こんな悩みを解決できる記事を書きました。
当サイトでは、「誰も教えてくれない企業研究のやり方10ステップ」という記事があるのですが…
最初のステップで紹介しているのが「企業研究ノート」の作成です。
企業の情報を整理するのに必要不可欠な「企業研究ノート」!
今回は、そんな企業研究ノートの作り方を7ステップに分けて紹介していきます。
もちろん、「企業研究ノートのテンプレート」も用意したので参考にしてみてください!
企業研究ノートは「Googleドライブ」からダウンロードしてお使いください!
企業研究ノートとは?
『そもそも企業研究ノートってなんですか?』と思った人は多いと思います。
結論、「企業研究ノート」は、複数の企業情報をまとめたノートです。
こんな感じでして、各企業の情報をまとめたノートを指します。
次の章で、「企業研究ノートを作るメリット」を詳しく紹介しますが…
志望企業の情報が整理されて見やすくなるというメリットがあります!
そのため、企業研究において「企業研究ノートの作成」は必要不可欠な作業です。
企業研究ノートを作るメリット【5選】
企業研究のやり方を知る前に「企業研究ノートを作るメリット」について紹介しておきます。
メリットを知ることで、企業研究ノートを作る目的がクリアになるので、かならず確認しておきましょう。
企業研究ノートを作るメリット
メリット①:企業情報が整理できる
企業研究ノートを作る最大のメリットは「企業情報が整理できる」ことです。
- 企業の基本情報(設立年など)
- 業績(売上高・自己資本比率など)
- 採用情報(倍率・平均年収・福利厚生など)
上記のような情報を一つにまとめることで「企業研究ノート」は完成します。
一度作ってしまえば、いつでも見返すことができるのが「企業研究ノート」最大のメリットです!
メリット②:入社後のミスマッチが減る
企業研究ノートを作るメリット2つ目は「入社後のミスマッチが減る」です。
例えば、冒頭で紹介した「企業研究ノートのテンプレート」には、以下のような分析項目を設けています。
- 勤務時間
- 残業時間/月
- 年間休日数
- 有給取得平均
- 離職率
こういった項目を調べることで、『入社してから離職率が高いことを知りました…』のようなリスクを排除できます。
この辺りも「企業研究ノート」を作る大きなメリットです。
メリット③:第三者に意見をもらいやすい
企業研究ノートを作るメリット3つ目は「第三者に意見をもらいやすい」です。
例えば、キャリアセンターに行くと、『志望予定の企業はありますか?』とかならず聞かれます。
そのときに、「企業研究ノート」があればどうでしょうか?
間違いなく、キャリアセンターとの話がスムーズに進むはずです。
このように、第三者に意見をもらうときにも「企業研究ノート」は役立ちます。
メリット④:選考対策に役立つ
企業研究ノートを作るメリット4つ目は「選考対策に役立つ」です。
例えば、志望動機を作るときに「企業研究ノート」を参考にするケースがあります。
- 企業の主力事業は?
- 売上高の伸びが良い事業は?
- 企業が今後伸ばしていきたい事業は?
こういった情報が「企業研究ノート」に整理されていると、志望動機が作成しやすいのは間違いないです!
このように、「企業研究ノート」と「選考対策」はかなり密接に結びついています。
メリット⑤:転職活動に役立つ
企業研究ノートを作るメリットとして「転職活動に役立つ」ケースがあります。
『転職活動に役立つってどういうこと?』と思われた人が多いと思いますが…
学生時代に作った「企業研究ノート」は、転職活動にも流用できます。
- 学生時代はこんな企業に興味あったんだ!
- 企業研究ってどんな分析してたっけ?
- この企業ってなんで受けなかったんだろう?
こんな感じでして、転職するとなった場合に「学生時代の企業研究の振り返り」ができます。
もちろん、古い情報の更新は必要ですが…
私自身、学生時代に企業研究ノートを作っておいて良かったと感じた瞬間でした。
以上が、「企業研究ノートを作るメリット5つ」です!
企業研究ノートの作り方【7ステップ】
前置きが長くなりすみません…
ではさっそく、「企業研究ノートの作り方7ステップ」を紹介していきますね。
step.1
step.2
step.3
step.4
step.5
step.6
step.7
ちなみに、今回は、私が作成した「企業研究ノートのテンプレート」に沿って紹介していきます。
以下リンクからファイルをダウンロードしたうえで、読み進めてみてください。
企業研究ノートは「Googleドライブ」からダウンロードしてお使いください!
ステップ①:基本情報の入力
企業研究ノートを作るときには、以下6つの「基本情報」から入力していきましょう!
