こんな悩みを解決できる記事を書きました。
本記事を読めば、社会人1年目に取得すべきおすすめ資格が明確になりますよ!
まずは、「社会人1年目に取得すべきおすすめ資格の基準」について紹介していきます。
私が東証プライム企業の採用担当者として、300人以上の新入社員に伝えてきた資格の選定基準なので、ぜひチェックしてみてください。
※「すぐに社会人1年目に取得すべきおすすめ資格を知りたい」という方は、「社会人1年目に取得すべきおすすめ資格5つ」へと進んでみてくださいね!
社会人1年目に取得すべきおすすめ資格の基準【3選】
資格の選定基準
基準①:幅広い業界で必要な資格
というのも、社会人1年目は、どの業界が自分に向いているかわからない時期!
入社した企業(業界)が合わないと気づいたときに、その業界でしか通用しない資格を取っていても意味なしです。
なので、まずは「日商簿記」や「ビジネス文書検定」など、汎用性の高い資格取得を目指すのがおすすめだったりします。
基準②:無理のない範囲で取れる資格
というのも、社会人1年目は慣れない環境に適応する必要があるので、なかなか勉強時間が取れなかったりします。
結果、高難易度の資格を目指してみたものの「途中で挫折するケース」も少なくないです…
なので、「社会人1年目は仕事覚える→余裕があれば低難易度の汎用性がある資格取得」の考え方がおすすめです。
基準③:受験資格に実務経験がない資格
基準③の「無理のない範囲で取れる資格」と被りますが…
社会人1年目は、環境への適応や新しい仕事を覚えることが必要な時期!
思った以上に多忙になるので、1年以上の時間をかける資格はおすすめしないです。
もちろん、勤め先企業の業務内容が実務経験となるのであれば問題なしですが…
まったく関係ない場合は、実務経験が必要になるような時間のかかる資格取得はおすすめしません。
働きながら取得できる社会人1年目におすすめの資格【5選】
おすすめ資格5選
おすすめ資格①:日商簿記3級
資格概要 | |
難易度 | (段階中) |
合格率 | 第166回 36.3%(直近5回分の平均合格率は35%前後) |
平均勉強時間 | 約1ヶ月〜2ヶ月(約70時間程度) |
受験日 | 毎月実施(詳しい詳細は、公式HP参照) |
受験料 | 2,850円(消費税込み) |
試験方式 | ネット試験(記述式+選択式) |
合格ライン | 100点満点中70点 |
当日の持ち物 | 受験票、電卓、身分証明書、筆記用具(詳しい詳細は、公式HP参照) |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
おそらく、多くの方が一度は聞いたことのある「日商簿記3級」!
意外と合格率は低く、直近5年間の合格率は35%前後を推移しています。
そんな、日商簿記3級を社会人1年目におすすめする理由は以下のとおりです。
- 就職・転職時の企業分析に役立つ
- 取引先企業の財務分析に役立つ
- 副業で稼げたときの確定申告に役立つ
上記のとおりでして、詳しい詳細は「日商簿記3級は役立つ資格なのか?」という記事にまとめてますが…
会計関係の知識が身につくので、基本はどのような局面でも役に立ちます。
なので、社会人1年目の資格取得で迷うことがあれば、まずは日商簿記3級を目指すのはおすすめだったりします。
おすすめ資格②:ITパスポート
資格概要 | |
難易度 | (段階中) |
合格率 | 令和6年4月度 50.1%(例年の平均は50%前後) |
平均勉強時間 | 約1ヶ月〜約2ヶ月(100時間程度) |
受験日 | 毎月6回ほど(詳しい受験日は、公式HP参照) |
受験料 | 7,500円(消費税込み) |
試験方式 | CBT方式(詳しい詳細は、公式HP参照) |
合格ライン | 総合評点600点以上(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系 各300点以上) |
当日の持ち物 | 身分証明書(免許証・保険証など)・確認票 |
申し込み期間 | 公式HP参照 |
ITパスポートは、多くのIT系スキルの中でも、もっとも基礎となる資格です。
合格率は50%前後と比較的取りやすい資格にもかかわらず、国家資格だったりします。
もちろん、100時間程度の勉強は必要だったりしますが…
以下3つの理由から社会人1年目におすすめする資格として紹介しました。
- ITリテラシーの基礎が身につけられる
- IT業界以外の就職・転職で有利
- 合格がしやすく認知度が高い
上記のとおりでして、詳しい詳細は「ITパスポート取得のメリット3選」という記事にまとめてますが…
IT関連の普及が進んでいる昨今、基本的な知識を社会人1年目から学んでおいて損はないといえます。
おすすめ資格③:ビジネス実務法務検定3級
資格概要 | |
難易度 | (段階中) |
合格率 | 2023年度 50.7%(例年の平均は80%前後) |
平均勉強時間 | 約1ヶ月〜(約60時間程度) |
受験日 | コロナのため未定(詳しい詳細は、公式HP参照) |
受験料 | 5,500円(消費税込み) |
試験方式 | IBT・CBT方式(詳しい詳細はこちら) |
合格ライン | 100点満点中70点 |
当日の持ち物 | 受験票、身分証明書、筆記用具 |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
あまり聞き馴染みのない資格かもしれませんが、ビジネス界では「ビジ法」と略されるほど有名な資格!
