今回は、上記悩みに対して、元人事の私が、「就活で必須の志望動機の書き方」を紹介します。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
ぜひ、志望動機の書き方に悩まれている方は参考にしてみてください。
就活で志望動機を必ず聞く企業の目的とは?
企業側が志望動機を聞いてくる目的
- 自社への入社意欲の高さ
- 就活生の将来のビジョンを知るため
- 就活生が企業分析をしっかりできているか
上記の中でも「自社への入社意欲の高さ」と「就活生の将来のビジョンを知るため」は、企業側が志望動機を聞いてくる大きな目的と言われています。
企業側としては、志望動機を聞いて「なぜその会社でなければならないのか?」や「入社後にどのようなことがしたいと考えているのか?」など確認し、学生と企業側のミスマッチをできるだけ減らそうと考えています。
なお、「indeedの新卒1人あたりの採用コスト」によると、新卒の採用から育成までにかかる費用は、1人あたり72.6万円はかかると言われています。
そのため、早期退職されると会社として大きな損失につながるので、志望動機を企業は必ず聞くようにしています。
面接で志望動機を話す時は「自分の言葉で語る」ことが大切
人事担当者として、何百枚と志望動機を見てきましたが、よく書けている志望動機には、明確な”軸”がありました。
そして、志望動機に”軸”があるということは、自分が行きたいと思っている会社に愛着があるということです。
逆に、志望動機で落とされる学生は「自分のモノサシでその会社を見れていない」可能性が高いです。
なお、繰り返しになりますが、志望動機で大切なことは「志望動機は自分の言葉で語ること」です。
経験上、自分の言葉で志望動機を語れない方は、「先輩や世間のモノサシ」に大きな影響を受けていることが多いです。
なので、先輩の志望動機などを真似て書いている方は、自己分析のフェーズに立ち返ってみましょう。
なお、自己分析のやり方が分からない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
自己分析のやり方を5ステップで元人事視点も交えて解説しています。
志望動機の書き方を元人事が徹底解説
志望動機で必ず記載すべきこと3選
- なぜその業界を志望したのかを必ず記載する。
- なぜその業界の中でもその会社でないといけないのかを明確に記載する。
- あなたの就活に対する軸と企業側の軸が一致していると思う理由を記載する。
①なぜその業界を志望したのか明確にする!
まず始めに、志望動機を書く際は、なぜその業界を志望したのか明確にすることが必須です。
例①
なんとなく通信業界は伸びてきていると感じた。
例②
5Gなどの通信技術の発展に伴い、国民全員のライフスタイルがより良いものに変化している通信業界で、自分もその技術の一端を担いたいと思ったから。
恐らく、後者と答える方が大半かと思います。
なお、少し厳しい意見をお伝えすると「なんとなく」で志望している企業があるのであれば、今すぐ選考を辞退することをおすすめします。
あなたの将来の大切な時間を「何となく志望している業界」では、決して使わないでください。
②なぜその会社でないといけないか明確にする!
なぜ、その会社でないといけないのかを明確にすることも、志望動機を書くうえで非常に大切です。
なお、私が、志望動機を書くうえで、よくやっていたのは、その会社のホームページに載っている「商品」を徹底的に読み込むことです。
そして、自分のやりたいこととマッチしている商品か見極めていました。
また、ホームページを読んでも内容がよくわからないときは、会社の商品ページが載っている問い合わせ先に、質問をしていました。
そもそも、企業が志望動機を質問する目的でもお伝えした「なぜその会社でないといけないのか?」は、企業側と学生側のミスマッチを防ぐためにも大切です。
是非、上記ポイントを参考に「なぜ、その会社でなければなければならないのか?」を明確にしてみてください。
③あなたの軸と企業側の軸が一致していることを明確にする!
最後に、志望動機を書くうえで大切なことは「あなたの就活に対する軸と企業側の軸が一致していることを明確にする」です。
なお、ここを明確にするには「あなたが企業を選ぶうえで最も重要視していること」を考える必要があります。
私の場合は、働くうえで最も重要なことは「健康」だと思っていました。
なので、社員の健康を考えた福利厚生が充実しており、現代において、もっとも進化している、通信業界を軸に就活をしていました。
【番外編】志望動機の書き方を例文に沿って紹介
では、最後に上記で紹介した3つの内容をもとに、私が考えた志望動機の例文を紹介します。
なお、こちらは、私が考えた志望動機の例文なので、構成は参考にしていただいて大丈夫ですが、内容まで同じものにするのはおすすめしません。
なぜならば、「あなたらしさ」が志望動機から消えてしまうからです。
是非、そちらに注意しながら、以下例文を参考にしてみてください。
志望動機例文
私が貴社を志望した理由は、5Gなどの通信技術の発展に伴い、国民全員のライフスタイルが、より良いものに変化していくこの業界で、自分もその技術の一端を担いたいと思ったからです。
私は、高校生の頃に、始めてアルバイトでお金を貯め、携帯電話を購入しました。
その中で、携帯電話で配信される様々なアプリやサービスは、私の人生に大きな刺激を与えてくれました。
私はそこで経験した刺激から、5Gなどの通信技術の発展に伴い、さらなる進化を遂げる通信業界に入社することを決めました。
また、通信業界の中でもNo1の地位を気づいている貴社の○○という商品の○○という特徴が私の○○(やりたいこと)と一致しており、貴社を志望しました。
そして、私が就活で軸においている「働く上で重要な健康」に対しての意識が高い貴社の福利厚生にも魅力を感じ、他社と比べて貴社への志望度がより高まりました。
是非、私の学生時代に培った「〇〇」のスキル活かし、御社の「〇〇部門」に「〇〇」といった貢献をs義体と考えてますので、よろしくお願いいたします。
以上、私の貴社に対する志望動機となります。
いかがでしょうか?
今回は、通信業界に関する例文を紹介しましたが、構成はどの業界でも同じだと思うので参考にしてみてください。
就活で必須の「志望動機」の書き方のまとめ
読者の悩み
- 面接で志望動機を聞かれても何を話していいか困ります。
- 志望動機をエントーシートに書くときいつも空白です。
- 志望動機がいつも薄っぺらい内容を書いてるように感じる。
是非、面接やエントリーシートで志望動機を書いたり話さなければならない方は、参考にしてみてください。
なお、「業界ごとの志望動機のアピール方法」などを知りたい方は、以下リンクを参考にしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。