
今回は、上記悩みについて、元人事の私が、「就活で平均何社落ちるのか?」を中心に解説していきます。
- Fラン大(偏差値47)から東証一部上場企業に総合職入社!
- 新卒一年目から約4年間 関西地区を中心に採用業務を経験!
- 2021年4月にAbemaTVの就活特番生出演!
- Fラン大から東証一部上場企業へ内定できたノウハウを発信中!
私自身、「圧迫面接の対策と辞退という選択肢」の記事でも紹介してますが、初めて受けた選考が圧迫面接で、いきなり志望企業に落ちた経験をしています。
そのとき、真っ先に調べたのが「就活 平均何社落ちる」というキーワードでした。
結果、様々な情報が出てきたものの、「落ちないための各フェーズの対策」まで書かれている記事はありませんでした。
なので、当記事では、各フェーズ(書類選考〜最終面接)の落ちる割合と対策まで紹介していきます。
当記事を読むことで、「各フェーズ(書類選考〜最終面接)ごとの通過率」が明確になり、「落ちないためにどうすべきか」も知ることができるので、「就活で落ちる確率を少しでも減らしたい方」は、最後まで読んでみてください!
就活では平均何社落ちるのか?各選考ごとに徹底解説!
では、さっそく、各選考ごとに「平均何社落ちるのか?」をパーセンテージで紹介していきます。
なお、当サイトの数字は「就活研究室」と「リクルートの就活白書」のデータをもとに解説しています。
補足ですが、「リクルートの就活白書」によると、企業へのプレエントリー社数の平均は、27.38社となっています。
そのうち、内定獲得数の平均は2.36社なので、27社にエントリーしてから内定まで、平均25社落ちる計算となります。
※上記数字は、平均値を出す前の母集団によって平均も変わってくるので、注意ください。
就活における「書類選考」の落ちる割合は50パーセント!
まず、就活における最初の難関である「書類選考」の落ちる割合は、平均約50パーセントとなっています。
つまり、10人がエントリーシートを提出すると5人が落ちる計算になります。
なお、書類選考については、大手企業だと、落ちるパーセンテージがさらに高くなります。
理由としては、大手企業は、エントリー者数が多いので、空白の多い「エントリーシート」は、内容も確認せず落とすためです。
また、大手企業の場合、学歴フィルターで足切りをしている企業もあり、通過率が20パーセント〜30パーセントくらいまで下がることも少なくないです。
就活における「適性検査・筆記試験」の落ちる割合は60パーセント!
書類選考を通過した後に待っている「適性検査や筆記試験」の落ちる割合は、平均60パーセントとなっています。
つまり、10人が適性検査や筆記試験を受けると6人が落ちる計算となります。
なお、適性検査や筆記試験は、エントリーシートの内容を踏まえ、合否を決めている場合もあります。
就活における「一次面接」の落ちる割合は30パーセント!
就活で避けては通れない「一次面接」の落ちる割合は、平均30パーセントとなっています。
一次面接では、以下のような目的で実施している企業が多く、そこまで難しい質問はされない傾向にあります。
一次面接の面接官の目的
- 最低限のコミュニケーション能力を有しているか?
- 身だしなみはしっかりとしているか?
- 企業に対する志望度合いは問題ないだろうか?
とは言え、10人が一次面接を受けると3人が落ちる計算になるので、甘くみると痛い目に合う選考とも言えます。
就活における「二次面接」の落ちる割合は50パーセント!
面接の中でも、もっとも厳しいと言われている「二次面接」の落ちる割合は、平均50パーセントと言われています。
つまり、10人が二次面接を受けた場合、通過できるのは5人の計算です。
なお、二次面接は、以下のような、内容を知るため、一次面接より深掘りした質問をしてきます。
二次面接で確認してくる項目
- 入社後にやりたいことが明確か確認!
- 企業研究・業界研究をしっかり行えているか確認!
- キャリアプランをしっかりと考えているか確認!
- 企業と学生のミスマッチが起きないかの確認!
- 能力が仕事にマッチしているかの確認!
- 積極性や成長意欲があるかの確認!
そのため、ふわっとした志望動機だと、落とされるので要注意の選考となっています。
就活における「最終面接」の落ちる割合は50パーセント!
内定獲得の最後の難関である「最終面接」の落ちる割合は、平均50パーセントと言われています。
なお、「最終面接」と聞くと、「内定承諾の意思確認」だけと噂されてますが、それらの目的で最終選考をおこなっている企業は、役員が相当暇な企業です。
会社の役員が最終選考で面接官をおこなうところが多い中で、大手企業や成長中の企業は、内定承諾の意思確認だけのために面接をするようなことはありません。
なので、最終面接を受けるのであれば、今まで以上に気を引き締めておこなう必要があります。
就活で各選考に落ちないための対策を元人事が紹介!
ここでは、ここまで紹介してきた各選考に落ちないための対策を4年間の人事経験をもとに解説していきます。
具体的な対策を箇条書きでわかりやすく解説していきますので、参考にしてみてください!
書類選考を通過するためにやるべき対策2選!
