今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
なお、結論からお伝えすると、早期選考は準備不足でも受けた方が良いです。
理由は大きく2つありますが、何よりも本選考に比べて競争相手が少ないことが挙げられます。
とは言え、本選考を準備不足で受けるデメリットも少なからずあります…
今回は、この辺りを詳しく紹介しつつ、早期選考が準備不足でも受けるべきかの判断基準まで詳しく解説。
ぜひ、早期選考を準備不足でも受けるべきか悩まれている方は参考にしてみてください。
当記事はこんな方におすすめ
- 早期選考を準備不足でも受けるべき理由を明確に知りたい方
- 早期選考を準備不足で受けることによるデメリットが知りたい方
- 早期選考を準備不足でも受けるメリットが知りたい方
早期選考は準備不足でも受けるべき理由【2選】
準備不足でも受けるべき理由
- 本選考よりも競争相手が少ない
- 本選考前に経験値をためることができる
①本選考よりも競争相手が少ない
上記の通り、昨今は選考の早期化が進んでいますが、まだまだ本選考に比べて早期選考の参加者は少ないです。
実際、リクルート就職みらい研究所の就職内定率調査によると、大学3年生2月時点の内定率は19.9%となっています。
上図の通り、まだまだ就活解禁前よりも大学4年生6月に本選考経由で内定獲得する方が多い状況。
そのため、本選考に比べると早期選考は「まだまだ競合相手は少ない」と言えます。
②本選考前に経験値をためることができる
上記の通り、早期選考で仮に落ちてしまっても本選考前の経験値とすることができます。
具体的には、以下のような経験を就活解禁前に積むことができるイメージを持ってもらえればと思います。
- 面接の緊張感を経験
- エントリーシートの作成から提出まで経験
- 筆記試験の時間配分の難しさを経験
上記以外にも、早期選考を経験することで本選考前に多くの経験をすることができます。
私自身、新卒の採用担当を4年以上してましたが、早期選考を経験した学生の顔つきはまったく違いました。
と思われた方も多いと思いますので、その辺りの内容についても詳しく解説していきますね。
早期選考を準備不足で受けるデメリット【2選】
デメリット
- 本選考を受けられなくなる企業もある
- 本選考前にメンタルブレイクする
- 内定承諾を急かされる可能性が高い
①本選考を受けられなくなる企業もある
上記の通り、早期選考に落ちると本選考の参加ができなくなるケースがあります。
と言うのも、企業は同じ学生が選考に参加することで採用コストが増えます。
そのため、早期選考で落ちた学生は、本選考の参加ができなくなることもあるので注意してください。
なお、本選考が受けられなくなるかは企業のホームページに載っていることが多いです。
そのため、早期選考を受ける企業が第一志望の場合、早期選考に落ちても本選考が受けられるのかはチェックしておきましょう。
②本選考前にメンタルブレイクする
上記の通り、早期選考で落ちると" 自分なんかが本選考を受けても意味ないんじゃないか… "と感じることがあります。
結果、本選考までにメンタルブレイクから抜け出せず、本選考で力が発揮できずに落ち続けてしまう学生も少なくありません。
気持ちの切り替えのために実践したこと
- 就活のことをまったく考えない時間を作る
- 入社したら後悔していた可能性を考える
- 新たに優良企業を見つける
- プロの就活アドバイザーに悩みをぶつける
上記は、私が第一志望に落ちたときに気持ちを切り替えるためにおこなっていた方法4つ。
詳しい詳細は以下記事で解説してるので、早期選考を受ける方は本記事と合わせてチェックしてみてください。
と思われた方も多いと思いますので、その辺りの内容についても詳しく解説していきますね。
早期選考を準備不足でも受けるメリット【5選】
メリット
- 強制的に本選考前の就活対策ができるため
- 自分の課題や弱点を本選考前に把握できる
- 早期内定でメンタルが安定する
- 本選考で面接官に優秀な学生と思わせられる
- 内定獲得できると大学生活の自由な時間が長くなる
①強制的に本選考前の就活対策ができるため
上記の通り、早期選考を受けると本選考前の就活対策が可能となります。
実際、" 早期選考を準備不足でも受けるべき理由 "で紹介しましたが、以下の経験を積むことができます。
- 面接の緊張感を経験
- エントリーシートの作成から提出まで経験
- 筆記試験の時間配分の難しさを経験
これだけの経験を本選考前に積むことができるので、間違いなく本選考組よりも有利になります。
そのため、早期選考は準備不足でも受けるメリットは大きいと言えます。
②自分の課題や弱点を本選考前に把握できる
上記の通り、早期選考が準備不足で落ちた場合に、なぜ落ちてしまったのか本選考前に分析できます。
例えば、筆記試験で落ちた割合が高ければ、筆記試験のレベルが通用していないイメージです。
この辺りは、選考に参加しないと掴めない部分なので、本選考前に把握できるのは大きなメリットと言えます。
③早期内定でメンタルが安定する
上記は、早期選考で準備不足だったにもかかわらず内定獲得できたケースになりますが…
早期選考で内定が獲得できると就活に対するストレスが消えます。
もちろん、第一志望の企業を狙っているのであれば、早期選考後も就活を続ける必要はありますが…
1社内定を獲得しているだけで、本選考の緊張や焦りはかなり軽減されます。
④本選考で面接官に優秀な学生と思わせられる
こちらは、私が早期選考の面接官をしていたときの経験談となりますが…
やはり、本選考のときに" すでに〇〇社受けています "と聞くと、優秀な学生と感じます。
もちろん、あまりにも態度やコミュニケーション能力が低いと落ちますが…
本選考組に比べると、就活解禁前から積極的に活動している学生として評価できます。
⑤内定獲得できると大学生活の自由な時間が長くなる
上記は、早期選考で準備不足だったが内定獲得をすることができ、就活を終了するケースとなります。
早期選考で内定獲得できた方は、大学3年生の3月には就活を終了することができます。
そのため、大学生活で使える自由な時間が長くなります。
なお、私の友人の中には、大学3年生の3月に就活を終え、アルバイト3ヶ月したのち海外旅行に1ヶ月行ってました。
このように、社会人となってからは、なかなかできないような行動も可能になります。
以上が、早期選考を準備不足でも受けるメリット5つとなります。
と質問をいただくことも多いのですが、一つだけあるので紹介していきますね。
早期選考を準備不足でも受けるべきかの判断基準とは?
