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- GDでほとんど喋ってないのに通過メールが来た…なぜ?
- これって何かの手違い?それともただの運で受かった?
- 次は絶対に落ちる気がして怖い…
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
なお、大前提として、GDで喋らなくても受かることはあります!
私自身、就活時代にほとんど喋れなかったGDで受かったことがあります。
当時は「なぜ受かったのか」分かりませんでしたが、上場企業の採用担当を約4年!
100人以上の学生を見てきた経験の中で、喋らなくてもGDに受かる理由が分かってきました。
今回は、そんな私が「喋らないのに受かる本当の理由」を中心に紹介します。
「自分はコミュ障だから…」と諦めているあなたこそ、大手に受かる素質があるかもしれません。
グループディスカッションに喋らないでも受かる理由【3選】

あなたは、GDで「喋ってない=0点」だと思っていませんか?
実は採用担当の採点シートはそうなっていません。
私が採用担当時代、GDで喋らない学生を合格させた理由は大きく3つです。
喋らないでも受かる理由
- クラッシャー(喋りすぎ)が自爆して相対評価が上がった
- グループ全体の「雰囲気作り」に貢献していた
- 選考序盤の「ネガティブチェック(足切り)」を回避できた
クラッシャー(喋りすぎ)が自爆して相対評価が上がった
1つ目は、「クラッシャーの自爆」による通過です。
私自身、GDでよく遭遇していたのが「やたら仕切りたがる高学歴風の学生」です!
一見、流暢に喋ってるように見えますが…
クラッシャーの特徴
- 一人で時間を使いすぎる
- 他人の意見を聞かない・否定する
- 結論を急ぎすぎて議論を浅くする
上記のような学生は、協調性がないため間違いなく不合格になります。
結果、「喋らなくても、誰も害さずニコニコしていた人」が相対的に受かるケースは多いです。
グループ全体の「雰囲気作り」に貢献していた
2つ目は、あなたの「聞く姿勢」が評価されたパターンです。
正直、このパターンで通過している人は、かなり多かったりします。
実際、あなたは、誰かが話しているときに「相手の顔を見て頷いて」いませんでしたか?
ポイント
実は、GDにおいて「喋る人」と同じくらい「聞いてくれる人」は貴重です。
全員が「俺が俺が」と主張する中で、しっかりとリアクションをしてメモを取る姿勢は「協調性がある」として、採用担当の加点対象になります。
あなたは「喋れなかった」のではなく、「聞き役としてチームに貢献した」と胸を張ってください。
選考序盤の「ネガティブチェック(足切り)」を回避できた
3つ目は、「選考序盤のネガティブチェックを回避できた」です。
というのも、GD選考の序盤だった場合、企業は「優秀な学生」を採用するより「明らかにやばい学生」を落とすことに専念します。
GD序盤に見られるポイント
- 服装が乱れていないか
- 態度・姿勢が悪くないか
- 遅刻していないか
このレベルの基準であれば、喋らなくても「普通に座っていただけ」で通過します。
ただし、これはあくまで「落とす理由がなかった」だけです。
残念ながら、人気の高い大手企業のGDでは通用しないので注意しましょう。
【要注意】喋らないで受かった人がハマりやすい落とし穴【2選】

残念ながら、受かったからと言って油断していると、次の選考で確実に落ちます。
ここでは、喋らないで受かった人がハマりやすい落とし穴について紹介します。
ハマりやすい落とし穴【2選】
- なぜ通過したのか「言語化」しないと落ちる
- 面接での「キャラの不一致」で不信感を持たれる
なぜ通過したのか「言語化」しないと落ちる
自分が受かった理由を説明できないと、それはただの「マグレ」です。
残念ながら、次の選考でも同じように黙っているだけでは通用しません。
ポイント
前回は聞き役に徹して評価されたから、今回も椅子を相手に向けてメモを取るなど「傾聴力」をアピールしていこう!
こういったGDの勝因を分析して「再現」できるようにしておく必要があります。
面接での「キャラの不一致」で不信感を持たれる
次選考の面接官は、あなたのGD評価シートを保有しています。
その中で、「私の強みはリーダーシップです!」と答えればどうでしょうか?
面接官は「え!GDでの評価と全然違うけど?」と不信感を持ちます。
GDで「喋れなかった」のであれば、面接では「傾聴力」や「サポート力」をアピールするべきです。
このように「あなたというキャラクターを一致」させることが必要不可欠になってきます!
Fラン学生でも勝てる!口下手なりのGD生存戦略【5選】

