こんな悩みを解決できる記事を書きました。
大東亜帝国は、関東地方の私大グループとして有名な5大学を指します!
- 大東文化大学
- 東海大学
- 亜細亜大学
- 帝京大学
- 国士舘大学
そんな大東亜帝国ですが、『Fランでしょ!』といった情報がSNSで拡散されています。
また、『大東亜帝国から大手企業に就職はできないよ…』みたいなウワサも多いです。
本記事では、そんな「大東亜帝国の就職事情」について赤裸々に紹介していきたいと思います。
大東亜帝国はFラン?【結論:Fランです…】
まず始めに、Fラン大学の定義についてまとめてみました。
- 実は明確な定義はない
- 基本は偏差値50未満の大学
- 定員割れとなっている大学
上記のとおり、Fランに明確な定義はありません。
ただ、多くの人は「偏差値50以下(日東駒専より下)」をFランと呼んでいます。
順位 | 大学名 | 平均偏差値 |
1位 | 帝京大学 | 35.0〜65.0の範囲 |
2位 | 東海大学 | 35.0〜65.0の範囲 |
3位 | 国士舘大学 | 35.0〜50.0の範囲 |
4位 | 大東文化大学 | 37.5〜47.5の範囲 |
5位 | 亜細亜大学 | 35〜42.5の範囲 |
帝京大学と東海大学は医学部があるので例外ですが…
偏差値50以下の学部が大半なので、大東亜帝国はFランとなっています。
ちなみに、『大東亜帝国に学歴フィルターはあるの?』という質問も多かったりします。
次の章では、この辺りの実情について、新卒の採用担当をしていた経験も交えながら紹介したいと思います。
大東亜帝国に学歴フィルターはある?【結論:あります】
大東亜帝国の学歴フィルターについて箇条書きでまとめてみました。
- 学歴フィルターに引っかかる可能性はある
- マイナビ事件で学歴フィルターが世に広まった
ウソをついても仕方がないのでお伝えすると…
大東亜帝国ラインから学歴フィルターに引っかかる可能性があります…
正直、総合商社や有名コンサルなどの「一流企業への就職は不可能に近い」です。
- 大東亜帝国の就職率はかなり高い
- 大東亜帝国から大手企業へ就職する人もいる
こんな感じでして、『大東亜帝国だから就職できない…』と悩む必要はないですよ。
次の章で、この辺りの理由について詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
大東亜帝国から就職はできない?【結論:就職できる】
ではさっそく、大東亜帝国の就職事情について紹介していきますね。
今回は、以下3つの視点で解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
大東亜帝国の就職事情
就職事情①:大東亜帝国の就職率は?
まず始めに、大東亜帝国の各大学の就職率をまとめてみました。
大学名 | 就職率 |
大東文化大学 | 97.4%(22卒実績) |
東海大学 | 97.7%(23卒実績) |
亜細亜大学 | 99.0%(22卒実績) |
帝京大学 | 97.2%(22卒実績/八王子キャンパス) |
国士舘大学 | 96.7%(22卒実績) |
各大学の就職率は、就職希望者の割合によって大きく違うので参考値にはなりますが…
すべての大学で「90%」を大きく超えていることがわかります。
そのため、大東亜帝国の就職率が低いということはありません。
『大東亜帝国は就職で苦戦する』みたいなウワサもありますが、その辺りは気にしなくて大丈夫です。
就職事情②:大東亜帝国の立ち位置は?
続けて、就職市場における「大東亜帝国の立ち位置」を表にまとめてみました。
下表のとおり、全国の有名大学を5つに分けると最下位となります。
もちろん、上表のランキングは、私の所感がかなり入っていますが…
「大東亜帝国」は、関西の私立大学グループ「摂神追桃」と同格のイメージです。
ちなみに、「大東亜帝国・摂神追桃」あたりが、Fランのボーダーラインとなっています。
就職事情③:有名企業への就職実績は?
参考元:「有名企業への就職に強い大学トップ200校」
今回、大東亜帝国と日東駒専の「大手企業への就職率」をグラフにまとめてみました。
大東亜帝国については、東海大学・国士舘大学・亜細亜大学のデータしか得られませんでしたが…
- 大東亜帝国の就職率(平均):3.5%前後
- 日東駒専の就職率(平均):6.45%
こんな感じでして、大東亜帝国と日東駒専では、有名企業への就職率に「2倍くらいの差」がありました…
そのため、大手企業への就職については、日東駒専のほうが強いのは間違いないです。
もちろん、大東亜帝国であっても、大手企業への就職が不可能ではありません。
大東亜帝国の就職先を調べてみましたが、大手企業はかなり多かったですよ!
