

今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイト以外の実績がないFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月に東証プライム企業へ総合職入社
- 新卒1年目から約4年間 東証プライム企業で採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者へ向けて就活情報発信中(実績:AbemaTVの就活特番生出演)
なお、ます始めにお伝えしたいのが、就活に資格はかならず必要ではないです。
そのため、あなたが就活解禁の直前(1ヶ月〜3ヶ月前)であれば、資格取得ではなく就活対策をしましょう。
とは言え、資格はかならず必要ではないだけであって不要というわけではないです。
" 就活に資格が必要ないはウソ "で詳しく紹介していますが、資格をもっていると以下のような印象を面接官に与えられます。
面接官の印象
- 資格取得のために努力ができる人
- 勉強をすることに大きな苦手意識がない人
- 必要最低限の業界用語などを理解している人
上記の通りでして、資格を持っていない人に比べると確実に有利です。
今回は、上記内容を踏まえたうえで、Fラン大学生におすすめのコスパ最強の資格を5つ紹介します。
ぜひ、就活前に資格取得するか悩まれている方は、参考にしてみてください。
Fラン大学生は難易度が低い資格から取得すべき理由!
まず始めに、タイトルにもある通り、Fラン大学生は難易度が低い資格から取得すべき理由を紹介します。
ポイント
- 難易度の低い資格で" 成功体験 "を積み上げる
- 難易度の低い資格で" 勉強クセ "を身につける
上記の通りでして、まずは成功体験と勉強クセをつけることがFラン大学生には必要です。
と言うのも、いきなり公認会計士や司法試験・TOIEC900点を目指す方がいますが、正直厳しいです…
高難易度資格の勉強時間
- 公認会計士:約3,500時間(1日5時間を2年間/予備校の場合)
- 行政書士:約800時間(1日5時間を5ヶ月間/予備校の場合)
- 宅建:約500時間(1日5時間を3ヶ月間/予備校の場合)
例えば、公認会計士であれば、3,500時間の勉強が合格目安となっており、2年で考えても1日5時間勉強が必要です。
これだけの時間を割く余裕と挫折しない自信があれば良いのですが、正直厳しいと思います。
であれば、まずは難易度が低い資格に挑戦し、土台となる" 成功体験 "と" 勉強クセ "を身につけるのがおすすめです。
注意書き
低難易度の資格で" 成功体験 "と" 勉強クセ "を身につけると書きましたが、思考停止の資格取得はNGです。
ぜひ、今回紹介するような、どの業界でも活かせて、多くの企業から必要とされる資格を取得しましょう。
【コスパ最強】Fラン大学生が就活に向けて取得すべき資格5選を紹介!

おすすめ資格5選
- 日商簿記3級
- ITパスポート
- ビジネス文書検定2級
- ビジネス実務法務検定3級
- Microsoft Office Specialist(MOS)
※今回紹介する資格は就活はもちろん、就職後に役立つ資格としておすすめの資格5つとなっています。
第1位:日商簿記3級

項目 | 詳細 |
資格名 | 日商簿記3級 |
おすすめ度 | |
合格率 | 第161回:45.8%(2022年6月12日) |
勉強時間(目安) | 約1ヶ月〜2ヶ月(合計:約100時間) |
合格ライン | 100点満点中70点以上 |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
日商簿記3級は、年間40万人以上の方が受験する大人気資格です。
実際、私も日商簿記3級を持っていますが、以下3つの理由からおすすめしています。
おすすめ理由
- 多くの業界で通用する会計知識の証明となる
- 企業分析に必要な財務諸表が読めるようになる
- 公認会計士などの高難易度資格の土台となる
上記の通りでして、日商簿記3級は、" 最低限の会計知識 "を理解している証明となります。
もちろん、日商簿記3級を履歴書に書くことで" お〜!簿記3級を取得するってすごいね! "という反応はないですが…
" この子は最低限の会計知識はあるんだな "といった印象を面接官に与えることができます。
なお、日商簿記3級を取得すると、自分の行きたい企業の決算書を読めるようになります。
" この企業、営業利益は高いけど家賃や人件費をのぞいた純利益は低いな "といった感じです。
日商簿記3級は、就活でもかなり力を発揮する資格なので、ぜひ挑戦してみてください。

第2位:ITパスポート

項目 | 詳細 |
資格名 | ITパスポート |
おすすめ度 | |
合格率 | 52%(2021年11月) |
勉強時間(目安) | 約1ヶ月〜2ヶ月(合計:約100時間) |
合格ライン | 総合評点600点以上(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系 各300点以上) |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
ITパスポートは、ITに関する資格の入口となる国家資格です。
私自身、ITパスポートを持っていますが、以下3つの理由からおすすめしています。
おすすめ理由
- 最低限のITリテラシーを有している証明となる
- 合格率が高い国家資格
- 応用技術者試験などの高難易度資格の土台となる
上記の通りでして、ITパスポートは、" 最低限のITリテラシー "を理解している証明となります。
昨今、DX化を進める企業が増えており、多くの企業がITリテラシーの高い人材を求めている傾向にあります。
なお、ITパスポートについても" お〜!ITパスポート取得するってすごいね! "という反応はないですが…
" この子はITに関しての基礎知識はあるんだな "といった印象を面接官に与えることができます。
なお、ITパスポートを取得すると、就職してからも役立ちます。
実際、" saas "や" プロトコル "など、多くの業界で共通するIT用語を学べるのでかなりおすすめです。

