今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- Fラン大(偏差値42.5)から日本3大商社の大手子会社へ就職
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
なお、私は、日本3大商社の一つの大手子会社へ就職した人間です。
就職倍率は40倍くらいの企業ですが、総合的な視点でお伝えすると、大手子会社に就職して良かったと思っています。
とは言え、ネット上には" 大手子会社はやめとけ "というウワサがあるのも事実。
今回は、この辺りを詳しく紹介しつつ、" 結局大手子会社はおすすめなのか? "について紹介していきます。
大手子会社への就職はやめておくべきかをすぐに知りたい方は、こちらをクリックすると、本記事の該当箇所までジャンプできます。
【大前提】そもそも大手子会社とは?
大手子会社の種類
- 完全子会社:親会社が株式を100%保持している企業
- 連結子会社:親会社が株式の過半数を保持している企業
- 非連結子会社:親会社との関係性が薄い企業
上記の通りでして、子会社の中でも3種類に分けることができます。
まず「完全子会社」は、親会社が株式を100%購入するので、親会社からの影響が大きいという特徴があります。
続いて「連結子会社」は、株式の過半数なので、60%の株を保持=60%の影響があると覚えておけば問題なし。
最後の「非連結子会社」は、正直、親会社との関係性は非常に薄く、親会社の財務諸表にも連結されません。
【後悔あり】大手子会社への就職はやめとけと言われている理由4選
やめとけと言われている理由
- 役員がほとんど親会社出身
- 親会社の影響が強い
- 親会社が売却するリスクがある
- ぬるま湯企業が多い
①役員がほとんど親会社出身
なお、私の勤める会社も役員クラスの方は、親会社からの出向がほとんど…
そのため、子会社から役員クラスを目指すには、一般企業よりハードルが高いというデメリットがあります。
また、親会社から出向してくる社員にも注意が必要!
全員ではないですが、親会社からの社員で微妙な人間が入ってくるケースも少なくはありません…
②親会社の影響が強い
と言うのも、どうしても子会社は親会社の言うことを聞く場面がでてきます。
例えば、経営方針や新規ビジネスの立ち上げ許可は最たる例です。
そのため、大手子会社=親会社の奴隷というウワサをする人も多く、大手子会社はやめとけと言われています。
③親会社が売却するリスクがある
例えば、親会社の新規事業として立ち上がった子会社の場合は、売却リスクは高いと言えます。
と言うのも、新規事業で立ち上げた子会社の見切りは早くつける傾向にあるからです。
なお、もし売却となった場合は、売却先での環境変化やリストラのリスクが発生することも考えられます…
④ぬるま湯企業が多い
もちろん、すべての大手子会社がぬるま湯企業とは言いませんが…
大手子会社は、親会社のブランド力などがあるので、熱量の高い社員は少ない印象。
正直、親会社がバックにいるので、無理なノルマもなく、ゆるく仕事をしている人は多いです。
【魅力あり】大手子会社に就職するメリット5選
メリット
- 経営状況が安定している
- 社会的信頼度が高い
- 賞与がそれなりに高い
- 教育体制が整っている
- 福利厚生が充実している
①経営状況が安定している
もちろん、大手子会社=確実に倒産しないというわけではないですが…
「親会社からの融資」や「親会社が取引先になる」という構図が成り立つ大手子会社の経営状況は比較的安定しています。
また、私の経験談ですが、親会社から顧客を紹介してもらうケースも少なくなかったです。
そのため、経営状況の安定という視点で考えると、大手子会社の就職はかなりおすすめと言えます。
②社会的信頼度が高い
- 24歳の同期が渋谷近くの分譲マンションを購入
- クレジットカードや車のローンで審査に落ちない
- 営業活動におけるアポイントが取りやすい
とくに、営業活動でテレアポをしても、親会社の知名度があり、アポイントが取りやすいと感じる場面は多々ありました。
また、商談回数も多いため、若手のうちから商談経験を多く積めたのも大きなメリットと感じました。
③賞与がそれなりに高い
と言うのも、大手子会社は、グループ全体の利益に応じた賞与である場合が多いです。
そのため、他の企業に比べて賞与が多いという特徴があります。
なお、私の場合は、親会社の業績が良く、社会人5年目のときに年間160万円(額面)近くもらえました。
賞与の内訳は、" 社会人5年目の年収について "で紹介してますので、興味のある方は合わせてチェックしてみてください。
