
新卒1年目から大手企業の人事業務を3年以上担当しているミヤッチです!



はてな
- 二次面接をおこなう企業の目的は何ですか?
- 二次面接の特徴は何ですか?一次面接とはどこが違うの?
- 二次面接で落ちる学生の特徴は何ですか?
- 二次面接を通過するための対策はありますか?
今回はこう言った疑問に答えます。
なお、本記事の内容は以下の通りです。
本記事の内容
- 二次面接の目的を現役人事が徹底解説!
- 二次面接の特徴について現役人事が徹底解説!
- 二次面接で落ちる学生の特徴4選を紹介!
- 二次面接を通過するための対策4選を現役人事が徹底解説!
私は、社会人1年目から現在に至るまでの3年間、採用担当者として様々な学生の各面接ごとのフィードバックをおこなってきました。
また、インターンシップの企画で「学生のお悩み相談会」を3年連続開催し、様々な学生と話し合ってきました。
その中で、歳が近いからこそ、様々な相談を受けることがあり、その中の1つにあった「二次面接で落ちる学生の特徴と対策」について今回は解説していきます。
二次面接を控えている方や就活前に二次面接の特徴を知っておきたい方は、是非読んでみてください。
目次
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二次面接の目的について現役人事が徹底解説!
ここでは、就活における二次面接の目的を紹介します。

学生が入社してから会社で活躍できるか確認することが目的!
一次面接では、以下の記事で詳しく紹介していますが「最低限のビジネスマナーを有しているか確認することが目的」と解説しました。
しかし、二次面接では「学生が入社してから会社で活躍できるか確認することが目的」です。
そのため、以下のような、あなたが仕事をしていく上で、「適性があるか?」や「仕事をこなしていけるか?」「適した能力を有しているか?」など、具体的な内容を確認してきます。
ポイント
- 入社後にやりたいことが明確か確認!
- 企業研究・業界研究をしっかり行えているか確認!
- キャリアプランをしっかりと考えているか確認!
- 企業と学生のミスマッチが起きないかの確認!
- 能力が仕事にマッチしているかの確認!
- 積極性や成長意欲があるかの確認!
以上のことから、二次面接は一次面接よりも「入社してから会社で活躍できるか確認する」ための具体的な質問がくるので、しっかりと対策が必要です。
二次面接の特徴について現役人事が徹底解説!
ここでは、二次面接の特徴を紹介します。

- 面接官は35歳〜45歳までの現場責任者などが多い!
- 面接形式は個人面接が基本!
- 面接時間は30分が基本!
- 二次面接から企業へ入社した後の具体的な質問が多くなる!
この中でも注目いただきたいポイントは「面接官は35歳〜45歳までの現場責任者などが多い」です。
一次面接では、25歳から30歳までの若手社員が面接官に起用されることが多いです。
しかし、二次面接では、新卒としての定員をはじめ、各部署や事業部門の人材ニーズに基づき、どの人物を採用していくか見極める重要な選考作業です。
そのため、ある程度のキャリアを積んだ中堅社員(現場監督者「部長クラス」)が採用されることが多いのが特徴です。
一次面接では、若手社員が面接官なので、比較的話しやすい印象を持つ学生も多いですが、二次面接で一気に年齢が上がり、緊張して落ちてしまうケースも珍しくありません。