第3位:ビジネス文書検定2級

項目 | 詳細 |
資格名 | ビジネス文書検定2級 |
おすすめ度 | |
合格率 | 62.5%(2022年11月27日) |
勉強時間(目安) | 約1ヶ月(合計:約40時間) |
合格ライン | 表記技能、表現技能、実務技能の各得点が60%以上 |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
ビジネス文書検定2級は、実務検定協会が主催する民間資格です。
私自身、ビジネス文書検定2級を持っていますが、以下3つの理由からおすすめしています。
おすすめ理由
- 最低限のビジネスマナーを有している証明となる
- 社会人として必要なビジネスマナーが学べる
- 多くの企業でビジネス文書検定2級が昇格要件となっている
なお、正直にお伝えすると、ビジネス文書検定2級を面接でアピールするにはインパクトに欠けます。
ですが、就活のあらゆる場面で役立つ資格なので、おすすめの資格として紹介しました。
就活で役立つシーン
- 採用担当者へメール返信をする
- 正しい言葉で履歴書を作成できる
実際、就活時代には" ミヤッチさんは丁寧なメールを書きますね "と言ってもらえたこともあります。
就活が始まると多くのやり取りが必要になるので、ぜひ今のうちから学んでおきましょう。

第4位:ビジネス実務法務検定3級

項目 | 詳細 |
資格名 | ビジネス実務法務検定3級 |
おすすめ度 | |
合格率 | 80.3%(2022年度 第52回) |
勉強時間(目安) | 約1ヶ月〜2ヶ月(合計:約50時間) |
合格ライン | 100点満点中70点以上 |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
ビジネス実務法務検定3級は、ビジネス界では”ビジ法”と略されるほど有名な資格です。
私自身、ビジネス実務法務検定3級を持っていますが、以下3つの理由からおすすめしています。
おすすめ理由
- 最低限の法律用語を理解している証明となる
- 社会人として必要な契約書を読む力が身に付く
- 日常生活でも役立つ法律知識が学べる
なお、私の経験上、ビジネス実務法務検定は、最終面接時の役員の方に好評な資格でした。
役員の方は、契約書締結の最終決定者であることが多く、法務知識の重要性を理解しています。
そのため、" 瑕疵担保 "など、最低限理解しておくべき法律用語を学んでいる人材という印象を与えることができます。
ビジネスでは、すべての取引の土台に契約書があり、社会に出てからもかなり役立つ資格なので取得して損はないかと。

第5位:Microsoft Office Specialist(MOS)

項目 | 詳細 |
資格名 | Microsoft Office Specialist(MOS) |
おすすめ度 | |
合格率 | 各回80%前後 |
勉強時間(目安) | 約3週間(合計:約30時間) |
合格ライン | 1000点満点中700点以上(各回に変動あり) |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
MOSは、Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる国際資格です。
私自身、WordとExcelのエキスパートを持っていますが、以下3つの理由からおすすめとしています。
おすすめ理由
- 多くの業界で通用するPCスキルを有している証明となる
- 社会人として必要なPCスキルが身に付く
- PC操作に対しての苦手意識がなくなる
なお、MOSは、WordやExcelの基本を知っている証明にはなりますが、面接でアピールするにはインパクトに欠けます。
ですが、私の経験上、大学生活や就活中にかなり役立つ資格でした。
大学生活や就活で役立つシーン
- 卒論を作成するうえで役立った
- 企業分析するときのExcel利用で役立った
上記の通りでして、私自身、各企業の業績を分析する際に、関数を使って効率的に進められたのは大きかったです。
もちろん、WordやExcelは、就職後もかならず使うツールなので取得して損はない資格です。
以上が、Fラン大学生が就活に向けて取得すべき資格5選となります。
資格武装したFラン生と資格なし高学歴はどちらが就活で有利か紹介!

と言った質問をいただくことが多く、当記事では上記悩みにも触れておきます。
ポイント
結論、資格武装したFラン生より資格なし高学歴のほうが就活で有利です…
上記の通りでして、公認会計士やTOEIC900点などの実績がないかぎり資格武装しても厳しいです。
正直、人気企業で100人募集があった場合、全員の履歴書を見る時間がなく、学歴で足切ることも…
ですが、これが現実であり、高難易度資格でないかぎり高学歴に資格だけでは勝てないです。
とは言え、今回紹介した5つの資格は、就活中と就職後にも役立つ資格であることに変わりはありません。
Fラン生が資格取得すると" Fラン生なのに周囲に流されず勉強してきたんだな! "と評価してもらえることも多く、有利に働く局面が多いのも事実です。
そのため、高学歴が有利だからと言って、決して資格取得の意味がないわけではないのが私の意見となります。
Fラン大学生が就活に向けて取得すべき資格5選のまとめ!
今回は、Fラン大学生が就活に向けて取得すべき資格5つを紹介しました。
おすすめ資格5選
- 日商簿記3級
- ITパスポート
- ビジネス文書検定2級
- ビジネス実務法務検定3級
- Microsoft Office Specialist(MOS)
最近は、多くのYoutubeやSNSで" 公認会計士 "や" TOIEC900点 "を目指そうといった宣伝が多いです。
ですが、勉強クセのついていない状態で、高難易度の資格を目指すのは相当厳しいと言えます…
であれば、就活中と就職後にも役立つ資格を取得しつつ、その後、高難易度資格に挑戦するのがおすすめです。
ぜひ、今回紹介した内容を踏まえたうえで、何か1つでも資格取得に向けて行動してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。