今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
私自身、当ブログを通じて多くの就活生とお話しする中で30社以上は受ける方が多い印象でした。
とは言え、50社や100社受ければ良いのかというとそれも違います。
そこで、今回は過去の就活生のエントリー数や内定数をもとに、就活で何社受けるべきか解説していきます。
ぜひ、就活で10社しか受ける予定のない方は、参考にしてみてください。
当記事はこんな方におすすめ
- 就活で10社しかエントリーしないのが少ない理由を明確に知りたい方
- 就活で内定獲得するには何社受けるべきか知りたい方
- 就活で10社以上の企業を受けるメリット・デメリットを知りたい方
就活で10社しか受けないのが少ない理由を統計データをもとに解説
項目 | 2023卒(就職白書2023) | 2023卒(DISCO2023) |
プレエントリー数 | 30.98社/人 | 26.90社/人 |
ESなどの書類提出 | 16.02社/人 | 15.20社/人 |
適性検査・筆記試験の受講 | 10.39社/人 | 10.70社/人 |
面接 | 4.64社/人(Web:9.09社) | 9.2社/人 |
内々定・内定獲得数 | 2.52社/人 | 2.50社/人 |
上表の通り、2023卒の方は、平均プレエントリー数は28.94社!
そのため、エントリー数=企業を受けるの定義であれば、就活で10社しか受けないのは少ないと言えます…
ただし、就活で10社しか受けない=面接で10社しか受けないの定義であれば、10社でも十分!
実際、23卒の方は、面接を受けたのは9.14社となっており、10社面接を受ける場合は平均以上となります。
就活では何社受ければ内定獲得できるのか統計データをもとに解説
項目 | 2023卒(就職白書2023) | 2023卒(DISCO2023) |
プレエントリー数 | 30.98社/人 | 26.90社/人 |
ESなどの書類提出 | 16.02社/人 | 15.20社/人 |
適性検査・筆記試験の受講 | 10.39社/人 | 10.70社/人 |
面接 | 4.64社/人(Web:9.09社) | 9.2社/人(Web・対面含む) |
内々定・内定獲得数 | 2.52社/人 | 2.50社/人 |
上表の結果から、エントリー数で考えれば、30社は受けておくことをおすすめします。
実際、2023卒の方は、平均プレエントリー数28.94社に対して内定獲得数が2.51社!
もちろん、人によっては、エントリー数が10社でも内定獲得する方もいますが…
23卒の平均プレエントリー数と内定数のデータからも30社エントリーしておくのがベストと言えます。
就活で10社しか受けない人がエントリー数を増やす方法【3選】
エントリー数を増やす方法
- 就活エージェント経由で求人紹介を受ける
- 就活イベントに参加して出会いの場を増やす
- 逆求人サイトを活用して企業からスカウトをもらう
①就活エージェント経由で求人紹介を受ける
就活エージェントは、面談を通じてあなたに合った求人紹介をしてくれるサービス。
プロ視点であなたの強みや弱みを分析したうえで求人紹介してくれます。
また、ES添削や面接対策も同時におこなってくれるので鬼に金棒!
最初に導入しておくか否かで、就活攻略の難易度が大きく変わります。
おすすめの大手就活エージェント
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:内定獲得が最短1週間(23卒実績) / 株式会社DYMが提供!
- 「LHH就活エージェント」:23年度のオリコン顧客満足度第2位 / 人材業界大手のアデコグループが提供!
- 「キャリアチケット」:毎年1万人以上の就活生が利用 / 賀来賢人さん出演のCMで話題のレバレジーズが提供!
とくに、内定スピードや求人数・サポート品質など、総合力では「ミーツカンパニー就活サポート」がNo1!
大手企業含めた豊富な求人を取り揃えており、利用者満足度は91%と高い実績を誇ります。
もちろん、大手運営のサービスとは言え、アドバイザーとの相性や各社の保有求人に違いはあるので…
上記3サービスの初回面談を受けて「自分に合っているな」と感じるアドバイザーに協力してもらうようにしましょう!
手間はかかりますが、質の高い就職支援を受けるうえで他社比較は必須の作業です。
②就活イベントに参加して出会いの場を増やす
就活イベントは、マイナビやリクナビ開催の合同説明会よりも参加企業は少ないイベント。
しかし、参加企業が少ないからこそ、人事担当者や経営者と密に会話ができるというメリットがあります。
おすすめ就活イベント
- 「ジョブトラ」:とにかく質の高いGD練習をしたい方におすすめ / 参加学生は15万人突破!
- 「デアイバ」:1日で多くのGD経験を積みたい方におすすめ / 1日最大4回以上のGDをおこなえる!