残念ながら、人気企業のGDでは「完全に沈黙」だと落ちます。
とはいえ、「いきなり陽キャになろう!」と言うつもりはありません。
そこで、今回は「口下手な人が大手企業に受かるための生存戦略」を5つお伝えします。
GD生存戦略【5選】
- 無理に喋らず「相槌」と「リアクション」を極める
- 自分の「勝ちパターン」を分析して「キャラ」を固定する
- 役割は「タイムキーパー」か「書記」で貢献する
- 志望企業の「GD過去問」を事前にカンニングしておく
- 習うより慣れろで「GDへの恐怖心」を物理的に消す
無理に喋らず「相槌」と「リアクション」を極める
1つ目は、今すぐできる最強の技「オーバーリアクション」です。
意見が思いつかないのであれば、無理に発言する必要はありません。
その代わり、誰かが発言したら「なるほど!」と頷いてメモを取ってください!
この所作だけで「傾聴力」と「主体性」をアピールすることができます。
ポイント
オンライン(Zoom等)であれば、チャット機能を上手く活用してください!
「〇〇さんの意見、めちゃくちゃ賛成です」と打ち込むだけでアピールになります。
もちろん、賛成した理由まで添えられるとベストです。
とにかく、面接官に「〇〇さんは議論に参加しているな」と思わせるように意識しましょう。
自分の「勝ちパターン」を分析して「キャラ」を固定する
2つ目は、自分の戦い方(キャラ)を事前に知ることです。
「自分がどんなキャラか分からないよ」と思うかもしれませんが…
GDにおいて「自分の強みとマッチした役回り」を選ぶのは必要不可欠!
面倒に感じるかもしれませんが、「無料の適性診断ツール」で分析しておきましょう。
おすすめ検査サイト
この辺りは、私も使ったことがあるおすすめの適性診断ツールです。
例えば、「オファーボックス」を利用すれば、下図のような分析結果を知ることができます。

自分の強みが「働きかけ力」なのであれば、進行役がマッチしている可能性大!
自分の強みを事前に知っているか否かで、GDでの立ち位置は大きく変わります。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
ポイント
「オファーボックス」は、簡単な選択式の質問(合計251問)に答えるだけで良いので、ぜひ気軽に利用してみてください。
役割は「タイムキーパー」か「書記」で貢献する
自信がなければ、役割は「タイムキーパー」か「書記」を選びましょう。
「司会進行」と「発表者」がもっとも評価対象になるやすいのも事実!
ですが、喋るのが苦手な以上、別の役割で貢献する姿勢を見せるしかありません。
タイムキーパーであれば、「あと10分です」と伝えてGD参加の意思を示す!
書記であれば、メモを取りながら「なるほど!」など傾聴力を示すことができます。
志望企業の「GD過去問」を事前にカンニングしておく
4つ目は、かならずやってほしい「GD過去問の事前チェック」です。
「え!志望企業のGD過去問って確認できるの?」と思われた人も多いと思いますが…
意外と「ONE CAREER」のような就活掲示板に載っています。

ONECAREERの魅力
- インターン口コミが見放題(掲載:58万件以上)
- ES・就活体験談が見放題(掲載:66万件以上)
- 就活対策資料の提供(例:1,000社分の面接質問)
事前に過去問を知っていれば、「緊張してまったく喋れない」というケースは防げます。
「〇〇社はディスカッション30分・発表10分だった」という情報を知っているだけでも大きな違い!
私も学生時代に使ってましたが、「ONE CAREER」を一言で言えば、就活における「最強のカンニングペーパー」です。
【公式サイトはこちら】https://www.onecareer.jp/
注意ポイント
「ONE CAREER」で内定者のES・選考情報をすべて見るには「学生証のアップロード」か「大学のメールアドレス」が必要なので事前に準備しておきましょう。
習うより慣れろで「GDへの恐怖心」を物理的に消す
最後に紹介するのは、精神論ではなく「物理的な解決策」となります。
多くの場合、GDでまったく喋れないのは「やったことがないという恐怖心」からです。
とにかく小手先のテクニックは無視して「場数」を踏んでください!
ポイント
- どうでもいい企業のGDで修行
- GDイベントへ参加して恥をかく
- 大学のゼミメンバーで練習する
もっとも本番に近い練習は「どうでもいい企業のGD」へ参加すること!
ただし、ハードルが高いと感じる人は「ジョブトラ
」のような練習イベントに参加しましょう。

