても年収の高い企業はありますが…
新卒1年目から年収400万円以上を狙う場合、企業規模もかなり重要になってくると言えます。
と思われる方も多いですが、しっかりと就活対策をおこなえば、年収400万円以上の優良企業に入社することは可能。
今回は、そんな新卒1年目から年収400万円以上の優良企業へ入社する方法も紹介していきますね。
新卒1年目から年収400万円以上の優良企業へ入社する方法【11選】
就活対策11選
- 大手就活エージェントを利用する
- 無料の就活情報サイトへ登録
- 自己分析を徹底的にやり込む
- 長期インターンシップへの参加
- グループディスカッションの練習実施
- 志望業界の絞り込み実施
- 企業研究の実施
- エントリーシート対策の実施
- 筆記試験対策の実施
- 面接対策の実施
- 無料の逆求人サイトを利用する
上記は、当ブログと東証プライム企業の人事担当者として合計7年以上、就活と向き合ってきた私の考える就活対策のすべてです。
昨今の就活は「売り手市場」ということもあり、内定獲得の難易度が下がっているのも事実。
正直、企業を選ばなければ、上記11つの就活対策をしなくても内定を獲得できます。
しかし、競合の多い高年収企業の内定獲得を目指す場合、就活対策なしで内定獲得するのは難しいのが現実…
そのため、高年収企業の内定獲得を目指すのであれば、確実に実践しておきたい就活対策となっています。
新卒から年収400万円を目指す就活生からよくある質問【4選】
当ブログに多く寄せられる質問
- 年収400万円は何年目で到達するのが普通でしょうか?
- 新卒で年収400万円は勝ち組でしょうか?
- 学歴関係なく入社できる高年収企業はあるのでしょうか?
- 女性で年収400万円達成するのはすごいのでしょうか?
①年収400万円は何年目で到達するのが普通でしょうか?
質問①
新卒から年収400万円もらえるのがすごいのは分かったのですが…
実際、年収400万円を達成するには何年くらいかかるのが普通なのでしょうか?
②新卒で年収400万円は勝ち組でしょうか?
質問②
新卒で年収400万円は勝ち組なのでしょうか?
繰り返しになりますが、新卒1年目から年収400万円もらえるのはすごいと言えます。
しかし、毎日残業三昧で年収400万円だった場合、勝ち組と言えるかは微妙…
時給換算すると1,000円/時間というケースも珍しくはないので注意してください。
③学歴関係なく入社できる高年収の企業はあるのでしょうか?
質問③
学歴関係なく入社できる高年収の企業はあるのでしょうか?
できるだけ早くからお金をためたいと思っています。
年度 | 平均年収(出典:キーエンスIR情報) |
2023年3月期 | 2,279万円 |
2022年3月期 | 2,183万円 |
2021年3月期 | 1,751万円 |
2020年3月期 | 1,839万円 |
2019年3月期 | 2,111万円 |
2018年3月期 | 2,089万円 |
2017年3月期 | 1,862万円 |
上表の通り、キーエンスの平均年収は日本企業の中でもトップクラス。
キーエンスの新卒の平均年収も700万円から800万円と言われており…
令和元年賃金構造基本統計調査による20代全体の平均年収248~280万円(中央値)を大きく上回っています。
なお、キーエンスは就職難易度は高いですが、学歴フィルターのない企業として有名です。
キーエンスの特徴は以下記事にまとめてるので、ぜひ興味のある方は合わせてチェックしてみてください。
④女性で年収400万円達成するのはすごいのでしょうか?
質問④
新卒から年収400万円もらえるのがすごいのは分かったのですが…
やっぱり、女性だとさらに年収400万円達成するのは難しくなるのでしょうか?
こちらも、doda調査によると女性の年収400万円達成の平均年齢は42歳。
そのため、30代までに年収400万円達成できる女性は、平均値で考えるとすごいと言えます。
【新卒で年収400万円は多い?】生活レベル含めた解説のまとめ
まとめ
- 新卒1年目の年収400万円は、新卒1年目の平均年収より107万円高い
- 新卒1年目の年収400万円は、手取りで比較すると6万円/月前後高い
上記の通り、新卒1年目の年収400万円は、新卒1年目の平均年収より100万円以上高いです。
そのため、新卒1年目から年収400万円もらうのはかなり珍しく、現実的には年収300万円前後に落ち着く人がほとんどかと…
ただし、新卒から年収400万円以上狙えるような優良企業の入社が、絶対不可能というわけではありません。
以下記事は、当ブログと東証プライム企業の人事担当者として合計7年以上、就活と向き合ってきた私の考える就活対策11つ。
ライバルの多い高年収企業も十分に狙える就活対策をすべて詰め込みました。
ぜひ、高年収の企業へ就職したいと考えている方は、合わせてチェックしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。