- 「MeetsCompany」:オンライン形式のGD練習をしたい方におすすめ / 年間イベント開催数No1!
上記3つは、すべて無料で参加できるのに加え、企業側も参加するので、その場で特別選考の獲得も狙えます。
もちろん、上記3つのイベント経験を積めばGDの力も確実につくので積極的に挑戦してみてください。
③逆求人サイトを活用して企業からスカウトをもらう
上図の通り、逆求人サイトを利用すれば、マイナビやリクナビのように企業を自分から探す必要なし。
逆求人サイトにプロフィールを登録しておくだけで、エントリー候補の企業を自動で増やすことが可能です。
おすすめ逆求人サービス
とくに、OfferBoxは就活生の3人に1人が利用する逆求人サイトの中でも王道のサービス。
1,500社以上の大手企業が登録しており、逆求人サイトの中でもっとも大手企業のスカウト獲得が狙えます。
そのため、逆求人サイトの導入がまだの方は、まずはOfferBoxから試してみるのがおすすめです。
OfferBox公式サイト「https://offerbox.jp/」
就活で10社以上の企業を受けるメリット【3選】
メリット
- 選考の経験を多く積むことができる
- 就活で持ち駒がゼロになる可能性が少なくなる
- 多くの企業(業界)を知ることができる
①選考の経験を多く積むことができる
当たり前と思われるかもしれませんが、エントリーが多いほど、選考経験も多くなります。
そして、選考を繰り返すことで、エントリーシートや面接で弱点となる部分が明確化。
結果、エントリー→分析→改善を繰り返すことで、就活で成功する確率を大きく上げることができます。
②就活で持ち駒がゼロになる可能性が少なくなる
私自身、持ち駒がゼロになった経験がありますが、かなり不安になった思い出があります…
その点、エントリー数が10社以上だと、持ち駒ゼロのリスクを減らすことができます。
③多くの企業(業界)を知ることができる
上記の通り、エントリーを増やすことで、多くの企業(業界)を知ることが可能。
私自身、多くの企業にエントリーしたことで、今まで知らなかった企業と出会えました。
就活で10社以上の企業を受けるデメリット【3選】
デメリット
- 1社あたりの企業分析に時間をかけられない
- 就活の軸がぶれやすくなる
- スケジュール管理が難しくなる
①1社あたりの企業分析に時間をかけられない
上記の通り、エントリー数が増えることで、1社あたりの企業分析に時間をかけられなくなります。
結果、志望動機が曖昧となり、選考通過ができないというリスクが発生…
そのため、第一志望を優先に企業分析するなど、ある程度自分で優先順位を決めて取り組む必要がでてきます。
②就活の軸がぶれやすくなる
と言うのも、10社以上の企業を受けると、多くの業界にエントリーすることも多くなると思います。
結果、自分が就活で譲れない軸の部分がわからなくなるケースも…
もちろん、エントリー企業がすべて同じ業界であれば問題ないですが…
多くの企業へエントリーすることで、自分の就活で大切にしている軸がぶれないように注意する必要があります。
③スケジュール管理が難しくなる
と言うのも、エントリーする企業が多いほど選考への参加回数も多くなります。
結果、選考が被ってしまって参加できないなどのケースになることもあるので注意が必要。
- 志望度の高い企業の選考を優先する
- 選考が進んでいる企業を優先する
上記の通り、「志望度の高い企業」または「選考の進んでいる企業」を優先したスケジュール管理を意識してみてください。
スケジュールの基本は、優先順位を押さえておけば問題なしです。
就活で10社しか受けない人から多く寄せられる質問【5選】
多く寄せられる質問
- 就活はあっさり内定獲得できるのでしょうか?
- 就活では平均何社落ちるのでしょうか?
- 就活で10社以上落ちる就活生の特徴はあるのでしょうか?
- 就活はいつから始めるべきなのでしょうか?
- 就活は何月までに内定を獲得しておかないとやばいでしょうか?
①就活はあっさり内定獲得できるのでしょうか?
R氏(21歳)
就活は意外とあっさり内定獲得できると聞いたのですが本当でしょうか?
本当にそうなのであれば10社以上受けなくても良いのかなと思ってます!
