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- SPIはボロボロでも受かる?
- SPIがボロボロでも受かる人とは?
- SPIの対策はどうしたら良い?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私自身、偏差値40以下の大学出身なのですが、SPIはかなり苦手でした。
正直、解答集を購入して受けるか悩んだレベルです。
ただ、そんな私自身「SPIがボロボロと感じても受かっていたケースが多かった」です。
なお、現在は、そんな私も東証プライム企業で新卒の採用担当をしています。
「SPIの通過・不通過」を判断している側の人間として、「SPIがボロボロでも受かる理由」が見えてきました。
今回は、この辺りの理由について紹介しつつ、「SPIがボロボロだった場合の次選考への影響」まで赤裸々に紹介していきます。
【実体験】企業がSPIで見ているポイント2つ
まず始めに、私の採用経験をもとに「企業がSPIで見ているポイント」を紹介します。
大きく2つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント
- 学生の基礎学力
- カルチャーフィット
学生の基礎学力
まず始めに、SPIで確認しているのは「学生の基礎学力」です。
- 四則演算・割合・語彙の土台があるか?
- 問題への処理速度+正確性はどうか?
- 多くの問題に対するタイムマネジメントは?
この辺りを「言語・非言語の問題」を通じて確認しています。
とくに、非言語における「推論・割合・図表の読み取り」はSPIにおける頻出質問の一つ!
学歴だけで判断しないよう、多くの企業がSPI経由で評価しています。
カルチャーフィット
続けて、企業はSPIの「性格検査」を通じたカルチャーフィットも見ています。
- 協働性・誠実性
- ストレス耐性・主体性
- 挑戦志向・学習意欲
上記のような項目を分析し、「自社に適性がある人材か?」を確認しています。
なお、私の感覚値も入りますが、多くの企業は「性格検査」を重視することが多いです。
次の章で詳しく紹介しますが、「SPI(言語・非言語)がボロボロでも受かる理由」の一つとして、性格検査が良かったケースが考えられます。
【実体験】SPIがボロボロでも受かる理由5つ
ではさっそく、「SPIがボロボロでも受かる理由5つ」を紹介します。
本章の内容も、私の新卒採用の経験を交えて紹介していきますね!
SPIがボロボロでも受かる理由
- 思った以上に成績が良い
- 性格検査の結果が良い
- エントリーシートの評価が高い
- SPIの評価比重が少ない
- 選考への参加者が想定より少ない
思った以上に成績が良い
まず始めに、「思った以上にSPIの成績が良かった」ケースが考えられます。
と言うのも、SPIの言語・非言語の多くは「四肢選択式」の問題です。
そのため、「まったく解けなかった…」という感覚に反し、正解している割合が多かったりします。
性格検査の結果が良い
続けて、「性格検査の結果が良かった」というケースも考えられます。
- 職務適応性
- 組織適応性
- 性格特徴
現在、性格検査において企業が確認しているのは上記3つです。
ここが「志望企業の風土とマッチ」すれば、SPIの結果は少なからず目をつぶってもらえます。
エントリーシートの評価が高い
続けて、「エントリーシートの評価が高かった」ケースも考えられます。
なお、私が採用担当として高評価にしていたエントリーシートの特徴は3つです。
- 結論ファーストでわかりやすい
- 書かれている経験・実績がすごい
- 志望動機がかなり明確
エントリーシートに書かれている内容はもちろん、構成も大切だったりします。
この辺りの内容については、以下記事にまとめているので、後から読み返せるように「ブックマーク」しておきましょう。
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SPIの評価比重が少ない
続けて、「そもそもSPIの評価比重が少ない」ケースも考えられます。
と言うのも、多くの企業は、エントリーシート+SPIがセットです。
SPI以上に「エントリーシート」や面接の評価を重視する企業は多く存在します。
選考への参加者が想定より少ない
最後に「選考への参加者が企業側の想定より少なかった」ケースです。
と言うのも、多くの企業には「年間の採用目標」があります。
詳しくは、「早期選考は受かりやすい?」という記事で紹介していますが…
- 1年間の採用目標:100人
- 早期選考の採用枠:100人(初期状態)
- 本選考の採用枠:早期選考の採用数により変動
上記のとおり、「1年間の採用目標」を遂行するために、あらゆる手法で学生を採用します。
その中で、学生がなかなか集まらないケースは多く存在します。
結果、「とりあえずこの子は通過させよう」とする企業も少なくありません。
以上が、「SPIがボロボロでも受かる理由5つ」です。
SPIがボロボロでも受かりやすい人【3選】
本章では、ここまでの内容をふまえたうえで「SPIがボロボロでも受かりやすい人の特徴」をまとめました。
大きく3つに分けて紹介していくので、合わせてチェックしてみてください!
