今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
昨今は、売り手市場ということもあり学生優位の就活が続いています。
しかし、毎年人気の企業を見ると、倍率100倍以上なんて数字は当たり前…
売り手市場とは言え、まだまだ倍率の高い人気企業は多く存在します。
今回は、そんな高すぎる倍率企業を攻略する方法【12選】を徹底解説!
私の就活経験と当ブログおよび東証プライム企業の人事担当者として合計7年以上、就活と向き合ってきた私の考える就活対策のすべてを紹介していきます。
また、記事後半では「大手企業の内定倍率トップ10社」や「倍率の高い企業だけを受けるのは危険な理由3選」もセットで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
すぐに、就活で倍率が高すぎる企業を攻略する方法【12選】が知りたいという方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
【大前提】内定倍率の定義について紹介
内定倍率=エントリーした就活生の人数÷内定者数
上記の通りでして、内定倍率の高い企業は「内定者数が少ないのにエントリー者数が多い企業」を指します。
例えば、エントリーした就活生が1,000人で内定者が10人の場合、内定倍率は100倍!
しかし、エントリーした就活生が1,000人で内定者が100人の場合、内定倍率は10倍となります!
そのため、人気企業であっても、内定者数が多いと内定倍率はそこまで高くなりません。
【体験談】就活の倍率が高くても諦める必要はなし
よく、倍率の高い企業=優秀な学生しか通らないと言われがちですが…
そもそも、倍率の高い企業含め、就活攻略の方程式は「正しい情報×行動量」です。
決して、優秀な学生=倍率の高い企業に受かるわけではありません。
就職活動の最終結果
- 通信業界の東証プライム企業で内定獲得(総合職枠)
- 自動車業界で内定2社獲得(総合職枠)
- 日本3大商社の大手子会社2社(営業職枠)
- 株式会社リクルートの最終選考
- パナソニック株式会社の最終選考
株式会社リクルートやパナソニックは、最終面接で落ちているので説得力がないかもですが…
その他の内定企業についても、倍率は少なくとも40倍から80倍近くありました。
正直、私はアルバイト以外の実績もない普通の大学生…
アルバイトとボーリング場・大学を往復する日々を送っていました。
そんな私でも「正しい情報×行動量」があれば、倍率の高い企業でも十分に戦えました。
次の章では、そんな私が実践していた就活で倍率の高すぎる企業を攻略する方法【12選】を紹介します。
就活で倍率の高すぎる企業を攻略する方法【12選】
東証プライム企業へ就職するために必要な行動12選
- ステップ①:大手就活エージェントの導入
- ステップ②:就活情報サイトの導入
- ステップ③:自己分析の開始
- ステップ④:志望業界の絞り込み実施
- ステップ⑤:企業研究のやり方を取得
- ステップ⑥:グループディスカッションの練習実施
- ステップ⑦:筆記試験対策の実施
- ステップ⑧:ガクチカの作成
- ステップ⑨:志望動機の作成
- ステップ⑩:エントリーシートの作成
- ステップ⑪:面接対策の実施
- ステップ⑫:逆求人サイトの導入
上記の通りでして、ステップ①からステップ⑫までの就活対策が実践できれば、高い倍率の企業への内定獲得は十分可能です。
なお、上記ステップ①からステップ⑫の行動は、" 絶対内定が取れる就活対策 "のような詐欺まがいの内容ではありません。
正直、" こんなの当たり前でしょ! "と言われるような内容ばかりです。
ですが、就活で倍率の高い企業へ内定獲得する学生は、その当たり前を積み重ねています。
当たり前の行動
- 就活イベントに参加して情報収集
- 面接練習をとにかく繰り返す
- 毎日1時間のSPI問題を解く
- ガクチカ・志望動機を繰り返し修正する
繰り返しになりますが、就活攻略の方程式は「正しい情報×行動量」!
裏技と言われるような怪しい情報ではなく、正しい情報×行動量が伴って初めて内定獲得ができます!
就活の倍率が高すぎる業界・倍率の低い業界を紹介
倍率の高すぎる業界・低い業界
- 就活の倍率が比較的低い業界
- 就活の倍率が高すぎる業界・企業
- 大手企業の内定倍率トップ10社
①就活の倍率が低い業界
倍率が比較的低い業界
- 倍率が比較的低い業界①:建設・建築
- 倍率が比較的低い業界②:運送・流通
- 倍率が比較的低い業界③:介護福祉
- 倍率が比較的低い業界④:飲食
- 倍率が比較的低い業界⑤:小売
上記のような業界は、倍率が低い傾向にあります。
なお、上記5業界すべてに共通するのが人手不足な点です。
そのため、採用人数を大幅に増やしている企業も多く、エントリーが多くても倍率はそこまで高くない傾向にあります。
②就活の倍率が高すぎる業界・企業
倍率の高すぎる業界
- 倍率が高すぎる業界①:食品メーカー
- 倍率が高すぎる業界②:総合商社
- 倍率が高すぎる業界③:コンサル業界
上記のような業界は、多くの企業で倍率が高くなる傾向にあります。
とくに、食品メーカーは、自分が普段から口にする大好きな食品という理由で志望する学生は多いです。
また、食品メーカーは、ホワイト企業が多いという口コミもあり人気となっています。
倍率の高すぎる食品メーカー
- 雪印メグミルク(22卒内定倍率482.3倍)
- ハウス食品(22卒内定倍率291.6倍)
- ピジョン(22卒内定倍率288.5倍)
- 亀田製菓(22卒内定倍率272.7倍)
- 味の素冷凍食品(22卒内定倍率267.3倍)
③大手企業の内定倍率トップ10社を一挙公開
順位 | 社名 | 業種 | 倍率(総合職) | 採用人数 |
1位 | ノバレーゼ | その他サービス | 1,107.3 | 3 |
2位 | 雪印メグミルク | 食品・水産 | 482.3 | 13 |
3位 | 東宝 | レジャー | 420.0 | 10 |
4位 | 松竹 | レジャー | 316.5 | 10 |
5位 | 講談社 | 出版 | 308.2 | 23 |
6位 | ぴあ | その他サービス | 294.9 | 8 |
7位 | ハウス食品 | 食品・水産 | 291.6 | 19 |
8位 | ピジョン | その他メーカー | 288.5 | 2 |
9位 | 亀田製菓 | 食品・水産 | 272.7 | 11 |
10位 | 味の素冷凍食品 | 食品・水産 | 267.3 | 6 |
上表は、「東洋経済オンラインの内定の競争率が高い会社ランキングトップ10(2020年版)」!