年月日 | 22卒(就職内定率) | 23卒(就職内定率) | 24卒(就職内定率) |
大学4年生5月 | 59.2% | 65.4% | 72.1% |
大学4年生8月 | 85.3% | 87.8% | 86.6% |
大学4年生10月 | 92.4% | 93.8% | 92.0% |
大学4年生12月 | 95.2% | 94.0% | 集計中 |
大学4年生3月(卒業前) | 96.4% | 96.8% | ₋集計中 |
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)
24卒の5月時点の就職内定率は72.1%となっており、10人に7人は内定を1社持っている状況。
年々、就職内定率は上昇しており、あっさり内定獲得できたと感じる方は多くなっています。
注意事項
ただし、まったく就活対策をしていない場合は、内定ゼロの可能性も十分にあり得ます…
そのため、あっさり内定獲得できる=何もしなくても内定獲得できるわけではないので注意です!
②就活では平均何社落ちるのでしょうか?
S氏(21歳)
就活では平均何社落ちるのが普通なのでしょうか?
平均何社落ちるのか文系や理系別に分かると嬉しいです!
と言うのも、「リクルート就職白書2023」によると、学生の企業へのプレエントリー数は30.98社!
そして、平均内定獲得数が2.52社となっていることから約30社受けて約28社落ちる計算となります。
一次面接の通過率は50%などの各選考ごとの通過率も紹介しているので、興味のある方は合わせてチェックしてみてください。
③就活で10社以上落ちる就活生の特徴はあるのでしょうか?
M氏(22歳)
就活で10社以上の企業から落ちる就活生の特徴はあるのでしょうか?
自分はそうなりたくないので事前に知っておきたいです…
デメリット
- ひとりで就活をすることにこだわり続けている
- 大手企業に絞って就活をおこなっている
- 業界・企業研究が不十分
- 自己分析が不十分
- 面接対策が不十分
上記の通り、私が年間100人以上の就活生の相談を受ける中で共通していたのが上記5つでした…
とくに、ひとりで就活をすることにこだわり続けている人は多かったです。
④就活はいつから始めるべきなのでしょうか?
T氏(21歳)
就活はいつから本気で始めるべきなのでしょうか?
やはり、大学3年生3月の就活解禁と同時に始めるのが良いのかなと思っています。
理由は、外資系企業のインターンシップ募集が大学3年生4月から始まるため。
ただし、外資系企業を志望しない方であれば、" 大学3年生4月 "に始めても問題なしです。
⑤就活は何月までに内定を獲得しておかないとやばいでしょうか?
N氏(21歳)
就活は何月までに内定を獲得しないとやばいのでしょうか?
周りは大学4年生の夏までには内定ないとやばいと言ってます…
年月日 | 21卒(就職内定率) | 22卒(就職内定率) | 23卒(就職内定率) |
大学3年生3月 | 15.8% | 22.6% | 29% |
大学4年生6月 | 56.9% | 68.5% | 73.1% |
大学4年生7月 | 73.2% | 80.5% | 83.3% |
大学4年生8月 | 81.2% | 85.3% | 87.8% |
大学4年生10月 | 88.7% | 92.4% | 93.8% |
大学4年生12月 | 93.4% | 95.2% | 94.0% |
大学4年生3月(卒業前) | 96.1% | 96.4% | ₋96.8%₋ |
※引用元:リクルート就職白書(就職プロセス調査2023年卒)
上図の通り、23卒の大学4年生7月時点で内定を決めている就活生は83.3%となっています。
そのため、大学4年生7月時点で内定がない場合は焦る必要があります。
【就活で10社しか受けないのは少ない?】何社受けるべきかのまとめ
項目 | 2023卒(就職白書2023) | 2023卒(DISCO2023) |
プレエントリー数 | 30.98社/人 | 26.90社/人 |
ESなどの書類提出 | 16.02社/人 | 15.20社/人 |
適性検査・筆記試験の受講 | 10.39社/人 | 10.70社/人 |
面接 | 4.64社/人(Web:9.09社) | 9.2社/人 |
内々定・内定獲得数 | 2.52社/人 | 2.50社/人 |
上表の通り、2023卒の方は、平均プレエントリー数は28.94社!
そのため、エントリー数=企業を受けるの定義であれば、就活で10社しか受けないのは少ないです…
ただし、就活で10社しか受けない=面接で10社しか受けないの定義であれば、10社は適切とも言えます。
この辺りは、定義によって変わってきますが、エントリー数という点で言えば、10社は少ないです。
エントリー数を増やす方法
- 就活エージェントを活用して求人紹介を受ける
- 就活イベントに参加して出会いの場を増やす
- 逆求人サイトを活用して企業からスカウトをもらう
" 就活で10社しか受けない人がエントリー数を増やす方法 "のパートで詳しく紹介しましたが…
上記3つの方法を取ることで確実に10社以上のエントリーに増やすことができます。
そのため、ぜひエントリー数を10社以上に増やしたいと考えている方は、実践してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。