こんな悩みを解決できる記事を書きました。
グループディスカッション(以下、GDと記載します)に参加するとかならず遭遇するクラッシャー。
クラッシャーに遭遇すると以下のデメリットがあります。
- グループの雰囲気が悪くなる
- まったく議論が進まない
- 全員が選考通過できない可能性がある
こんな感じでして、クラッシャーの影響はかなり大きいです。
今回は、そんな「クラッシャーへ遭遇したときの対処法4つ」を紹介します。
私が採用担当者として、GDの選考官をしていた経験もふまえた内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
グループディスカッションにおけるクラッシャーとは?
まず始めに、『クラッシャーとは何か?』という大前提の部分にふれていきたいと思います。
以下のとおり、クラッシャーにも何パターンか存在するので要チェックです!
クラッシャーとは?
クラッシャー①:自己主張型
GDにおけるクラッシャーで一番多いのが「自己主張型」です。
具体例
- 自分の意見を突き通す・曲げない
- メンバーの意見をまったく聞かない
こんな感じでして、とにかく「自分の意見が正しい」と思っているのが自己主張型です。
このタイプは、「司会進行」にするとグループ崩壊の可能性が高いという特徴があります。
クラッシャー②:意見否定型
GDにおけるクラッシャー2人目は「意見否定型」です。
具体例
- GD終了直前で結論を否定してくる
- メンバーの意見を何かしらの理由で否定してくる
こんな感じでして、とにかく「グループメンバーの意見を否定する」タイプです。
意見否定型は、優秀な人が多い反面、議論がまったく進まないという特徴があります。
クラッシャー③:周囲への攻撃型
GDにおけるクラッシャー3人目は「周囲への攻撃型」です。
具体例
- メンバーの意見を頭ごなしに否定する
- メンバーの意見を強い口調で否定・遮ぎる
こんな感じでして、とにかく「攻撃的な発言が多い」タイプです。
自己主張型と同じく、グループの雰囲気を最悪にするという特徴があります。
クラッシャー④:だんまり型
GDにおけるクラッシャー4人目は「だんまり型」です。
具体例
- まったく発言しない
- 相槌などもまったくしない
こんな感じでして、「だんまり型」も意外と多いクラッシャーだったりします。
ちなみに、だんまり型は、以下3パターンのいずれかに該当します。
- GDに参加する気がない人
- 意見がないから話せない
- 意見を否定されるのが怖い
正直、選考に大きな影響を及ぼすタイプではないですが…
「だんまり型」を上手く誘導できるか見ているような企業も存在します。
以上が、GDにおけるクラッシャーの代表的な4タイプです!
グループディスカッションで遭遇するとやばいやつへの対処法【4選】
ではさっそく、GDでやばいやつ(クラッシャー)に遭遇した場合の対処法を紹介します。
各タイプのクラッシャーに遭遇したときに対処できるよう、事前にチェックしておきましょう!
クラッシャーへの対処法
①自己主張型への対処法:意見を話す時間を設ける
GDにおける自己主張型に対しては「意見を話す時間を設ける」のが効果的です!
自己主張型は、とにかく目立ちたがり屋なので、発言が長い傾向にあります。
そのため、事前に「1人1分以内で意見を出し合う」などルール決めをしておきましょう。
②意見否定型への対処法:代替え案を聞く
GDにおける意見否定型に対しては「代替え案を聞く」のが効果的です!
意見否定型は、とにかく意見に何か理由をつけて否定してきます。
そのため、できるだけ優しく『確かにそうですね!ちなみに代替え案はありますか?』と聞いてみましょう。
あからさまな聞き返しは雰囲気を悪くしますが、違和感なく聞き返せれば問題なしです。
もちろん、否定的な意見に対する代替え案の筋が通っている場合は、積極的に取り入れていきましょう。
③攻撃型への対処法:批判に対する理由を聞く
GDにおける攻撃型に対しては「批判に対する理由を聞く」のが効果的です!
正直、攻撃型のクラッシャーが一番やっかいなのですが…
攻撃返しをしてしまうと「あなた自身の評価も下がる」可能性があります。
そのため、優しく『なぜそう思うのですか?』みたいな感じで聞き返してみましょう。
攻撃型の多くは、批判したいだけで意見は持っていないので大人しくなるはずです。
④だんまり型への対策:役割を与える
GDにおけるだんまり型に対しては「役割を与える」のが効果的です!