二次面接で落ちる学生の特徴4選を徹底解説!
ここでは、社会人1年目から現在に至るまでの3年間、採用担当者として様々な学生の各面接ごとのフィードバックをおこなってきた経験を基に、二次面接で落ちる学生の特徴を大きく分けて4つ紹介していきます。
「一次面接や履歴書の内容と違う」
二次面接で落ちる学生の特徴1つ目は「一次面接や履歴書の内容と違う」です。
基本的に、二次面接の面接官は「一次面接でどのような質問をおこない、どのような回答をしたのか」を事前に確認しています。
なので、一次面接では「傾聴力が強み」と話していたのに、二次面接で「リーダーシップが強み」とアピールすると、面接官に懐疑心や不誠実な印象を与えます。
なお、私の企業の場合は、面接シートを一次面接官が二次面接官へ提出して、どのような学生かの軽い打ち合わせもしています。
そのため、一次面接と同じ質問をしたにも関わらず、意図がないのに違う内容を話すと危険なので注意が必要です。
「企業研究と業界研究をしっかりできていない」
二次面接で落ちる学生の特徴2つ目は「企業研究と業界研究をしっかりできていない」です。
二次面接では、入社してから会社で活躍できるか確認することが目的なので、冒頭でもお伝えした通り、以下のような具体的な内容を確認してきます。
- 入社後にやりたいことが明確か確認!
- 企業研究・業界研究をしっかり行えているか確認!
- キャリアプランをしっかりと考えているか確認!
- 企業と学生のミスマッチが起きないかの確認!
これらを確認するために、企業側は「弊社でどの事業をやってみたいか?」や「強みを弊社にどのようにして活かすのか?」と言った質問をしてきます。
そして、この質問に答えるには「企業研究と業界研究」をしっかりすることが必須です。
以上のことから、企業研究と業界研究がしっかりできていないと二次面接では落とされてしまいます。
「キャリアプランや将来のビジョンが不明瞭」
二次面接で落ちる学生の特徴3つ目は「キャリアプランや将来のビジョンが不明瞭」です。
企業としては、将来的なビジョンがしっかりとしている学生は、以下のような印象を持つとされています。
- 企業に対する志望度が高い印象を持つ
- 長く働き続けてくれる印象を持つ