SPIがボロボロでも受かりやすい人
- すごい経験・実績がある
- 現場社員やOB・OG推薦がある
- 事前にSPIの勉強はしている
すごい経験・実績がある
まず始めに、「すごい経験・実績がある」学生は、SPI関係なく通過させることが多いです。
なお、具体的なすごい経験・実績を箇条書きでお伝えすると…
- 学生時代に起業経験がある人
- 長期インターンでの売上達成経験
- TOIEC900点などの資格実績
上記のような学生は、SPI関係なく通過させるケースが多いです。
昨今、「就活にすごい経験・実績は必要ない」というサイトも多いですが、すごい経験・実績がある学生の方が有利なのは間違いありません。
インターン経験者やOB・OG推薦がある
続けて、「インターン経験者」や「OB・OG推薦」がある人も通過しやすかったりします。
イメージとしては、SPIの点数が悪くても、現場社員の推薦で通過するケースです。
多くの場合、「一旦、面接までは通してみようか!」となります。
この辺りが、インターンやOB・OG訪問が就活で必要不可欠と言われている理由の一つです。
事前にSPIの勉強はしている
続けて、「事前にSPIの勉強はしていた人」も受かりやすかったりします。
と言うのも、SPIの言語・非言語の多くは「四肢選択式」の問題です。
事前にSPIの勉強をしていれば、「4つのうち2つは違うな!」のようなレベルに達する人が多いです。
結果、「まったく解けなかった…」という感覚に反し、正解の割合が多かったりします。
記事後半で「Fラン学生によるSPI攻略法4つ」を紹介しますが、苦手意識があったとしてもSPIの勉強は必要不可欠です!
SPIがボロボロでも受かりやすい企業の特徴【3選】
本章では、「SPIがボロボロでも受かりやすい企業の特徴」についてまとめました。
こちらも大きく3つに分けて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
SPIがボロボロでも受かりやすい企業
- 採用大学の幅が広い
- 知名度の低い穴場企業
- SPI+面接を実施している
採用大学の幅が広い
まず始めに、「採用大学の幅広い企業」であればチャンスです。
ポイント
- SPIのボーダーが緩い
- 面接重視の採用である可能性が高い
上記のとおり、企業側の「SPIの通過ボーダーが緩い」可能性が高いです。
と言うのも、学歴とSPI(言語・非言語)の検査結果は、少なからず比例します。
にもかかわらず、企業の人気がある程度ありつつ「採用大学が幅広い」のであれば、SPIはそこまで重視していない可能性が高いです。
知名度の低い穴場企業
続けて、「知名度の低い穴場企業」であれば、SPIがボロボロでも受かりやすいです。
「SPIがボロボロでも受かる理由5つ」のパートで詳しく紹介しましたが…
- 1年間の採用目標:100人
- 早期選考の採用枠:100人(初期状態)
- 本選考の採用枠:早期選考の採用数により変動
上記のとおり、企業は「1年間の採用目標」を遂行するために、あらゆる手法で学生を採用します。
その中で、「あまり学生が集まらなかった…」という優良企業も少なくありません。
結果、「とりあえずこの子は通過させよう」とする企業は多かったりします。
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SPI+面接を実施している
「SPI+面接を実施している企業」も、SPIの結果に関係なく受かりやすかったりします。
と言うのも、上記のような選考の企業は、面接重視で採用していることがほとんどです。
多少SPIの結果が悪くても、面接の評価が高ければ通過にしてくれます。
なお、「説明会に参加したらいきなりSPI受けさせられた…」となってしまうケースが多いのも事実!
そのため、SPIに自信がない人は、過去の内定者の選考フローが見られる「就活会議」のような口コミサイトを事前に導入しておきましょう。
おすすめする理由
- ES・選考レポートが見放題
- 就活生・社員による企業口コミが見放題
- すべて無料で利用できる
「〇〇企業の選考はSPI+面接でした」のような口コミが多く載っています。
「就活会議」は、現時点で21万人以上の学生が利用している大手就活掲示板!
学生は完全無料で利用できるので、この機会に登録しておきましょう。
【公式サイトはこちら】https://syukatsu-kaigi.jp/
SPIがボロボロだった場合の次選考への影響は?
結論からお伝えすると、SPIの結果は次選考に少なからず影響します!
