こんな悩みを解決できる記事を書きました。
ご紹介する「新卒1年目の年収」を読めば、世間一般の新卒1年目の平均年収が明確になりますよ。
記事後半には、「東証プライム企業に勤める私の新卒1年目の年収やボーナス・手取り額」も紹介!
上場企業で働く新卒社員1年目がどれくらいもらえるかの参考にもしてみてください。
世間一般の新卒1年目の平均年収・手取り額とは?
社会人1年目の平均年収 | ||
年齢 | 20歳〜24歳(国税庁) | 23歳(doda) |
全体 | 273万円 | 294万円 |
男性 | 291万円 | 309万円 |
女性 | 253万円 | 281万円 |
上表の通り、国税庁は20歳から24歳と幅が広く、doda調査の294万円と少し差がありますね…
ちなみに、国税庁のデータは、正社員以外も含まれるので、doda調査の294万円が実態に近い数字と仮定。
大卒の新卒1年目の年収を294万円とした場合の平均月収と手取り額も計算してみました。
- 新卒1年目の平均月収:24万5,000円
- 新卒1年目の平均手取り額:19万6,000円
平均月収は、年収329万円を12ヶ月で割った数字なので、ボーナスがあればもう少し下がるかもです。
平均手取り額は、税金2割の控除と想定した場合の金額!
アルバイトをしていたときには考えられない金額を手にすることができたりします。
学歴 | 初任給(端数切り捨て) | 前年比 |
大学院卒(博士) | 24万6,000円 | +8,800円 |
大学院卒(修士) | 23万8,200円 | +7,200円 |
大卒(4年制) | 21万8,300円 | +6,000円 |
短大卒 | 19万3,200円 | +5,300円 |
やはり、学歴によって初任給に差は出るようですが、だいたい21万円前後くらい!
上表はあくまで初任給なので、手取りで考えると19万前後くらいが相場かなと思います。
【年収300万円以下は妥当!】新卒1年目の平均年収(中央値)とは?
新卒1年目の平均年収(中央値) | |
年齢 | 23歳(doda) |
全体 | 300万円 |
男性 | 300万円 |
女性 | 280万円 |
今回は、大卒を想定した23歳で確認してみましたが、平均年収の中央値は300万円!
意外と「新卒1年目の平均年収は?」のパートで紹介した数字と大きな開きはなかったですね。
おそらく、新卒1年目から大きな収入格差はなく、ほとんどの方が300万円前後なんだと思います。
中央値は、4人の年収のうち、中間の2人の年収を割って計算するので、実態に近い数字になります。
ただ、ぶっちゃけ、平均年収といっても業界や業種によっても違うので、キリがないのが正直なところ。
今回の「新卒1年目の平均年収300万円」は一つの基準くらいに考えておくと良さそうです!
東証プライム上場企業の新卒1年目の手取り額とは?
執筆者の勤務会社情報
- 東証プライム企業(売上高ランキング300位台)
- 業界:通信業界
- 従業員数:5,000名超
- 資本金:約3,500百万円
- 職群:総合職(全国転勤あり)
- 残業時間は10時間/月程度
- 完全週休2日制(土日・祝日)
こんな感じでして、業界はいま盛り上がっている通信業界の従業員5,000名超え。
下表は、そんな東証プライム企業で総合職として働く新卒1年目社員の給与と考えてもらえればと思います。
執筆者の社会人1年目の給料情報 | ||
月 | 額面 | 手取り額 |
4月 | 211,112円 | 188,231円 |
5月 | 236,588円 | 198,231円 |
6月 | 230,110円 | 191,572円 |
7月 | 247,430円 | 208,220円 |
8月 | 222,804円 | 184,548円 |
9月 | 221,281円 | 182,990円 |
10月 | 265,272円 | 226,797円 |
11月 | 227,764円 | 189,181円 |
12月 | 227,765円 | 195,957円 |
1月 | 229,840円 | 190,991円 |
2月 | 226,843円 | 176,213円 |
3月 | 231,456円 | 180,652円 |
上表をまとめると、私の新卒1年目の平均手取り額は19万2,799円!
