こんな悩みを解決できる記事を書きました。
今回は、就活生から大人気の「高年収企業キーエンス」について以下3つの視点で調査をしました。
- キーエンスの就職難易度は?
- キーエンスの採用大学は?
- キーエンスに学歴フィルターはあるのか?
キーエンスは、平均年収2,000万円以上の日本を代表する高年収企業!
結論からお伝えすると、キーエンスの就職難易度はとんでもなく高いです…
私自身、学生時代には就職難易度の高さから「選考を受けることを諦めた人間」です。
ただ、キーエンスを調べるうちに、『学歴関係なく挑戦すれば良かったな…』と後悔しています。
今回は、そういった人たちを少しでも減らしたいという思いから書いた記事です!
そのため、学歴だけでキーエンスの就職を諦めようとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
本記事の内容は、2024年10月現在の情報をもとに作成しています。
【結論】キーエンスの就職難易度は高い
冒頭でもお伝えしましたが、キーエンスの就職難易度は高いです。
本章では、この辺りの理由について、リクナビや東洋経済オンラインの情報も参考にしながら紹介します。
①入社が難しい企業ランキング【128位/200位中】
残念ながら、キーエンスの採用倍率は非公開となっています。
ただし、東洋経済オンラインの「入社が難しい企業200社」にて128位にランクインしています。
- オリンパスは127位【入社難易度59.2】
- 日本航空は129位【入社難易度59.1】
- 森永製菓は130位【入社難易度59.1】
こんな感じでして、誰もが知る有名企業と肩を並べています。
そのため、「キーエンスの就職難易度が高いのは間違いない」と言えます!
②キーエンスの採用倍率【推定値:136倍】
繰り返しになりますが、キーエンスの採用倍率は非公開となっています。
そのため、今回は「リクナビのプレエントリー」と「採用予定数(200名前後)」で計算!
結果、採用倍率は136倍となりました。
もちろん、本エントリーに進む人数や他求人サイトからの応募もあるので、あくまで参考値です。
ただし、毎年多くの学生から人気があるため、就職難易度が高いのは間違いないと言えます。
③キーエンスの選考フロー【かなり難しい】
就職難易度が高い要因として、「キーエンス独自の選考フロー」が挙げられます。
選考フロー
- 説明会・セミナー
- WEBテスト
- エントリーシート
- 1次面接
- 最終面接
上記は、就活口コミサービスの「就活会議」を参考にしています。
説明会直後には、「20秒PR」と呼ばれる選考があるという口コミもあり、20秒で自己PRできる準備は必要不可欠!
また、面接は、「説得面接」と「要素面接」の2パターンが取り入れられています。
面接の種類
- 説得面接:「〜嫌いを好きにさせてください」のような質問あり
- 要素面接:「営業に必要な要素3つを教えてください」のような質問あり
こういったキーエンス独自の採用手法があるため、就職難易度は高いとも言われています。
以上が、キーエンスの就職難易度は高いと言える理由です!
キーエンスの採用大学は?【結論:学歴フィルターなし】
本章では、『キーエンスに学歴フィルターはあるの?』という部分に切り込んでいきます。
なお、結論は、キーエンスに学歴フィルターはありません!
毎年幅広い大学からの採用をおこなっています。(参考:マイナビ2024)
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸市外国語大学、神戸女学院大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、日本大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、福島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学、その他全国の大学院・大学
上記のとおり、偏差値40台の大学からも採用しています。
キーエンスの採用基準は「学歴重視ではなく個人の能力重視」であり、誰にでもチャンスがあります。
もちろん、学歴フィルターがないとは言え、競争相手はかなり手強いと言えます。
そのため、次の章で紹介する、「キーエンスへ就職するために必要不可欠な行動5つ」はかならず実践しておきましょう!
キーエンスへ就職するために必要不可欠な行動【5選】
ではさっそく、キーエンスへ就職するために必要不可欠な行動5つを紹介します。
キーエンスへの就職を本気で目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
キーエンスへ就職するための行動
対策①:過去の選考情報はかならずチェックする
キーエンスの攻略には、過去の選考情報が必要不可欠です!
まずは、どういったWEBテストや面接の質問が出たか事前にチェックする必要があります!
