今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
なお、結論からお伝えすると" 大学4年生6月からの就活は遅い "です。
詳しくは、記事内で紹介しますが、大学4年生6月にはほとんどの学生が内定を獲得している可能性があります。
とは言え、大学4年生6月からの就活は遅い=手遅れというわけではありません。
今回は、この辺りの内容についても触れつつ、大学4年生6月から大手企業を狙うための就活対策【12選】を紹介します。
ぜひ、大学4年生6月からでも大手企業の内定を狙いたい方も参考にしてみてください。
当記事はこんな方におすすめ
- 大学4年生6月からの就活が遅い理由を知りたい方
- 大学4年生6月からの就活対策を知りたい方
- 大学4年生6月からの就活で気をつけたいことを知りたい方
【ぶっちゃけ】大学4年生6月からの就活は遅い理由3選
大学4年生6月からの就活は遅い理由
- もっとも多い就活開始時期が「大学3年生9月」のため
- 大学4年生6月時点の就職内定率が「80%前後」のため
- 企業が内々定を出す時期は「大学4年生5月まで」が多いため
①もっとも多い就活開始時期は大学3年生9月
※リクルート社提供 - 就職プロセス調査2025(対象:大学生 732人/大学院生 303人)
上表は、就職活動の開始時期をまとめた表です。
内容を簡潔にお伝えすると「卒業年次前の9月(大学3年生9月)には56.9%」が就活を開始していると結果が出ています。
もちろん、24卒全員の統計データではないですが…
リクルート社が合計1,000名以上の学生を対象に調査した結果なので、信憑性はかなり高いです。
なお、大学4年生6月から就活を開始した学生は「1.9%」と少数派…
正直、大学4年生6月からの就活は遅いと言えます。
②大学4年生6月の就職内定率は80%前後
※リクルート社提供 - 就職プロセス調査2025(対象:大学生 732人/大学院生 303人)
上表は、25卒・24卒・23卒の時期別の就職内定率をまとめた表です。
一番注目すべきは「24卒の大学4年生6月時点の就職内定率が79.6%」の部分となります。
正直、25卒の就活は24卒以上に加速すると言われています。
実際、25卒の大学4年生2月時点の内定取得率は「23.9%(前年比+4.0%)」と増加!
すでに内定を獲得している25卒の学生は多く存在する状況です。
③企業が内々定を出す時期は大学4年生5月までが多い
※リクルート社提供 - 就職プロセス調査2025(対象:大学生 732人/大学院生 303人)
上表は、24卒の学生が最初に内定を取得した時期をまとめた表です。
赤枠で囲っていますが「大学4年生5月までに70.4%の学生が内定取得」していることが分かります。
なお、先ほどお伝えした通り、25卒の就活は24卒以上に加速すると言われています。
そのため、大学4年生6月には、企業側の採用枠が埋まっているリスクもあるので注意が必要です。
大学4年生6月からの就活は手遅れではない理由
※株式会社ディスコ提供 - 2024採用 内定動向調査
上表は、24卒の大学4年生10月時点の企業側の採用充足率です。
従業員1,000人以上の企業(78.1%)ですら、100%に届いておらず、すべての企業で採用割れしています。
なお、企業側が採用に苦戦しているのは学生優位の売り手市場が原因です。
高倍率の企業をのぞき、学生は内定を取りやすく、企業を選び放題の状態…
そのため、内定辞退率も増加しており、大学4年生10月になっても採用割れしています。
ちなみに、25卒も同様に売り手市場が続くと言われています。
そのため、25卒の方で大学4年生6月から始めても手遅れではないと言えます!
大学4年生6月から大手企業を狙うための就活対策【12選】
大手企業へ就職するために必要な行動12選
- ステップ①:大手就活エージェントの導入
- ステップ②:就活情報サイトの導入
- ステップ③:自己分析の開始
- ステップ④:志望業界の絞り込み実施
- ステップ⑤:企業研究のやり方を取得
- ステップ⑥:グループディスカッションの練習実施
- ステップ⑦:筆記試験対策の実施
- ステップ⑧:ガクチカの作成
- ステップ⑨:志望動機の作成
- ステップ⑩:エントリーシートの作成
- ステップ⑪:面接対策の実施
- ステップ⑫:逆求人サイトの導入
上記は、私の就活経験と当ブログおよび東証プライム企業の人事担当者として合計7年以上、就活と向き合ってきた私の考える就活対策のすべて!
