

当記事をご覧いただいてる方は、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
最近では、簿記3級の範囲が改定され「難易度が高くなった、、」「難しすぎる、、」といった声も多く見受けられるようになりました。
事実、簿記3級の直近の合格率は28.9%となっており、簡単な資格と言える合格率ではなくなっています。
なお、私の会社の同僚(明治大学出身)が、直近の簿記3級試験に臨み、見事に撃沈してました!
今回は、そんな簿記3級が難しいと感じる理由4つを深掘りしていきます!
本記事の内容
- 簿記3級が難しいのか合格率と偏差値をもとに徹底解説!
- 実際に簿記3級を受験した私が簿記3級を難しいと感じた理由4つを紹介!
- 独学で簿記3級の資格取得を1ヶ月でおこなうための方法を体験をもとに紹介!
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簿記3級が難しいのか合格率と偏差値もとに徹底解説!
偏差値から見る簿記3級の難易度を紹介!
まず始めに、資格の取り方のサイト掲載の偏差値を参考に、簿記3級が難しいのか解説します!
結論、簿記3級の偏差値は「45(簡単)」となっており、比較的簡単な部類の資格と言われています。
なお、簿記2級の偏差値は「58(普通)」簿記1級は「67(難関)」とされています。
偏差値「50」が普通レベルなので、偏差値だけをみると、簿記3級は比較的取得しやすい資格と言えます。
直近5回分の合格率からみる簿記3級の難易度を紹介!
続いて、簿記3級の直近5回分の合格率をもとに簿記3級が難しいのか解説します!
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第158回(2021年6月13日) | 58,070名 | 49,313名 | 14,252名 | 28.9% |
第157回(2021年2月28日) | 70,748名 | 59,747名 | 40,129名 | 67.2% |
第156回(2020年11月15日) | 77,064名 | 64,655名 | 30,654名 | 47.4% |
第154回(2020年2月23日) | 100,690名 | 76,896名 | 37,744名 | 49.1% |
第153回(2019年11月17日) | 99,820名 | 80,130名 | 34,519名 | 43.1% |
引用元:日本商工会議所
上表の合格率を見ていただけるとわかる通り、直近の合格率は28.6%と非常に低い水準となっています。
なお、各回ごとに合格率にばらつきがある理由は、簿記3級が絶対評価であることが原因です。
簿記3級では、100点満点中70点以上で合格とされており、70点以下だった場合は、容赦無く不合格になります。
そのため、問題が簡単な場合は、合格率も高くなり、問題が難しければ、合格率も低くなってしまいます。
結果、各回ごとに合格率にばらつきがでています。
なお、簿記3級の過去5回分の平均合格率は「47.1%」と受験者に対して半分は不合格となる数字です。
なので、偏差値に惑わされがちですが、合格率を見る限り、簡単という言葉に惑わされて勉強しないと、痛い目を見る資格となっています。
私が簿記3級の資格取得が難しいと感じる理由4選を紹介!
ここでは、第146回(合格率:50.3%)に簿記3級を取得した私が、最近の簿記3級が難しいと感じる理由4つを紹介します。
なお、本記事を書いている私が日商簿記3級を取得した証明として、「合格証書」を載せておきます。
出題範囲が変更になることが多い!
引用元:資格の学校TAC
上表の通り、簿記3級が難しいと感じる理由1つ目は「出題範囲が変更になることが多い」です。
大きな改定として、2019年に「株式会社の会計処理に関する論点やビジネスシーンにおける新しい論点」が追加されました。
結果、簿記2級の範囲であった法人税や消費税などの税金に関する論点が追加され、簿記3級の難易度が上がっていると感じました。
ただ、出題範囲の改定により、新たに面倒な論点が増えた一方で、同等レベル(有価証券)の面倒な論点がなくなりました。
なので、結果として、そこまで難易度が変わっておらず、合格率の変動がなかったのも事実としてあります。
暗記だけで合格することが困難なため!
簿記3級が難しいと感じた理由2つ目は「暗記だけで合格することが困難なため」です。
簿記3級の試験では、出題が四択一式ではなく、商業簿記の仕分けや精算表作成(穴埋め)となっています。
そのため、用語の暗記だけでなく、電卓を用いた計算が必要なため、ただ過去問を暗記するだけで合格することは不可能です。
以上のことから、私個人的に簿記3級は難しいと感じました。
不慣れな用語を覚える必要があるため!
