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- 社会人3年目の平均年収はどれくらい?
- 社会人3年目のボーナスはいくら?
- 社会人3年目が目指すべき年収ラインは?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私自身、「このままの収入で大丈夫だろうか?」と感じていたのが社会人3年目でした。
仕事が落ち着く一方、将来への不安が大きかったのを覚えています。
今回は、そんな「社会人3年目の年収(中央値含む)」を徹底調査しました。
また、東証プライムで働く私の「社会人3年目の年収・手取り・ボーナス」まで赤裸々に紹介します。
最後には、「社会人3年目が目指すべき年収ライン」も公開中!
ぜひ、周囲の社会人3年目の年収が気になる人は、参考にしてみてください。
社会人3年目の平均年収【一般企業】
ではさっそく、社会人3年目の平均年収にふれていきたいと思います。
なお、今回は、以下2つの視点で「社会人3年目の年収」を赤裸々にしていきます。
社会人3年目の平均年収
- 社会人3年目の平均年収は約360万円
- 社会人3年目の年収中央値は約350万円
社会人3年目の平均年収は?【結論:約360万円】
ではさっそく、社会人3年目の平均年収を紹介していきます。
なお、今回は「国税庁のデータ」と「dodaの公開データ」を参考に算出してみました。
社会人3年目の平均年収 | ||
年齢 | 25歳〜29歳(国税庁) | 25歳(doda) |
全体 | 394万円 | 358万円 |
男性 | 429万円 | 379万円 |
女性 | 353万円 | 339万円 |
上表の国税庁のデータは、正社員以外の年収も含まれています。
そのため、より実態に近いのは、doda調査の平均年収「358万円」です。

項目 | 金額 |
社会人3年目の平均月収 | 29.8万円 |
社会人3年目の平均手取り額 | 23.6万円 |
上表の平均月収は、年収358万円をシンプルに12ヶ月で割った数字です。
そのため、ボーナスが含まれていない点には注意してください。
平均手取り額については、以下の控除額を想定して計算しています。
- 健康保険:14,800円
- 厚生年金:27,300円
- 雇用保険:1,650円
- 所得税:5,900円
- 住民税:12,300円
この辺りは、人によって違いがあるので参考までにしてもらえればと思います。
以上が、一般的な社会人3年目の平均年収「358万円」です。
社会人3年目の年収中央値は?【結論:約350万円】
続けて、よりリアルに近い「社会人3年目の年収中央値」を調べてみました。
社会人4年目の平均年収(中央値) | |
年齢 | 25歳(doda) |
全体 | 350万円 |
男性 | 360万円 |
女性 | 320万円 |
年収の中央値は、年収を低い人から並べたときの「真ん中の人の金額」です。
高年収の人が押し上げる「平均年収」よりリアルな数字となっています。
そんな、社会人3年目の年収(中央値)は350万円!
平均年収358万円と大きな差はありませんでした。
なお、年収は「業界・業種」によって違いがあるのも事実…
ただ、一つの基準として、社会人3年目のリアルな年収は350万円前後と考えて良いと思います。
【実体験】東証プライム企業3年目の年収を大公開!
続けて、東証プライムで働く「私の社会人3年目の年収」にもふれておきます。
なお、私は、下表の企業に総合職として新卒入社しました。
私の勤め先企業 | |
上場区分 | 東証プライム企業 |
業界 | 通信業界 |
従業員数 | 3,000人超え |
資本金 | 3,500百万円 |
採用職群 | 総合職(全国転勤あり) |
役職 | なし |
平均残業時間 | 10.0時間前後(1分単位支給) |
年間休日 | 120日以上(土日祝日休み) |
年平均で計算すると、月10.0時間くらいの残業時間となっています。
東証プライム企業3年目の年収は?【結論:428万円】
さっそくですが、私の社会人3年目の平均年収は428万円でした。
冒頭でお伝えした、一般企業の社会人3年目の平均年収と比較すると70万円近く差があります。
なお、「東証プライム企業の年収中央値は?」という記事で詳しく紹介していますが…
上場区分 | 平均年収 |
東証プライム | 735万7,000円 |
東証グロース | 606万4,000円 |
東証スタンダード | 583万2,000円 |
名証 | 583万円 |
福証 | 522万3,000円 |
札証 | 496万3,000円 |
上表のとおり、上場企業の平均年収は、軒並み高水準です。
そのため、統計データだけを見ると、よくウワサされている「高い年収=上場企業」という構図であることは間違いありません。
東証プライム企業3年目の手取り額は?【結論:18.7万円】
続けて、私の社会人3年目の手取り額をまとめてみました。
執筆者の社会人3年目の給料情報 | ||
月 | 額面 | 手取り額 |
4月 | 239,877円 | 188,543円 |
5月 | 241,235円 | 190,502円 |
6月 | 243,540円 | 187,270円 |
7月 | 267,231円 | 210,240円 |
8月 | 249,238円 | 192,941円 |
9月 | 243,102円 | 187,043円 |
10月 | 240,463円 | 184,307円 |
11月 | 239,990円 | 180,201円 |
12月 | 235,459円 | 189,083円 |
1月 | 244,237円 | 184,285円 |
2月 | 237,913円 | 178,210円 |
3月 | 233,600円 | 173,851円 |
上表をまとめると、私の社会人3年目の平均手取り額は18.7万円でした!
