こんな悩みを解決できる記事を書きました。
本記事では、上場企業の採用担当+就活ブロガーとして合計7年!
多くの企業を見てきた私が「専門商社への就職がどれだけ難しいか」紹介していきます。
また、記事後半には「あまり知られていない穴場の専門商社」や「専門商社に就職するための就活対策」も紹介します!
ぜひ、専門商社への就職を考えている方は参考にしてみてください。
専門商社の就職は難しいが総合商社ほどではない理由【3選】
就職が難しい理由
①専門商社は優秀な学生の応募が多い
専門商社への就職が難しい理由1つ目は「優秀な学生の応募が多いから」です。
というのも、業界シェアNo1などの隠れ専門商社を見つける学生は、リサーチ力に長けています。
結果、リサーチ力が高い学生=優秀な学生が競争相手になることも少なくないです…
②採用人数が少ない企業が多い
専門商社への就職が難しい理由2つ目は「採用人数が少ない企業が多いから」です。
例えば、下表の「伊藤忠プランテック株式会社」の24卒内定者は4名。
企業名 | 伊藤忠プランテック株式会社 |
企業概要 | 伊藤忠プランテック株式会社は、伊藤忠商事の子会社でプラント・機器の専門商社。 |
従業員数 | 93名(単体) |
就職倍率 | 39倍(24卒の応募159名→内定4名) |
3年後の離職率 | 0%(3年前入社:男性2名 女性3名) |
有給休暇の平均取得数 | 15.6日 |
平均年収 | 778万円(総合職) |
月の平均残業時間 | 18.2時間/月 |
伊藤忠グループの企業にもかかわらず応募者は159名と少ないですが、倍率は39倍となっています。
そのため、専門商社=簡単に内定獲得できるわけではないので注意です。
③総合商社に比べると倍率は低い
ここまで、専門商社への就職は難しいと書きましたが、総合商社ほどではないのも事実!
実際、下表のとおり専門商社が難しいといっても総合商社ほどではないです!
企業名 | 採用倍率(当ブログ独自調査) |
三菱商事株式会社 | 150倍から200倍(応募1万人以上の採用120人から170人程度) |
三井物産株式会社 | 270倍(応募3万人以上の採用120人程度) |
住友商事株式会社 | 120倍以上(応募1.2万人の採用は100人程度) |
上記以外にも「伊藤忠商事株式会社」や「丸紅株式会社」も就活生に人気の企業。
倍率は100倍から200倍以上と高く、一筋縄では内定獲得できない企業ばかりです。
専門商社の中でもおすすめの隠れ優良企業【20社】
【専門商社】隠れ優良企業
- 小松物産株式会社
- 片岡物産株式会社
- 株式会社カネトモ
- 株式会社髙山
- フジノ食品株式会社
- 丸紅食料株式会社
- 伊藤忠プラスチック株式会社
- 岡畑産業株式会社
- ソーダニッカ株式会社
- 日曹商事株式会社
- 浅井産業株式会社
- 株式会社ニッコー
- 株式会社鳥羽洋行
- 株式会社日伝
- 株式会社ヨネイ
- ソレキア株式会社
- 日本電計株式会社
- 東海エレクトロニクス株式会社
- 光伝導機株式会社
- 伊藤忠プランテック株式会社
上記20社は、従業員数1,000名以下・有休取得平均10日以上・就職倍率100倍以下を条件に算出した企業!
各社の詳しい詳細は、「超穴場の専門商社20選」という記事にまとめているのでチェックしてみてください。
ちなみに、上記20社含めて、隠れ専門商社に応募するのは、あなた含め優秀な方が多いです。
そのため、倍率が低いからといって就活対策をまったくしなくても良いわけではないので注意しましょう。
専門商社への就職を目指すうえで取るべき行動【12ステップ】
就活対策【12選】
- 企業研究のやり方を取得
- インターンシップサイトへの登録
- 就活情報サイトの導入
- 就活イベントへの参加申し込み
- 自己分析の開始
- 志望業界の絞り込み実施
- ガクチカの作成方法を学ぶ
- 逆求人サイトの導入
- 志望動機の作成方法を学ぶ
- エントリーシートの作成方法を学ぶ
- 筆記試験対策の実施
- 面接対策の実施
上記のとおりでして、「企業研究」や「インターンシップ」・「ガクチカ作成」など…
穴場の専門商社を目指すために実践すべきは「基本となる就活対策のみ」です。
ただ、この当たり前と思えるような「就活対策」をすべて実践できている学生が少ないのも事実…
だからこそ、私のような凡人でも「倍率60倍近くの東証プライム企業」へ就職できました。
そのため、本気で専門商社を目指したい方は、上記12ステップを実践してみてください。
専門商社を目指す就活生から多く寄せられる質問【4選】
多く寄せられる質問
①専門商社への就職はやめとけと言われている理由は?
R氏(21歳)
専門商社への就職はやめとけと言われたのですがなぜでしょうか?
具体的に専門商社のなにがダメなのか知りたいです…
ただし、激務かどうかは企業によってさまざまなのも事実!
例えば、今回紹介した20社は、「有休取得平均10日以上」の「残業30時間以内」の企業です。
ちなみに、幅広い商材を扱う総合商社は全体的に多忙と聞くことも多いですが、専門商社は比較的落ち着いている印象です。
この辺りは、以下記事で詳しく解説しているので気になる方は合わせて読んでみてください。
②専門商社の平均年収はどれくらい?
T氏(20歳)
専門商社の平均年収はどれくらいなのでしょうか?
比較的高い印象があるのですが事前に知っておきたく…
ちなみに、私の感覚値にはなりますが専門商社のボーナスは他業界に比べて高い印象!
そのため、企業の業績や個人の成果によっては、年収700万円から1,000万円も十分に狙える業界といえます。
③専門商社の中でも大手企業はどこ?
T氏(20歳)
専門商社の中でも大手企業と言われるところはどこでしょうか?
売上高をベースに上位5社を知っておきたく…
企業名 | 売上高(2023年3月時点) | 当期純利益 |
株式会社メディパルホールディングス | 3兆3,600万円 | 388億円 |
アルフレッサホールディングス株式会社 | 2兆6,990万円 | 257億円 |
阪和興業株式会社 | 2兆6,668万円 | 515億円 |
株式会社スズケン | 2兆3,118万円 | 203億円 |
三菱食品株式会社 | 1兆9,967万円 | 171億円 |
上記の中でも阪和興業株式会社は、当期純利益は他社を圧倒!
また、三菱食品は、食品卸業界ではトップの売上高を誇っています。
もちろん、就職難易度も高い専門商社なので今回紹介した就活対策は必須です。
④専門商社に就職できると勝ち組?
T氏(21歳)
やっぱり専門商社に就職できると勝ち組なのでしょうか?
一つ上の先輩が専門商社に就職していたのですが勝ち組と言ってました!
歯切れの悪い回答になりましたが、上記が真実だったりします!
ちなみに、この辺りの内容は、以下記事で詳しく解説しているので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
【まとめ】専門商社の就職は難しいが総合商社ほどではない理由3選
結論
結論、専門商社の就職は難しいです…
ただし、総合商社と比べると難易度は低く、超穴場の隠れ優良企業も多く存在します。
もちろん、超穴場の専門商社を見つける学生は、リサーチ力に長けた優秀な学生が多いのも事実…
そのため、専門商社を目指すのであれば、今回紹介した「専門商社への就職を目指すうえで取るべき行動12選」は押さえておきましょう。
専門商社は、労働条件が良いホワイトな企業も多いので、難易度関係なく目指す価値は高い業界ですよ!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。