はてな
- Fランでも大手子会社に入れるの?
- 大手子会社の就職難易度はどれくらい?
- Fランでも狙えるおすすめの大手子会社はある?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、結論からお伝えすると、Fランから大手子会社には入れます。
私自身、Fラン学生でしたが大手子会社(通信業界)へ就職できました。
企業名 | 備考 |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(倍率:25倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
今回は、そんな私の実体験をもとにした「大手子会社の就職難易度」を紹介する記事です。
記事後半には、「Fラン学生におすすめの大手子会社30社」を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
大手子会社の就職難易度は?【Fラン目線で解説】
結論、大手子会社の就職難易度は「企業によってさまざま」です。
ただし、Fラン学生でも狙える大手子会社が多いのも事実であり、この辺りの内容について詳しく紹介していきます。
①企業によって就職難易度は異なる
繰り返しになりますが、大手子会社の就職難易度は「企業によってさまざま」です。
例えば、下表のような「認知度の高い大手子会社」も存在します。
- 三菱UFJニコス株式会社(親会社:MUFGグループ)
- 株式会社NTTデータ(親会社:日本電信電話株式会社)
- ソニー株式会社(親会社:ソニーグループ株式会社)
採用倍率は50倍以上という情報もあり、簡単に入社できる大手子会社ではありません。
ですが、大手子会社にも「穴場の優良企業」が存在するのも事実!
Fラン学生でも狙いやすい大手子会社は存在します。
②Fラン学生が狙いやすい大手子会社【30社】
本章では、「Fラン学生が狙いやすい大手子会社」をまとめてみました。
- NECネッツエスアイ株式会社
- 株式会社インフォテック
- ヤマハモーターソリューション株式会社
- 朝日機材株式会社
- 水道機工株式会社
- 伊藤忠ロジスティクス株式会社
- 日興システムソリューションズ株式会社
- 名菱テクニカ株式会社
- 三菱商事ロジスティクス株式会社
- 株式会社ニッセイコム
- 富士電機パワーセミコンダクタ株式会社
- 山本ビニター株式会社
- 東芝テック株式会社
- 住友商事マシネックス株式会社
- 株式会社第一ビルディングス
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 宮地エンジニアリング株式会社
- 丸栄コンクリート工業株式会社
- 日本海ガス株式会社
- 関電プラント株式会社
- 日本トータ株式会社
- 丸紅シーフーズ株式会社
- 東レエンジニアリング株式会社
- 豊田合成株式会社
- 株式会社富士通ゼネラル
- 丸紅情報システムズ株式会社
- 日清紡マイクロデバイス株式会社
- 安藤ハザマ興業株式会社
- 株式会社コバヤシ
- 敦賀セメント株式会社
上記30社は、「給与・働きやすさ・やりがい」の3拍子が揃っている大手子会社です。
「住友商事マシネックス」と「東芝テック」は、Fラン学生の私が内定できた企業!
学歴フィルター関係なく狙えるおすすめの大手子会社となっています。
なお、各社の詳しい詳細は、「おすすめ大手子会社ランキング30社」という記事で紹介中です。
ぜひ、上記30社の詳しい詳細を知りたい人は、参考にしてみてください!