ちなみに、役割の中で一番おすすめなのは「タイムキーパー」です。
詳しい詳細は、「グループワークで喋らない人への対処法」で詳しく紹介していますが…
タイムキーパーは、時間を知らせるための発言が必須の役割です。
そのため、だんまり型の人には、タイムキーパーをおすすめしてあげましょう。
クラッシャーに対してやってはいけない行動【3選】
前章で、クラッシャーへの対処法を詳しく紹介してきましたが…
本章では、「クラッシャーに遭遇したときにやってはいけない行動3つ」を紹介しておきます。
やってはいけない行動
NG行動①:意見を完全否定する
どのタイプのクラッシャーに対しても「意見を完全否定する」のはNGです。
「自己主張型・意見否定型・攻撃型」は、プライドが高い人が多いので逆効果だったりします。
また、「だんまり型」に対しても意見を完全否定すると、意見を完全にしなくなります。
そのため、クラッシャーの意見に対して「完全否定」はしないようにしましょう!
NG行動②:意見をまったく聞かない
クラッシャーの「意見をまったく聞かない」のもNGです。
とくに、「攻撃型」は、放置するとさらに攻撃的な発言をしてきます。
また、クラッシャーの中には、まともな意見で否定してくるケースも少なくないです。
そういった、まともな意見を聞き逃さないためにも「意見をまったく聞かない」という行動はしないようにしましょう。
NG行動③:自分もヒートアップしてしまう
クラッシャーに対して一番やってはいけないのは「自分もヒートアップしてしまう」ことです。
私自身、クラッシャーに遭遇したことがあり、ヒートアップしてしまった経験があります。
結果、グループの雰囲気が悪化してしまい、選考にもしっかり落ちました。
そのため、クラッシャーに対して、自分もヒートアップしないように注意しましょう。
グループディスカッションでクラッシャーにならないための対策【3選】
ここまで、「クラッシャーに遭遇したときの対処法」を中心に紹介していきましたが…
あなた自身がクラッシャーにならないための対策もチェックしておきましょう。
クラッシャーにならないための対策
自分自身がクラッシャーになっていることに気づいていない人は意外と多いですよ!
対策①:グループディスカッションの本質を理解する
自分自身がクラッシャーにならないための対策として「GDの本質を理解する」のはかなり大切です。
多くの人は、GDに対して以下のような考えを持っています。
- 自分が一番目立たないといけない
- 発言をたくさんしないと落ちる
- 司会進行をしないとダメ
こんな感じでして、とにかく目立つことを第一優先に考えます。
ただ、GDの本質は「チーム全員で協力しながらお題への結論を導き出す」ことです!
協調性がもっとも大切であり、この辺りを理解したうえでGDに参加するとクラッシャーになるリスクは減らせます。
対策②:司会進行は避ける
「グループディスカッションでおすすめの役割は?」という記事で詳しく紹介していますが…
できるだけ、司会進行はやめておくことをおすすめします。
もちろん、評価される可能性が高い役割ですが…
前に出過ぎてしまうという「クラッシャーになりやすい」特徴があります。
そのため、司会進行はできるだけ避けることをおすすめします。
対策③:グループディスカッションの練習を繰り返す
正直、自分自身がクラッシャーか否かは、周囲の反応や意見を聞かないとわかりません…
そのため、本選考前に「いくつかGDの練習」をしておきましょう。
おすすめ就活イベント
- 「ジョブトラ」:本番に近いGD練習がしたい人におすすめ
- 「デアイバ」:とにかく1日で多くのGD練習をしたい人におすすめ
- 「MeetsCompany」:オンラインでの参加を希望の人におすすめ
各サービスの詳しい詳細は、「グループディスカッションの練習におすすめのイベント3選」で紹介していますが…
とくに、本番に近い練習ができる「ジョブトラ」はかなりおすすめです!
