注意事項
- 今回紹介する転職活動の手順は、職務経歴書や面接のコツは含めない
- 今の会社を続けながらの転職活動を前提とした手順紹介
- 必ず転職を勧める内容ではない
上記の通り、今回紹介する手順は、職務経歴書の書き方や面接のコツなどを紹介していません。
理由は、職務経歴書の書き方や面接のコツは、大手転職サイトに情報が載っているためです。
そのため、当ブログでは、転職活動を通じた、キャリアの方向性を決定するまでの手順を紹介しています。
ポイント
転職活動は、「ゴール=転職する」という思考に陥りがちです。
しかし、当記事では、「ゴール=自分の納得のいくキャリアを決定する」ことを前提にした手順となります。
20代の転職活動で失敗しないために知っておくべきこと!
知っておくべきこと3選
- 転職と転職活動はまったく別である
- 転職活動の目的=転職しなければならないという思考はNG
- 転職エージェントの言葉を信じて思考停止しない
転職活動とは?
- 転職:今の勤め先企業を辞めて新たな職場で働くこと。
- 転職活動:自分の「市場価値や今後の方向性(キャリア)」を考える活動。
上記の通り、転職活動は、「自分の市場価値や今後の方向性」を考える活動であり、転職することが必須ではないです。
例えば、あなたが、会社に縛られない自由な生き方をしたいのであれば、フリーランスの道も視野に入ってきます。
そして、そのために、何をする必要があるのか考えるための活動こそ" 転職活動 "なのです。
20代の転職活動で失敗しないための5つの手順を紹介!
20代の転職活動で失敗しないための手順
- 転職エージェントサービスに登録実施
- 自分の現状と市場価値を可視化
- 今後のキャリアの方向性を可視化
- 今後のキャリアの方向性に沿った活動開始
- 自分が納得のいく転職活動成功
転職エージェントサービスに登録実施
理由は、転職エージェントを利用することで、客観的キャリアのアドバイスが得られるためです。
また、さまざまな求人紹介を受けられるため、各業界の知識が増え、視野を広げることができます。
注意事項
- 転職先の斡旋だけをしてくる転職エージェントサービスは利用しない
- 有料の転職エージェントは利用しない
- 求人数の少ない転職エージェントサービスは利用しない
転職エージェントの中には、利益目的の求人紹介しかしてこないサービスが存在します…
また、アドバイザーによっては、まったく話を聞いてくれないということも多いです…
そのため、最初のステップで多くの転職エージェントを試して自分に合ったサービスを見つけるのが大切になってきます。
おすすめサービス
- 「リクルートエージェント」:求人数は驚異の63万件越え / 業界最大手の転職エージェントであり実績豊富
- 「アサイン」:長期的なキャリア支援が特徴 / ハイクラス転職を得意としており高年収求人多数あり
- 「マイナビジョブ20's」:累計登録者32万人 / 関東・東海・関西圏以外はサポート対象外なのは欠点…
ポイント
とくに、「リクルートエージェント」は、業界最大手ということもあり多くのキャリア相談実績があります。
もちろん、求人数も業界No1であり、年収アップ求人を探すうえでも利用価値の高いサービスとなっています。
※私がリクルートエージェントを実際に利用した経験を踏まえて利用価値のあるサービスか徹底解説しています。
自分の現状と市場価値を可視化
先ほど紹介した、転職エージェントを利用することで、以下3つの情報を得ることができます。
得られる情報3つ
- 自分の業界内外の求人情報
- 自分が職場に抱いている不満
- 自分の置かれている現状と市場価値
上記3つの情報を得られた段階で、自分の現状(職場の不満点や満足ポイント)や自分の市場価値(保有資格や経験)を紙に書き出しましょう。
- 自分の現状①:自分の勤め先が業界年収に対して100万円年収が低い
- 自分の現状②:人間関係は良好だが仕事のやりがいは少ない
- 自分の現状③:残業時間は月に20時間と自由な時間は多い
- 自分の現状④:福利厚生は家賃補助8割と大満足
- 自分の市場価値①:保有資格は「日商簿記2級」があり経理関係の市場価値あり
- 自分の市場価値②:半年間のブログ運営経験あり
