今回は、上記悩みを解決していきます。
- アルバイトしかやってこなかったFラン大学生が就活奮闘
- 2017年4月にFラン大(偏差値42.5)から東証プライム企業に総合職入社
- 新卒一年目から約4年間 東証プライム企業の新卒採用担当を経験
- 現在は年間30万人の読者が訪れる就活ブログ運営(AbemaTVの就活特番生出演)
ちなみに、 " 就活では平均何社落ちるのか? "で詳しく解説していますが、最終面接通過率は平均50%と言われています。
そのため、"最終面接は内定承諾の意思確認の場でしょ? "と質問をいただくことも多いですが…
実は、最終面接の合格率はそこまで高くないと言えます。
今回は、そんな最終面接を企業がおこなう目的や通過するための対策を元人事視点で解説していきます。
ぜひ、 " いつも最終面接で落とされる… "や " これから最終面接だけど不安… "という方は参考にしてみてください。
最終面接を企業側がおこなう目的とは?
では、さっそく結論からお伝えすると、" 自社に合う人材かの最終確認 "を目的におこないます。
つまり、志望企業の方針や志望企業へ貢献できないと面接官へ思われれば最終面接でも落ちます。
ちなみに、"最終面接は内定承諾の意思確認の場でしょ? "と言われることが多いですが…
内定承諾の意思確認だけで最終面接をしている企業は、役員がひまな成長の見込めない企業と言えます。
実際、私の勤めている企業は、最終面接の通過率は約50%であり、役員の方も厳しい視点で学生を見ています。
そのため、"最終面接は内定承諾の意思確認の場でしょ? "と軽い気持ちで臨むと痛い目を見るので注意が必要です。
参考情報
- 面接回数2回:約30%〜50%
- 面接回数3回:約50%〜70%
- 面接回数4回:約70%〜90%
上記はあくまで参考値ですが、面接回数が多いほど面接官のフィルターが通っており通過しやすい傾向にあります。
最終面接で落ちる就活生の特徴【5選】
最終面接で落ちる就活生の特徴5選
- 二次面接や履歴書と違う内容を話す
- 企業・業界研究が不十分
- キャリアプラン(将来のビジョン)が不明確
- ビジネスマナーが感じられない
- 入社意欲が感じられない
基本、一次面接や最終面接で落ちる学生の特徴と同じく、基本動作ができていないと確実に落とされます。
①二次面接や履歴書と違う内容を話す
最終面接では、面接官が最終面接でどのような質問と回答があったのかチェックしています。
そのため、最終面接と同じ質問をすることで嘘をついていないかや履歴書の内容を細かくチェックすることがあります。
しかし、最終面接で落ちる就活生は、同じ質問に対して違う回答をしてしまうことが多いです。
②企業・業界研究が不十分
最終面接は、企業の社長や役員クラスの方が担当するケースが多いです。
そのため、業界に絡んだ質問はもちろん、" 当社を第一志望としている理由は? "や" 強みをどのようにして生かすか? "のような質問がくることも多いです。
なお、" 当社を第一志望としている理由は? "に対して" 御社が第一志望です! "とだけ答えると落ちます…
この辺りは、" 御社が第一志望です "の記事で詳しく解説しているので合わせて確認してみてください。
③キャリアプラン(将来のビジョン)が不明確
と言うのも、最終面接は、" 自社に合う人材かの最終確認 "を目的におこないます。
そのため、将来のビジョンと一致している人材かを確認する質問は多い傾向にあります。
結果、将来のビジョンが明確に答えられない就活生は落とされる確率が高いです。
④ビジネスマナーが感じられない
と言うのも、最終面接は、企業の社長や役員クラスの方が担当するケースが多く、礼節を重んじる世代の方が多いです。
そのため、ビジネスマナーや身だしなみが悪いと落とされる傾向にあります…
注意事項
- Yシャツの下は、白色か肌色のインナーを着用する
- 男性は黒のビジネスソックス・女性はライトベージュのストッキングを着用する
- 装飾品(ピアスやネックレス)をしない
- ヒゲを必ず剃る(男性)
- 濃すぎない化粧をする(女性)
- 香水のつけすぎに注意する
- 髪の毛が襟にかからないようにする(男性)
- 髪の毛が長い場合は、後ろで束ねる(女性)
⑤入社意欲が感じられない
上記の通りでして、最終面接で落とされる就活生のほとんどが入社意欲が感じられず落とされることが多いです。
例えば、 " 最後に何か質問はありますか? "の質問に対して " 特にありません… "などが挙げられます。
上記のように、面接官から見て入社意欲が感じられない就活生は落ちる対象となります。
なお、 " 当社は第一志望ですか? "に対して" 御社は第二志望です! "のような回答は一発アウトなので注意してください。
注意事項
たまに、" 当社は第一志望ですか? "に対して嘘はダメなので " 御社は第二志望です! "と答えた方が良いか質問を受けます。
結論は、嘘でも" 御社は第一志望です! "と答えるようにしましょう。(詳しい理由は以下記事を確認してみてください!)