ユニスタイルの特徴
- 約1,000社のES・選考情報が無料で見放題
- 就活生同士のコミュニティー機能あり
- 2,500以上の就活対策コラムが読み放題
詳しいサービス詳細は、「ユニスタイルは怪しい?」という記事で紹介していますが…
キーエンス含め、大手企業を中心に就活をしている方には必須のサービスです!
ユニスタイルでは、約1,000社のES・選考情報がすべて無料で見れるので、かならず導入しておきましょう!
【公式サイトはこちら】https://unistyleinc.com/
対策②:面接練習は必要不可欠
キーエンスの過去の選考フローを見ると、面接が重要視されています。
面接の種類
- 説得面接:「〜嫌いを好きにさせてください」のような質問あり
- 要素面接:「営業に必要な要素3つを教えてください」のような質問あり
まずは、こういった「説得面接・要素面接」がどういった選考かチェックしておきましょう。
そして、どの企業も一緒ですが、面接攻略のカギは、「面接練習を繰り返して練度を高めること」です!
私自身、上場企業で面接を4年してましたが、小手先のテクニックは必要ありません。
まずは、以下いずれかのパターンで「模擬面接を最低10回」はおこないましょう!
パターン | メリット | デメリット |
キャリアセンター | 手軽 / リクルート出身のOBがいれば最強 | 民間企業の就職経験がない方も多い |
友人同士 | 手軽 / 和気あいあいと気兼ねなくできる | プロ視点のアドバイスがない |
就活エージェント | 就活のプロから模擬面接を受けられる | アドバイザーの質に左右される |
- 利用が無料なのでリスクなし
- 実践に近い緊張感のもと面接練習できる
- 就活市場に精通したプロが対応してくれる
今回は、就活エージェントの詳細は割愛しますが…
もし就活エージェントを利用したことがないという方は、以下記事も参考にしてみてください、
『就活エージェントとは何か?』という部分にもふれているので、サービスイメージが掴めるかと思います。
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対策③:キーエンスのインターンシップへ参加する
上図のとおり、キーエンスには3つのインターンシップが用意されています。
キーエンスの公式では、インターン優遇があることは明言されていませんが…
過去の内定者情報を見ると、各募集職種で優遇があるみたいです。
募集職種 | |
ビジネス | 本選考直結のプレミアムイベント招待 |
エンジニア | ES・WEBテスト・一次面接免除 |
S(事務系) | 性格テスト・最終面接以外免除 |
もちろん、優遇だけではなく、キーエンス社員との座談会など貴重な時間ももらえます。
そのため、キーエンスへのインターンシップ参加は必要不可欠です!
対策④:逆質問は事前に準備しておく
キーエンスの面接では、最後に逆質問の時間がかならず設けられています。
逆質問は、キーエンス側が「学生の熱意」を確認している可能性大です!
そのため、キーエンスに関する質問含め、「逆質問は最低5つ」用意しておきましょう!
なお、どの企業でも使える汎用性の高い、面接中の逆質問をまとめた記事も用意しています。
逆質問がなかなか浮かばず悩まれている方は、以下記事も参考にしてみてください!
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対策⑤:逆求人サイトの導入
逆求人サイトは、「ガクチカ」や「自己PR」を登録すれば、企業からスカウトメールが届きます。
正直、キーエンスの選考に直接的な関係はないのですが…
私の経験上、キーエンスのような就職難易度の高い企業に挑む場合は、逆求人サイトは導入必須です!
キーエンスの選考前にスカウトを1社獲得しているか否かで、心の余裕に大きな差が生まれます。
おすすめの理由
- 逆求人サイトの中で一番有名なサービス
- 登録企業が業界No1(19,000社以上のうち大手求人1,500社以上)
- スカウトが獲得しやすい(スカウト受信率93.6%)
オファーボックスは、私が知る中でもっともおすすめの逆求人サイト!
下図のような、大手企業のスカウト獲得も狙える逆求人サイト最大手のサービスです!
「大学1年生の利用はできない」というデメリットもありますが…
それ以外の方であれば、確実に導入しておきたい逆求人サイトとなっています。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
キーエンスの内定を獲得している人の特徴【3選】
前章で紹介した、「キーエンスへ就職するための方法5つは必要不可欠」です!