初めは、自分の市場価値が思い浮かばないことも多いですが、その辺りは、転職エージェントのサポートを受けながら、書き出していきましょう。
今後のキャリアの方向性を可視化
自分の現状と市場価値を紙に書き出せた方は、続いて、今後のキャリアを考えていきます。
- 譲れないポイント①:社会人5年目までに年収500万円以上
- 譲れないポイント②:ワークライフバランスの整った環境
- 譲れないポイント③:固定費(家賃など)を負担してくれる福利厚生
結果、自分の職場で実現できない、譲れないポイントは「社会人5年目までに年収500万円以上」に絞られました。
なお、私の場合、譲れないポイント①と、譲れないポイント②③を比較した結果、残業が少ない現職を続ける選択をしました。
しかし、現職で働きながら、年収を上げるため、自分の市場価値を活かした「ブログ運営(副業)」を選択しました。
今後のキャリアの方向性に沿った活動開始
私の場合は、社会人5年目までに年収500万円以上を達成することをキャリア目標とし活動(ブログ運営)を始めました。
実際、ブログ運営をスタートしたのは、2019年12月なので、約3年半をブログに費やしています。
なお、転職という選択をされた方は、転職エージェントを利用して自分に合った企業への転職活動をおこないましょう。
自分が納得のいく転職活動成功
今回は、私のキャリアの方向性(ブログ運営を取り入れ年収500万円達成)を具体例に転職活動の一連の流れを紹介しました。
もちろん、転職活動の結果、今の会社から転職する選択肢も出てくると思います。
転職活動は、人それぞれの目指したいキャリアの方向性によって、活動内容が変化します。
ですが、共通して言えるのは、「転職活動=転職しなけれなならない」という思考にはならないようにしましょう。
20代の転職希望者から多く寄せられる質問9選を紹介!
転職希望者からの質問9選
- 転職エージェントの利用が無料で受けられるのはなぜでしょうか?
- 自分のスキルが全くない場合はどうするべきか?
- 転職するのであれば第二新卒の方が有利でしょうか?
- 転職活動は仕事をやめてからするべきでしょうか?
- 仕事・職場の人間関係で転職するのは逃げでしょうか?
- 転職サービスを選ぶうえで意識しているポイントは?
- 転職エージェントの利用の流れを知りたいです!
- 転職エージェントのおすすめ利用時期はあるのでしょうか?
- 20代の平均転職回数は何回でしょうか?
転職エージェントの利用が無料で受けられるのはなぜでしょうか?
F氏(27歳)
転職エージェントは書類添削や面接練習などサポートが充実していると感じるのですが…
なぜ、転職エージェントは無料で利用できるのでしょうか?もしかして怪しいビジネスなのかな…
上図の通り、企業へ転職希望者を紹介することで利益を得ているため、一切費用がかからない仕組みになっています。
自分のスキルが全くない場合はどうするべきか?
M氏(26歳)
最近、今の職場に不満が多く、転職を考えています。
しかし、保有資格も全くなく、アピールポイントがない場合はどうするべきでしょうか?
正直、スキルや経験が全くない状態で、転職をおこなっても、現在の職場より条件の悪い転職先になるリスクが高いです。
そのため、まずは、汎用性の高い資格取得や副業など、何かしらの目に見える実績を作ることをおすすめします。
転職するのであれば第二新卒の方が有利でしょうか?
N氏(22歳)
現在、社会人1年目なのですが、すでに職場環境が合わず、転職を考えています。
やはり、転職をするのであれば、第二新卒のうちに決断しておくべきでしょうか?
と言うのも、第二新卒は、ポテンシャル採用で取ってくれる企業が多く存在するためです。
ただし、スキルや経験がない場合、今の職場より環境の悪い転職先になる可能性も視野に入れておきましょう。
転職活動は仕事をやめてからするべきでしょうか?
T氏(26歳)
転職活動は、仕事をしながらだと時間がないと聞きました、、
やはり、転職活動をするのであれば、仕事をやめてからするべきでしょうか?
もちろん、仕事をやめることで、時間は確保できますが、以下のデメリットがあるためおすすめしません。
デメリット
- 収入がなくなり転職に焦りが生じる
- 働いていない期間が発生する
仕事・職場の人間関係で転職するのは逃げでしょうか?