最終面接で落ちないための対策【5選】
最終面接で落ちないための対策5選
- 二次面接や履歴書の内容と一貫性を持たせる
- 企業・業界研究をしっかりおこなう
- 将来を見据えた質問への回答を考えておく
- 逆質問を最低5つ考えておく
- 最終面接を想定した模擬面接をおこなう
①最終面接や履歴書の内容と一貫性を持たせる
先ほどお伝えした通り、最終面接では、二次面接でどのような質問と回答があったのか面接官がチェックしています。
そのため、二次面接や履歴書で記載・回答した内容を今一度振り返っておきましょう。
注意事項
なお、二次面接と同じ質問の場合、最終面接では少し内容を盛って回答する方が多いです…
しかし、面接官は二次面接の内容と一貫性があるか確認しているケースも多いので注意しましょう。
②企業・業界研究をしっかりおこなう
最終面接では、就活生の入社意欲を確認するための質問が多くなります。
そのため、業界や他社と比較したときの志望企業の強みをしっかり把握しておくことが大切です。
- 会社のホームページを確認
- 会社四季報を活用する
- 志望業界の関連ニュースを確認する
- 役員の氏名や経歴を確認する
チェックポイント
- 会社概要と沿革 / 事業内容
- 売上高の過去3期分
- 企業理念 / 企業の主力商品
③将来を見据えた質問への回答を考えておく
と言うのも、最終面接は社長や役員クラスの方が面接官をすることが多く、将来を見据えた質問が多い傾向にあります。
そのため、以下のような質問への回答は事前に用意しておきましょう。
質問例
- 5年後・10年後のキャリアプランを教えてください。
- 将来どんな業務に携わりたいですか。
- 自社に入社した後やりたいことは何ですか。
④逆質問を最低5つ考えておく
と言うのも、最終面接は就活生の入社意欲を最終確認する場でもあります。
そのため、" 最後に質問はありますか? "のような内容には回答しておくことをおすすめします。
なお、逆質問は最低5つは考えておき、当日の面接によって3つ質問できると良いかと思います。
とは言え、" 逆質問なんて浮かばないよ… "と思われた方も多いと思いますので…
上記悩みを抱える方は、" 面接で好印象な逆質問10選 "に例文を紹介していますので参考にどうぞ。
⑤最終面接を想定した模擬面接をおこなう
最後にはなりますが、最終面接を攻略するうえで一番の対策は模擬面接です。
とくに、友人や大学のキャリアセンターではなく、就活エージェントを活用した模擬面接がおすすめです。
と言うのも、気の知れた友人や担当者だと、本番さながらの練習にはならないことも多いためです。
そのため、多くの就活生を見ているプロのアドバイザーに模擬面接してもらうのが一番効果的と言えます。
おすすめの大手就活エージェント
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模擬面接の評判も良く、利用者満足度は91%と高い実績を誇ります。
もちろん、大手運営のサービスとは言え、アドバイザーとの相性はあるので…
上記3サービスの初回面談を受けて「自分に合っているな」と感じるアドバイザーに協力してもらうようにしましょう!