大東亜帝国からの就職先について【有名企業あり】
ではさっそく、大東亜帝国からの就職先について紹介していきますね。
各大学の特徴についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
就職先:大東文化大学
就職実績(出典元:大東文化大学)
積水ハウス/星野リゾートマネジメント/スターバックスコーヒージャパン/大成建設/富士ソフト/野村證券/コカ・カーラボトラーズジャパン/ドコモビジネスソリューションズ/マイナビ/日本旅行/りそなホールディングス/富士通/マイナビ/キーエンス/伊藤園/モリト/楽天グループ/日本生命など
上記のとおり、大東文化大学から有名企業へ就職する人は存在します。
就職実績としては、「野村證券」や「キーエンス」など、名だたる企業へ学生を輩出しています。
ちなみに、「大東文化大学の公式サイト」を見てみましたが…
- 大学が保有する求人は約16,000社
- 公務員の就職支援に強い(合格者147名:22卒実績)
- 就職支援プログラムの充実(約200回)
こんな感じでして、就職支援にかなり力を入れていることがわかります。
とくに、公務員の就職支援に力を入れている大学として有名です。
就職先:東海大学
就職実績(出典元:東海大学)
リコージャパン/日立製作所/本田技研工業/良品計画/イオンリテール/NECソリューションイノベーター/大和ハウス工業/東日本旅客鉄道/全日本空輸/JTB/星野リゾート/日本情報システムサービス/ゼウス・エンタープライズ/国土交通省など
上記のとおり、東海大学の就職先にも知名度の高い大手企業が名を連ねています。
とくに、「良品計画」や「イオンリテール」など、小売関係の企業が多い印象です。
そんな東海大学は、全部で6つのキャンパスが存在します。
- 札幌キャンパス
- 湘南キャンパス
- 品川キャンパス
- 静岡キャンパス
- 伊勢原キャンパス
- 熊本キャンパス
広域にキャンパスがあり、全国エリアの求人を保有している大学です。
大東亜帝国の中でも、幅広い求人を提供してくれるのは、東海大学の大きな強みだったりします。
就職先:亜細亜大学
就職実績(出典元:亜細亜大学)
住友林業/積水ハウス/東急リバブル/日本たばこ産業/ヤマハ/日本ハム/ナイキジャパン/三井住友銀行/三菱UFJモルガン・スタンレー証券/伊藤園/ニトリ/伊藤ハム/本田技研/スズデン/ソーダニッカ/日本マクドナルド/ユナイテッドアローズ/富士ソフトなど
上記のとおり、亜細亜大学も多くの大手企業に学生を輩出しています。
「住友林業」や「日本ハム」など、CMでもよく見かける企業が多いです。
そんな亜細亜大学には、以下3つの特徴があります。
- 留学プログラムの充実
- 全教員の22%が外国人
- プロ野球選手の輩出数が全国2位
こんな感じでして、亜細亜大学は語学にかなりの力を入れている大学です。
実際、私が採用担当をしていたときも「亜細亜大学=語学に力を入れている大学」という認識でした。
就職先:帝京大学
就職実績(出典元:帝京大学)
大塚商会/ダイキン工業/明治安田生命/伊藤園/住友不動産販売/日本郵便/日立ビルシステム/アイリスオーヤマ/住友林業/リクルート/パナソニックテクノサービス/山崎製パン/良品計画/伊藤忠アーバンコミュニティなど
上記のとおり、帝京大学の就職先にも知名度の高い大手企業が名を連ねています。
とくに、学生からの人気が高い「リクルート」への就職実績があるのは注目ポイントです!
そんな帝京大学にも大きく3つの特徴があります。
- 1年次からキャリアデザイン講座あり
- キャリアセンターがとにかくキレイ
- 専門資格を有するアドバイザーの常駐
こんな感じでして、帝国大学では、1年次からの就職支援に力を入れています。
また、大東亜帝国の中でも「キャリアセンターのキレイさ」はNo1だったりします!
就職活動が本格化すると毎日通う場所であり、こういった部分は意外と大切ですよ。
就職先:国士舘大学
就職実績(出典元:国士舘大学)
アイリスオーヤマ/ニトリ/みずほ証券/リゾートトラスト/西日本旅客鉄道/西日本旅客鉄道/フクダ電子/旭化成/伊藤忠食品/日立パワーソリューションズ/JCOM/大和ハウス工業/富士ソフト/レバレジーズ/日本旅行/花王/サイバーエージェントなど
最後に紹介する、国士舘大学の就職実績は上記のとおりです。
「ニトリ」や「サーバーエージェント」など、知名度の高い大手企業へ学生を輩出しています。
なお、国士舘大学は公務員試験の対策に力を入れている大学です。
2022年に大学通信が発表した、以下2つのランキングで上位にランクインしています。
- 警察官・消防官採用ランキング
- 救急救命士国家試験合格者数のランキング
そのため、公務員への就職に強いという点では「大東文化大学」と「国士舘大学」の2強です
- 公務員試験のサポートに強いのは「大東文化大学・国士舘大学」
- 全国エリアの求人を保有しているのは「東海大学」
- 語学力を活かした就職支援に強いのは「亜細亜大学」
- キャリアセンターの設備が充実しているのは「帝京大学」
共通点としては、各大学が「知名度の高い大手企業へ学生を輩出」している点です。
正直、全員が知名度の高い大手企業へ就職できるわけではないですが…
知名度の高い大手企業への就職も十分目指せる大学群であることは間違いないですね!