- 企業名
- 業種
- 本社所在地
- 設立年
- 代表者名
- 従業員数
上記6つは、「企業の公式サイト」にかならず載っているので、簡単に見つけられるはずです。
ちなみに、上記6つの情報が載っていない企業を志望するのはおすすめしません…
ステップ②:企業詳細の入力(1)
ステップ②では、以下4項目を入力していきましょう。
- 公式サイトURL
- 企業概要/沿革
- 企業理念
- 事業内容
「企業概要/沿革」あたりの入力に苦戦する人が多いですが…
「ChatGPT(AIツール)」を使えば一発で要約してくれるのでご安心ください!
〇〇株式会社の公式サイト(URL:〇〇〇〇)をもとに、企業概要と沿革をだいたい150文字くらいで要約して
上記内容をChatGPTに打ち込めば、どのような企業も簡単に要約してくれますよ!
ステップ③:企業詳細の入力(2)
ステップ③では、調査対象の企業が力を入れている項目を調べていきます。
- 従業員数(事業別)
- 主力事業
- 主力商品
上記3つの情報は、上場企業であれば「有価証券報告書」に載っています。
上場していない企業であれば「会社説明会」や「OB・OG訪問」経由で調査しましょう。
この辺りの情報をしっかり調べることで「志望動機に厚みを持たせる」ことができますよ。
ステップ④:業績の入力
ステップ④では、企業研究に必要不可欠な「企業の業績」を調べていきましょう。
- 売上高(全体/事業別)
- 営業利益
- 経常利益
- 当期純利益
- 借入金
- 現預金
- 自己資本比率
- 経常利益率
上記8つの情報も、上場企業であれば「有価証券報告書」に載っています。
上場していない企業の場合、載っていない項目は空白で問題ありません。
- 自己資本比率:総資産のうち返済義務のないお金の割合
- 経常利益率:売上に対する本当の儲けがどれだけ残るかの割合
こんな感じでして、「自己資本比率は40%以上・経常利益は約4%」が平均となっています。
この辺りを基準に『この企業は安定しているな!』くらいの理解度で見ておきましょう。
ステップ⑤:採用関連情報の入力(1)
ステップ⑤では、採用関連情報として以下6項目を調べていきます。
- 採用予定数
- 初任給
- 賞与
- 勤務地(海外転勤有無)
- 勤務時間
- 年間休日数
上記6つは、「企業のコーポレートサイト(募集要項)」に載っていることが多いです。
もし企業のコーポレートサイトに載っていない場合は「会社説明会」で確認しましょう。
ステップ⑥:採用関連情報の入力(2)
ステップ⑥についても「採用関連情報」の続きで以下8項目を調べていきましょう。
- 残業時間/月
- 有給取得平均
- 離職率
- 平均年齢
- 平均年収
- 求める人物像
- 募集職種
- 福利厚生
なお、この辺りの情報は、「企業のコーポレートサイト(募集要項)」に載っていないことが多いです…
探し方にはさまざまな方法が存在しますが、私は「就職四季報」でチェックしていました。
上記書籍は、情報の信頼性がかなり高いので、1冊持っておくと便利ですよ!
ステップ⑦:備考の入力
企業研究ノートの最後には、以下のような情報を「備考」として入力しましょう。
- あなたの企業に対する所感
- 調べるなかで分かった企業の魅力
- 社員口コミのなかで気になったこと
上記3つは、あくまで私が備考欄に入力していた項目です。
企業研究ノートを埋めていくなかで、気になる内容があればどんどん入力していきましょう!
以上7ステップに沿って「1社2時間くらい」を目安に企業研究ノートを作ってみてください。
私が企業研究ノートの作成に使っていた情報源【5つ】
ここまで企業研究ノートの作り方を7ステップに沿って紹介しましたが…
本章では、私が「企業研究ノートの作成に使っていた情報源5つ」を紹介します。
おすすめの情報源
情報源①:企業ホームページ
企業研究ノートの作成で始めにチェックすべきは「企業ホームページ」です。
私の場合は、以下3項目をかならず確認していました。
- 企業の新卒採用のページ(募集要項含む)
- 社員口コミが載っているページ
- 上場企業の場合は「IR情報」がまとめられたページ
この辺りをチェックしておけば、「企業の基本情報」はほとんど埋められるはずです。
情報源②:就職四季報
私が企業研究ノートを作るときに重宝したのが「就職四季報」という就活本です。
企業研究では、「有給休暇の取得率」や「年間休日」といった情報も拾う必要があります。
そういった情報を手っ取り早く集めることができるのが「就職四季報」です。
- 新卒3年後離職率
- 採用実績
- 有休取得状況
- 残業時間・待遇
- 最新の選考情報
- 採用人数
毎年、多くの書店で全面的に売り出されており、手元に置いている学生も多い書籍です。
電子書籍版もあるので、購入がまだの人は導入しておきましょう!