④教育体制が整っている
なお、私自身、社会人7年目になっても、後輩指導やビジネスリーダー研修などがあります。
また、新入社員の頃は、「ビジネスマナー」や「決算書の読み方」まで、半年に渡って、多くの教育経験を受けました。
- 親会社の研修内容を受けることができる
- 外部へ研修を委託できる資金力
- 過去の研修経験が豊富に揃っている
ただし、すべての大手子会社の教育体制が整っていると判断するのは危険です。
そのため、就活生の方は、会社説明会やOB訪問で情報収集することをおすすめします。
OB訪問のやり方については、" 就活で必須のOB訪問のやり方"にまとめているので合わせてチェックしてみてください。
⑤福利厚生が充実している
と言うのも、大手子会社は、親会社の福利厚生と同程度の待遇を受けられることが多い印象。
私自身、親会社と同様に以下のような福利厚生を受けることができています。
福利厚生一覧
- 勤務時間中にマッサージ利用可能(500円/時間)
- 家賃補助(家賃の8割負担)
- 単身赴任社への帰任交通費支給(月1回)
とくに、家賃補助は、私が社会人3年間で貯金300万円を達成できた大きな要因となりました。
もちろん、大手子会社であっても親会社と同程度の福利厚生が確実に受けられるわけではありません。
ですが、親会社の恩恵を受けられる大手子会社が多いというのは、大きなメリットと言えます。
と悩まれる方も多いと思いますので、次の章で大手子会社への就職はおすすめなのか私の意見も交えて紹介しますね。
【結論】大手子会社への就職はやめておくべきかは人それぞれ
と言うのも、大前提として、企業選びは恋愛と一緒で相性が大切になってきます。
例えば、プライベートを大切にしたい=スタートアップ企業へ就職して後悔するのは最たる例です。
このように、大手子会社が向いているかは、あなたが働くうえで大切にしたい軸によって変わってくると言えます。
なお、今回は、上記内容も踏まえつつ、大手子会社への就職が向いていない人と向いている人について紹介します。
①大手子会社への就職が向いていない人の特徴【2選】
向いていない人の特徴
- ベンチャー志向の人
- 出世意欲の高い人
やはり、大手子会社は、親会社がバックにいることで経営が安定しているというメリットがあるものの…
社員一人ひとりの売上に対するモチベーションは低い傾向にあります…
また、役員クラスの人は、ほとんどが親会社からの出向なので、出世意欲が高い人やベンチャー思考の人にはおすすめしません。
②大手子会社への就職が向いている人の特徴【3選】
向いている人の特徴
- プライベートを充実させたい人
- 福利厚生の充実した会社で働きたい人
- 安定した経営基盤のもとで仕事がしたい人
正直、上記3つの特徴に当てはまる人は大手子会社への就職は向いています。
プライベートを充実させやすいのはもちろん、親会社の福利厚生が受けられるのも大きなメリットです。
もちろん、大手子会社の中には、ブラックな企業も存在しますが…
労働条件が良く、誰も知らないような穴場の大手子会社を見つけることができれば、勝ち組と言っても過言ではありません。
穴場の大手子会社を見つける方法【4選】
大手子会社を見つける方法
- 大手就活エージェント経由の求人紹介
- 逆求人サイト経由のスカウト
- 親会社のホームページから探す
- 就職四季報を活用する
①大手就活エージェント経由の求人紹介
支援内容
- キャリア相談(業界・企業研究含む)
- あなたに合った求人紹介
- エントリーシート・履歴書の添削
- 面接対策(模擬面接)
- 自己分析サポート・面接後のフィードバック
" 就活エージェントはゴミなのか? "の記事で詳しく解説していますが…
正直、就活エージェントは、支援をしてくれるアドバイザーとの相性に左右されるという欠点はあります。
しかし、優秀なアドバイザーに当たれば、穴場の大手子会社を余すことなく紹介してくれます。
もちろん、大手子会社の紹介だけでなく、内定に必要な選考対策をトータルサポートしてくれるので利用しない手はないです。
おすすめの大手就活エージェント
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:内定獲得が最短1週間 / 株式会社DYMが提供!
- 「LHH就活エージェント」:23年度のオリコン顧客満足度第2位 / 人材業界大手のアデコグループが提供!
- 「キャリアチケット」:毎年1万人以上の就活生が利用 / CMが話題のレバレジーズ株式会社が提供!
とくに、大手子会社の求人紹介という意味では、「ミーツカンパニー就活サポート」がNo1!