Fラン学生に大手子会社をおすすめする理由【3選】
本章では、「Fラン学生に大手子会社をおすすめする理由」をまとめました。
大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
おすすめ理由【3選】
- 学歴フィルターがほとんどない
- 親会社より採用倍率が低い
- 待遇面の良い企業が多い
理由①:学歴フィルターがほとんどない
Fラン学生に大手子会社をおすすめする最大の理由は「学歴フィルターがほとんどない」からです。
「学歴フィルターは当たり前?」という記事で詳しく紹介していますが、新卒の就職活動において「学歴フィルター」は存在します。
その点、大手子会社は幅広い大学から採用しているケースが多いです。
そのため、Fラン学生こそ「大手子会社」が狙い目だったりします。
理由②:親会社より採用倍率が低い
学歴フィルターが少ないのはもちろん、「親会社より採用倍率が低い」のもおすすめ理由の一つです。
例えば、「日本電気株式会社(NEC)」の子会社に「NECネッツエスアイ」という企業があります。
会社名 | NECネッツエスアイ株式会社 | 日本電気株式会社 |
本社所在地(都道府県のみ) | 東京都 | 東京都 |
従業員数 | 5,225名(単体) | 105,276名(連結) |
初任給 | 28.0万円(学部卒) | 29.4万円(学部卒) |
平均年収 | 776万円 | 880万円 |
平均残業時間 | 24.6時間 | 23.1時間 |
平均有給取得日数 | 13.9日 | 13.5日 |
定着率 | 92.7% | 91.8% |
採用人数 | 180名前後 | 1,200名前後 |
採用倍率(推定) | 10倍前後 | 70倍〜90倍 |
上場区分 | - | 東証プライム |
株主 | 日本電機(100%) | - |
公式採用ページ | 詳しい詳細はこちら | 詳しい詳細はこちら |
残念ながら、待遇面については「日本電気株式会社」の方が良いですが、採用倍率は「NECネッツエスアイ」の方が低いです。
もちろん、「NECネッツエスアイ」に限った話ではありません。
多くの大手子会社は、親会社より採用倍率が低く、Fラン学生も狙いやすい企業が多かったりします。
理由③:待遇面の良い企業が多い
Fラン学生に大手子会社をおすすめする理由3つ目は「待遇面の良い企業が多い」からです。
先ほど紹介した「NECネッツエスアイ」もそうですが、待遇面の良い企業はたくさんあります。
会社名 | NECネッツエスアイ株式会社 |
本社所在地(都道府県のみ) | 東京都 |
従業員数 | 5,225名(単体) |
初任給 | 28.0万円(学部卒) |
平均年収 | 776万円 |
平均残業時間 | 24.6時間 |
平均有給取得日数 | 13.9日 |
定着率 | 92.7% |
採用人数 | 180名前後 |
上場区分 | - |
株主 | 日本電機(100%) |
公式採用ページ | 詳しい詳細はこちら |
もちろん、すべての大手子会社の待遇が良いとは言えませんが、大手企業の子会社なだけあり、「給与・働きやすさ・やりがい」の3拍子が揃っている企業は多いです。
そのため、高待遇を求めるFラン学生にも大手子会社への就職をおすすめしています。
Fラン学生が狙ってはいけない大手子会社【3選】
本章からは、「Fラン学生が狙ってはいけない大手子会社」について紹介します。
こちらも大きく3つにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
狙ってはいけない大手子会社
- 採用大学のレベルが高い
- 学生からの認知度が高い
- 採用人数が少ない
特徴①:採用大学のレベルが高い
Fラン学生が大手子会社を探す場合、「過去3年間の採用大学」は要チェックです!
なお、例えば「伊藤忠丸紅鉄鋼」は、高学歴の学生を中心に採用している企業です。
採用大学
青山学院大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、中央大学、立命館アジア太平洋大学、東京大学、東京外国語大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、北海道大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
上記のとおり、学歴の最低ラインはMARCH・関関同立レベルとなっています。
こういった企業をFラン学生が狙うのはおすすめしません。
特徴②:学生からの認知度が高い
「学生からの認知度が高い大手子会社」にも要注意です!
実はCMで放送されている大手子会社も存在します。
例えば、先ほど紹介した以下3社は、CM放送をしていた学生人気が高い企業です。
- 三菱UFJニコス株式会社(親会社:MUFGグループ)
- 株式会社NTTデータ(親会社:日本電信電話株式会社)
- ソニー株式会社(親会社:ソニーグループ株式会社)
Fラン学生から狙う大手子会社として、あまり狙い目とは言えません。
特徴③:採用人数が少ない
Fラン学生が大手子会社を探す場合、「採用人数」にも要注目です。
「採用倍率=エントリー人数/採用予定人数」であり、採用人数が少ないと採用倍率も高くなります。
なお、大手子会社の多くは、以下のように採用人数が少なかったりします。
- 朝日機材株式会社(採用人数:10名前後)
- 伊藤忠ロジスティクス株式会社(採用人数:30名前後)
- 三菱商事ロジスティクス株式会社(採用人数:10名前後)
そのため、できるだけ採用人数の多い大手子会社を狙うのがおすすめです!
