読者の悩み
- 社会人が簿記3級を取得するのに必要な期間はどれくらいでしょうか?
- 社会人が簿記3級を1ヶ月前から取り組んでも合格は難しいのでしょうか?
- 簿記3級の試験当日に注意しておくことなどはありますか?
今回は、上記の悩みに対して、数字が苦手な私が、独学1ヶ月で簿記3級に合格したときの勉強法を中心に紹介します。
なお、簿記3級は、「社会人1年目におすすめの資格5選」でも解説している通り、コストパフォーマンスが非常に良い資格です。
そして、簿記3級は、社会人の方でも、スキマ時間を上手く活用した勉強をすれば、1ヶ月での合格も十分目指せます。
是非、「社会人だと簿記3級はどれくらいの勉強時間がかかるのか知りたい方」や「簿記3級を効率的に合格するための勉強法が知りたい方」は、最後まで読んでみてください!

社会人が簿記3級を取得するための勉強時間を解説!
まず始めに、世間一般の簿記3級の取得に必要な時間をTAC講師3名の方に確認してみました。
結果、世間一般の簿記3級の取得するために費やす「勉強時間は約70時間」とのことでした。
なお、受験生の多くは、「簿記3級の取得に2ヶ月かける方(1時間/1日)」か「簿記3級の取得に1ヶ月かける方(2時間/1日)」の2パターンがもっとも多いとのことでした。
世間一般の簿記3級の勉強時間の目安
- 世間一般の簿記3級の取得に必要な時間は、約70時間!
- 簿記3級の取得に2ヶ月かける場合は、1日1時間の勉強!
- 簿記3級の取得に1ヶ月で挑む場合は、1日2時間の勉強!
とは言え、私個人的な感想としては、簿記3級の取得は、約100時間くらいの勉強時間を費やすべきだと思います。
なぜならば、約70時間という勉強時間は、予備校(TAC)に通っている人の平均勉強時間を指しているからです。
そのため、まったく会計知識のない方が、簿記3級に挑む場合は、約100時間(1日1.5時間/2ヶ月)は見積もっておくべきです。
なお、会計知識のない私が、簿記3級の取得にかかった時間は、約100時間となっており、合格時の点数は83点でした。
補足ですが、簿記3級の第158回(2021年6月13日開催)の合格率は28.9%です。
つまり、10人に7人は落ちる計算なので、簿記3級だからといって舐めてかかると痛い目に会う可能性大かと。
簿記3級に1ヶ月で合格を目指す場合の勉強法を紹介!

こう思われた方も多いと思いますが、結論、1日3.5時間の勉強ができれば合格は可能です。
ただし、社会人の方が、1日4時間の勉強時間を確保するには、スキマ時間の活用は必須となります。
なので、「私が社会人1年目のときに簿記3級を1ヶ月で取得したときの勉強法」を紹介します!
期間(5月の1ヶ月と仮定) | 1日の勉強時間 | TODO |
5月1日〜5月5日 | 約3時間 / 1日 | スタディングの講義19本を閲覧!/デジタルテキスト書き込み |
5月5日〜12日 | 約4時間/1日 | スタディングの「実践力アップテスト」「模擬検定試験」受講 |
5月13日〜17日 | 約4時間/1日 | スタディングの「実践力アップテスト」「模擬検定試験」で間違った問題復習 |
5月17日〜31日 | 約4時間/1日 | 残りの期間は、全て「よくわかる簿記シリーズの過去問題集」を解く! |