私の企業は、ボーナス支給が多く、額面・手取り額はそこまで高くないです。
そのため、支給の安定性という意味では、そこまで安心できる年収水準ではありません。
東証プライム企業3年目のボーナスは?【結論:137万円】
そんな私の社会人3年目の「夏・冬のボーナス」についてもまとめてみました。
ボーナス情報 | ||
月 | 額面 | 手取り額 |
6月 | 626,500円 | 515,652円 |
12月 | 745,500円 | 638,554円 |
上表のとおり、私の年間ボーナス合計は137万2,000円・手取り額は115万4,206円でした。
なお、私の勤める企業では「前払い退職金」という制度が導入されています。
1回あたりのボーナスに「前払い退職金(55,000円/1回)」が含まれているので、実質のボーナスは135万円くらいです。
そのため、退職金がない分、ボーナスは「投資|NISA」に回すことが多かったりします。

項目 | 私の内訳 | 世間一般の水準 |
年収 | 428万円 | 359万円 |
手取り額 | 18.7万円 | 23.6万円 |
ボーナス | 137万2,000円 | データなし |
上表のとおり、私の年収は世間一般の水準よりは高い結果となっています。
ただし、ボーナスに依存した年収であり、支給の安定性という意味では、そこまで安心できる年収水準ではありません。
以上が、上場企業に勤める一般サラリーマンの年収水準です。
社会人3年目までに目指すべき年収は?【結論:400万円】
本章からは、「社会人3年目までに目指すべき年収は?」という部分にふれていきます。
なお、私の実体験もふまえると「年収400万円」が社会人3年目までに目指すべき年収ラインです。
今回は、この辺りの理由について、大きく3つの視点に分けて紹介していきます!
理由①:20代で年収400万円は高水準
昨今、ニュースで平均年収500万円みたいな報道が流れてくると思います。
ただし、中央値で見た場合、「一般サラリーマンの平均年収」はそこまで高くありません。
年齢別の平均年収(中央値) | |
年齢 | 平均年収(中央値) |
全体 | 380万円 |
20代 | 345万円 |
30代 | 400万円 |
40代 | 450万円 |
50代以上 | 500万円 |
上表のとおり、年代関係ない一般サラリーマンの平均年収は380万円です!
また、年収400万円の到達ラインは30代となっています。
ただし、昨今は大手中心ではありますが「各企業が賃上げ」傾向です。
「物価高」が進んでいることも考えると、「年収400万円」を一つのラインとして設定するのが良いと考えます。
理由②:生活がギリギリ安定するライン
続けて、年収400万円は「生活がギリギリ安定するライン」という理由もあります。
正直、賛否両論はあると思いますが、私が一人暮らしにかかる費用は「21万円前後」でした。
項目 | 費用 |
家賃 | 80,000円 |
食費 | 50,000円 |
水道光熱 | 12,000円 |
通信費 | 10,000円 |
娯楽費 | 20,000円 |
仕送り | 20,000円 |
奨学金 | 17,000円 |
合計 | 209,000円 |
社会人3年目が目指すべきラインの年収400万円の場合、手取り額は21万円前後!
一人暮らしであっても「ギリギリ生活できるライン」となっています。
なお、年収300以下になると「都内での生活」は不可能なレベルです。
理由③:30代前半で年収500万円に届きやすい
最後に、30代前半で年収500万円に届きやすいという理由もあります。
詳しくは、「サラリーマンの年収の上がり方は?」という記事で紹介していますが…
20代後半・30代前半の昇給が上がるスピードは下表のとおりです。
年代 | 平均昇給額(年間) | 想定年収 |
25-29歳 | 86,784円 | 440万円前後(29歳時点) |
30-34歳 | 61,776円 | 480万円前後(34歳時点) |
上表は、厚生労働省による「令和5年賃金引上げ等の実態に関する調査」結果となります。
大卒の新卒入社であれば、25歳なので30代前半である34歳の到達期間は9年です。
年間の平均昇給額で考えた場合、34歳で年収500万円が見えてきます。
以上が、私が社会人3年目に年収400万円を目指すべきラインとした理由です!