Fラン学生が穴場の大手子会社を見つける方法【3選】
本章では、「穴場の大手子会社を見つける方法」についてまとめてみました。
私が実践していた内容なので、ぜひ参考にしてみてください!
穴場の大手子会社を見つける方法
- 逆求人サイトの活用
- 大手企業の公式サイト
- 就職四季報のチェック
方法①:逆求人サイトの活用
穴場の大手子会社を見つけるには「多くの企業と出会う」ことが大切です。
そのため、企業からスカウトが受け取れる「逆求人サイトの活用」は必要不可欠!
以下3つの有名どころは、早めに導入しておきましょう。
おすすめ逆求人サイト
とくに「オファーボックス」は、「大手子会社」のスカウトが狙いやすいです。
下図のとおり、利用者全体の「31%」が大手企業(子会社含む)への就職を決めています。
また、下図のような「有名企業」のスカウトも狙えるサービスです。
Fラン学生だった私でも「ニトリ・KOKUYO」からスカウトが届いたことがあります。
残念ながら、「大学1・2年生は利用できない」というデメリットはありますが、それ以外の人であれば、確実に導入しておきたいサービスとなっています。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
方法②:大手企業の公式サイト
大手子会社を見つけるには「大手企業の公式サイト」をチェックするのもおすすめです。
上記のような多くの大手企業がグループ会社を一覧にまとめています。
少し手間に感じるかもしれませんが、確実に見つけることができる方法です。
ぜひ、「気になる大手企業がある→グループ会社を調べる」の手順を試してみてください!
方法③:就職四季報のチェック
王道ではありますが「就職四季報」のチェックも必要不可欠です。
1,000ページ以上あるので、なかなか読むのが大変ですが…
- 平均年齢 / 就職倍率
- 3年後の離職率
- 平均有給取得日数
- 初任給 / 平均年収
- 平均残業時間
- 主要株主 / 上場区分
就職四季報は、上記のような企業情報がキレイにまとめられています。
「主要株主」の欄を確認しつつ、待遇面の良い企業を探してみてください!
なお、就職四季報は「中小・優良企業版」の購入がおすすめです。
総合版よりも「穴場の大手子会社」が見つけやすい1冊となっています。

完全子会社・子会社・関連会社の違いとは?
記事後半にはなりますが、『大手子会社とは?』という部分にふれておきます。
大手子会社について理解している人は、読み飛ばしてもらって大丈夫です。
完全子会社とは?
区分 | 詳細 |
完全子会社 | 親会社が株式を100%保持している企業 |
子会社 | 親会社が株式の50%以上保持している企業 |
関連会社 | 子会社ではないが親会社が影響力を持つ企業 |
上表のとおり、「完全子会社」は親会社が100%株式を保有している企業です。
今回紹介した企業の多くは、完全子会社となっています。
- NECネッツエスアイ(NEC100%)
- 東芝テック(東芝100%)
- 豊田合成(トヨタ自動車100%)
なお、「大手子会社はやめとけ?」という記事で詳しく紹介していますが、経営方針を決めるときの親会社の影響力は大きいです。
このように「子会社と親会社の関係が密接」なのが大きな特徴となっています。
子会社とは?
