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- 飲食店アルバイトをガクチカにしても良いの?
- 飲食店アルバイト以外に書くことがありません…
- 飲食店アルバイトを題材にした例文が知りたいです…
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
学生がガクチカに書くことが多い代表格の「飲食店アルバイト」!
結論、「飲食店のアルバイト経験を書くのは問題ない」です!
ただし、新卒の採用担当を約4年してましたが、私はあまりおすすめしません。
今回は、この辺りの理由について詳しく紹介しつつ…
それでも飲食店アルバイト以外に書くことがない人向けに「飲食店アルバイトのガクチカを魅力的に見せるコツ3つ」を紹介します。
そのため、飲食店アルバイトをガクチカにしようとしている人は、参考にしてみてください!
ガクチカに飲食店アルバイトをおすすめしない理由【2選】
ガクチカに飲食店アルバイトをおすすめしない理由は以下2つです。
おすすめしない理由
- 注目されにくい
- ほかの学生との差別化が難しい
理由①:注目されにくい
残念ながら、飲食店関係なく、アルバイト経験を書いたガクチカは注目されにくいです。
理由は、多くの学生がアルバイト経験をガクチカに書くからです。
上図(マイナビ調査)のとおり、ガクチカにアルバイト経験を書く人は大勢います。
私自身、採用担当者として1,000以上のガクチカを見てきましたが「見慣れてしまっている」というのが正直な感想です。
そのため、注目されにくいという点では、アルバイト経験をあまりおすすめしません。
理由②:ほかの学生との差別化が難しい
前述でお伝えしたとおり、多くの学生はガクチカにアルバイト経験を書きます。
例えば、以下のようなガクチカは多いです。
- 店舗の売上に貢献した
- 顧客とのコミュニケーションを図った
- バイトリーダーとしてチームをまとめた
もちろん、人と違った学びや体験が書ければアルバイト経験でも問題ないです。
ただ、ほかの学生と差別化できないと感じた場合は、アルバイト経験を書くのはおすすめしません。
以下記事で紹介している「アルバイト以外のエピソード作り」に挑戦しましょう。
参考にしたい飲食店アルバイト【例文3選】
本章では、具体的に「どういったアルバイト経験」であれば問題ないか紹介します。
例文3つを用意したので、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカ例文
- 居酒屋
- カフェスタッフ
- ファストフード店
例文①:居酒屋
例文
私は、居酒屋のホール担当として4年間勤務し、「顧客満足度No.1」を目指しました。
当初、人見知りで指名2名でしたが、売上向上のため「3ヶ月で指名10名獲得」を目標に設定。
「顧客の好みと会話を記録」し、個別商品のおすすめを提案しました。
また、「週1回の接客ロールプレイング」も実践し人見知りを克服。
結果、「指名12名獲得、売上前年比120%、満足度調査で全20名中1位」を達成しました。
この経験から、「顧客ニーズの深い理解」と「継続的な自己改善」の重要性を学びました。
今後は、この経験を活かし、顧客視点でのサービス改善に貢献したいです。
上記は、「居酒屋」を題材に200文字以内で作成しました。
文末の「この経験を活かし〜」の部分は、志望企業に合わせて変更しましょう。
なお、上記ガクチカにおいては、以下4つの質問が想定されます。
- 顧客情報のプライバシーへの配慮はどうしていたか?
- 週1回のロープレでなにを意識したか?
- 顧客獲得数が目標を大きく上回った要因は?
- サービス業界における顧客満足度の課題は?
とくに「プライバシーへの配慮」は、意外と聞かれることが多いです。
回答としては、「会話の記録は匿名化によるデータ管理としていた」などが挙げられます。
ほかのガクチカ含め、この辺りはしっかり答えられるようにしておきましょう。
例文②:カフェスタッフ
例文
私は、カフェチェーン店で4年間ホール担当として、顧客満足度向上に注力しました。
「お客様に最高のひとときを」という目標を掲げ、常連客の来店時間、注文履歴、会話内容を記録し、次回来店時に合わせたおもてなしを追求。
おすすめメニューを提案し、会話を広げることで、お客様との距離を縮めました。
その結果、「リピート率を15%向上」させ、「店舗ランキングで過去最高の10位を達成」。
この経験から、「顧客ニーズを捉え、期待を超える価値提供の大切さ」を学びました。
今後は、この経験を活かし、顧客視点に立ったサービス開発に貢献したいです。
上記は、「カフェスタッフ」を題材に200文字以内で作成しました。
文末の「この経験を活かし〜」の部分は、志望企業に合わせて変更しましょう。
なお、上記ガクチカにおいては、以下5つの質問が想定されます。
- 顧客満足度向上に努めようと考えたキッカケは?