ウェディング業界のノパレーゼは、コロナの影響で採用数を減らしたものの、応募者が例年並みとなり倍率が跳ね上がりました。
このように、外部環境の影響を強く受けて、倍率が高くなる業界もあるので注意が必要です。
求人倍率(24卒)
- 従業員300人未満:6.19倍
- 従業員300から999人:1.14倍
- 従業員1000から4999人:1.14倍
- 従業員5,000人以上:0.41倍
上記の通り、従業員規模が大きい企業ほど、求職者1人あたりの求人数は少ない傾向にあります。
そのため、学生の間で人気かつ従業員規模が大きい企業は、倍率が高くなりがちです!
就活で倍率の高すぎる企業だけを受けるのは危険な理由【3選】
危険な理由
- 就活後半に内定ゼロのリスクが高まる
- 就活のやる気がどんどん低くなる
- 倍率の低い優良企業に目がいかなくなる
①就活後半に内定ゼロのリスクが高まる
就職活動(例)
- 大学3年生3月:求人サイト経由で倍率の高い人気企業に絞ってエントリー
- 大学4年生6月:応募した企業が全滅
- 大学4年生7月:中小企業に応募開始
- 大学4年生12月:中小企業の面接ですべて落とされる
- 大学4年生2月:内定ゼロ
上記は、倍率の高い企業だけを視野に入れた結果、すべて落ちてしまうケースです。
もちろん、人気企業だけを志望するのが悪いわけではないですが、早い時期から中小企業にも目を向けるのは大切!
まずは、大手企業の子会社なども視野に入れつつ、いくつか滑り止めのような企業は持っておきましょう。
②就活のやる気がどんどん低くなる
と言うのも、倍率が高すぎる企業だけを受けるとそれだけ選考通過の確率は低くなります…
結果、人気企業にすべて落ちてやる気がなくなってしまうケースは少なくありません。
また、周囲の学生が優秀に見えてしまいやる気がなくなるケースも多いので注意が必要です!
③倍率の低い優良企業に目がいかなくなる
私もそうでしたが、マイナビやリクナビに掲載されている大量の求人の中から、穴場の企業を見つけるのは難しいです…
結果、自分に合っている業界もいまいち分からないし、とにかく知っている企業を受けてみるかとなりがちです。
ですが、全国の日本企業は368万社(2021年6月の総務省の調査)!
正直、誰もが知っているような人気企業以外にも、倍率の低い穴場の優良企業は多く存在します。
そういった企業を逃さないためにも、倍率の高い企業だけではなく、中小含めた幅広い業界・企業に目を向けるのは大切です。
就活で倍率の高すぎる企業を攻略する方法12選のまとめ
東証プライム企業へ就職するために必要な行動12選
- ステップ①:大手就活エージェントの導入
- ステップ②:就活情報サイトの導入
- ステップ③:自己分析の開始
- ステップ④:志望業界の絞り込み実施
- ステップ⑤:企業研究のやり方を取得
- ステップ⑥:グループディスカッションの練習実施
- ステップ⑦:筆記試験対策の実施
- ステップ⑧:ガクチカの作成
- ステップ⑨:志望動機の作成
- ステップ⑩:エントリーシートの作成
- ステップ⑪:面接対策の実施
- ステップ⑫:逆求人サイトの導入
上記の通りでして、ステップ①からステップ⑫までの就活対策が実践できれば、高い倍率の企業への内定獲得は十分可能です。
倍率の高い企業に内定獲得するには、他の学生が知らないような就活対策が必要と思われがちですが…
倍率の高い企業へ内定獲得する学生ほど、当たり前のことを日々積み重ねています。
繰り返しになりますが、就活攻略の方程式は「正しい情報×行動量」!
" 絶対内定が取れる就活対策 "のような怪しい情報ではなく、正しい情報×行動量が伴って初めて内定獲得ができます!
そのため、地味ではありますが、まずは上記ステップ①からステップ⑫の行動を実践してみてください。
当たり前と思える就活対策ができていない学生は多いので、確実にライバルと差をつけられます!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。