と言うのも、選考結果の多くは「総合点」で決まるからです。
選考フロー | 学生Aの評価 | 学生Bの評価 |
SPI | 60点 | 20点 |
エントリーシート | 30点 | 30点 |
一次面接 | 50点 | 50点 |
最終面接 | 60点 | 60点 |
合計 | 200点 | 160点 |
もちろん、最終面接が高評価でそのまま採用となるケースも存在しますが…
人気企業になるほど、人事部門が「SPI含めた総合評価」で判断します。
だからこそ、SPIは手を抜くべき選考対策ではありません。
ボロボロでも受かった企業は挑戦しつつ、次回受ける企業にSPIがあるのであれば、次の章で紹介する内容を参考に、しっかり対策しておきましょう。
【実体験】Fラン学生によるSPI攻略法4選
私自身、偏差値40以下の大学出身でして、SPIはかなり苦手でした…
ですが、解答集を利用しなくても、下表の結果を残すことに成功!
企業名 | 備考 |
通信系の大手子会社(内定承諾) | 総合職(推定倍率:60.1倍) |
住友商事マシネックス(内定) | 総合職(推定倍率:53.1倍) |
富士通ゼネラル(内定) | 営業(推定倍率:88.9倍) |
ニトリ(内定) | 総合職(推定倍率:52.5倍) |
東芝テック(内定) | 事務職(倍率:非公開) |
リクルート(最終選考まで) | 総合職(推定倍率:23.3倍) |
パナソニック(最終選考まで) | 総合職(推定倍率:94.9倍) |
本章では、そんな私が実践していた内容をもとに「現代のSPI攻略法」を紹介していきます。
就活アプリで問題を解く
まず始めに、私が実践したのは「SPIの実力を知ること」でした。
「SPIってどんな問題があるの?」というレベルだったので、現状把握は必要不可欠!
以下2つの「就活アプリ」が無料で提供している「SPI」を受けました。
まず始めに、Lognaviは、下図の「知的テスト」と「性格テスト」が受けられます。
詳しい詳細は、「Lognavi(ログナビ)とは?」という記事で紹介していますが…
知的テストは、本番のSPIや玉手箱の「言語・非言語」を少し易しくした問題!
性格テストは、本番さながらの四肢選択式が出題されるので、かならず受けておきましょう。
続けて、「キミスカ」については、下図のような「本番さながらのSPI模試」が受けられます。
私の経験上、言語・非言語の実践形式を解くうえで「キミスカ」の利用は外せません。
出題される問題は、本番さながらの難易度であり、何度も受けることができる優れもの!
最初の腕試しに使えるのはもちろん、試験前日の復習にも十分使えるおすすめサービスです。
【LognaviアプリDLはこちら】https://Lognavi.download.com
【キミスカの公式サイト】https://kimisuka.com/
Youtube動画で基礎学習
続けて、「Youtube動画を見て基礎学習」に取りかかりましょう。
私の時代にはなかったですが、現在はYoutubeに学習コンテンツがたくさんあります。
なお、その中でも私がもっともおすすめしたいのが「おいなりさん」というチャンネルです。
「動画の充実度+解説のわかりやすさ」という点でほかサービスと一線を画しています。
なお、私が現在の転職活動で活用しているチャンネルでもあります。
公式問題集を解き続ける
就活アプリ+Youtubeと並行して「公式問題集」もかならず解きましょう。
就活アプリ+Youtubeだけでは、応用力が身につきません。
なお、昨今はさまざまなSPI対策本が存在しますが…
おすすめ就活本
- これが本当のSPI3だ!
- これが本当のWEBテストだ
SPIノートの会の「これが本当のシリーズ」を解き続ければ問題ありません。
志望企業が決まっていない人であれば、以下の2冊で「SPI3+玉手箱」は網羅できます。
注意点
「CUBIC」や「TAL」のようなWEBテストを実施する企業もありますが、全体の9割は「SPI3または玉手箱」なので、志望企業が決まっていなければ、上記2冊以外の購入は必要ありません。
志望度の低い企業のWEBテストを受ける
私が最後に実践していたのが「志望度の低い企業のSPIを受ける」です。
正直、賛否両論はあると思いますが「本番に勝る経験」はありません。
- 就活アプリでSPIを受ける
- Youtubeコンテンツを一通り確認する
- これが本当シリーズの問題集を2周する
上記3つがクリアできれば、志望度の低い企業に挑戦してみましょう。
何点だったか知ることはできませんが、本番のリアルな空気感を知ることができます。
私の経験上、ここまでくればSPIの実力はかなりついているはずです!