社会人3年目で300万円以下の人が見るべきポイント【3選】
本サイトでは、多くの人から「年収300万円以下はやばいの?」という質問をいただきます。
結論、社会人3年目で年収300万円以下の場合は、「転職検討ライン」です。
ただし、転職を検討する前に、以下3つのポイントは確認しておきましょう。
年収350万円以下の人が見るべきポイント
- 勤めている業種の平均年収
- 企業規模別の平均年収
- 勤めている企業の給与テーブル
ポイント①:勤めている業種の平均年収
まず始めに、「勤めている業種の平均年収」は確認しておきましょう。
下表は、「dodaの公開データ」を参考にした「業種別の平均年収」です。
業種 | 平均年収(男女計) |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 775万円 |
金融・保険業 | 652万円 |
情報通信業 | 627万円 |
学術研究・専門・技術サービス業など | 547万円 |
製造業 | 529万円 |
複合サービス事業 | 504万円 |
建設業 | 496万円 |
不動産業・物品賃貸業 | 486万円 |
運輸業・郵便業 | 461万円 |
卸売業・小売業 | 414万円 |
サービス業 | 389万円 |
医療・福祉 | 385万円 |
農林水産・鉱業 | 343万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 264万円 |
例えば、インフラ系の企業とサービス業では、400万円近くの年収差があります。
基本、企業の年収は「業界・業種平均」をもとに決められるので、あなたの勤める業界・業種の平均年収が低い場合は、社会人3年目の転職を視野に入れるべきです。
残念ながら、働く業界・業種が低いと、大幅な年収アップは望めません…
ポイント②:企業規模別の平均年収
続けて「企業規模別の平均年収」も確認しておきましょう。
下表も「dodaの公開データ」を参考にした「企業規模別の平均年収」です。
企業規模 | 平均年収 |
資本金10億円以上(大企業) | 536万円 |
資本金1億円以上10億円未満 | 456万円 |
資本金5,000万円以上1億円未満 | 428万円 |
資本金2,000万円以上5,000万円未満 | 412万円 |
資本金1,000万円以上2,000万円未満 | 399万円 |
資本金1,000万円未満 | 366万円 |
基本、企業規模が大きくなるにつれて、平均年収の水準は高くなります。
つまり、企業規模が大きい場合、年収アップの余力を残している可能性が高いです。
逆に、企業規模が小さい場合は、ベンチャー気質の企業でないかぎり、年収の大幅アップは見込めないと判断できます。
ポイント③:勤めている企業の給与テーブル
最後に確認してほしいポイントが「勤めている企業の給与テーブル」です。
正直、ここが低ければ「転職一択」と考えて問題ありません。
私自身、給与テーブルの改定業務に携わったことがありますが…
- 企業は一度上げた賃金を下げるのが難しい
- 全員一律1万円の賃上げでも経費負担は大きい
上記のとおり、賃上げのハードルはかなり高いです。
そのため、そもそもの給与テーブルが低い場合は、「転職一択」と言えます。
【実体験】社会人3年目におすすめの転職サービス3つ
最後にはなりますが、「社会人3年目におすすめの転職サービス」についてもふれておきます。
結論、私がおすすめする転職サイトは、以下の王道サービス3つです。
おすすめ転職サービス
- 「リクナビNEXT
」:業界最大手の転職求人サイト
- 「リクルートエージェント」:業界最大手の転職エージェント
- 「アサイン」:20代特化のハイクラスエージェントサービス
正直にお伝えすると、私は上記3サービスしか使ったことがありません。
各サービスのおすすめポイント含め、実体験を交えつつ紹介していきますね!
リクナビNEXT(王道の求人サイト)
まず始めに、「リクナビNEXT」は確実に導入しておきたいサービスです。
下表のとおり、求人サイトの中でも「取扱い求人数」で圧倒しています。
求人サイトによって取扱求人に違いはあるので、上記3サイトに登録しても良いと思います。
ただし、登録するサイトが多くなると「届くメールが増える」のも事実!
