
新卒1年目から大手企業の人事業務を3年以上担当しているミヤッチです!

読者の悩み
- グループディスカッションを選考に取り入れる企業の意図は何ですか?
- グループディスカッションで重要な能力は何ですか?
- グループディスカッションで必ず意識すべきことはありますか?
- グループディスカッションの役割は何がありますか?
なお、本記事の内容は以下の通りです。
本記事の内容
- グループディスカッションを選考に取り入れる企業の意図を解説!
- グループディスカッションで重要な6つの能力を解説!
- グループディスカッションで必ず意識すべきこと3つを紹介!
- グループディスカッションの主な役割とオススメについて解説!
人事担当者として、就職活動をおこなう学生と関わる中で、グループディスカッションを苦手としている方をたくさんみてきました。
なので、今回はグループディスカッションの進行役を3年以上続けている私が、グループディスカッションについて徹底解説します。
なお、本記事では、グループディスカッションをGDで統一して記載したいと思います。
目次
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グループディスカッションを選考に取り入れる企業の意図とは?

質問内容
就活ではコミュニケーション能力が大切だと言われてますが、その審査が面接中心であることにどんな感想を持ちますか?
私は学生の頃に、「プレゼン能力」や「仕事」「会社への意識」は審査できても、面接だけで本当の意味でのコミュニケーション能力は見えるのか疑問に思ってました。
そして、現役人事となった今、GDを選考に取り入れて感じたのは、以下の項目を網羅的に確認できるから、選考にGDは取り入れるのは必須と感じました。
- 建設的なコミュニケーション能力
- ディスカッション能力
- 柔軟性
- 一般常識
- 論理的思考
- 考察力
まとめると、面接以上に総合的な能力を見るために、GDを選考に取り入れるのが企業の意図です。
先ずは、ここを押さえておくことが大切です。
グループディスカッションで重要な能力6つを紹介!
ここからは、先ほど紹介したGDで重要な能力6つを紹介します。
どれもGDでは重要とされていますが、先ずは今回紹介する能力のうち自分が得意とすることから意識するのがオススメです。
建設的なコミュニケーション能力
GDで重要な能力の1つ目は「建設的なコミュニケーション能力」です。
「そもそも建設的なコミュニケーションって何?」と言った方のために簡単に解説すると以下の通りです。
建設的なコミュニケーション
建設的なコミュニケーションは、目的が相手としっかり共有できており、その会話のゴールが分かっていること!
例えば、仕事に失敗して上司に呼ばれたときに、何故そうなったのかを知りたい上司に対して、許されるための説明をすることです。
このような場合は、建設的なコミュニケーションができているとは言えません。
では、建設的なコミュニケーションを学ぶにはどうすれば良いかと言うと、以下を意識することです。
何のためにその会話をするのか意識して話す!
とは言え、一朝一夕で身につく能力ではないので、会話で意識したり、以下のような、コミュニケーションに関する書籍を読みながら少しづつ鍛えることをオススメします。
ディスカッション能力
GDで重要な能力の2つ目は「ディスカッション能力」です。
ディスカッション能力は、個人で高めるには難しい能力とされています。
とは言え、何もせずにディスカッション能力が高まるわけではないので、私がおこなっていた方法を以下で紹介します。
- 合コンや相席屋で知らない人と会話する。
- グループディスカッションに関する書籍を最低でも5冊読む。
まさか、私も就活関連で「合コン」や「相席屋」をオススメする日がくるとは思っていませんでした。
しかし、この内容は本気で言ってます。
たまに、外部セミナーなどに言って高額な料金を払って、コミュニケーションを図る人がいますが、オススメしないです。
金額も高額なのと行って満足してしまうことが多いためです。
それに比べて「合コン」や「相席屋」は、10,000円でたくさんの人と話せます。
また、GDでは、初対面の同世代と会話をすることになるので、「合コン」や「相席屋」は、より実践的にディスカッション能力が高められます。
是非、勇気を振り絞って試してみてください。