結論、早期選考に落ちると本選考に参加できなくなるケースです。
" 本選考を準備不足で受けるデメリット "のパートで詳しく紹介しましたが…
企業側は、学生の選考をおこなうたびに採用コストが発生します。
そのため、早期選考で落ちてしまった学生は、本選考の参加ができないケースは少なくありません…
以上のことから、早期選考を受けようとしている企業が本命の場合は、受けない方が良いと言えます。
当ブログに多く寄せられる早期選考に関する質問【4選】
多く寄せられる質問6選
- 早期選考の合格率と選考別の通過率は?
- 受かりやすい早期選考を見つけるには?
- 早期選考で内定獲得した場合はいつまで待ってくれる?
- 早期選考で落ちやすい就活生の特徴は?
①早期選考の合格率と選考別の通過率は?
R氏(21歳)
早期選考が受かりやすいと聞いたのですが、実際の合格率はどれくらいなの?
選考別の通過率も分かれば教えて欲しいな…
選考別通過率
- 書類選考:60%前後(本選考の通過率は50%と言われている)
- 一次面接:40%前後(本選考の通過率は30%と言われている)
- 二次面接:50%前後(本選考の通過率は50%と言われている)
- 最終面接:80%前後(本選考の通過率は50%と言われている)
上記の通り、選考別の通過率は、" 就活では平均何社落ちるのか? "で紹介している、本選考の通過率をもとに私の所感で記載しています。
そのため、あくまで目安の数字として参考にしていただければと思います。
②受かりやすい早期選考を見つけるには?
R氏(21歳)
早期選考をおこなっている企業を探しているのですが…
比較的競争率の低い早期選考を見つける方法とかってあったりしないでしょうか?
受かりやすい早期選考を見つける方法
- 長期インターンシップへ参加する
- 大学のキャリアセンター経由でOB・OGへコンタクトを取る
- 小規模の合同企業説明会へ参加する
- 就活イベントに参加して人事とつながる
- 逆求人サイト経由で特別選考を狙う
- 就活エージェント経由で早期内定を狙う
なお、上記6つの詳しい詳細は、" 受かりやすい早期選考を見つける方法 "で紹介しています。
受かりやすい早期選考をおこなっている企業を見つける方法を詳しく知りたい方は、合わせてチェックしてみてください。
③早期選考で内定獲得した場合はいつまで待ってくれる?
T氏(20歳)
早期選考は早い時期に内定が決まると思うのですが…
内定承諾はいつまで待ってくれるのか教えていただきたいです。
なお、明確にいつまで待って欲しいかを伝えれば、その期間まで待ってくれる企業も多いです。
そのため、" 〇〇企業の選考が終わる○月まで待っていただきたく… "のように伝えてみるのも一つの手と言えます。
④早期選考で落ちやすい就活生の特徴は?
S氏(19歳)
早期選考で落ちやすい就活生の特徴ってあったりするのでしょうか?
準備不足もそうですが、他にもあったりするのかなと思い…
早期選考で落ちやすい就活生の特徴
- 競争率の高い企業ばかりエントリーしている方
- 自己分析が浅い方
- エントリーシートの質が低い方
- 志望理由が明確ではない方
とくに、競争率の高い企業ばかりエントリーしている場合は、早期選考でも内定獲得は難しいです。
実際、人気の高い企業の早期選考でも倍率100倍を超えてくることもあります。
そのため、早期選考で内定獲得を目指すのであれば、穴場の早期選考を実施する企業も応募してみましょう。
【早期選考は準備不足でも受けるべき?】受けるメリット・デメリットのまとめ
準備不足でも受けるべき理由
- 本選考よりも競争相手が少ない
- 本選考前に経験値をためることができる
ただし、早期選考で落ちてしまった場合に本選考を受けられなくなる場合は例外です。
受けようとしている早期選考の実施企業が本命でなければ問題ないですが…
本命企業の場合は、早期選考を受けずに本選考に向けた就活準備を進めていきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。