大東亜帝国から大手企業へ就職する方法【3選】
前章で、大東亜帝国から大手企業へ就職する人がいるとお伝えしましたが…
『どうやったら大東亜帝国から大手企業に就職できるの?』って思いませんか?
今回は、そんな「大東亜帝国から大手企業へ就職する方法3つ」を紹介したいと思います。
大手企業へ就職する方法
方法①:早く就職活動を始める
当たり前の話ですが、就職活動は早く始めたほうが有利です!
「就活はいつから本気で始めるべきか?」という記事で詳しく紹介してますが…
「大学2年の3月」には、夏のインターンシップ参加を目標に就活対策を進めていきましょう。
ちなみに、『いやいや就活対策って何したら良いの?』って感じた人も多いと思います。
この辺りは、偏差値40ギリギリの私が実践していた就活対策を参考にしてみてください!
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方法②:夏のインターンシップに参加する
大手企業へ就職するには、夏のインターンシップに参加するのは必須です!
- 早期選考というチケットが手に入る
- 本選考と同じフローを経験できる
- 仕事内容や社風に詳しくなれる
こんな感じでして、インターンシップに参加するメリットが大きすぎます。
MARCH層以上と戦うには、インターンシップへの参加は外せません。
ちなみに、インターン求人を探す場合のプラットフォームは、「マイナビ・リクナビ」でOKです!
知名度の低いインターンシップサイトより、求人が豊富なので間違いないですよ!
方法③:就活サイトの活用
大手企業を目指すうえで、「どれだけ上手く就活サイトを使いこなせるか?」が命運を分けます。
偏差値40ギリギリの私でも、就活サイトを上手く使うことで、以下の成績を残せました。
企業名 | 備考 |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
ニトリ(内定) | 総合職(倍率:40倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
リクルート(最終選考まで) | 総合職(倍率:86倍) |
パナソニック(最終選考まで) | 総合職(倍率:48倍) |
残念ながら、リクルートとパナソニックは最終選考止まりでしたが…
「三菱商事」や「明治」などの高倍率企業をのぞき、就活に苦戦はしなかったです。
おすすめ就活サイト
各サービスの詳しい詳細は、「おすすめ就活サイト10選」という記事で解説しています。
知らないサービスがあれば、今のうちに導入しておきましょう!
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大東亜帝国に関するよくある質問【3選】
では最後に、大東亜帝国に関するよくある質問3つを紹介します!
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問【3選】
質問①:大東亜帝国は恥ずかしい?
F氏(22歳)
大東亜帝国は恥ずかしいって聞いたのですが…
そんなに世間的に見たらやばい大学なのでしょうか?
結論、大東亜帝国は恥ずかしい大学ではありません。
確かに、偏差値35.0の学部も存在するため、「大東亜帝国はFラン」と言われています!
とは言え、「大東亜帝国から知名度の高い大手企業への就職実績」があるのも事実です。
そのため、偏差値の低い大学=恥ずかしいみたいなネット情報は無視しましょう!
質問②:大東亜帝国からの就職で妥当な企業は?
N氏(21歳)
大東亜帝国から目指せる「妥当な企業」ってどこですか?
さすがに、総合商社のような一流企業は無理ですよね?
大東亜帝国からであれば、「大手子会社」あたりが妥当なラインと思います。
具体的には、「人事おすすめの大手子会社ランキング10社」という記事で紹介している企業です!
この辺りの企業を視野に入れつつ、知名度のある大手企業も併願で狙っていきましょう。
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質問③:大東亜帝国だと人生終わり?
M氏(21歳)
大東亜帝国出身だと人生終了って本当ですか?
すごく過激な発言だったので気になりました…
結論、大東亜帝国だから人生終了ではありません。
「Fランだから人生詰み?」という記事で詳しく紹介していますが…
大東亜帝国より下の大学だった私でも人生終了してません。
人生終了と感じる基準は人それぞれですが、大東亜帝国から活躍している人はたくさんいますよ!
【まとめ】大東亜帝国からでも大手企業へ就職はできる
今回は、『大東亜帝国から大手企業に就職できるのか?』という悩みを中心に紹介しました。
- 大東亜帝国はFラン大学
- ただし、大東亜帝国から大手企業へ就職はできる
- 狙い目は穴場の大手子会社・中小企業
こんな感じでして、大東亜帝国は確かに「Fランと呼ばれる基準にかかる大学」です。
とは言え、「大東亜帝国の就職先」のパートで紹介したとおり、知名度の高い大手企業への就職実績もあります。
今回紹介した、「大東亜帝国から大手企業へ就職する方法3つ」を実践できれば、人気企業の内定も十分目指せます。
そのため、大東亜帝国の人は、そこまで悲観的にならなくて大丈夫ですよ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。