そのうえで、キーエンスへの内定を決める人がどういった特徴があるのかも押さえておきましょう。
キーエンスの内定を獲得している人の特徴
特徴①:コミュニケーション能力が高い人
キーエンスに内定を決める人の多くは、「コミュニケーション能力」に長けています。
コミュニケーション能力にもさまざまな要素がありますが…
予想外な質問にも対応できる「瞬発力」・誰とでも落ち着いて話せる「柔軟性」がとくに大切です。
こういったコミュニケーション能力が高い人は、キーエンスへの内定を決めている傾向にあります。
特徴②:キーエンスへ就職したい理由が明確な人
キーエンスに内定を決める人の多くは、『キーエンスへなぜ就職したいのか?』が明確です。
正直、どの企業にも当てはまりますが、採用担当が学生に求めているのは入社意欲!
『年収が高いからです!』という本音の部分もあると思いますが…
『キーエンスの〇〇という商材だからこそ…』のような、キーエンスじゃないと実現できない部分の明確化は必須です!
こういった、キーエンスへ就職したい理由が明確な人も、キーエンスへの内定を決めている傾向にあります。
特徴③:発言に定量的な根拠がある人
キーエンスに内定を決める人の多くは、『発言に定量的な根拠を述べているケースが多い』です。
キーエンスは、日本トップクラスの営業マンが集う企業!
利益追求型のキーエンスだからこそ、以下のような選考フローの中で、定量的な発言が求められます。
面接の種類
- 20秒面接:説明会後に20秒間で自己PRを実施
- 説得面接:「〜嫌いを好きにさせてください」のような質問あり
- 要素面接:「営業に必要な要素3つを教えてください」のような質問あり
例えば、『私は、〇〇インターンのテレアポを頑張った!』ではなく…
『私は、〇〇インターンのテレアポで目標10件/月を達成するために〇〇を頑張った!』のような定量的発言です!
こういった、定量的な発言ができる人も、キーエンスへの内定を決めている傾向にあります。
キーエンスに関するよくある質問【5選】
本章では、キーエンスに関するよくある質問を5つ紹介します。
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問
質問①:キーエンスはやばい企業?
K氏(22歳)
キーエンスはやばい企業というウワサは本当ですか?
確かに、激務でブラック企業なイメージがあるのですが…
結論、キーエンスはやばい企業ではありません!
毎年、学生からの人気が高く、やばい企業とは違う「超優良企業」です。
ただし、『仕事は激務でやばいんじゃないの?』と感じている方も多いと思います。
こういった視点での「キーエンスはやばいのか?」については、以下記事を参考にしてみてください。
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質問②:キーエンスの平均年収は?
M氏(22歳)
キーエンスの平均年収はどれくらいですか?
日本トップクラスの年収と聞いたのでかなり高いのでしょうか?
結論、キーエンスの平均年収は2,067万円です!
年度 | 平均年収 |
2024年3月期 | 2,067万円 |
2023年3月期 | 2,279万円 |
2022年3月期 | 2,183万円 |
2021年3月期 | 1,751万円 |
2020年3月期 | 1,839万円 |
2019年3月期 | 2,111万円 |
2018年3月期 | 2,089万円 |
2017年3月期 | 1,862万円 |
上表は、キーエンスのIR情報を参考にした公式の数字です!
新卒の平均年収も700万円から800万円とかなり高水準になっています。
なお、ネットの口コミサイトをまとめてみたのですが、事務職の年収は少し低めでした。
職種 | 平均年収 | 年収範囲 |
営業 | 1,255万円 | 480万~2,900万円 |
開発 | 1,355万円 | 650万~2,300万円 |
事務 | 675万円 | 400万~1,000万円 |
質問③:キーエンスの職種は併願できる?
M氏(21歳)
キーエンスの職種は併願できるのでしょうか?
例えば、ビジネス職とS職を併願することが可能か知りたいです…
結論、キーエンスの職種は併願可能です。
例えば、ビジネス職とS職を併願として、選考の中で興味のある職種を選ぶこともできます。
余談ですが、キーエンスは、国籍関係なく誰でも応募することも可能です。
質問④:キーエンスへの就職が向いている人は?
N氏(22歳)
キーエンスへの就職はどういった人が向いていますか?
ミスマッチはしたくないので事前に確認しておきたいです!
結論、キーエンスに向いている人は以下のとおりです。
向いている人の特徴
- とにかく若いうちから稼ぎたい人
- 営業のスペシャリストを目指したい人
- 体力に自信のある人
先ほども紹介したとおり、キーエンスの平均年収は2,279万円!