以下3つの理由から社会人1年目におすすめする資格として紹介しました。
- ビジネスの基本となる法律の基礎知識が学べる
- 日常生活でも役立つ法律知識が学べる
- 転職時に法律の基礎知識を有している証明になる
私も社会人になって痛感したのですがが、ビジネスは契約書を軸に進んでいきます。
なので、契約書を読む力は必須なので、基本を学ぶ意味でも社会人1年目に取得して損はない資格です。
ちなみに、一夜漬けは難しいかもですが、1ヶ月あれば取得は十分可能な資格だったりします。
上司にもアピールできる資格だと思うので、資格取得を前向きに検討したい方は、以下記事も参考にしてみてください。
おすすめ資格④:MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
資格概要 | |
難易度 | (段階中) |
合格率 | 各回80%前後 |
平均勉強時間 | 約3週間〜(約30時間程度) |
受験日 | 毎月1〜2回開催(詳しい詳細は、公式HP参照) |
受験料 | 1科目10,780円(税込み)(一般価格) |
試験方式 | パソコン受験(詳しい詳細は、公式HP参照) |
合格ライン | 1000点満点中700点以上(回ごとに変動あり) |
当日の持ち物 | 受験者IDとパスワード(公式HPより登録必須)、受験票、身分証明書 |
申し込み期間 | 詳しい詳細は、公式HP参照 |
MOSは、Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる国際資格であり、累計受験者数は400万人を超える人気資格!
試験科目は、Officeバージョン毎にWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookがあります。
そんな、MOSを社会人1年目におすすめする資格として紹介した理由は以下3つです。
- ExcelやWord・PowerPointはどこの企業でも必要なため
- 転職時に最低限のPCスキルを有しているという証明になるため
- 幅広い業界で必要なスキルに加え難易度が低いため
上記のとおりでして、社会人として一度は使う「Excel、Word、PowerPointの操作スキル」が学べます。
この辺りのスキルは、どの業界でも活かせるので取得しておいて損はないです。
MOSの勉強には、ノートPCがあれば便利なので用意しておくことをおすすめします。
もし購入が難しい場合は、「MacBookのレンタル」があったりするのでチェックしてみてください。
おすすめ資格⑤:ビジネス文書検定2級
資格概要 | |
難易度 | (段階中) |
合格率 | 令和5年11月度 59.5%(例年の平均は60%前後) |
平均勉強時間 | 約1ヶ月〜(約70時間程度) |
受験日 | コロナのため未定(詳しい詳細は、公式HP参照) |
受験料 | 5,200円(消費税込み) |
試験方式 | 選択式(マークシート式)、記述式 |
合格ライン | 表記技能、表現技能、実務技能の各得点が60%以上 |
当日の持ち物 | 受験票、身分証明書、筆記用具 |
申し込み期間 | ホームページ参照 |
ビジネス文書検定は、メールの書き方や季語など、社会人として必要なマナーが学べる資格!
正直、仕事をこなすうちに身に付くスキルだったりしますが…
以下3つの理由から、社会人1年目に取得しておいて損がない資格として紹介しました。
おすすめ理由
- 社会人として必要なビジネスマナーが学べる
- 昇進や昇格要件としている企業が多い
- 実務で役立つ文書作成能力が身に付く
現場で学ぶスキルもあったりしますが、資格として持っておくと何かと便利です。
上司などに取得したことを話すと、人によっては評価してもらえたりします。
勉強方法などは、以下記事にまとめているので取得検討したい方は、合わせてチェックしてみてください。
【まとめ】働きながら取得できる社会人1年目におすすめの資格5選
おすすめ資格5選
- 日商簿記3級
- ITパスポート
- ビジネス実務法務検定3級
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- ビジネス文書検定2級
上記のとおりでして、基本は「汎用性がある資格」であり「比較的取りやすい資格」を基準に紹介しました。
最近は、「公認会計士」や「中小企業診断士」がおすすめに上がることも多いですが…
ぶっちゃけ、社会人1年目の忙しい時期に取り組んでも挫折リスクが高かったりします。
であれば、まずは基礎固めとして「どの業界でも通用する低難易度の資格取得」がおすすめです!
もちろん、今回紹介した資格を取得して成功体験を重ねつつ、時間が出てきたタイミングで高難易度の資格に挑むもOK!
その辺りは、あなた自身の生活の無理のない範囲で目指してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。