情報源③:マネックス証券(銘柄スカウター)
私が企業研究ノートを作るときに一番使っていたのが「マネックス証券の銘柄スカウター」です。
詳しい詳細は、「マネックス証券の銘柄スカウターとは?」という記事で紹介していますが…
下図のとおり、ボタンひとつで、各企業の業績を比較できるツールです!
銘柄スカウターの機能
- 企業情報や取扱商品の業績ニュースのまとめ
- 過去10年以上の業績をグラフ表示
- 企業の売上達成率などのグラフ表示
- 企業の成長率や短期業績トレンド・財務状況のまとめ
本来、投資家が使うツールなので、導入している学生はほとんどいません。
ただ、こういったツールを導入することで、企業研究の効率は一気に上がります。
登録手続きが少し手間ですが、無料で利用できるので活用してみてください。
【公式サイト】https://www.monex.co.jp/
情報源④:ユニスタイル
私が企業の選考情報を調べるときに使っていたのが「ユニスタイル」というサイトです。
詳しくは、「ユニスタイルの評判は?」という記事で紹介していますが…
- 約1,000社の大手ES・選考情報が無料で見放題
- 累計24万人が利用するオープンチャットが利用できる
- 2,500以上の就活対策コラムが読み放題
こんな感じでして、とくに「約1,000社以上のES・選考情報が見放題」なのが魅力です!
イメージしやすいように「三菱商事」を実際に受けた学生の選考レポートを載せておきますね!
もちろん、ユニスタイルで公開されている、上図のような情報はすべて無料です!
過去の選考情報を調べるうえで、確実に導入しておきたい就活サイトとなっています。
【公式サイトはこちら】https://unistyleinc.com/
情報源⑤:オープンワーク
最後に紹介するのは、大手社員口コミサイト「オープンワーク」です。
下図のとおり、各企業の分析グラフを見ることができます。
※出典元:OpenWork(レバレジーズ株式会社)
転職者向けのサービスではありますが、企業選びで口コミチェックは必要不可欠!
OB・OG訪問より手軽に情報収集できるので、かならず導入しておきましょう。
【公式サイトはこちら】https://www.openwork.jp/
企業研究ノートを作るときの注意点【3つ】
最後に、今回紹介した「企業研究ノートを作るときの注意点3つ」を紹介したいと思います。
意外とやってしまいがちな行動が多いので要チェックです!
注意点
注意点①:紙で作成しない
企業研究ノートは、人によって作成方法がさまざまです。
ただ、これから企業研究ノートを作ろうとしている人は「紙以外」で作成しましょう。
手書きのほうが「記憶に残りやすい」みたいな人もいますが…
企業研究した内容を暗記する必要はありません!
基本、スマホやタブレットからすぐ見返せるよう「Excel」や「numbers」で作るようにしましょう。
注意点②:時間をかけすぎない
企業研究ノートを作るときに注意すべきポイントに「時間をかけすぎない」があります。
詳しい詳細は「企業研究は意味がない?」という記事で紹介していますが…
企業研究ノートを作る中で、どうしてもわからない情報が出てきます。
そんなときは「空白」にしても問題ないので、だいたい「1社2時間くらい」を目安に取り組んでいきましょう。
注意点③:参考元はしっかり書く
企業研究ノートを作るときは、さまざまなサイトから情報を拾ってきます。
そのときに、「どのサイトから情報を拾ってきたのか」は明確にしておきましょう。
参考元を書くことで、企業研究ノートの情報更新が確実に楽になります。
めんどくさい作業なのは重々承知してますが、かならず実践しておきましょう。
【まとめ】企業研究ノートの作り方7ステップ
今回は、『企業研究ノートってどうやって作るの?』という悩みを中心に紹介しました。
step.1
step.2
step.3
step.4
step.5
step.6
step.7
上記のとおりでして、企業研究ノートの作り方は7ステップで完結します。
「企業研究ノートを作成するときに使っていた情報源5つ」で詳しく紹介しましたが…
以下5つの情報源を参考にしながら、企業研究ノートを作り上げていきましょう。
おすすめの情報源
- 企業ホームページ
- 就職四季報
- マネックス証券(銘柄スカウター)
- ユニスタイル
- オープンワーク
もちろん、私が作成した「企業研究ノートのテンプレート」も参考にしてみてくださいね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。