私自身、「doda」経由のメールがかなり多く、すぐに解約した経験があります。
であれば、取扱求人が多い、業界最大手の「リクナビNEXT」へ登録するのが最適解です!
最初のうちは、「どんな求人があるのかな?」くらいの温度感で使用しましょう。
【公式サイトはこちら】https://next.rikunabi.com/
リクルートエージェント(王道のエージェント)
続けて紹介するのは、地上波のCMで認知度が高い「リクルートエージェント」です。
詳しくは、「リクルートエージェントとは?」という記事で紹介していますが…
サービス名 | リクルートエージェント | マイナビエージェント | doda |
会員数 | 約143万人 | 非公開 | 約840万人 |
求人数 | 89万社以上 | 6万社以上 | 27万社以上 |
求人エリア | 全国エリア | 全国エリア | 全国エリア |
年収レンジ | 300万から600万 | 300万から500万 | 300万から500万 |
得意ジャンル | 全方位型(営業・IT系に強い) | 全方位型(未経験に強い) | 全方位型(未経験に強い) |
支援スピード | 平均1ヶ月から3ヶ月 | 平均2ヶ月から3ヶ月 | 平均1ヶ月から3ヶ月 |
面談場所 | 全国16拠点 | 全国9拠点 | 全国10拠点 |
オンライン可否 | ○ | ○ | ○ |
オファー機能 | ○ | ○ | ○ |
上表のとおり、大手エージェントサービスの中でも「取り扱い求人数」が圧倒的です。
また、以下3つの視点から、エージェントサービスの利用が初めての人におすすめしています。
おすすめの理由
- 業界最大手という安心感
- 求人の質が高い(未経験求人少なめ)
- 対面での面談範囲が広い
やはり、「リクナビNEXT」と同じく、初めてのエージェントサービスであれば、業界最大手を使っておくのが最適解です。
ほかサービスに比べ、未経験求人が少ないので「求人の質が高い」のもポイントの一つ!
業界最大手なだけあり、求人の押し売りがなかったのもおすすめしたい理由の一つです。
【公式サイトはこちら】https://www.r-agent.com/
アサイン(ハイクラスエージェント)
最後に紹介するのは「アサイン」というハイクラスエージェントです。
サービス名 | アサイン | リクルートエージェント |
会員数 | 約47万人 | 約143万人 |
求人数 | 非公開 | 89万社以上 |
求人エリア | 関東・関西中心 | 全国エリア |
年収レンジ | 500万円から800万円 | 300万から600万 |
得意ジャンル | 全方位型(コンサル・IT系に強い) | 全方位型(営業・IT系に強い) |
支援スピード | 非公開 | 平均1ヶ月から3ヶ月 |
面談場所 | - | 全国16拠点 |
オンライン可否 | ○ | ○ |
上表のとおり、「会員数」や「求人数」は、リクルートエージェントに劣ります。
ただし、20代特化のハイクラス求人を取り扱っているのが「アサイン」の特徴です。
詳しくは、「アサインを利用して感じた本音とは?」という記事で紹介していますが…
アサインの魅力
- 年収レンジの高い求人が多い
- 知名度の高い大手求人が豊富
- 職務経歴書を一緒に作ってくれる
上記3つは、私がアサインを利用して感じた3つの魅力です。
35歳以上のサポートはしていない反面、それ以外の人であれば、実績関係なく誰でも利用できます!
リクルートエージェントと違い、「自分の実績・経験でハイクラス求人は狙えるのかな?」という判断に使えるのが「アサイン」をおすすめする理由です。
【公式サイトはこちら】https://assign-inc.com/
まとめ|社会人3年目の平均年収は約360万円
今回は、「社会人3年目の平均年収は?」という悩みを中心に紹介しました。
色々書きましたが、結論は、冒頭でお伝えしたとおりです。
社会人3年目の平均年収
- 社会人3年目の平均年収は約360万円
- 社会人3年目の年収中央値は約350万円
正直、社会人3年目であれば「年収中央値の350万円」はもらっておきたいところです。
また、このあたりを「転職すべきか否か」の基準にしても良いと思います。
おすすめ転職サービス
- 「リクナビNEXT
」:業界最大手の転職求人サイト
- 「リクルートエージェント」:業界最大手の転職エージェント
- 「アサイン」:20代特化のハイクラスエージェントサービス
上記3サービスは、私が実体験ベースで語れるおすすめの転職サービスです。
王道ではありますが、初めて転職サイトを利用するのであれば間違いありません。
ぜひ、今の年収に少しでも不満があれば気軽に相談してみてください!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。