「新卒1年目の平均手取り額」のパートで紹介した19万6,000円と同水準となりました。
ちなみに、19万2,799円という数字は、ボーナスを含んでいない数字。
とはいえ、上場企業の総合職で20万円前後しかもらえないことに当時はショックを受けた記憶があります…
東証プライム上場企業の新卒1年目の夏と冬のボーナスとは?
社会人1年目のボーナス情報 | ||
月 | 額面 | 手取り額 |
6月 | 100,000円 | 82,353円 |
12月 | 397,200円 | 326,908円 |
こんな感じでして、ぶっちゃけボーナスはかなりもらっていたと思います。
夏のボーナスは査定期間の関係上、満額ではないですが額面10万円支給されました。
また、冬のボーナスは額面397,200円・手取り326,908円という大金が支給。
学生のころには考えられない金額だったので、ボーナス月はかなり贅沢したのを覚えています。
ただ、少しカラクリがありまして、私のボーナスは「前払い退職金(5万5,000円/1回)」を含んだ金額…
ボーナスは業績次第で減ってしまうので、将来的な不安は大きかったりします。
東証プライム上場企業の新卒1年目の年収とは?
- 私の新卒1年目の年収:327万5,465円
- 私の新卒1年目の年収(税引後):272万2,849円
こんな感じでして、世間一般の平均年収(中央値)と比べて30万円前後多い結果になりました。
ただ、年収300万円達成できたのは、ボーナスの恩恵が多かったことが要因…
ボーナスがなかった場合の年収は280万前後になっていたことを考えると恐ろしいですね…
ちなみに、「東証プライム上場企業の平均年収は?」という記事にまとめてますが、上場企業全体の平均年収は620万4,000円!
学生時代は、" 年収600万円なんて余裕だろ! "といってましたが現実は甘くないですね…
年収を基準に企業を選ぶ場合の注意点【3選】
企業選びの注意点
- 時給計算でチェック
- 福利厚生は要チェック
- 固定残業代の有無をチェック
企業選びの注意点①:時給計算で考える
例えば、以下の企業だと給与水準だけで見ればどちらが魅力的でしょうか?
具体例
- 給与40万円(1日の所定労働時間8時間・残業50時間・月22日出勤)
- 給与30万円(1日の所定労働時間7時間・残業10時間・月22日出勤)
1のほうが給与だけ見ると魅力的ですが、時給は「1,769円(40万円÷226時間労働/月)」!
2の時給は「1,829円(30万円÷164時間労働/月)」!
このように、給与水準だけで企業を判断するのではなく、時給思考で考えるのが企業選びの鉄則だったりします。
企業選びの注意点②:福利厚生は要チェック
例えば、私の勤める企業は、家賃補助8割負担の制度があります。
現在、毎月10万円の負担を会社がしてくれているので、年間にすると120万円の負担減。
仮に年収が300万円でも年収420万円の人と同水準またはそれ以上と考えられたりします。
なので、年収だけをみるのではなく、お金にかかわる福利厚生を確認するのも企業選びの鉄則です。
企業選びの注意点③:固定残業代の有無をチェック
私自身、多くの求人を見てきましたが、" 初任給35万円(固定残業40時間含む) "みたいな企業は多い印象…
固定残業代を加味している企業は、基本、固定残業分の労働がある可能性を明示しているようなもの。
残業が多く、35万円もらえても時給で考えたら全然少ないパターンも多いので注意です。
新卒1年目の年収や手取り額・夏と冬のボーナスのまとめ
社会人2年目の平均収入
- 新卒1年目の平均年収:294万円
- 新卒1年目の平均手取り額:19万6,000円
上表の通り、新卒1年目の平均年収は294万円・手取り額は19万6,000円!
ただし、中央値で見ると、少し金額は下がって平均年収は300万円前後!
平均年収も学歴や性別・業界や業種によって違うので、平均年収の考えかたはキリがないのが正直なところ…
ただ、一つの基準として「新卒1年目の平均年収は300万円前後」と考えておいて良さそうです!
ぜひ、今回の情報も参考にしながら、就活生の方は企業選びの基準にしてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。