書類選考(エントリーシート)でやるべき対策は、「基本の型を理解する」と「社会人に見てもらう」の2つが大切です。
まず、エントリーシートは、「エントリーシートの書き方」の記事で解説している通り、基本項目があります。
エントリーシートの基本項目
- 基本情報(氏名・住所・生年月日・連絡先)
- 学歴(中学卒業から書くのが一般的)
- 企業への志望動機
- 自分を売り込むための自己PR
基本、企業への志望動機以外の文章は、テンプレートを作っておけば、エントリーシートを効率よく書けるようになります。
そして、もっとも重要なのが、社会人に出来上がったエントリーシートをチェックしてもらう作業です。
理由としては、エントリーシートは、社会人の視点を盛り込んだ内容を加えられるかで、通過率が大きく変わるからです。
なお、私の経験上、就活エージェントを活用することが、一番効率的かつ精度の高い添削が受けられます。
就活エージェントは、年間何百人といった学生を見てきているので、学生ごとに合ったエントリーシートの指導が受けられ、自己分析や企業分析、面接対策もおこなってくれるので、内定を早く獲得できる確率も大きく上がります。
なお、参考までに私が現役時代に利用していた就活エージェントを載せておきます!
入社後の定着率も高い企業紹介に特化しており、全てのサービスが無料で利用できるのでおすすめです!
おすすめ就活エージェント3選
- 第1位:キャリアチケット:当ブログおすすめNo1!新卒エージェントのオリコン顧客満足度3位!
- 第2位:JOBRASS(ジョブラス):「企業スカウト獲得」と「就活アドバイス」が一つのサービスで利用可能!
- 第3位:ヒトツメ就活エージェント
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関連記事:【厳選】おすすめ就活エージェント6選をランキング形式で元人事が紹介!
筆記試験や適性検査を通過するための対策を紹介!
続いて、筆記試験の対策としては、「試験問題に慣れる」がもっとも有効的な手段です。
上記内容を見てがっかりした方も多いと思いますが、筆記試験は、「問題の難しさ」より「問題の多さ」に苦しめられることが多いです。
そのため、「就活の筆記試験対策」の記事でも解説している通り、早いうち(大学3年生の12月)からSPIなどの問題集に取り組むようにしましょう。
なお、「時間もないし、どうしても筆記試験は無理だ!」という方は、「JOBTV」の活用をおすすめしています。
「JOBTV」は「自己紹介動画」「自己PR動画」などを登録することで、企業からスカウトがもらえる仕組みです。
そして、「JOBTV」経由の企業エントリーは、書類選考(エントリーシート)や筆記試験がないのが特徴となっています。
なので、筆記試験が苦手だけど大手企業の就職も目指したい方は、「JOBTV」を活用するのがおすすめです!
一次面接を通過するための対策4選!
年間50以上の面接をしてきた元人事が伝える、一次面接を通過するための対策は、以下4つです。
一次面接の対策4選
- 社会人の方と最低2回は模擬面接をおこなう!
- 最低限の身だしなみを整える!
- 企業ホームページの内容をしっかり確認しておく!
- 自己分析を徹底的にやり込む!
正直、一次面接は、上記4つの対策をしっかりおこなえば、通過率を90パーセントくらいまで引き上げることができます。
なお、上記4つの対策をおこなううえでの具体的な流れは、以下記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
二次面接を通過するための対策4選!
年間50以上の面接をしてきた元人事が伝える、二次面接を通過するための対策は、以下4つです。
二次面接の対策4選
- 一次面接で答えた内容と一貫性を持たせる!
- 企業研究と業界研究をしっかりおこなう!
- キャリアプランや将来のビジョンを明確にする!
- 自己分析を再度見つめ直す!
上記の中でも、「一次面接で答えた内容と一貫性を持たせる」ことは、非常に大切なので、意識して対策をしてみてください。
私の場合は、一次面接で聞かれた内容を面接終了後にノートに書き出していました。
なお、上記4つの対策をおこなううえでの具体的な流れは、以下記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
最終面接を通過するための対策4選!
年間50以上の面接をしてきた元人事が伝える、最終面接を通過するための対策は、以下4つです。
最終面接の対策4選
- 一次面接や二次面接以上に自己分析を徹底的にする!
- 応募企業のホームページを隅まで確認する!
- 逆質問を最低でも5つ以上用意しておく!
- 面接で緊張しないために模擬面接を最低3回はおこなう!
上記4つの中でも「逆質問を最低5つ以上用意しておく」ことは、非常に大切です。
最終面接を担当する方は、役員が多く、若手の方からの質問が大好きな面接官が多い傾向にあるのが理由です。
なお、逆質問については、「面接で好印象な逆質問10選を元人事が徹底解説!」で解説しているので、参考にどうぞ!
また、上記4つの対策をおこなううえでの具体的な流れは、以下記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
就活では平均何社落ちるのか?各選考ごとの対策のまとめ!
いかがでしたか?
少し記事が長くなりましたので、以下の「各選考ごとの平均何社落ちるかの割合」を載せておきますね!
各選考ごとの平均何社落ちるかの割合(%)
- 「書類選考」の落ちる割合は、平均約50パーセント
- 「適性検査や筆記試験」の落ちる割合は、平均60パーセント
- 「一次面接」の落ちる割合は、平均30パーセント
- 「二次面接」の落ちる割合は、平均50パーセント
- 「最終面接」の落ちる割合は、平均50パーセント
冒頭でもお伝えしましたが、「リクルートの就活白書」によると、企業へのプレエントリー社数の平均は27.38社です。
そして、そのうち、内定獲得数の平均は2.36社なので、27社にエントリーしてから内定まで、平均25社落ちる計算となります。
なので、今回紹介した各選考ごとの対策をしっかりおこなってみてください!
また、内定がひとつもなくて焦っている方は、無料の就活サービスを積極的に活用してみてください!
有料はおすすめしませんが、無料で利用できるサービスはリスクがないので、積極的に利用して損なしです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。