新卒でも平均年収700万円から800万円となっており、とにかく若いうちから稼ぎたい人にうってつけの企業です。
そのほか、「営業のスペシャリストを目指したい人・体力に自信のある人」にもおすすめの企業となっています。
⑤キーエンスへの就職が向いていない人は?
S氏(22歳)
キーエンスへの就職が向いていない人はいますか?
キーエンスに就職すべきか悩んでいます…
私がキーエンスを調査した結果、キーエンスへの就職が向いていない人は存在します。
以下3つが私の調査した中で、キーエンスへの就職は向かないと感じる学生の特徴3つです。
向いていない人の特徴
- ワークライフバランスを大切にしたい人
- 営業職にまったく興味のない人
- 自由な働き方をしたい人
残念ながら、キーエンスは激務です。
社員口コミサイト「オープンワークス」を見ると、キーエンスの平均残業時間は56.8時間となっています。
そのため、ワークライフバランスを大切にしたい人にはおすすめできません。
そのほか、「営業にまったく興味のない人・自由な働き方をしたい人」にも合わない可能性があります。
【補足】キーエンスの会社情報・待遇面について
最後にはなりますが、「キーエンスの会社概要」と「待遇面」についてまとめました。
ぜひキーエンスの企業研究に役立ててもらえればと思います!
①キーエンスの会社概要について
会社名 | 株式会社キーエンス |
代表取締役 | 中田 有氏 |
本社所在地 | 〒533-8555 大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
会社設立 | 1974年5月27日 |
従業員数 | 8,380人(平均年齢:35.8歳) |
資本金 | 306億3,754万円 |
株式区分 | 東証プライム市場上場 |
事業内容 | センサ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用 解析機器、ビジネス情報機器 |
キーエンスは、センサや測定器・画像処理機器などを開発・販売する総合メーカーです。
なお、キーエンスが開発する製品の70%は、世界初や業界初という開発力が飛び抜けた企業!
とにかく利益追求型の企業であり、従業員への還元もしっかりおこなっている企業となっています。
②キーエンスの待遇面について
初任給 | 25万円(固定残業18時間含む) |
平均年収 | 2,067万円(平均年齢:35.2歳) |
賞与 | 年4回(3月・6月・9月・12月) |
固定残業 | なし |
平均残業時間 | 56.8時間/月 |
年間休日 | 127日 |
有給取得率 | 32.7% |
離職率(3年以内) | 3%から5% |
福利厚生 | 借上住宅・自己啓発支援(語学レッスン受講)など |
在宅の有無 | 一部あり |
募集要項 | 詳細ページはこちら |
続けて、「キーエンス」の待遇面についてまとめてみました。
各データは、「キーエンスのIR情報・募集要項・オープンワークス」を参考にしています。
- 年収がとにかく高い(新卒でも700万円から800万円)
- 賞与が年4回もらえる
- 離職率は3%から5%と意外と低い
こんな感じでして、キーエンスは、とにかく利益を従業員に還元する文化のある企業です。
成果を上げるほど還元されるので、働きがいはかなりあると思います。
また、離職率は3%から5%と意外と低かったりします。
今回は、『キーエンスは就職すべき価値のある企業なのか?』という部分の説明は割愛しますが…
もし興味のある方は、以下記事も参考にしてみてください!
合わせて読みたい
【まとめ】キーエンスの就職難易度は高いが学歴フィルターなし
今回は、キーエンスの就職難易度を中心に紹介しました。
- キーエンスの就職難易度はかなり高い
- ただし、学歴フィルターはなく誰にでもチャンスはある
- キーエンスを目指すのであれば入念な選考対策は必須
こんな感じでして、キーエンスの就職難易度はかなり高いです!
東洋経済オンラインの「入社が難しい企業200社」でも128位にランクインしています。
ただし、採用大学は幅広く、学歴フィルターはありません。
そのため、学歴を理由に諦める必要はないです。
今回紹介した、「キーエンスへ就職するために必要不可欠な行動5つ」を実践すれば、内定も十分目指せます。
キーエンスへ就職するための行動
大学受験と違い、応募するのにお金がかからないのが就活の魅力の一つです。
ぜひ、積極的に挑戦してみてください!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。