こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると、大学4年の7月から就活をスタートするのは遅いです。
多くの学生が内定を1社は獲得しており、就活を終了する学生も多くなってきます。
ただし、内定辞退が多い昨今、採用を続けている企業も存在します。
今回は、そういった状況の中、大学4年の7月から就活攻略のためにやるべき行動5つを紹介します。
ぜひ、大学4年の7月時点で内定なしの方は、参考にしてみてください。
大学4年の7月からの就活は遅い理由【3選】
冒頭で、大学4年7月から就活をスタートするのは遅いと書きましたが…
実際に、どれだけ遅いのか統計データを用いながら紹介していきます。
遅い理由
遅い理由①:就職内定率は88%
リクルート社の調査データによると、25卒の7月1日時点の就職内定率は「88.0%」となっています。
調査対象の学生は3,940人なので、調査データとしてはかなり信ぴょう性が高いです。
なお、予測にはなりますが、25卒の10月には就職内定率は93%前後になると思います。
下表のとおり、就職内定率は年々増加傾向であり、内定1社の獲得は急務です。
年月日 | 23卒(就職内定率) | 24卒(就職内定率) | 25卒(就職内定率) |
大学4年生7月1日 | 83.3% | 83.2% | 88.0% |
大学4年生8月1日 | 87.8% | 86.6% | 91.2% |
大学4年生10月1日 | 93.8% | 92.0% | - |
※参考元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2025年卒)
遅い理由②:就職活動を終了する人が多くなってくる
下表は、大学生全体の就職活動実施率をリクルート社がまとめたデータです。
就活が終盤になるにつれ、学生の活動率が大きく下がっていることがわかります。
※参考元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2025年卒)
とくに、25卒の方であれば「大学4年生6月」あたりから大きく減少していることがわかります。
おそらく、大手企業の内定獲得者が就活終了を決断していることが要因です。
このように、就活終了を決断する人が増えている状況からも内定の1社獲得は急務と言えます。
遅い理由③:採用活動を終了する企業も存在する
日本最大級の人事ポータルサイト「HRpro」の記事によると…
2024年7月時点で選考を終了した企業は21.1%となっています。
1063社からの回答があり、調査データとしては十分な回答数があります。
なお、内定辞退者が多いことで選考継続をおこなう企業もまだまだ多いみたいです。
そのため、今すぐすべての企業が選考を終了するわけではないのでご安心ください。
まずは、紹介した3つの現状を理解したうえで、「内定1社の獲得を目指す」のが一番大切です!
大学4年7月に内定なしの学生に感じる人事の本音【3選】
本章では、大学4年の7月時点で内定なしの学生に人事が感じていること3つを紹介します。
私が上場企業の採用担当をしていたときの経験も含めているので、気になる方はチェックしてみてください。
人事の本音
①大学4年の7月までの活動状況は?
大学4年の7月に内定なしの学生を見て、人事が一番気にするのは『今まで何をしていたのか?』です。
おそらく、多くの面接で聞かれることになります。
なお、就活ができていなかった理由が「公務員試験に落ちた」や「部活動」などの正当な理由であれば問題なしです!
ただし、やる気の問題で就活を始められていなかったのであれば、正直に答えないようにしましょう。
『納得いくまで就活を継続している!』くらいの回答に留めておくのがベストです。
②内定承諾はすぐにしてくれるかな?
大学4年の7月に内定なしの学生を見て、人事は『チャンスだ!』と感じることもあります。
学生自身が内定獲得を急いでおり、内定承諾の確率も高いと考えるからです。
もちろん、内定承諾の判断ができるのは学生側なのでご安心ください。
③内定なしはそこまで気にならない
正直、大学4年の7月に内定なしの学生に出会っても人事はあまり気にしていません。
確かに、内定がないため『就活に苦戦しているのかな?』とは感じます。
ただし、それが選考に影響する可能性は低いので気にしないようにしましょう。
以上が、大学4年の7月時点で内定なしの学生に人事が感じていること3つです。
とくに、大学4年の7月に内定なしが不利というわけではないのでご安心ください。
大学4年の7月で内定なしを解決する方法【5選】
前置きが長くなりすみません。
本章では、大学4年の7月に内定なしの人が取るべき行動5つを紹介します!