昨今の就活は「売り手市場」ということもあり、内定獲得の難易度が下がっているのも事実…
しかし、人気の高い大手企業の内定獲得を目指すのであれば、上記のステップ①からステップ⑫までの対策は必須です。
大学4年生6月から就活を始める人におすすめの就活サイト【5選】
おすすめ就活サイト
- 「ミーツカンパニー就活サポート」:内定獲得が最短1週間 / 現状もっともおすすめの大手就活エージェント
- 「OfferBox」:就活生の3人に1人が利用する最大手の逆求人サービス
- 「Unistyle(ユニスタイル)」:大手企業の選考通過した先輩のESが7万件以上見放題
- 「デアイバ」:1日で多くのGD経験を積みたい方におすすめ / 1日最大4回のGD練習をおこなえる
- 「キャリアパーク」:就活生の4人に1人が登録 / 合計8つの就活対策コンテンツが利用可能
①就活エージェント:ミーツカンパニー就活サポート
ミーツカンパニー就活サポートは、株式会社DYMが運営する就活エージェントサービス。
就職支援の利用者満足度は91%を超えている大手就活エージェントとなっています。
支援内容
- キャリア相談(業界・企業研究含む)
- あなたに合った求人紹介
- エントリーシート・履歴書の添削
- 面接対策(模擬面接)
- 自己分析サポート・面接後のフィードバック
" 就活エージェントはゴミなのか? "の記事で詳しく解説していますが…
正直、就活エージェントは、支援をしてくれるアドバイザーとの相性に左右されるという欠点はあります。
しかし、プロ視点の自己分析や業界研究・ES対策・面接対策など、あなたと相性の良いアドバイザーを味方にできれば鬼に金棒!
就活を何から始めるべきか悩む必要がないのはもちろん、大手企業を狙う高学歴の学生よりも精度の高い就活対策が可能です。
なお、現時点で私が最もおすすめしている就活エージェントが「ミーツカンパニー就活サポート」です。
と言うのも、ミーツカンパニー就活サポートは、知名度や求人数・内定スピードが他サービスを圧倒しています。
ミーツカンパニーの魅力
- 知名度:累計30,000人以上の面談実施
- 求人数:地方求人含めた幅広いエリアの求人保有
- 内定スピード:内定獲得が最短1週間(23卒実績)
とくに、ミーツカンパニー就活サポートは「内定獲得までのスピードが早い」のが魅力の一つ。
私自身、ミーツカンパニーを利用し、第一志望の選考前に内定1社を獲得した経験があります。
結果、第一志望の面接では、学歴関係なく「内定を1社持っている優秀な学生」として印象づけることに成功。
また、本選考前に内定を獲得した状態だったので、第一志望の面接はかなりリラックスして臨めました。
ミーツカンパニー公式サイト「https:www.meetscompany.jp/」
②逆求人サイト:OfferBox(オファーボックス)
OfferBoxは、プロフィールを登録するだけでスカウト獲得ができる逆求人サイト!