手間はかかりますが、質の高い就職支援を受けるうえで他社比較は必須の作業です。
最終面接で就活生が感じた受かるサイン【5選】
受かるサイン5選
- 入社後の話題を中心に質問してくる
- 面接官がメモを取ることが多い
- 予定よりも面接の時間が長い
- 他社の選考状況について確認される
- 面接の最後に握手を求められる
※受かるサインとありますが、確実に合格を意味するわけではないのでご注意ください。
①入社後の話題を中心に質問してくる
最終面接は、入社意欲を確認する質問が多いため、入社後にどうしたいか確認されることも多いです。
その中で、 " 当社は〇〇という制度があって〇〇君におすすめだよ! "のような話題があると通過した可能性は高いと言えます。
また、入社前の懇親会や入社式の話題を振られる場合も通過した可能性は高いと言えます。
②面接官がメモを取ることが多い
上記は、面接官がメモを取る人かどうかに左右されるケースも多いですが…
メモを取っているということは、あなたに興味があるサインと言えます。
なお、私も面接をしたことが何度もありますが、正直興味のない人のメモは取りません…
そのため、メモを多く取っているかは合格フラグの判断軸の一つと言えます。
③予定よりも面接の時間が長い
面接の時間が想定より長い場合も面接官があなたに興味があるサインと言えます。
ただし、合否の判断に迷っているため追加質問をしているケースもあります。
また、あなたの逆質問への回答が長くなっての延長は、合格フラグではない可能性も高いので注意が必要です。
④他社の選考状況について確認される
ただし、他社の選考状況を見て、以下の内容を確認しているケースも多いため注意です。
- 志望業界に一貫性があるか(就活の軸を確認)
- 他企業で内定や最終面接まで進んだ実績があるか
上記のように、他社の選考状況を確認することで、あなた自身の就活の軸や実績を見ているケースもあります。
そのため、一概に他社の選考状況を聞かれることが合格フラグとは言いづらいですが…
マイナスの印象を面接官に抱かれたときにでる質問ではないので紹介しました。
⑤面接の最後に握手を求められる
正直、握手を求められた場合は、かなり通過した可能性は高いと言えます。
なお、私自身、最終面接で面接官へ握手を求められた企業は100%内定でした。
もちろん、握手してきた=100%通過というわけではないですが、合格フラグの一つと捉えて問題ないと言えます。
最終面接に関するよくある質問【3選】
多く寄せられる質問3選
- 社長の出席する最終面接はほぼ受かるは本当ですか?
- 最終面接の合格はいつ頃くるのが一般的でしょうか?
- 最終面接で落ちたと感じるフラグはあるのでしょうか?
①社長の出席する最終面接はほぼ受かるは本当ですか?
T氏(22歳)
社長の出席する最終面接はほぼ受かるって聞いたのですが本当でしょうか?
自分の受けている企業の最終面接が社長出席するみたいなので気になっています…
とくに、中小企業の場合、社長が採用の最終判断を担っているケースも多く、ミスマッチがあれば普通に落とされます。
そのため、社長が出席するから受かると油断しないように気をつけましょう。
②最終面接の合格はいつ頃くるのが一般的でしょうか?
N氏(21歳)
最終面接を先日受けてきたのですが合否連絡がまだきません…
正直、落ちたのではないかと思って夜も眠れません…
そのため、面接日をのぞき10日以上連絡がこない場合は、催促メールや電話をしても問題ないと言えます。
なお、催促電話やメールのテンプレートは、以下記事で紹介しているので参考にしてみてください。
③最終面接で落ちたと感じるフラグはあるのでしょうか?
K氏(22歳)
最終面接の中で落ちたと感じるフラグってあるのでしょうか?
先日の最終面接で面接時間が当初より短かったので不安でしかたないです…
不合格フラグ
- 面接官の態度がそっけない
- 面接官がまったくメモを取らない
- 面接官が就活相談に乗ってくれる
- 面接の終了時間が予想より早い
ただし、上記すべてが確実に最終面接で落ちるフラグというわけではありません。
例えば、面接であらかじめ質問項目を決めていて問題ないから早く終わるケースもあります。
そのため、合格や不合格フラグに一喜一憂しすぎないように注意しましょう。
【最終面接ってほぼ受かる?】落ちる就活生の特徴と受かるサインのまとめ
最終面接で落ちる就活生の特徴5選
- 二次面接や履歴書と違う内容を話す
- 企業・業界研究が不十分
- キャリアプラン(将来のビジョン)が不明確
- ビジネスマナーが感じられない
- 入社意欲が感じられない
多くの就活生より"最終面接は内定承諾の意思確認の場でしょ? "と質問をいただくことも多いですが…
実は、最終面接の平均通過率は50%とそこまで高いわけではありません。
だかたこそ、今回紹介した以下の対策を参考に最終面接の通過率を上げていきましょう。
最終面接で落ちないための対策5選
- 二次面接や履歴書の内容と一貫性を持たせる
- 企業・業界研究をしっかりおこなう
- 将来を見据えた質問への回答を考えておく
- 逆質問を最低5つ考えておく
- 最終面接を想定した模擬面接をおこなう
とくに、最終面接前の模擬面接はかなり効果があるので今回紹介したサービスを参考に実践してみてください。
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以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。