- 顧客情報のプライバシーへの配慮はどうしていたか?
- 目標達成の過程において直面した課題は?
- 直面した課題をどのように克服した?
- サービス業界における顧客満足度の課題は?
顧客満足度向上は、多くの学生が用いるガクチカの題材だったりします。
ただし、顧客満足度だけでは、インパクトに欠けるガクチカとなってしまいます。
だからこそ、「顧客満足度向上に努めようと考えたキッカケ」を追記するのも一つの手です。
この辺りは、文字数制限に合わせて臨機応変に対応しましょう。
例文③:ファストフード店
例文
私は、ファストフード店で3年間アルバイトし、平日午後の売上向上に取り組みました。
客層分析から「午後限定セット」を提案し、ポップ作成やSNS投稿も担当。
さらに、週1回のロールプレイング研修を実施し、接客スキル向上を図りました。
結果、平日午後の売上が15%向上し、顧客満足度も20%改善。
この経験から、データ分析とチーム全体での取り組みの重要性を学びました。
今後は、顧客視点とデータ活用による業務改善やサービス向上に貢献したいです。
上記は、「ファストフード店」を題材に200文字以内で作成しました。
文末の「この経験を活かし〜」の部分は、志望企業に合わせて変更しましょう。
なお、上記ガクチカにおいては、以下5つの質問が想定されます。
- 平日の売上向上に取り組もうとした背景は?
- 客層分析をおこなううえで苦労したことは?
- 午後限定セットの内容や価格設定をどのように決めた?
- ポップ作成やSNS投稿において意識したポイントは?
- 売上向上以外に店舗運営で気づいた課題や改善点はあるか?
分析能力は、どの業界においても汎用性の高いスキルとなっています。
そのため、「客層分析」についての詳しい詳細を求められる可能性は高いです。
この辺りは、しっかり答えられるよう事前準備しておきましょう。
飲食店アルバイトをガクチカで魅力的に見せるコツ【3選】
本章では、飲食店アルバイトをガクチカに書くときのポイント3つを紹介します。
ポイント
- 適切な構成を意識して書く
- 主体的に動いたエピソードを書く
- 志望企業にマッチした学びを書く
コツ①:適切な構成を意識して書く
ガクチカは、適切な構成で書くことが大切です。
とくに、エントリーシートに書くガクチカは、構成が悪ければそもそも読まれません。
逆に、構成が良ければ「エピソードの弱いガクチカ」でも読まれる確率は上がります。
なお、詳しくは、「ガクチカの書き方は?」という記事で紹介していますが…
- 経験(エピソード)
- 理由・動機
- 目標・課題
- 実行・結果
- 学び・成長した点
- 今後の展望・活用方法
ガクチカは、上記6つの構成に沿って書きましょう。
ぜひ、ガクチカの書き方について詳しく知りたい人は、以下記事も参考にしてみてください!
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コツ②:主体的に動いたエピソードを書く
ガクチカは、学生が取り組んだ内容の「主体性」にも着目しています。
例えば、以下のようなガクチカには主体性がありません…
- アルバイトを4年間継続した
- マニュアルに従った仕入業務の実施
- 店長指示のもとマニュアル作成をおこなった
『さすがにこんなの書かないよ!』と思われるかもしれませんが…
意外と主体性のない「当たり前と思われるようなガクチカ」を書いている学生は多いです。
そのため、ガクチカは「主体的に動いたエピソードを書く」ようにしましょう。
コツ③:志望企業にマッチした学びを示す
ガクチカは、学生時代の活動を通じた「学び・成長」を示すのが目的です。
企業は、経験や学び・成長が自社とマッチしているか確認しています。
そのため、志望企業にマッチした学びを示すのは必要不可欠です。
仮にエピソードが弱くても評価される可能性は高くなります。

飲食店アルバイトをガクチカにするときの注意点【3選】
本章では、飲食店アルバイトをガクチカにするときの注意点3つ紹介します。
注意点【3選】
- アルバイトを長く続けただけのガクチカ
- ほかの学生と差別化できないガクチカ
- 虚偽を疑われるようなガクチカ
注意点①:アルバイトを長く続けただけのガクチカ
残念ながら、アルバイトを長く続けるのは「当たり前」です。
そのため、長く続けたことをアピールするのはおすすめしません。
なお、詳しくは「自己PRとガクチカの違いとは?」という記事で紹介していますが…
- 自己PR:強みや人柄を軸に「採用メリット」を示す
- ガクチカ:学生時代の活動を通じた「学び・成長」を示す