就活生の3人に1人が登録している逆求人サイト最大手のサービスです。
なお、" 私のブログで一番おすすめの逆求人サイトは? "と聞かれれば「OfferBox」と答えています。
と言うのも、OfferBoxは、他サービスにはない以下3つの特徴があるからです。
利用価値
- 逆求人サイト最多の登録企業数を誇る(16,930社が登録)
- 学歴関係なくスカウト獲得が狙いやすい(平均24.6社/1人あたり)
- 大手企業の登録企業数が多い(1,000社以上が東証プライム企業)
上記の通り、シンプルに大手含めた登録企業数が多いので、就活後半の6月からでも大手企業のスカウト獲得に期待できます。
なお、下表の通り、OfferBoxはプロフィールを充実させることでスカウト獲得率が上がります。
※出典元:逆求人サイト-OfferBox(オファーボックス)
そのため、就活のスタート時期が遅くても勝負できるのがOfferBoxの魅力となっています。
OfferBox公式サイト「https://offerbox.jp/」
③ES作成:Unistyle(ユニスタイル)
「Unistyle(ユニスタイル)」は、先輩の選考通過したESが7万件以上見放題の就活情報サイト。
累計の学生利用者数が40万人を突破した大人気就活サービスとなっています。
サービス特徴
- 約1,000社の大手企業の選考情報が閲覧可能
- 累計26万人以上が利用するオープンチャット機能
- 1,500以上の就活対策コラムが読み放題
とくに、約1,000社以上の大手企業の選考情報が見られるのは他サービスにない大きな強み。
例えば、以下のような三菱商事を実際に受けた方の選考レポートが閲覧できます。
※出典元:就活情報サイト-Unstyle
なお、選考情報の中には、マイナビやリクナビには載っていない、本来非公開の選考内容も書かれています。
もちろん、Unistyle(ユニスタイル)で公開している情報はすべて無料なので気軽に利用可能。
そのため、マイナビやリクナビに載っていない先輩の選考対策情報を無料で確認したい方は、ぜひ「Unistyle(ユニスタイル)」を利用してみてください。
ユニスタイル公式サイト「https://unistyleinc.com/」
④GD対策:DEiBA(デアイバ)
デアイバ(deiba)は、株式会社DEiBAが運営するグループディスカッション(以下、GD)特化型サイト。
元リクルートの取締役が代表を務めており、累計7万人(年6,000人)以上の学生が参加しています。
上記の通り、デアイバ(deiba)は元リクルートの取締役が代表を務めるイベント。
一番の参加メリットは、1日4回以上のGD練習をおこなうことができる点です。
1日の流れ(合計:6時間〜)
- 【マイページ作成】:イベント参加前にプロフィール作成
- 【イベント参加】:服装は自由(スーツ少なめ)
- 【ガイダンス】:GDの基礎を学びつつ1日の流れや評価の仕組みを解説
- 【グループディスカッション】:参加学生と一緒に4問〜のGD実施・企業評価
- 【対話会(企業PR)】:参加企業のPRを1社につき15分聞く
- 【評価シート公開】:企業が学生に対する評価シート開示(スカウト獲得チャンスあり)
イベントは、1日約6時間となっており、GDの経験を1日でもっとも多く積みたいのであれば「デアイバ(deiba)」一択!
1日の参加で本番のGD選考を無双できる力を身につけたい方は参加をおすすめします。
デアイバ公式サイト「https://deiba-gd.studio.site/」
⑤就活情報サイト:キャリアパーク
「キャリアパーク」は、上場しているポート株式会社が運営する就活情報サイト。
就活生の4人に1人が利用しており、合計8つの就活対策コンテンツが無料でダウンロードできます。
上記の通り、就活情報サイトにおいて、もっとも有名なのがキャリアパーク!
以下8つの就活対策コンテンツが無料で配布されており、就活攻略に必須のサイトと言えます。
- 自己分析ツール:簡単3分で強みと弱みを分析
- 適職診断:スマホでたった60秒であなたに合った企業の特徴が知れる
- SPI問題集:総計200問のSPI問題集
- WEBテスト問題集:玉手箱や非言語など総計200問の問題集
- ES100選:誰もが知っている大手企業内定者のES100種類が見放題
- 志望動機ジェネレーター:たった3分で志望動機の作成ができるツール
- 面接力診断:面接力を合計4つのランクに基づいて測れるツール
- GD対策マニュアル :GD対策に必要な情報が完全網羅された1冊
上記の通り、就活で必須の情報がすべて無料で手に入るのが「キャリアパーク」です。
大学4年生6月からの就活開始は出遅れているからこそ、情報収集は効率的にやるのが必須!