K氏(28歳)
月の残業が80時間以上とかなり肉体的に追い詰められています…
それに、職場の人間関係もそこまで良くなく、正直転職したいのですがそれは逃げになるのでしょうか?
実際、" 厚生労働省の令和2年転職者実態調査 "でも「自己都合」の転職がほとんどであり、逃げにはなりません。
なお、自己都合の中でも「労働条件が良くなかった(28.2%)・満足いく仕事内容じゃない(26%)・賃金が低い(23.8%)」となっています。
転職サービスを選ぶうえで意識しているポイントは?
N氏(24歳)
最近、周囲と比較して年収が低く、転職活動を考えています。
是非、転職サービスを選ぶうえで意識していることがあれば教えて欲しいです。
注意事項
- 求人数の多い大手転職サービスを利用する
- 無料の適性検査が備わっている転職サービスを利用する
- キャリア相談にしっかり乗ってくれる転職サービスを利用する
上記の通り、求人数や適性検査が備わってるという条件は、自分の中で必須としています。
また、利用するまで分からない部分ですが、転職先を斡旋するのではなく、しっかりキャリア相談にも乗ってくれるサービスかを初回の面談時に判断するようにしています。
おすすめサービス
- 「リクルートエージェント」:求人数は驚異の63万件越え / 業界最大手の転職エージェントであり実績豊富
- 「アサイン」:長期的なキャリア支援が特徴 / ハイクラス転職を得意としており高年収求人多数あり
- 「マイナビジョブ20's」:累計登録者32万人 / 関東・東海・関西圏以外はサポート対象外なのは欠点…
ポイント
とくに、「リクルートエージェント」は、業界最大手ということもあり多くのキャリア相談実績があります。
もちろん、求人数も業界No1であり、年収アップ求人を探すうえでも利用価値の高いサービスとなっています。
転職エージェントの利用の流れを知りたいです!
R氏(24歳)
転職エージェントを利用しようと思うのですが、利用の流れを知りたいです。
実際に内定までの流れが掴めると嬉しいな…
転職エージェント(例)
- 転職エージェントサービスに申し込む
- 面談日程の調整
- キャリアアドバイザーとの面談(初回から職務経歴書提出が必要なこともあり)
- 書類添削・面接対策
- 紹介求人の応募と面接
- 内定 / 退職手続き /入社
正直、エージェントサービスによって違いはありますが、大枠は上記流れで進むと思っておけば問題ないかと。
ちなみに、" 厚生労働省の令和2年転職者実態調査 "によると、転職活動開始から勤め先離職までの期間は1ヶ月以上3ヶ月未満が一番多いです。
転職エージェントの中には、最短2週間で内定獲得といった実績のあるサービスも多く、比較的短期間で転職する方が多いです。
転職エージェントのおすすめ利用時期はあるのでしょうか?
K氏(25歳)
転職エージェントを利用しようと思うのですが、おすすめの利用時期はあるのでしょうか?
できるだけ、転職が決まりやすい時期の始めたく…
実際、年度始めである4月の新体制を作るために新しい人材確保をしたい企業が求人を多く出します。
20代の平均転職回数は何回でしょうか?
W氏(24歳)
20代の転職希望者の平均活動回数はどれくらいなのでしょうか?
私自身、20代前半なのですが、他の20代の平均転職回数を把握しておきたく…
- 20代前半:平均転職回数は1.5回
- 20代後半:平均転職回数は1.9回
なお、詳しい詳細は、厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査」を確認してみてください。
20代の転職活動で失敗しない方法のまとめ!
今回は、20代の転職活動で失敗しないための手順を5つ紹介しました。
20代の転職活動で失敗しないための手順
- 転職エージェントサービスに登録実施
- 自分の現状と市場価値を可視化
- 今後のキャリアの方向性を可視化
- 今後のキャリアの方向性に沿った活動開始
- 自分が納得のいく転職活動成功
上記の通り、今回は、職務経歴書の書き方や面接のコツなど、小手先のテクニックは紹介していません。
正直、職務経歴書の書き方や面接のコツは、転職エージェントのサポートを受ければ勝手に身に付きます。
それよりも大切な" あなたの今後のキャリアを考える活動 "としての手順が今回の内容です。
ぜひ、20代という若い時期に、今回の内容を参考に、あなた自身のキャリアを考えてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。