スタディングの簿記講義19本を閲覧!
まずは、簿記3級を1ヶ月で目指すのであれば、オンライン学習サービス「スタディング」の利用は必須です!
「スタディング」は、「スタディングの簿記3級の評判・口コミ」の記事でも解説している通り、「簿記3級の合格コースが3,850円」と破格の値段で提供されているオンライン学習サービスになります。
正直、豊富な問題集や講師の講義動画だけでなく、Webテキストも収録されているので、公式テキスト購入より断然お得です。
なお、最初の5日間は、「スタディング」の講義動画を見ながら、Webテキストに書き込んで、簿記3級の全体像を把握していきましょう!
スタディングの「実践力アップテスト」「模擬検定試験」受講
続いて、ある程度、簿記3級の全体感が把握できた段階で「スタディング」収録の問題集を解いていきます。
なお、始めのうちは、清算表など、借方と貸方の計算が全く合わないと思いますが、理解できるまでWebテキストや講義動画を振り返りながら、13日間かけて学習を進めます。
すると、仕分けの仕組みや用語の理解が深まってくるので、その段階で次に進みます。
「よくわかる簿記シリーズの過去問題集」を解く!
最後は、残り15日間を全て、過去問題集の読解に費やします。
恐らく、わからない部分もでてくると思いますが、その都度、「スタディング」で解説を見ながら、本番の問題レベルに慣れていきましょう。
なお、私の経験上、簿記3級は、基本的に、過去問題集で80点以上取れれば合格が可能です。
始めのうちは、専門用語も多く、計算が合わず挫折しそうになると思いますが、解き続けていきましょう!
【番外編】簿記3級の試験当日の雰囲気と流れについて解説!
ここでは、簿記3級を受けた私の当日の試験雰囲気や試験後について紹介します。
是非、簿記3級受験の参考情報の一つとしてもらえればと思います。
受験場所について
私は、大阪商工会議所のホームページより申し込み、「近畿大学」のキャンパスで試験を受けました。

注意点
- 区・沿線の指定ができない
- 申し込み後の受験場所の変更はできない
つまり、受験者の住所を考慮した試験会場の指定はできないということです。
大阪市内では、十数カ所の試験会場がありますが、あなたの都道府県にある各試験会場は、事前に確認しておきましょう。
なお、基本は、受験者の住所から最も近い距離の受験会場になるように配慮されているようです。
受験当日の雰囲気について
受験当日ですが、私は、受験開始の30分前に試験会場につきました。
試験会場では、黒板に受験番号が書かれているので、そこで席次を確認して着席します。
なお、私が試験を受けたときは、30分前にもかかわらず、クラス全体の3分の2は席が埋まっていました。
雰囲気としては、先ほど紹介した「よくわかる簿記シリーズの過去問題集」を読んでいる方が多かったと思います。
また、受験生の年齢層は、大学生から会社員まで幅広く、少なからず主婦の方もいたと思います。
試験後について
日商簿記3級の試験時間は「120分」となり、私は、120分フルに時間を使い切りました。
開始の30分後には、退出が自由にできたと思いますが、開始30分で解き終えている人は、ほとんどいなかった印象です。
また、受験をした感想としては、開始30分で解ける問題量ではないので、退出した人は、諦めた人がほとんどなのではないかと感じます。
なお、受験で使用した問題は、持ち帰りOKなので、ネットで日商簿記3級の解答速報を確認して自己採点が可能です。

注意点
- 試験直後の解答速報は誤っている可能性がある。
- 試験時間中に問題集へ解答を書き込む必要がある。
試験時間は、見直しも含めると意外と時間が少ないので、注意してください。
【1ヶ月は無理?】社会人が簿記3級の取得に必要な勉強時間のまとめ!
いかかでしたか?
今回は、社会人が簿記3級を取得するのに必要な勉強時間を解説しました。
結論、世間一般の簿記3級の取得に必要な勉強時間は「約70時間」とのことでした。
世間一般の簿記3級の勉強時間の目安
- 世間一般の簿記3級の取得に必要な時間は、約70時間!
- 簿記3級の取得に2ヶ月かける場合は、1日1時間の勉強!
- 簿記3級の取得に1ヶ月で挑む場合は、1日2時間の勉強!
とは言え、私個人的な感想としては、最低でも約100時間くらいの勉強時間を費やすべきです。
なお、「100時間の勉強が必要なら、独学1ヶ月で簿記3級を取得するのは無理だ!」と思われる方も多いと思いますが、スキマ時間を活用すれば、十分合格できる資格です。
是非、社会人の方で簿記3級取得を考えている方は、今回紹介した「スタディング」を活用しながら簿記3級の資格取得に挑戦してみてください!
あなたが簿記3級の合格できることを心の底から祈っています。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。