就活対策
①就活エージェントを活用する
大学4年の7月時点で内定なしの場合、「就活エージェントの導入」は必要不可欠です。
就活エージェントを活用することで、以下のような就職支援が無料で受けられます。
支援内容
- キャリア相談(業界・企業研究含む)
- あなたに合った求人紹介
- エントリーシート・履歴書の添削
- 面接対策(模擬面接)
- 自己分析サポート・面接後のフィードバック
就活エージェントと聞くと『いやいや怪しいサービスでしょ!』と思われる方も多いですが…
就活エージェントは怪しいサービスではないのでご安心ください。
もちろん、就活エージェントは、アドバイザーの当たり外れに大きく左右されるサービスです…
「面談に遅刻してくるアドバイザー」や「就活経験の浅いアドバイザー」も存在します。
ただし、質の高いアドバイザーを見つけることができれば、就活攻略の難易度は一気に下がります。
そのため、大学4年の7月時点で内定なしの方であれば、まずは就活エージェントに頼るのが最適解です!
なお、就活エージェントについては、以下記事に「品質の高いサービス」をまとめています。
就活エージェントを一から調べるのが面倒な方は、ぜひ参考にしてみてください。
②逆求人サイトの導入
大学4年の7月は、エントリーを締め切る企業も増えてきます。
そのため、できるだけ穴場の優良企業と接触できる回数を増やすために「逆求人サイト」も必要不可欠なサービスです。
下図のとおり、逆求人サイトに「ガクチカ」や「自己PR」を登録すれば、企業からスカウトメールが届きます。
スカウトメールの中には、大手企業はもちろん、穴場の大手子会社もあります。
就活後半でもスカウトが届くケースは多いのでかならず導入しておきましょう。
なお、逆求人サイトは、最大手の「オファーボックス」を導入しておけば間違いないです。
オファーボックスは、1,500社以上の大手企業が登録しており、「MicroSoft(マイクロソフト)」や「株式会社資生堂」も登録しています。
もし、『オファーボックスってなに?』と思われた方は、以下記事を参考にしてみてください。
③企業研究のやり方を学ぶ
基本、就活エージェントと逆求人サイトを軸に企業探しは実行します。
ただし、就活エージェントや逆求人サイト経由の求人を分析できる能力は必須です!
あなたの求める働き方ができる企業か否か、かならず確認しましょう。
なお、企業研究のやり方は、以下記事を参考にしてみてください。
合計10つのステップに分けて、企業研究のやり方を解説しています。
合わせて読みたい
④ブラック企業の見分け方を学ぶ
企業研究と少し被りますが、ブラック企業の見分け方も身につけておきましょう。
大学4年の7月まで選考を続けている企業は、学生の採用に苦戦していることが多いです。
苦戦している理由は、企業によってさまざまですが、ブラック企業が混じっている可能性も少なくないです。
なお、ブラック企業の見分け方は合計で20個あります。
詳しい詳細は、以下記事にまとめているので合わせてチェックしておきましょう。
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⑤面接対策の実施
正直、最初に紹介した就活エージェントが面接対策はやってくれます。
しかし、面接はどのような企業にもかならず取り入れられている選考です。
できれば、「違う相手と最低10回」は模擬面接をしておきましょう。
なお、模擬面接をおこなう場合は、以下3パターンのいずれかになってくると思います。
パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / リクルート出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | 就活のプロから模擬面接を受けられる | アドバイザーの質に左右される |
就活エージェントはもちろんのこと、「キャリアセンター」も積極的に活用しましょう。
大学4年の7月であれば、比較的予約も取りやすいと思います。
ぜひ、大学の就職課に問い合わせてみてください。
大学4年の7月からの就活で注意すべきポイント【3選】
前章で、大学4年の7月からの就活対策5つを紹介しました。
本章では、そんな大学4年の7月から就活をスタートする場合に注意すべきポイント3つを紹介します。
注意点
①企業選びで焦りすぎない
大学4年の7月で内定なしの状況はかなり焦ると思います。
その中で、『どの企業でも良いから内定1社ほしい!』と感じることも多くなります。
しかし、どの時期においても「企業選びだけは焦らない」ことが鉄則です!