なお、私は1回目の合コンでは撃沈して帰ってきました、、
柔軟性
GDで重要な能力の3つ目は「柔軟性」です。
GDでは、「あまり意見を発しない人」や「何でも否定してくる人」「あらぬ方向に会話が進むこと」など沢山のトラブルがつきものです。
その時に、柔軟な発想でGDを進めていく力が非常に重要です。
また、いきなり出される議題に対して、結論まで持っていくための思考の柔軟性も大切になります。
なので、柔軟性はGDにおいて非常に重要な能力となっています。
柔軟性については、とにかく物事を多角的な視点で考えることです。
柔軟性を鍛えたい方は、以下にオススメの「ラテラルシンキング」に関する記事を載せておきますので読んでみてください。
一般常識
GDで重要な能力の4つ目は「一般常識」です。
GDでは、「良い会社とは?」や「仕事と趣味の違いは?」「5Gの今後について」と言った様々な議題が出題されます。
そして、様々な議題が出題される中で、最も議題に取り上げられやすいのが、新聞で取り上げられるホットなキーワードです。
特に、日経新聞などのホットなキーワードに関する議題を設定してくる企業は非常に多いです。
なので、最新の情報を常にキャッチするように心掛けましょう。
論理的思考
GDで重要な能力の5つ目は「論理的思考」です。
GDでは、結論を面接官へ伝える時に、どのような考えからその結論に至ったのかを説明する必要があります。
そのときに「論理構造」や「根拠」をしっかり伝えなければ、通過は難しいです。
論理的思考については、以下の記事を読んでみてください。
論理的思考を鍛えるためのオススメ本も紹介しているので、参考になるはずです。
考察力
GDで重要な能力の6つ目は「考察力」です。
ビジネスでは、物事に対して考え抜く力が非常に重要です。
なので、GDでも議題に対して「考察力(考え抜く力)」は非常に重要視されています。
では、「考察力」を鍛えるにはどうすれば良いかと言うと、人にすぐ回答を求めない癖をつけることです。
自分で調べることで知識が定着し、考察力も高まります。
是非、今日から意識してみてください。
グループディスカッションで意識すべきこと3つを紹介!
ここでは、現役人事としてGDの進行役をしている私が、GDで必ず意識して欲しい3つのことを紹介します。
どれも重要内容になりますので、GDへ行く前に見返すようにしてください。
課題を時間内で確実に終わらせる!
GDで意識すべきこと1つ目は「課題を時間内で確実に終わらせる」です。
GDは短い時間の中で、いかにディスカッションをスムーズに進行し、かつ、議論を深めていくかがポイントです。
なお、GDをおこなっていると、活発になりすぎて時間を忘れて結論まで辿りつけないグループがたくさんいます。
なので、次の見出しで紹介する「進行・時間管理・書記」の3つの役割をしっかり決めることが重要になります。
謙虚と尊重を大切にする!
GDで意識すべきこと2つ目は「謙虚と尊重を大切にする」です。
GDでは、積極的に発言することは非常に大切です。
しかし、あなたのオンステージではない意識を持つことが非常に重要です。
GDでは、全員が対等の立場で、気持ちよく参加できるGDこそ最高のGDと言えます。
チーム内で競うのではなく、他のチームと競う意識で取り組んでみてください。
相手を批判しないことも大切です。
アイコンタクトを大切にする!
GDで意識すべきこと3つ目は「アイコンタクトを大切にする」です。
GDでは、うつむく行為をすると大幅な減点対象となります。
なので、発言をしていないとしても、互いにアイコンタクトをして会話することを意識しましょう。
グループディスカッションの主な役割とオススメについて解説!
ここでは、GDの主な役割とオススメについて現役人事の私が解説します。
まず、GDの主な役割を紹介すると以下3つです。
- 進行役
- 時間管理係
- 書記係
恐らく、一番人気は「進行役」かと思いますが、私のオススメは「時間管理係」です。
なお、「進行役」と「書記係」をオススメしない理由は以下の通りです。
進行役をオススメしない理由
自ら積極的に発言するだけでなく周囲への心配りも必要となり大変。
また、積極性が裏目に出てチームの雰囲気が悪い場合に、人事側から進行役が注目されやすい。
書記係をオススメしない理由
GDで出された意見を書き留めながら、ホワイトボードにまとめることが必要。
そして、それに集中するがあまり、積極的に発言ができない状況に陥るリスクがある。
では、逆に「時間管理係」をオススメする理由は何かというと以下の通りです。
時間管理係をオススメする理由
発言をすることが容易で、時間を知らせるための発言もする必要があるのでチームに溶け込みやすい。
また、進行役ほど責任が重くはないが、サポートをすることで進行役よりも注目されることがある。
以上のことから、私のGDでのオススメの役割は「時間管理係」です。
なお、時間管理係をおこなう場合は、以下のポイントを押さえるのがコツです。
- 自由に意見を発表する時間
- 発表された意見から結論を導き出す時間
- 発表を練習する時間
グループディスカッションのまとめ
いかがでしたか?
今回は、グループディスカッションが苦手な方へ、以下の内容をお伝えしました。
本記事のポイント
- GDを選考に取り入れる企業の意図
- GDで重要な6つの能力
- GDで必ず意識すべき3つのこと
- GDの主な役割とオススメの役割
全て、重要な内容になっているので、GDの前には必ず復習と思って読みにきてください。
なお、その他、選考に関する対策の記事を以下で紹介しています。
もし、この記事が少しでも参考になった方は、合わせて読んでみてください。
では、最後にゴマッチからの名言で終わりたいと思います。