こんな感じでして、学生同士で一つのお題を解決していきます。
今回は、ジョブトラを紹介する記事ではないので、イベントの詳細は割愛しますが…
イベント内容が気になる人は「ジョブトラの公式サイト」をチェックしてみてください!
まずは、こういったイベントに参加して、「あなたがクラッシャーではないか」確認していきましょう。
【公式サイトはこちら】https://job-tryout.com/
グループディスカッションに関するよくある質問【5選】
では最後に、GDに関する学生からのよくある質問5つを紹介します!
ぜひ、気になる質問があればチェックしてみてください。
よくある質問
質問①:グループディスカッションの通過率はどれくらい?
T氏(20歳)
グループディスカッションの通過率はどれくらいなのでしょうか?
残念ながら、GDの通過率は企業によって異なります…
そのため、何割の人が通過するというデータは公表されていないです。
ちなみに、私の勤めている企業の通過率は「だいたい4割前後」でした。
質問②:グループディスカッションに受かる人の特徴は?
S氏(21歳)
グループディスカッションに受かる人の特徴ってあるのでしょうか?
とにかく明るく元気なところは意識するようにしているのですが…
私が選考官をしていた経験もふまえた、GDに受かる人の特徴は以下5つです。
受かる人の特徴
- 明るい表情でハキハキと発言できる人
- 何かしらの役割を率先して担っている人
- 傾聴を意識した行動のできる人
- 論点のずれた議論の軌道修正ができる人
- 相手の意見を完全に否定しない人
詳しい詳細は、「グループディスカッションで受かる人とは?」という記事で紹介していますが…
とくに、「議論を軌道修正する力」はかなり大切になってきます。
質問③:グループディスカッションで企業が求める能力は?
T氏(20歳)
グループディスカッションにおいて企業はどんな能力を求めているのでしょうか?
私が選考官をしていた経験もふまえた、GDで企業から求められる能力は以下5つです。
求められている能力
- 建設的なコミュニケーション能力
- 論理的思考力
- 協調性
- 柔軟性
- 考察力
詳しくは、「グループディスカッションが初めてで不安な人が意識すべきポイント」という記事で紹介していますが…
上記5つの能力は、GDにおいて必要不可欠だったりします。
質問④:グループディスカッションで意見が思いつかないときは?
N氏(21歳)
グループディスカッションで意見が思いつかないときはどうすべきでしょうか?
具体的な対処法を教えて欲しいです…
結論、「とにかくグループディスカッションの経験」を積みましょう。
詳しい詳細は、「グループディスカッションで意見が思いつかないときは?」という記事で紹介していますが…
GDは、柔軟な対応を求められる場面が多く、経験値に大きく左右されます。
そのため、今回紹介した、以下3イベントに参加しつつ、GDの経験値を貯めていきましょう。
おすすめ就活イベント
- 「ジョブトラ」:本番に近いGD練習がしたい人におすすめ
- 「デアイバ」:とにかく1日で多くのGD練習をしたい人におすすめ
- 「MeetsCompany」:オンラインでの参加を希望の人におすすめ
質問⑤:グループディスカッションは結論までいかないと落ちる?
N氏(22歳)
GDはお題に対して結論までいかないと落ちるのでしょうか?
最近受けたGDで結論までいかないことがあり気にしています…
結論まで導き出せなくても、GDにかならず落ちるわけではありません!
もちろん、企業によっては、結論に至らなければ不合格にすることもありますが…
意外と「結論」よりも「過程」を大切にしている企業は多かったりします。
【まとめ】グループディスカッションで遭遇するとやばいやつとは?
今回は、GDにいるやばいやつ(クラッシャー)への対処法を中心に紹介しました。
クラッシャーへの対処法4選
- 自己主張型への対策:意見を話す時間を設ける
- 意見否定型への対策:肯定して流す
- 周囲への攻撃型への対策:批判に対する理由を聞く
- だんまり型への対策:役割を与える
こんな感じでして、そもそもクラッシャーには大きく4つのタイプが存在します。
こういった各タイプの特徴を理解しつつ、上記のような対応をしていきましょう。
また、「あなた自身がクラッシャーにならないための対策」も必要不可欠です。
意外と自分が気づいていないだけで、クラッシャーになってしまっているケースも少なくないので注意しましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。