簿記3級が難しいと感じた理由3つ目は「不慣れな用語を覚える必要があるため」です。
なお、「用語」というのは、大学で学ぶような高度な専門分野の用語ではありません。
ただし、社会人になってから触れることが多くなる「売掛金」や「当座預金」などの用語を覚える必要があります。
また、不慣れな用語に加え、「売上割引」や「売上割戻」といった似たような用語もあり、苦戦する方が続出しています。
私自身、簿記3級の用語については、何度もテキストを読み返しながら覚えました。
試験時間が短すぎるため!
簿記3級が難しいと感じた理由4つ目は「試験時間が短すぎるため」です。
現在、簿記3級は、「筆記試験(統一試験方式)」に加え、「ネット試験(CBT方式)」が登場しました。
それにより、ネット試験・統一試験どちらも試験時間が短くなった(2時間→1時間)ことで、簿記3級の難易度が上がったという声が多く見受けられます。
なお、直近の第158回の簿記3級では、以下のような口コミも寄せられています!
受験生の評判(男性)
簿記3級の今回の合格率リアルに20%ぐらいと予想。
・メモ用紙の改悪→1番酷い
・時間が半減したのに問題量は以前の70%程。
・時間と難易度のバランスの悪さ
これは次回から修正入れないと駄目なレベルだと思う。#簿記3級
— たくぼー (@vkGbeirvqlWN0NW) June 13, 2021
以上のことから、短い時間で正確に解答が出せるよう、練習を積んで試験に臨まなければ、簿記3級の取得は難しくなりました。
独学で簿記3級の資格取得を1ヶ月以内におこなうための方法!
ここまで、簿記3級が難しすぎると感じる理由について、解説してきましたが、それでも簿記3級を合格したいという方も多いと思います。
なので、ここでは、私が簿記3級を1ヶ月で取得した勉強方法を紹介します。
なお、簿記3級は、合格率が50%前後ということもあり、「最適なテキスト選びと簿記講座の利用による100時間の勉強」が必要な資格でもあります。
そのため、「私が簿記3級を1ヶ月で取得したときの勉強法」で紹介してますが、これくらいの勉強量は必要になります。
期間(5月の1ヶ月と仮定) | 1日の勉強時間 | TODO |
5月1日〜5月5日 | 約3時間 / 1日 | スタディングの講義19本を閲覧!/デジタルテキスト書き込み |
5月5日〜12日 | 約4時間/1日 | スタディングの「実践力アップテスト」「模擬検定試験」受講 |
5月13日〜17日 | 約4時間/1日 | スタディングの「実践力アップテスト」「模擬検定試験」で間違った問題復習 |
5月17日〜31日 | 約4時間/1日 | 残りの期間は、全て「よくわかる簿記シリーズの過去問題集」を解く! |
上表の「スタディング」については、「スタディングの簿記3級の評判・口コミ」の記事でも解説している通り、「簿記3級の合格コースが3,850円」の破格の値段で提供されているオンライン学習サービスになります。
正直、独学で勉強をする場合と値段に大差がないので、スキマ時間にも勉強できる「スタディング導入」は必須と言えます!
なお、最後の2週間は、TAC公式教材の「よくわかる簿記シリーズの過去問題集」をひたすら解いてください。
恐らく、わからない部分もでてくると思いますが、その都度、「スタディング」で解説を見ながら、本番の問題レベルに慣れていきましょう。
簿記3級は、基本的に、過去問題集で80点以上取れれば合格が見えてきます。
「スタディング」と「よくわかる簿記シリーズ」については、以下に載せておきますので、1ヶ月で簿記3級を目指したい方は、利用してみてください!
簿記3級を取得することが難しいと感じる理由4選のまとめ!
いかがでしたか?
簿記3級の資格は比較的簡単な資格と言われてますが、直近の合格率は28.6%と非常に低い水準となっています。
また、以下のような理由から簿記3級の取得は難しいと感じる方も多いはずです。
簿記3級が難しいと感じる理由4選
- 出題範囲が変更になることが多い
- 暗記だけで合格することが困難なため
- 不慣れな用語を覚える必要があるため
- 試験時間が短すぎるため
ですが、「簿記3級は取得しても意味ないの?」の記事で解説してる通り、簿記3級は、汎用性の高いコスパ最強の資格です。
是非、以下記事を参考にしながら、諦めずに簿記3級の資格取得に挑戦してみてください。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。