上図は、私が「ジョブトラ
」に参加したときのイベント風景です。
ゲーム感覚でGDに参加できて、しかも参加企業の人事からフィードバックまでもらえました。
ここで「相槌の練習」をしておけば、本番は緊張せず楽勝になります。
【公式サイトはこちら】https://job-tryout.com/![]()
注意ポイント
「ジョブトラ
」の予約枠は埋まりやすいので、早めのイベント予約をおすすめします。
喋れない・意見が出ない悩みを持つ学生からのよくある質問【5選】

最後に、皆さんが気になっている「意見がまったく思いつかないときはどうする?」のような質問に一問一答方式でお答えします。
よくある質問【5選】
- 意見がまったく思いつかないときは?
- 喋らない「地蔵」状態の通過率はどれくらい?
- 陰キャ・コミュ障でも受かる人の特徴は?
- 企業が「喋らない学生」に求めている能力は?
- 時間内に結論が出なかったら全員落ちる?
質問①:意見がまったく思いつかないときは?
N氏(21歳)
GDで意見が思いつかないときはどうすべきでしょうか?
具体的な対処法を教えて欲しいです…
GDで意見が思いつかないときは、「相手の意見に乗っかる」ようにしてください。
例えば、「私も〇〇さんの意見に賛成です」と声にするだけでも違います。
また、「賛成した理由は〇〇だからです」と理由を付け足すように意識しましょう。
0から1を生み出すのが苦手であれば、1を10にするサポート役に徹すればOKです。
質問②:喋らない「地蔵」状態の通過率はどれくらい?
T氏(20歳)
まったく喋らない人のGD通過率はどれくらい?
まったく喋れなかった企業の結果待ちで不安です…
結論、完全に何もしなければ、通過率はかぎりなく0%に近いです。
今回の記事でもお伝えしたとおり、「喋らない」と「何もしない」は違います。
「メモを取る・時間管理をする」など、何かしらのアクションがあれば通過率は40%くらいまで上がります。
質問③:陰キャ・コミュ障でも受かる人の特徴は?
S氏(21歳)
GDに受かる人は「陽キャ」が多いのでしょうか?
「陰キャ・コミュ障」でも受かる人の特徴が知りたいです…
詳しくは、「グループディスカッションで受かる人とは?」という記事で紹介していますが…
大前提として、「明るくハキハキしている人」は受かりやすいです。
そのうえで、以下のような基本項目を押さえている人となります。
GDに受かりやすい人
- 役割を率先してこなす人
- 人の発言をしっかり聞ける人
- 相手の意見を完全に否定しない人
また、「議論の軌道修正ができる人」も受かりやすい人の特徴です。
質問④:企業が「喋らない学生」に求めている能力は?
T氏(20歳)
GDにおいて企業が求める能力はなんですか?
まったく喋らない学生に求めている能力もあったりしますか?
結論、企業が喋らない学生に求めているのは「傾聴力」と「客観性」です。
全員が喋りまくるGDは崩壊します。
企業は、一歩引いて「議論全体」を見渡し、冷静な判断ができる人を求めています。
質問⑤:時間内に結論が出なかったら全員落ちる?
N氏(22歳)
GDのテーマで結論が出せなければ全員落ちますか?
受けた企業で結論まで至らなかったことがあります…
結論、100%落ちるわけではありません。
ただし、まったく発表できないレベルの内容であれば落ちます。
企業は、「テーマに対する答えではなく過程」を大切にしているのも事実!
途中までの場合も「〇〇まで調査・分析しました」という姿勢は見せましょう。
まとめ|GDは「喋る場所」ではなく「貢献する場所」である
今回は、「GDでまったく喋れなくても受かるの?」という悩みを中心に紹介しました。
大前提、GDは、誰が一番喋れるかを競う弁論大会ではありません。
「どうすればチームが良い結論を導き出せるか」に貢献する場所です。
ポイント
- 良いアイデアを出す人(攻撃)
- みんなの意見を求める人(司令塔)
- みんなの意見を聞いて、雰囲気を良くする人(守備)
喋るのが苦手でも「守備」のプロフェッショナルとして、チームに貢献すれば大丈夫です。
ただし、まったく喋らないで「人気企業」のGDを攻略するのは難しいのも事実!
今後、採用倍率の高いGDへ参加するのであれば、「口下手なりのGD生存戦略5選」も実践しておきましょう。
GD生存戦略【5選】
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