そう言った意味でも、キャリアパークは必ず利用しておきたい就活サイトとなっています。
キャリアパーク公式サイト「https://careerpark.jp/」
大学4年生6月からの就活で気をつけたいこと【5選】
気をつけたいこと
- 周囲と比較しすぎて焦らない
- 就職浪人の決断をしない
- 一人で就活をすることにこだわらない
- 大手企業に絞って就活をおこなう
- 休息もしっかり取る
①周囲と比較しすぎて焦らない
と思われた方も多いと思いますが、確かに就職内定率からも大学4年生6月は焦る時期であることは間違いなし…
ですが、周囲の就活生と比較しすぎて、ネガティブに考えすぎると負の連鎖に入ってしまいます。
(例)負の連鎖
- 周囲の就活生と比較してネガティブになる
- ネガティブな気持ちで企業の選考へ参加
- 気持ちが乗らずに選考で力を発揮できない
正直、私も周囲と比較することはあったので偉そうなことは言えませんが…
スタート時期が遅くても、周囲と比較せずに冷静になって自分の就活に集中するのが大切です。
②就職浪人の決断はしない
就職浪人(既卒)のリスク
- モチベーション維持が想像以上に大変
- 正社員としての採用枠が新卒に比べ狭くなる
- 新卒として就活をしなかった明確な理由がないと詰む
私自身、就職浪人をしている友人を何人も見てきましたが、正社員として採用されるハードルはかなり上がると言っています…
また、私は採用側の人間でしたが、既卒の方に対する面接官の評価視点は厳しく、新卒の就活より通過率は低いです。
そのため、大学4年生の3月(卒業式の1ヶ月前)までは就活を諦めずに踏ん張ることをおすすめします。
③一人で就活をすることにこだわらない
実際、当ブログ経由で" 大学のキャリアセンターに頼らず内定獲得したいです… "という質問は多くいただきます。
しかし、初めて経験する就活で誰にも頼らずに内定獲得を目指すのは難しいのが現実…
初めて経験する就活だからこそ、キャリアセンターや就活エージェントなど、第三者を頼るのは必須です。
④大手企業に絞って就活をおこなう
就職活動(例)
- 大学4年生6月:求人サイト経由で大手企業へエントリー
- 大学4年生8月:応募した大手企業全滅
- 大学4年生10月:秋採用をしている中小企業に応募
- 大学4年生12月:中小企業の面接で落とされる
- 大学4年生2月:内定ゼロ
上記は、大手企業だけを視野に入れた結果、倍率が高くすべて落ちてしまうケースです。
もちろん、大手企業だけを志望するのが悪いわけではないですが、中小企業にも目を向けるのは大切!
まずは、大手企業の子会社なども視野に入れつつ、いくつか滑り止めのような企業は持っておきましょう。
⑤休息もしっかり取る
と言うのも、就活で出遅れている状態の場合、選考を詰め込みすぎてしまう学生が非常に多い傾向にあります…
結果、頑張りすぎたことで体調や精神面で不調になってしまうケースも…
そのため、就活を頑張ることはもちろん大切ですが、適宜休憩を取ることも忘れないようにしましょう。
大学4年生6月からの就活は遅い理由3選のまとめ
大学4年生6月からの就活は遅い理由
- もっとも多い就活開始時期が「大学3年生9月」のため
- 大学4年生6月時点の就職内定率が「80%前後」のため
- 企業が内々定を出す時期は「大学4年生5月まで」が多いため
上記の通り、例年、大学4年生6月までには、多くの学生が内定獲得をしています。
そのため、大学4年生6月からの就活スタートは出遅れていると言うのが正直なところです。
とは言え、大学4年生6月からの就活は遅い=手遅れというわけではありません。
売り手市場だからこそ、大学4年生6月以降も採用を続けている大手企業も存在します。
そのため、今回紹介した就活対策【12選】を参考にしつつ、大手企業の内定獲得を目指してみてください。
卒業まで残り10ヶ月、まだまだ大手企業含めた内定チャンスは残っています!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。