区分 | 詳細 |
完全子会社 | 親会社が株式を100%保持している企業 |
子会社 | 親会社が株式の50%以上保持している企業 |
関連会社 | 子会社ではないが親会社が影響力を持つ企業 |
上表のとおり、「子会社」は親会社が50%以上の株式を保有している企業です。
完全子会社に比べ、経営の自由度は高かったりします。
また、決算(会社の通信簿)における影響度についても大きな違いです。
ポイント
- 子会社:親会社の持株比率に応じて業績が反映される
- 完全子会社:親会社の連結決算に100%反映される
この辺りの詳しい紹介をすると長くなるので割愛しますが、気になる人は「完全子会社と子会社の決算の違い」でネット検索してみてください。
関連会社とは?
区分 | 詳細 |
完全子会社 | 親会社が株式を100%保持している企業 |
子会社 | 親会社が株式の50%以上保持している企業 |
関連会社 | 子会社ではないが親会社が影響力を持つ企業 |
「関連会社」は、親会社からの出資や人事・技術関係の取引があり、財務や営業の方針に大きな影響を与えることができる企業です。
今回紹介した「おすすめの大手子会社30社」では紹介しなかったですが…
- ジャムコ(伊藤忠商事33.3%)
- 協友アグリ(住友化学36.5%)
- ジオスター(日本製鉄40.3%)
上記のような穴場の子会社が存在します。
以上が、「大手子会社(完全子会社・子会社・関連会社)」の違いです。
ぜひ、大手子会社を狙ううえで、予備知識として押さえておきましょう。
【Q&A】Fラン学生からの大手子会社に関するよくある質問3選
では最後に、当ブログに多く寄せられる大手子会社に関する質問3つを紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問【3選】
- 大手子会社への就職って勝ち組?
- 大手子会社はやめとけって本当?
- 大手子会社はまったり働ける?
質問①:大手子会社への就職って勝ち組?
F氏(22歳)
大手子会社へ就職できると勝ち組というウワサは本当ですか?
大手子会社の魅力がイマイチ分かっていません…
詳しくは、「大手子会社への就職は勝ち組?」という記事で紹介していますが…
大手子会社への就職を勝ち組と感じられるかは「人それぞれ」です。
ただし、私の感覚値としては、以下のような人に大手子会社は向いていると思います。
向いている人
- 安定した企業で働きたい人
- それなりの年収がもらいたい人
- 福利厚生の充実を求める人
大手企業(親会社)ほどではないですが、待遇の良い大手子会社は多かったりします。
質問②:大手子会社はやめとけって本当?
M氏(21歳)
大手子会社への就職はやめておくべきでしょうか?
大手子会社の就職はおすすめしないというウワサを聞きました…
大前提、私は大手子会社への就職を目指すのはおすすめ派です!
ただし、大手子会社への就職をおすすめしない人も存在します。
この辺りの詳しい詳細は、「大手子会社はやめとくべき?」という記事をチェックしてみてください!
質問③:大手子会社はまったり働ける?
T氏(20歳)
大手子会社は、まったり働ける企業が多いと聞きましたが本当ですか?
バリバリ仕事したいタイプではないので気になっています…
詳しい詳細は、「大手子会社の働き方はまったり?」という記事で紹介していますが…
確かに、大手子会社はまったり働ける企業が多い印象です!
ただし、本当にまったり働けるかは企業によってさまざまなのも事実…
社員の1日のスケジュールや福利厚生・平均残業時間はかならずチェックしておきましょう!
【まとめ】Fラン学生が大手子会社へ就職することは可能
今回は、『Fラン学生でも大手子会社に入れるの?』という悩みを中心に紹介しました。
まとめ
- Fラン学生が大手子会社には入れる
- 大手子会社の就職難易度は「企業によってさまざま」
- 学歴フィルターの少ない大手子会社は多い
上記のとおり、Fラン学生であっても大手子会社には入れます。
私自身、偏差値40以下のFラン学生でしたが大手子会社(通信業界)へ就職できました。
企業名 | 備考 |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(倍率:25倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(倍率:14倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(倍率:12.3倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
そのため、Fラン学生の人こそ大手子会社を目指してみてください。
狙い目の大手子会社は、以下記事にまとめているので参考にどうぞ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。