「自己分析を深くできていない」
二次面接で落ちる学生の特徴4つ目は「自己分析を深くできていない」です。
一次面接では、自己PRなどを聞かれることが多かったと思いますが、二次面接はさらに具体的な質問が多くきます。
例えば「あなたの強みを弊社で活かすためにどのような行動をしますか?」などです。
なので、一次面接で答えたあなたの自己PRなどに肉付けや構成のブラッシュアップが必要です。
また、その企業で働く自分をイメージしながら、自己分析を再度おこなう必要もあります。
なお、二次面接のフィードバックをしていても、ここをしっかりできている学生は少ないです。
つまり、ここをしっかりと対策することで、二次面接の通過率を向上させることができます。
二次面接を通過するための対策4選を紹介!
ここからは、先ほど紹介した「二次面接で落ちる学生の特徴4選」を踏まえた上で、二次面接を通過するための対策を紹介していきたいと思います。
正直、各面接の中で二次面接が最も鬼門と言われています。
だからこそ、しっかりと対策をして臨みましょう!
「一次面接の内容と一貫性を持たせる」
二次面接を通過するための対策1つ目は「一次面接の内容と一貫性を持たせる」です。
面接官は、一次面接で使用した評価シートや履歴書を必ず持っているか、事前に確認しているはずです。
なので、以下の対策をすることをオススメします。
履歴書と照らし合わせながら一次面接で聞かれた内容をノートに書き出す。
頭でイメージすると、漠然とした内容しか思い出せないことがあるので、聞かれた内容はノートに書き出すことをオススメします。
なお、その際に企業へ提出した履歴書と照らし合わせてノートにまとめることがポイントです。
もし、一次面接で問われなかった項目があれば、高確率で二次面接で聞かれる可能性があります。
是非、一次面接で聞かれた内容を履歴書と照らし合わせながら分析してみてください。
「企業研究と業界研究をしっかりおこなう」
二次面接を通過するための対策2つ目は「企業研究と業界研究をしっかりおこなう」です。
二次面接では「学生が入社してから会社で活躍できるか確認することが目的」とお伝えしました。
なので、面接官は、企業や業界と絡めた質問をしてくることが非常に多いです。
例えば「弊社の●●事業を伸ばすために必要なことは?」や「弊社が●●業界で成長するために必要な力は?」と言った質問です。
では、ここを明確に答えるための対策として何をオススメするかというと以下の通りです。
- 会社のホームページを確認!
- 会社四季報を活用する!
- 志望業界の関連ニュースを確認する!
「会社のホームページを確認」については「会社概要と沿革」「事業内容」「売上高3期分」「企業理念」「企業の主力商品」は確認しましょう!
「会社四季報を活用する」については、以下の記事でもオススメしている業界研究と企業研究を進める上で必須の書籍です。
紹介している「会社四季報2冊」を読めば、企業研究と業界研究は完結します。
それほど、圧倒的な情報量と信頼があるので、一度目を通しておくことをオススメします。
「キャリアプランや将来のビジョンを明確にする」
二次面接を通過するための対策3つ目は「キャリアプランや将来のビジョンを明確にする」です。
その企業に入社して何がしたいか明確にしておくことは非常に重要です。
なお、対策のポイントは、出来るだけ定量的に具体的なプランを伝えるです。
例えば、以下二つの例の場合、どちらの学生を採用したいと考えるでしょうか?
例1
私は、御社の●●事業に入社した際は、自分の●●という強みを活かし、10年目までに本部戦力のエリアリーダーとなりたいと考えています。
例2
私は、御社の●●事業に入社した際は、自分の●●という強みを活かし、入社後3年目までに「●●資格」を取得し、5年目でチーフとなり後輩育成の担当を経験します。
また、8年目には●●事業の●●部門のエリアリーダーを経験し、10年目には本部戦力のエリアリーダーとなりたいと考えています。
ここで、注目いただきたいのは、文章の構成や内容ではなく、定量的に具体的なプランを伝えているかです。
恐らく、同じ内容でも2番目に紹介した文章の方が「キャリアプランや将来のビジョンが明確」になっていると感じたのではないでしょうか?
是非、キャリアプランや将来のビジョンを伝えるときは、定量的に具体的なプランを意識して伝えてみてください。
「自己分析を再度見つめ直す」
二次面接を通過するための対策4つ目は「自己分析を再度見つめ直す」です。
自己分析は、以下の記事でも紹介している通り「自分を分析すること」だけに力を入れることは非常に危険です。
なぜならば、自己分析は、自己を分析することだけでなく、その先にある業種や職種研究と繋げて自己分析をすることが重要なためです。
では、自己分析を再度見つめ直すためにどのような行動がオススメかというと以下の通りです。
- 完全無料の自己診断ツールを活用する!
- 自分自身の強みと弱みをキャリアアドバイザーやアルバイト先の店長に聞く!
- 自分の経歴を高校1年生から振り返る!

まずは、完全無料の自己診断ツールで以下のようなデータを入手することをオススメします。
そして、これらの「自分自身の客観的データ」を就活の専門家であるキャリアアドバイザーやアルバイト先の店長に相談してみましょう。
こうすることで、一次面接で答えたあなたの自己PRなどに肉付けや構成のブラッシュアップができます。
また、その先にある業種や職種研究と繋げて自己分析をすることもできるようになってきます。
なお、私のオススメする完全無料の自己診断ツールは「キミスカ」と「OfferBox」となっており、キャリアアドバイザーは「キャリアチケット 」です。
もし、上記のような精度の高い完全無料の就活サービスを活用していないという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
二次面接で落ちる学生の特徴4選と対策のまとめ
いかがでしたか?
二次面接では一次面接よりも「入社してから会社で活躍できるか確認する」ための具体的な質問がくるので、しっかりと対策が必要です。
就活において、様々な選考が取り入れられてますが、二次面接が最も鬼門と言われています。
是非、今回紹介した以下の対策を実施し、二次面接通過を勝ち取ってください!
二次面接を通過するための対策4選!
- 一次面接の内容と一貫性を持たせる
- 企業研究と業界研究をしっかりおこなう
- キャリアプランや将来のビジョンを明確にする
- 自己分析を再度見つめ直す
では、最後にゴマッチからの名言で締めたいと思います。