SPIがどうしても苦手な人は【逆求人サイト一択】
なお、どうしてもSPIが苦手であれば「逆求人サイトの導入」も一つの手です。
逆求人サイトに登録すれば、多くの企業からのスカウトが狙えます。
そして、スカウト経由の申し込みであれば、「SPIは免除」されることがほとんどです。

オファーボックスの魅力
- 有名企業のオファーが狙える
- 登録企業数が業界No1(20,000社以上)
- オファーが獲得しやすい(スカウト受信率93.6%)
詳しいサービス内容は、「オファーボックスの評判は?」という記事で紹介していますが…
Fラン学生だった私でも「ニトリ・KOKUYO」からスカウトが届いたサービスです!
「大学1・2年生は利用できない」というデメリットはありますが、それ以外の人であれば、確実に導入すべきサービスとなっています。
【公式サイトはこちら】https://offerbox.jp/
注意ポイント
人気企業のスカウト配信は「早期に集中しやすい」ため、早めに導入しておきましょう。
SPIがボロボロだった人からのよくある質問【3選】
最後に「SPIがボロボロだった人」からのよくある質問を紹介します。
大きく3つに分けて紹介していくので、気になる質問があればチェックしてみてください!
よくある質問【3選】
- WEBテスト解答集は使用すべき?
- SPI対策におすすめの就活本は?
- SPIで落とされる人は何割くらい?
質問①:WEBテスト解答集は使用すべき?
T氏(21歳)
WEBテスト解答集を使用するのはダメでしょうか?
私の周囲の先輩は、全員使用したと言ってました…
結論、WEBテスト解答集は使用すべきではありません!
詳しくは、「WEBテスト解答集は使用すべき?」という記事で解説していますが…
おすすめしない理由
- 不正したという精神的ストレス
- 企業にバレやすくなっている
- 解答集の信憑性が低い
上記3つは、私がWEBテスト解答集を実際に購入して感じた内容です。
WEB解答集がバレた場合、内定取消しのリスクもあるので使用しないようにしましょう。
合わせて読みたい
質問②:SPI対策におすすめの就活本は?
N氏(21歳)
SPI対策におすすめの就活本はありますか?
現時点でどこの企業を受けるかは決まっていません。
結論、SPI対策におすすめは、記事内でも紹介した「これが本当のシリーズ」です。
志望企業が決まっていない人であれば、以下の2冊で「SPI3+玉手箱」は網羅できます。
注意点
「CUBIC」や「TAL」のようなWEBテストを実施する企業もありますが、全体の9割は「SPI3または玉手箱」なので、志望企業が決まってなければ、上記2冊以外の購入は必要ありません。
質問③:SPIで落とされる人は何割くらい?
N氏(21歳)
SPIで落とされる人ってどれくらいいますか?
統計データなどは存在するのでしょうか?
結論、SPIで落とされる人の割合は存在しません!
企業によってSPIのボーダーは違うので、集計が難しいのが理由です。
ただし、各企業のSPIボーダー目安については、先ほど紹介した「就活会議」で紹介されています。
おすすめする理由
- ES・選考レポートが見放題
- 就活生・社員による企業口コミが見放題
- すべて無料で利用できる
「就活会議」は、30万以上のES・選考レポートが完全無料で読み放題の就活サイト!
各企業のSPIボーダーに関する口コミを知りたい人は、ぜひ導入してみてください。
【公式サイトはこちら】https://syukatsu-kaigi.jp/
まとめ|SPIはボロボロでも受かる可能性はある
今回は、「SPIはボロボロでも受かる?」という悩みを中心に紹介しました。
SPIがボロボロでも受かる理由
- 思った以上に成績が良い
- 性格検査の結果が良い
- エントリーシートの評価が高い
- SPIの評価比重が少ない
- 選考への参加者が想定より少ない
上記のとおり、SPIがボロボロでも受かるケースは十分に考えられます。
とくに「SPI+面接」のセットで実施している企業は大チャンス!
SPIがボロボロであっても悲観的になる必要はありません。
ただし、「SPIがボロボロの場合は次選考に影響する?」のパートで紹介しましたが…
人気の高い企業ほど、SPIの点数は最終合否の判断材料にされやすいです。
だからこそ、今回紹介した「Fラン学生によるSPI攻略法4つ」は、かならず実践しましょう。
SPI攻略法
- 就活アプリで問題を解く
- Youtube動画で基礎学習
- 公式問題集を解き続ける
- 志望度の低い企業を受け続ける
一つずつ実践していけば、かならず実力はついてきますよ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。