就活後半になるにつれ、学生採用に苦戦しているブラック企業は増えてきます。
そういった企業にダマされないように「企業選び」は慎重におこないましょう。
②周囲と比較しすぎない
正直、大学4年の7月は、ほとんどの学生が就活を終了しています。
25卒の7月1日時点の就職内定率は「88.0%」であり、焦る気持ちも出てくるはずです。
ただし、そんなときこそ、周囲と比較しすぎないことが大切になってきます。
「周囲と比較する→ネガティブな気持ちになる→就活のやる気が起きない」はよくある負の連鎖です。
周囲と比較しないことはかなり難しいと思いますが、卒業まで半年以上ある中で、まだまだ焦る必要はありません。
③息抜きの時間も確保する
大学4年の7月から就活を始める場合に大切にしてもらいたいのが「息抜き」です。
就活後半という焦りがあると思いますが、息抜きはかならず取り入れましょう。
私の経験上、就活はモチベーション維持がかなり難しいです。
スポーツと一緒ですが、モチベーションが低いとパフォーマンスも落ちます。
そのため、土日はしっかりリフレッシュすることも忘れないようにしましょう。
大学4年の7月に内定なしの人からのよくある質問【3選】
では最後に、大学4年の7月に内定なしの人からのよくある質問3つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
多く寄せられる質問3選
質問①:内定がないまま卒業したらどうなるの?
F氏(22歳)
内定がないまま卒業するとどうなるのでしょうか?
大学4年の7月時点で内定がないので少し心配です…
結論、内定がないまま卒業すると以下3つの選択肢があります。
選択肢
- アルバイトで生計を立てる
- 就職浪人する
- 起業する
詳しくは、「内定がないまま卒業する人の割合は?」という記事で紹介していますが…
どの選択肢も険しい道になることは間違いないです。
そのため、今回紹介した「大学4年の7月から取るべき行動5選」の実践は必須です。
一つずつこなしながら、まずは内定1社を目指しましょう。
質問②:大学4年の7月から大手へ就職するのは難しい?
N氏(21歳)
大学4年の7月から大手を目指すのは難しいですか?
だいたいの大手は夏以降の採用はしていませんよね…
結論、大学4年の7月から大手に就職することは可能です。
ただし、人気の高い大手企業は、エントリーを締め切っている可能性もあります
そのため、まずは、あなたの志望業界で最大手3社の募集状況を確認してみてください。
大学4年の7月であっても、エントリーができるのであれば諦める必要はありません。
なお、大手企業を目指すために必要な就活対策は、以下記事を参考にしてみてください。
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質問③:大学4年の7月以降に狙うべき企業とは?
M氏(21歳)
大学4年の7月以降に狙うべき企業はありますか?
就活終盤だと思いますが、やはりブラック企業しか残ってないのでしょうか?
結論、大学4年の7月以降に狙うべき企業の特徴は以下3つです。
- 通年採用をおこなっている企業
- 知名度の低い穴場の優良企業
- 内定辞退を想定した大手企業
とくに、知名度の低い「穴場の優良企業」を見つけられるかが就活攻略のカギです。
「就職四季報」や「就活エージェント」・「逆求人サイト」など、マイナビ以外のルートから見つけていきましょう。
なお、私のブログでも、超穴場の優良企業を165社にまとめた記事があります。
ぜひ、みんなが知らないような穴場の優良企業を知りたいという方は、参考にしてみてください。
【まとめ】大学4年の7月からの就活は遅い理由【3選】
今回は、大学4年の7月からの就活は遅い理由3つを中心に紹介しました。
遅い理由
上記のとおりでして、多くの学生は大学4年の7月には内定を決めています。
採用活動を終了する企業も出てくる中で、内定1社の獲得は急務です。
もちろん、適当な企業に内定を獲得すれば良いわけではなく…
就活のプロに相談しつつ、自分自身が納得のいく企業の内定を獲得する必要があります。
そのため、大学4年の7月時点で内定なしの方であれば、まずは就活エージェントに頼ってみてください。
記事前半でも紹介しましたが、就活エージェントについては、以下記事に「品質の高いサービス」をまとめています。
就活エージェントを一から調べるのが面倒な方は、ぜひ参考にしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。