上記が「ガクチカ」の目的です。
学生時代の学び・成長を知りたい企業に「アルバイトを長く続けたこと」をアピールしても評価はされません。
注意点②:ほかの学生と差別化できないガクチカ
先ほども紹介したとおり、多くの学生はガクチカにアルバイト経験を書いてきます。
そのため、ほかの学生と差別化できないガクチカはおすすめしません。
- 自主的に取り組んだエピソード
- 複数の業務・ポジションの経験
- SNSを活用した店舗ブランディング
上記のような、ほかの学生にはない飲食店アルバイトの経験を書けるかがポイントです。
注意点③:虚偽を疑われるようなガクチカ
残念ながら、多くの採用担当者は『このガクチカはウソだな…」と気づいています。
例文
私は、飲食チェーン店でアルバイトし、店舗運営の効率化に取り組みました。
スタッフ間で業務のばらつきがあり、マニュアルを新たに作成し、接客や調理手順を標準化。
さらに、新人研修でマニュアルを活用し、スムーズな業務習得を実現しました。
その結果、店舗の売上が20%向上し、顧客満足度も改善。
この経験から、業務効率化とチーム全体での取り組みの重要性を学びました。
今後は、この経験を活かし、組織の成長に貢献したいと考えています。
上記のような「売上20%向上」という例文はあるあるだったりしますが…
そもそも飲食チェーン店は、マニュアルが整備されていることが多いです。
そのため、「アルバイトのマニュアル一つで売上20%向上」という内容は疑われる可能性大です。
このように、虚偽を疑われるようなガクチカは意外と書いてしまいがちなので注意しましょう。
ガクチカに関するよくある質問【3選】
では最後に、ガクチカに関するよくある質問3つを紹介したいと思います。
よくある質問
- ガクチカに書けるエピソードがありません…
- ガクチカがないと大手はムリ?
- 自己PRとガクチカの違いは?
質問①:ガクチカに書けるエピソードがありません…
S氏(22歳)
ガクチカに書けるエピソードがまったくありません…
こういったときはどうしたら良いのでしょうか?
ガクチカに書けるエピソードがない人は、以下2つを実践してみてください。
- エピソードをゼロから作る
- 第三者に意見をもらう
詳しい詳細は、「ガクチカに書くエピソードがない人必見!」という記事で紹介しています。
ゼロからガクチカを作成する方法についても紹介しているので要チェックです。
質問②:ガクチカがないと大手はムリ?
W氏(21歳)
ガクチカがないと大手企業への就職は厳しいですよね?
詳しくは、「ガクチカがないと大手はムリ?」という記事で紹介していますが…
結論、ガクチカがなければ大手はムリです!
大手志望の学生は、ガクチカの準備を欠かしません。
そのため、ガクチカはかならず用意しておきましょう。
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質問③:自己PRとガクチカの違いは?
F氏(22歳)
自己PRとガクチカの違いはなんですか?
どちらも自分をアピールすることに変わりはないですよね?
結論、自己PRとガクチカには以下の違いがあります。
- 自己PR:強みや人柄を軸に「採用メリット」を示す
- ガクチカ:学生時代の活動を通じた「学び・成長」を示す
イメージとして、自分の能力やスキルをもとに「企業で活躍できる人材です」と示すのが自己PR!
学生時代の経験を通じて得た「学びや成長を具体的に説明する」のがガクチカです。
この辺りの詳しい詳細は、以下記事でも紹介しているので参考にしてみてください!
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【まとめ】飲食店アルバイトをガクチカに採用するのはOK
今回は、「飲食店アルバイトをガクチカに採用して良いのか?」を中心に紹介しました。
ポイント
- ガクチカに飲食店のアルバイト経験を書くのはOK
- ただし、ほかの人と差別化は難しい
- 自主的に取り組んだ内容を書くようにしよう
こんな感じでして、ガクチカに飲食店のアルバイト経験を書くのはOKです。
ただし、ほかの学生と差別化するのが難しいのも事実!
私としては、アルバイト以外のエピソードにすることをおすすめします。
もちろん、アルバイト経験以外に書くことがなければ仕方ないですが…
お時間のある人は、以下記事もチェックしてみてください!
ガクチカに書けるエピソードがない人向けの作成手順を紹介している記事となっています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。