下図のような、東証プライム上場企業や福利厚生の整った大手求人を多数取り揃えています。
正直、自分と相性の良い大手子会社をマイナビやリクナビ経由で一から探すのはかなり手間です。
だからこそ、こういった就活エージェントを上手く活用しながら、効率よく穴場の大手子会社を見つけていきましょう。
ミーツカンパニー公式サイト「https:www.meetscompany.jp/」
②逆求人サイト経由のスカウト
上図の通り、逆求人サイトを利用すれば、マイナビやリクナビのように企業を自分から探す必要なし。
逆求人サイトにプロフィール(自己PRやガクチカなど)を登録するだけでスカウト獲得が狙えます。
もちろん、大手子会社からスカウトがこないというリスクもありますが…
あなたと相性の良い大手子会社と出会える窓口を広げるうえで導入は必須と言えます。
おすすめ逆求人サービス
とくに、OfferBoxは就活生の3人に1人が利用する逆求人サイトの中でも王道のサービス。
1,500社以上の大手企業(子会社含む)が登録しており、逆求人サイトの中でもっとも大手子会社のスカウト獲得が狙えます。
そのため、逆求人サイトの導入がまだの方は、まずはOfferBoxから試してみるのがおすすめです。
OfferBox公式サイト「https://offerbox.jp/」
③親会社のホームページから探す
就活エージェントや逆求人サイトより手間はかかりますが、親会社のホームページを確認するのもおすすめ。
親会社に関連する正しい子会社情報が書かれているので信憑性の高い情報を入手できます。
④就職四季報を活用する
こちらの方法も就活エージェントや逆求人サイトより手間はかかりますが…
就職倍率や平均年収・有給休暇取得率などの細かい情報が入手できるのでおすすめ。
企業研究をするうえで、確実に持っておきたい一冊であり、購入がまだの方は入手しておきましょう。
大手子会社についてよくある質問【3選】
よくある質問
- 大手子会社への就職は勝ち組でしょうか?
- 大手子会社の就職難易度はどうなのでしょうか?
- おすすめの大手子会社はどこでしょうか?
①大手子会社への就職は勝ち組でしょうか?
R氏(21歳)
大手子会社へ就職できると勝ち組なのでしょうか?
ネットで検索すると" 大手子会社 勝ち組 "という記事をよく見ます。
歯切れの悪い回答になりましたが、上記が真実です!
なお、この辺りは以下記事で詳しく解説しているので気になる方は合わせてチェックしてみてください。
②大手子会社の就職難易度はどうなのでしょうか?
T氏(20歳)
大手子会社への就職は難しいのでしょうか?
大手子会社の就職難易度について詳しく知りたいです…
詳しくは、" 大手子会社の就職難易度は? "で紹介していますが、100倍以上の企業も存在します。
もちろん、親会社に比べると就職倍率は低いですが、決して簡単に受かるわけではないので就活対策は必須です。
③おすすめの大手子会社はどこでしょうか?
T氏(20歳)
おすすめの大手子会社があれば教えて欲しいです…
大手小会社10社
- 【商社(卸売業)】住友商事マシネックス
- 【商社(卸売業)】三井物産ケミカル
- 【メーカー(電気・事務機器)】FDK株式会社
- 【メーカー(電気・事務機器)】新日本無線株式会社
- 【メーカー(自動車部品)】京三電機株式会社
- 【メーカー(食品・水産)】日東富士製粉株式会社
- 【電力・ガス】東亜石油株式会社
- 【サービス(人材・教育)】株式会社TAKシステムズ
- 【サービス(運輸・倉庫)】三井物産グローバルロジスティクス株式会社
- 【サービス(運輸・倉庫)】伊藤忠ロジスティクス株式会社
上記10社は、親会社は業界の中でも知名度の高い大手企業ばかりです。
しかし、就職倍率は比較的低い企業も多く、狙い目となっています。
なお、上記10社は以下記事にまとめているので、興味のある方は合わせてチェックしてみてください。
【後悔あり】大手子会社の就職はやめとけと言われている理由4つのまとめ
やめとけと言われている理由
- 役員がほとんど親会社出身
- 親会社の影響が強い
- 親会社が売却するリスクがある
- ぬるま湯企業が多い
上記の通り、大手子会社の就職はやめとけと言われる理由があるのは事実…
私自身、大手子会社に7年勤めていますが、役員が親会社中心という部分が当てはまっています。
そのため、大手子会社は、出世意欲の高い人やベンチャー思考の人には合わない可能性が高いです。
もちろん、" 大手子会社が向いている人の特徴3選 "のパートで紹介したような人は、大手子会社への就職はおすすめ!
あなた自身がどういった働き方を求めるかで、大手子会社の就職はやめておくべきかが決まると言えます。
ぜひ、あなたに大手子会社が向いているか、本記事を参考にしながら考えてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。